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2010.04.15 (Thu)

【M.A.squrade】舞踏の宵は覚めやらぬ(5)

三浦あずさメドレー ~M.A.squrade~
deadblue238P,MkP,moguP,RidgerP,VAN-SP,赤ペンP
小町P,ディープP,てつろ~P,東洋人P,ぷげらっちょP,ミアキスP



 ♪6.あの羽根を求めて――今井あずさのプライド

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 このパートは主に、日常の動作に見立てた動きの少ないダンスとシルエットで構成されていて、メドレーの作品群のなかではどちらかといえば穏やかで大人しめなパートです。

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 ですが、淡く美しい色彩と、曲にマッチした衣装の選択、英字フォントの配置と出し方、極力無駄を省いてシンプル化された映像構成など、洗練されたデザインセンスが光るパートでもあります。

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 まずはじめに、一番大好きなシーンから語りたいと思います。
 それは[5:26~5:29]のシーンです。

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 ――午後10時24分。
 渋谷のスクランブル交差点であずささんのシルエットがうつむく。
 この時のあずささん、とっても表情豊かだと思いませんか?
 私はすごく表情豊かだと思います。そして、このパートを作成されたPさんの表現力も目を見張るくらい素晴らしいと思います。
 こんなことを言うと、「シルエットで顔すら見えないのに表情が豊かとか矛盾してるだろ」とか「こんな地味なシーンのほかにもっと魅力的なシーンがあるだろ」とかツッコまれることは承知しています。
 ですが、それでも私が一押ししたいのはここなんですよ!
 かく言う私も始めの頃はこのシーンの魅力に全然気がつきませんでした。特に目立つような華のないフツーのシーンだと思い、フツーに流していました。
 ようやくその魅力に気がついたのは、メドレー全体を10周くらいしてからのこと。我ながら気がつくのが遅すぎると思います。
 さて。
 このシーンの魅力を説明するには、パート全体のストーリーをつかんで、このシーンがストーリー上どんな意味を持っているのか知る必要があります。

 具体的なストーリーが始まる[5:04~]から見ていきましょう。

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 ▲[5:06~5:12]空からひらりひらりと落ちてくる白い羽根と、それを手で受け止めようとするあずささんのシルエット。羽根を受けとめようとする直前に、横手から風が吹き、するりと逃げるように羽根が飛んでいってしまう。時間帯はおそらくお昼前の午前10時頃くらいと予想。
 手を羽根に差しだす動作の表現がうまいですよね。
 風に吹かれて羽根が飛んでいってしまった時、「あっ…」という感じでつかみ損ねた右手を所在なく下ろすところとか、言葉で語らずに動作でうまく気持ちを語っています。

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 ▲[5:13~5:17]青空を横切る電線と、その下を歩くあずささんのシルエット。左の青いチェスの駒みたいな形のシルエットもあずささんです。時間帯はおそらく午後3時前でしょうか。
 この時のあずささんは何をしているのかというと、何の目的もなくただプラプラしているのではないし道に迷っているわけでもなくて、先ほどつかみかけて風にさらわれてしまった白い羽根を探しているのです。
 というのも、[5:16~5:17]の一瞬の間に――

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 羽根の元の持ち主かもしれない2羽の鳥たちが、さっとあずささんの頭上を飛んでいくからです。羽根を探し歩くあずささんは一人なのに、空をかすめ飛んでゆく鳥たちは2羽、きっと番いの鳥。この演出はただなんとなくの演出ではなく、そういう対比を用いることであずささんが羽根を探していることを示す演出だと考えるのが素直でしょう。

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 ▲[5:17~5:20]茜色をした電信柱と電線。右の上下逆さまになったあずささんのシルエットも夕方の空の色をしています。時間は午後5時頃でしょう。
 どうやら一日かけて探し回っても、結局羽根は見つからなかったようです。夕方という時間帯があずささんの心身の疲れを感じさせますね。

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 ▲[5:21~5:23]午後6時47分、ライブステージにて。
 さすがプロのアイドル。ステージ上のあずささんは、ライブ前まで羽根を探していた時の疲れなどを微塵も感じさせません。
 外見上は何事もなかったかのようにライブに集中してるように見えますが、心の中ではもしかしたら羽根が見つからなかったことを気にしているのかもしれません。そのように考えるとステージのあずささんの姿が、少し違って見えてきます。

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 ▲[5:24~5:25]9:02pm。無人の765プロダクション。
 アイドルもスタッフも全員帰宅したのかそれとも用事で出払っているのか、ライブが終わって戻ってみると、事務所には誰もいませんでした。ユニットを組んでいる千早と真も、ライブが終わった後そのまま直帰したのかもしれません。

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 ▲[5:26~5:29]私が一押しするシーンです。
 時刻は午後10時24分、帰宅途中の渋谷のスクランブル交差点。
 時間が時間なだけに交差点には誰もいません。

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 ▲[5:30~5:32]
 Azusa_Miura  帰宅なうです~       翌日 0:07 Re RT
 がらんとした広い自宅は無言で、深夜の帰宅を余計に寂しく感じさせます。

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 ▲[5:34~5:39]夜空には小さな星たちが空一面に瞬いていて。
 ――震える肩を、抱きしめていた。
 肩を抱くあずささんは、吸い込まれそうになる夜空を、ひとりで見上げているのでしょうか。もしかしたら、ベッドのなかで子どものように体を抱きかかえているのかもしれません。
 それにしても、『PRIDE』という曲と今井美樹さんの歌声が織りなす歌の雰囲気には、あずささんのネクサスカジュアルのビジュアルがぴったり合いますね。衣装選択もばっちりです!

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 ▲[5:46~5:53]あずささんを導く白い道と、空から降る白い羽根。
 左から射しこむ淡い白の光は、空気が澄んだ朝のやわらかい陽の光を思わせ、粉雪か桜の花びらのように舞い降る羽根たちは、あずささんを祝福しているかのよう。

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 ――あなたへの愛こそが……
 それまでシルエットが主体であったのに、ここでようやくフルカラーでネクサスカジュアルあずささんが描写されます。
 今までずっとシルエットやモノクロなどの抑制された表現しかされていなかったので、最終盤でフルカラーでの登場は、「ついに!」とか「満を持して!」とかそういうスペシャルな感じがしていいですね。
 しかも、歌はちょうど「あなたへの愛こそ」と女性の決意を歌う絶好のタイミング。そして、先ほどのスペルシャル感が彼女の決意の強さとその特別さを引き出してくれます。

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 ▲[5:54~5:55]
 無数あった羽根のうちの1枚が、ふわりと、あずささんの手の中へ降りてくる。
 そして、それをやさしく両手で抱きとめようとするあずささん。
 羽根のゆっくりとした浮遊感と、「私の」羽根を受けとめようとするあずささんの手つきの優しさ。つかみかけて風にさらわれたあの時の羽根が、やっと、あるべき場所に落ち着いた、「還ってきた」のだという雰囲気が、最高にたまりません。

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 羽根を受けとめる直前、笑顔の口元が映るこの一瞬とかもうね。
 あずささんの喜びがすごく伝わってくるじゃないですかァ!

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 ▲[5:56~6:00]「私の――プライド」
 口の動きもさることながら、目の表情が最高にいいっ!
 たくさん存在するあずささんの表情から、こういう心の細かな機微を表現できるものを見つけ出してそれを選べるということ自体がすごい。
 このあずささんは、とてもいいものだ。

 ということで。
 大まかにですが、パート全体のストーリーをざっと見てきました。
 簡単に要約してしまえば、「あずささんと白い羽根の物語」です。
 この「白い羽根」が何を表現しているのか色々解釈できそうですが、それはさておきまして、私の一押しのあのシーンについてちょっとだけ。

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 印象の強さからいえば、終盤のフルカラーあずささんの登場シーンとか、羽根を両手で抱きとめようとするシーンとか、誇りと優しさに満ちた表情で「私のプライド」だと歌うシーンのほうがインパクトは大きくて、最初の頃はここの一連のラストシーンが一押しでした。
 ところが、何度も見返して、このパートのストーリーを理解した時、[5:26~5:29]のシーンがとても味わい深い良いシーンであることに気がついたのです。

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 ライブが始まる時間まで一日かけて羽根を探し続けて、羽根のことが気にかかりながらも一生懸命ライブを成功させる。そして、ライブが終わり、事務所に仕事の報告をしに戻った後、今日あった色んなことを抱えて帰る、帰宅途中――
 仕事で張り詰めていた心がふと緩む時間帯に、人影のない、昼間は人で溢れかえっているはずの渋谷のスクランブル交差点にたった一人っきり。
 そんな時、不意に思い出すのは、あの時手にできなかった白い羽根のこと。
 方々を歩き回ってさんざん探したのに見つからなかった――失望感と疲労感。
 そうしたものが、あずささんにため息をつかせ、重くうつむかせる。

 076三浦あずさメドレー99

 このシーンのポイントは、あずささんがシルエットである点です。
 シルエットにして明確な表情を見せないことによって、今のように、この時のあずささんの心情はどういうもので、どういう表情をしているのかを私たちに想像させる。そして、想像した分だけ、シルエットのあずささんは表情豊かになる。
 味わい深くて、表情が豊かなシーンなのはそこに理由があります。

 ともあれ。
 このような素晴らしい作品が、時間的な折り返し地点の前で出てくるあたり、やっぱりこのメドレーは色んな意味でおかしな舞踏会なのだなァと、改めて思うむらたまなのでした。

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タグ : ニコマス ニコマス合作 あずさ M.A.squrade

21:23  |  ニコマス合作  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

ここまで読んだっす。
最後まで走り抜けてほしいです。
cha73 |  2010年04月16日(金) 00:18 |  URL |  【コメント編集】

お読みいただき、ありがとうございますっ。
どのパートも、「書きたい!」ものがいっぱいありますので
完走めざしてやっていきたいと思います。ガンバリマスヨーノシ
むらたま |  2010年04月16日(金) 01:22 |  URL |  【コメント編集】

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