2017年02月 / 01月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728≫03月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2011.05.10 (Tue)

【アイマス2】プレイ記録1周目-貴音リーダー編28-

ティラミス・ティアラ-活動54週目
━朝━
 アイマス2発売日からリアル時間で2ヶ月と1週間ちょい。
 ファーストプロデュースにまさかこんなに時間がかかるとは思いもしませんでした。
 亀も驚くちょ→スローペースでしたが、いよいよ大詰め。ジュピターとの決戦来る。
 ティラミス・ティアラ、活動54週目の朝を迎えました。

 貴音「ふふっ、おはようございます……! 今朝の私は何やら心が、うきうき、ですね♪」
 真「目指せ、トップアイドルーっ! へへっ~」
 真美「めざせ、トップアイドルーっ! んっふっふ~♪」

 うん、皆、おはよう。今日も調子が良さそうでなによりだ。
 三人を代表して、ここは真美に意気込みを語ってもらおう。
 真美さんや、どこか行きたいところってアルゼンチン?

 真美「もっと上に行きたい! どんどん上の「げーのー界」のてっぺんまで!」

 どーだい、うちの真美は!
 宿敵ジュピターとの対決を前に、この会心の意気込み! 最高じゃないか!
 真美のベスト回答で貴音と真も笑顔満点、この勢いに乗ってフェスに臨もうっ。
 
 社長「諸君、いよいよジュピターと対決する時がきた!」

 あ、やっぱり社長出てくるんですねw

 社長「彼らに勝利することができれば、IA大賞受賞も、現実味を増してくることだろう」「逆に、もしここで負けるようなら、君達のIA大賞は、ないものと思わなくてはならない」

 むむっ。
 
 社長「765プロの代表として、必ず、勝利をつかんできてくれたまえ!」

 もちろん、そのつもりですとも!
 社長の熱い発破で、弥が上にも最終決戦って感じがしてきたぞ。 

 貴音「そうですね。本日は、自分のためにも、負けるわけにも参りません……!」
 真「ボク達のチームワークは、カンペキです! 絶対に負けるはずありませんよ!」
 真美「うんうん。当たってくだけ……、んのは、やだけど、そんくらいの気持ちで、ガンバってみせるよー!!」

 リーダーの貴音の声にも普段以上の凄みと力がこもっている。
 真と真美の士気もバッチリ、いい具合に熱が入って気合十分って感じだ。
 あとはプロデューサーである私が、本番のフェスのステージでティラミス・ティアラの最高のパフォーマンスを引き出せるかどうかにかかっている。
 よし、やるぞ!

━スケジュール━

 ●首都エリアフェス「FIRE BALL」(難易度?)
 概要:ファン人数1万7000人(首都)、ギャラ20,000マニー
 備考:ジュピターが出演予定

 フェスの場所は首都エリア。
 ちょうど首都エリアの注目度も緑になっていたところだ。
 ここはなんとしてもジュピターに勝利して、がっつりとファンも注目度もいただこうっ。
 んで、ちょいと悩ましいのは衣装だ。
 今回はフェスということで、お守りを《あわんこのお守り》ではなく《スガモちゃんお守り》でいくつもりだ。だから、アピールの打ち筋もいつもとは違うやり方で……やるべきなのだろうが、如何せん下手に打ち筋を変えると自爆しそうな気がする。
 アピールをViVoDa均等に行なうなら衣装も平均型にすべきだろうし、いつものDa中心のアピールでいくならDa特化型の衣装でコーディネートしたほうがいいだろう。
 さーてさて、どうするべきだろうか。
 う~~~~~~~~ん……。
 やっぱり、いつも通りでいこう。下手なことして自爆するのが一番恐い。
 それにフェスともなると相手の様子も見つつやんなきゃだし、いきなりいつもとは違うことをやろうとしても、そううまくはできないだろう。……プロデュースのブランクも1ヶ月あることだし。
 ということで。
 衣装は、ティラミス・ティアラの勝負服である《服:スノーフレークリリパット》《頭:ダブルひまわり》《体:ひまわりブローチ》《腕:ひまわりの腕輪》《足:ひまわりアンクル》のひまわりセット一式と、お守りは初使用となる《守:スガモちゃんお守り》。
 
 ●スガモちゃんお守り
 +効果:通常アピールのボルテージ増加量UP(超)
 -効果:バーストアピールのスコアDOWN(大)

 +効果、-効果ともに未知数なのがちと不安だけど、なせばなるなる! たぶん!
 出発前の準備はこれで終わり。
 兜の緒を締めて、IA大賞の手土産に、鬼を討伐しに征くぞっ!!

 貴音「……はい! ここが天王山。頂点からの景色を見るためにも、決して負けるわけには参りませんっ!」
 
━首都エリアフェス「FIRE BALL」━

 会場入りする前の新宿にて、Pがこんなことをつぶやいた。

 P(今日は、なんだかばたばたしそうな気がする……。出来るだけ、ここで全ての準備をしておこう)

 うわーい、早くも波乱万丈の予感がするよぅ!
 たまには穏やかなイベントでもいいのよ? 盛り上がらないかもしんないけど。
 戯言はさておき、楽曲の準備か。
 フェスではいかに相手のアピールを妨害するかにかかっているから、ボルテージの溜まるスピードは速いに越したことはない。ましてや前回冬馬と対戦した時は、冬馬のボルテージの溜まりの速さと思い出アピールの多さがハンパなくて、こちらはほとんど何もさせてもらえなかった。楽曲のBPMが重要だ。
 となると。
 今までのプロデュース曲のなかで一番BPMが速いのは、1st『MEGARE!』のBPM180.0だ。フルコンボを1回しかしたことがない『Do-dai』よりも、BPMが9.0速い。(ちなみに、2nd『迷走Mind』は152.0、3rd『My Best Friend』は157.0、4th『Little Match Girl』は135.0、5th『Do-dai』は171.0)
 だ、大丈夫だろう……か?
 ていうか、なんで不慣れなプロデュース早々にこんなにBPMが速い『MEGARE!』を選んだんだろ。そりゃパーフェクトアピールができなくて当たり前だわ。ただでさえリズムゲーが苦手なのにw
 不安は尽きないが、そこは気合と集中力でなんとかカバーしよう。
 楽曲は『MEGARE!』で決定だ。いけるか、貴音?

 貴音「プロデューサーが選んだ曲ならば、最高の結果が出せると信じています!」

 貴音の力強い言葉を胸に、いざ会場入り。
 フェス会場は群馬県のヴァニティプラザ特設会場。野外ステージのようだ。
 ステージ衣装に着替えた貴音たちに準備ができたか確認してみると、貴音が遠くを見た。

 貴音「プロデューサー、あそこを……」

 ん?
 あれは――

 黒井社長「……では頼んだぞ、お前達! 存分に暴れて来い!」

 いわずもがなの961プロ。
 檄を飛ばす黒井社長の前でジュピターの3人は真剣な顔つきをしていた。

 冬馬「ああ! 言われなくたって、そうさせてもらう。楽勝! だぜっ!」
 翔太「だよねー。もう、IA大賞は、僕達のものって、決まってるよねっ。勝ちが決まってる勝負って最高♪」
 北斗「俺達らしく、スマートにスタイリッシュに行こう。勝負の方は……、まあ、いつも通り、普通に勝とうよ」

 完全に舐められてるでござる。
 Pが心の中で闘志を燃やしていると、

 冬馬「……おっと。逃げずに、ちゃんと来たようだな」

 冬馬がこちらに気がついた。
 こうなると付き添いのまっくろくろすけこと黒井社長も話しに乗っかってくるわけで。

 黒井社長「おやおや、765プロの諸君じゃないか。のうのうと姿を現した度胸だけは、ほめてやろう」「だが、その度胸も度が過ぎると、見苦しいだけだ。765プロのクセに、図に乗るんじゃないっ!」

 いつものように余裕綽々風を吹かせてると思ったら、いきなりキレたw
 ジュピターに檄を飛ばしていた時よりもなんだかハッスルしてるご様子。相変わらず、うちら765プロがからむと俄然元気になる御仁である。オヤジのツンデレは面倒くさいので勘弁願いたいのである。
 黒井社長の敵意を受けて、どうしてそこまで765プロを敵視するのかとPが問う。

 P「ライバル心むき出しなのは、結構です。俺達にとっても、刺激になることがありますから。ただ……」「あたの場合、あまりにも普通じゃないような……。うちの高木社長と、昔、何があったんですか?」

 えーっと、私の曖昧な記憶によれば……、たしか黒井社長と高木社長(というか順二朗社長)との間で、浅からぬ因縁があるからだったはず。高木が憎けりゃ事務所も憎いってとこだろうか。
 理由を教えてと言って素直に教えてくれるような黒井社長ではない……、いや、黒井社長も結構喋りたがりだからなー、なんだかんだで教えてくれるんじゃ……

 黒井社長「ふん! おまえ達に、そんなことを教えてやる義理など……」

 素直にデレるわけないか――と思っていたら。
 シリアスシーンなのに、なぜかBGMがおとぼけた曲に切り替わった。

 北斗「あ、それね。黒井社長が狙ってた女の子を、765の社長さんに、とられたせいだって、俺はききましたよ」
 翔太「えっ! プロデューサー時代、765の社長さんに負け負けで、プライド傷ついたからじゃなかったの!?」

 お前らがバラすんかいwwwwww
 まあ、黒井社長のことだから、中らずとも遠からずってとこだろう。
 北斗と翔太の暴露話が始まると、それを聞いていた冬馬が大きな身ぶりで驚いた。

 冬馬「なにっ!? 俺は、社長から、こうきいてたぞ!?」

 ほう、どんな話でっしゃろ?

 冬馬「「765プロは、裏で色々汚いことをやっている事務所だから気に食わないんだ」って……」

 黒井ェ……
 裏で色々汚いことをやっている事務所って……
 それにセクハラも加えたら、SPで響に吹き込んでたこととまんま一緒じゃないですかー(棒)
 冬馬の話に呆れたのはどうやらプレイヤーだけではなかったようで、翔太も「えー」と冬馬にむかって呆れたような声を上げた。

 翔太「それはウソでしょ! こんな平和そうな事務所が悪事なんてムリだよ。それ信じてたの、冬馬君!?」
 
 仲間のもっともな指摘に、「う……、ああ……」と気の抜けた返事をする冬馬。
 オィィィ……。
 絵に書いたような直情径行タイプの冬馬ならば、黒井社長の言葉を鵜呑みにしてもむべなるかな、である。馬の鹿と書いて「バカ」と読むなら、冬の馬と書いて「トンマ」と読んでもいいかもしれない。
 まあ、素直に仲間の言葉を聞き入れる分、961プロのほかに帰る場所も居場所もなかったために頑なに黒井社長の言葉を信じそれを拠り所にするしかなかったSPの響きに比べれば、幾分マシなのかもしれない。
 それに、翔太とはほとんど面識がないのに「平和そうな事務所」認定されちゃってるうちも大概である。

 北斗「それで、765プロとのバトルだと熱くなってたのか。……ダメですよ、黒井社長。純粋な冬馬をダマしちゃ」

 さすがハタチ、すっかり冬馬の保護者ポジだw
 冬馬ガン(゚Д゚)バレ。

 黒井社長「えーい、黙らんか、お前達っ! いい加減なことを言うな! 私は高木の甘いやり方が気に食わないだけだ」

 その甘いやり方に散々負けて、狙ってた女の子まで獲られたんですねわかります。

 黒井社長「あいつは、昔から理想ばかり掲げて、そのくせ、仕事にも女性にも要領だけはよくて……」

 やめて黒井さん! あなたの株価ゼロよ!
 旗色が悪いと判断したのか、[粘着気質のツンデレ小悪党]から[ただのカワイソウな人]にレベルアップした黒井社長は声を荒ららげた。

 黒井社長「とにかく、許せんヤツなのだ! これ以上、あいつを調子に乗らせてはならんっ!」

 この一言は我慢ならなかったのだろう。
 それまで黒井社長とジュピターのやり取りを黙って聞いていたPがおもむろに口を開いた。

 P「黒井社長、あなたこそ、調子に乗らない方が、いいんじゃないですか?」
 黒井社長「……なんだと?」
 P「たしかにジュピターは、強力なユニットです。でも……」

 そこで言葉を一度区切り、Pは彼女たちを振り返った。

 P「ティラミス・ティアラも、負けてはいない!」

 すると――

 黒井社長「はーっははは、はっはっは!」

 予想通りの大笑いが返ってきた。
 
 黒井社長「笑わせるな! そちらのユニットのリーダーは……、ふん、お前だったな」

 四条貴音ですよー。
 ちゃんと名前覚えてくれてますかー?

 黒井社長「こんな小娘に、何ができる!? 貴様らなど、ジュピターの足の爪先にも及ぶものか!」

 足元よりは爪先のほうが近いよなー、などと思っていると。
 うちではどちらかといえば沸点が低めで激情しやすい貴音が落ち着き払った様子で、

 貴音「及ばぬかどうか、やってみなければ、わかりません。勝負は水もの、ですから。」

 穏やかに、されど貫禄と余裕すらも感じさせる物腰で黒井社長に言い放った。
 貴音の宣戦布告だ。
 小賢しいとばかりに黒井社長は鼻で笑う。「……ふん? 今、何か言ったか?」
 先ほどまで余裕を漂わせていたジュピターもスイッチを入れたようだ。

 翔太「へ~……。僕達に、勝つつもりでいるってこと? おもしろーい! やってみよっか!?」
 
 翔太はキッとした顔つきで腕組みをして――

 北斗「女の子の涙は、見たくなかったんだけどなあ。うらむなら、運命を、うらんでくれる?」

 ナンパな言動とは裏腹に、北斗は目を鋭く光らせ――

 冬馬「……上等だ。なら、見せてみろよ。あんたの力を、底の底までな!」

 しょげていた冬馬も喧嘩を買ったと言わんばかりに威勢を漲らせた。

 翔太「黒ちゃんと765の社長さんの間には、色々あったっぽいけど、正直、僕達にはカンケーないよね!」
 北斗「そうだな。ここまで来たら、力と力のぶつかり合い、真剣勝負だ。フェアプレーで行こうよ、ね!」
 冬馬「……俺とあんたらにとっては、いつぞやの続きってワケだ。けど、前以上に、あんたらに勝ち目はないぜ」

 いつぞやの冬馬との対戦では落雷に助けられる形で勝負が終わった。
 明確な決着は雷雨によって流されたけれど、あの時、(冬馬曰く)音響機材の故障で50%の力しか出せていなかった冬馬一人を相手に、ティラミス・ティアラは大差をつけられ負けていた。
 たった一人を相手に苦戦したのだから三人を相手にすればどうなるか。なるほど、普通に足し算的に考えれば、冬馬の言う通り、うちに勝ち目はないのかもしれない。

 冬馬「前は1対3だったが、今回は3対3だ、頭数も同じだ。ごまかし無しの力の差が、そのまま結果に出る!」「俺達は、あの時と同じ曲で勝負してやるぜ。その方が、どれだけパワーアップしたか、わかりやすいからな」
 
 どっとっぷTVランキング上では、「天ヶ瀬冬馬」のアリギルと「ジュピター」のアリギルは別曲扱いになってたような……?
 などという、野暮なツッコミはさておき。
 冬馬の言葉を受け、「たしかに、あの時よりも、君達の力は上がっていて、さらに、勝つのは難しいだろう」と、Pが頷く。「だが……!」

 真「ああ、そうだよ、ボク達は勝つ! そんな風に、ヘラヘラしていられるのも、今のうちだぞ!」
 
 奇しくも同じ腕組みのポーズで、真が真っ向から翔太を睨み返し――

 真美「ほくほくが、真美達に負けて泣いたら、よしよしって、なぐさめてあげるね。んっふっふ~♪」

 身長差のある北斗ほくほくを相手に、大胆不敵に真美が挑発をしかけ――

 貴音「大口をたたけるのも、今のうちだけです。あなた方は、絆という目に見えぬ力に敗れるでしょう」

 リーダーの貴音が、胸に誇りを抱いて、冬馬に予言を突きつけた。
 一触即発。
 待ったなしの睨み合い。 
 そこに割って入ったのは、

 黒井社長「ノンノン、そこまでだ! 」

 やはり、天邪鬼なこの男だった。

 黒井社長「バカバカしい……。こんなゴミどもと話すのは、やはり時間のムダだ」

 先に話しかけてきたのはそちらですよと言いたくなるのが黒井クォリティーだ。
 矛盾だらけの黒井社長が吠える。
 
 黒井社長「ゆけ、私のジュピターよ! この、小ざかしいアリどもを、王者の力でたたき潰して、教えてやるのだ!」「この世界、力が全てを決するのだという、まごうかたなき真理を!」

 これに憤慨しPが言い返そうとすると、「あははっ、すみませんね、765のプロデューサーさん」と、北斗が笑ってそれを止めた。「うちの社長、意外と熱いもんですから……」
 あれを「熱い」で笑って済ませるのだから、北斗もなかなか懐が広い。

 北斗「とにかく、女の子達は、俺が、あとでちゃんと、なぐさめてあげますよ。チャオ☆」

 前言撤回。
 チャオ助はやっぱりチャオ助だったw
 真美がほくほくを慰めるのか、それともほくほくが真美を慰めるのか。
 世紀の対決である。

 翔太「じゃ、僕達、先に行ってるね。勝ちたい気持ちは、わかるけど、ムリしないほうがいいと思うよ♪」
 冬馬「……少しは楽しませてくれるんだろ? 期待してるぜ。じゃあな!」
 黒井社長「では、アデュー! 765プロの諸君。せいぜい、悪あがきに、はげみたまえ」

 小悪党のお約束、去り際の高笑いを忘れず、黒井社長たちは去っていった。
 最後まであの人は俺達を認めてくれなかったなとつぶやいて、Pは貴音たちを振り返った。

 P「さあ、いいか、皆。泣いても笑っても、これが最後のフェスだ」

 ここで勝ってもIA大賞をとれるかはわからないと前置きして、断言する。

 P「ここで負けるようなアイドルが、IA大賞に選ばれることは、ないだろう!」

 翻って言えば、ここでアイドルたちを勝たせられないプロデューサーでは、アイドルたちにIA大賞を獲らせることはできないということ。モニターの向こうのPは、プレイヤーにも檄を飛ばしている。
 貴音たちへの発破が続く。
 ジュピターは強く、簡単に勝てる相手ではない。
 だからこそ、対戦相手として不足はない。 
 
 P「さあ、今までやってきたことを、このステージで全部、残らず全て、出してきってこい!」

 そして…――

 P「勝とう!!」

 それに「はいっ!」と応えるティラミス・ティアラの勇ましい返事。
 フェスのスタッフがステージの準備を促しにやってきた。
 いざ、勝負の刻。

 貴音「それでは、気持ちをこめてまいりましょう!」

 このステージがティラミス・ティアラの最後のフェスならば。
 これは、ティラミス・ティアラにとって最後の、ステージ前の儀式だ。

 真美「3!」

 真「2!」

 貴音「一!」

 「「えい! えい! おー!」」

 青空に、貴音たちの歓声が響いた。




 結果:勝利っ!!!



 1ヶ月のプロデュースブランクは想像以上にひどかった。
 出だしからアピールを失敗し、チェインがうまいことつながらない。
 今回のフェスで初めて使った《スガモちゃんお守り》と安宅記者のブースト効果により、ボルテージの溜まるスピードが早かったのが大きな助けとなった。
 ジュピターのボルテージが1/4溜まった程度の辺りでこちらのボルテージが満タンになった。即座にバーストアピールを叩き込む――つもりだったのだが、ブランクと緊張のせいでもたついてしまい、その間のアピールを失敗するというお粗末ぶりを披露してしまった。
 我ながらこれはひどいwwwww
 冷や汗をかきつつ、バーストアピールを発動。
 だが、一度焦り始めるとドミノ倒しのように失敗が連鎖し、バーストアピール中もバッドアピールをかますという大失態。ああ…!
 さらに《スガモちゃんお守り》のマイナス効果もかなりのもので、バーストアピールをしても、1.50倍の通常アピールよりもほんの少し多い程度のスコアしか入らなかった。
 1回目のバーストアピールが終わった時のスコアは、こちらの4000強に対しジュピターは3000強と、ほぼ互角。いつ天秤がひっくり返ってもおかしくない状況であった。
 バーストアピールをしてもジュピターと大差がつかない。逆に、ジュピターにバーストアピールをされれば一巻の終わり。一度抜かれてしまえばそれでジ・エンド。
 フェス中、そのことに気がついたのは不運でもあり、幸運でもあった。
 バーストアピールをされれば即負けという緊迫した状況下でジュピターの動向が気になってしまい、アピールに対する集中が散漫になった結果、チェインがぶつ切りになってしまった。
 しかし、バーストアピールをされれば即負けということは、バーストアピールを喰らいさえしなければ負けないということでもある。それがわかったのは幸運だ。
 最も警戒すべきは、ジュピターの思い出アピール。
 前回のフェスから推測するに、おそらくジュピターは思い出を5発持っている。恐いのは、思い出アピール連発→バーストアピールのコンボだ。
 思い出の弾数は、こちらの3に対して、ジュピターは5。
 単純に思い出の打ち合いになると競り負ける。
 肝心なのは、こちらの思い出アピールを仕掛けるタイミングだ。
 幸いなことに、ジュピターのボルテージが溜まる速度はそれほど速くなかったので、バーストアピールを撃てばでジュピターのボルテージをすっからかんにすることができた。ボルテージが空っぽであれば、思い出を1、2発使われても満タンには届かない。思い出を3連打されても、すぐにはバーストアピールが飛んでこないだろうと判断した。
 これならば、思い出の弾数が不利でも勝ち目はある。
 バーストアピール可能になったら即座に撃ち、ジュピターのボルテージを徹底的に低く抑え、ジュピターが思い出を使い始めても1発目~3発目はあえて甘受する。
 勝負の瞬間が訪れるのは、ジュピターが3発目の思い出アピールをした時だ。
 3発目を使われたらすぐに思い出を打ち返してジュピターのボルテージを削り、以降、ジュピターの思い出アピールに対してカウンターの要領で思い出アピールを打ち返す。そして、相手よりも先にトドメのバーストアピールを叩き込むのだ。
 ――このような作戦を立てた。 
 だが、不安はやはり消えないわけであって。
 ジュピターの思い出アピールがいつ来るかとビクビクしながらその時まで備え(ジュピターの思い出アピールはステージが3/5くらいまで進行してから始まった)、終盤での思い出アピールの打ち合いはまさに冷や汗ものであった。ひやっとする場面も幾つかあったものの、なんとか作戦通りの展開をすることができた。
 終わってみれば、
 ティラミス・ティアラ 19273 vs ジュピター 15237
 という接戦だった。
 もう少し落ち着いて冷静にアピールができれば、もっと余裕のある戦いができたかもしれない。
 なにせ、トータルバーストスコアが9160、トータルチェインボーナスが1496、マックスチェインがわずか31という、どうしようもない成績だったのだから。
 せっかくジュピターに勝てたのに歓喜の雄たけびをあげられなかったのは、試合に勝って勝負に負けてしまったこの微妙な敗北感のせいだ。
 最高のパフォーマンスを目指してこのザマでは、貴音たちに申し訳ない。

 さてさて。
 反省会はここまでにして、貴音たちのアンコールステージを堪能しよう。
 貴音ー!
 真ー!
 真美ー!
 ああっ、もう最高だ!
 うちの子たちのステージをお見せできないのが非常に残念だわ!

 貴音「プロデューサー。無事、勝利いたしました。私達……、やりとげたのですねっ!」

 アンコールステージが終わって、貴音が感慨深そうに喜ぶ。
 最高のステージだったとPも貴音たちをねぎらった。

 真「へへっ。やっぱり、ボク達のチームワークが、勝利の決め手、でしたよね!」
 真美「でも、これもみんな、兄ちゃんのおかげだよ。兄ちゃん、ありがとー!!」

 どういたしまして!
 ――と言いたいところだけど、あの無様な指示っぷりじゃなぁ……w
 にんともかんとも苦笑を禁じえません。はぁ…。
 歓喜に湧く765プロに対し、一方、敗れた961プロはというと。

 黒井社長「……な、なんということだ。私は今、悪い夢でも見ているのか……?」

 今にも正気を失いそうな調子で黒井社長が嘆いていた。

 北斗「黒井社長。夢じゃありませんよ。これは現実です、まぎれもなく」
 
 敗北を真摯に受け止める北斗。
 憎まれるために用意されたライバルなはずなのに、なんだ、この好漢ぶりはw
 北斗の紳士的な発言に黒井社長は我に返った。

 黒井社長「な……、貴様、何をノンキなことを言っているんだ! 自分達が何をしでかしたか、わかっているのか!?」
 北斗「もちろん、理解していますよ。俺も、皆も……。そうだよね、翔太?」
 翔太「うん、ボク達、きれいサッパリ負けたんでしょ? つまんない結果だけど、まあ、しょうがないよね」
 北斗「そうだな。もちろん、悔しくはあるけど、彼女らに負けたのなら、何も悔いはない……、かな」

 無駄に潔いというか軽いというかw
 蓋を開けなくてもわかっていたことだけど、実はいいヤツら的なライバルでござった。
 
 黒井社長「悔いがないだと!? 私の恨みは、ますます深くなったというのにかっ!?」
 翔太「えー、そんなこと言われても、社長の恨みとボク達、別に関係なくない? 765プロは、いい事務所だよ」
 黒井社長「な、何ぃっ!?」

 黒ちゃん涙目であるwwwwwww 
 翔太のぷち反逆に加えて、北斗がさらに追い討ちをかける。

 北斗「……黒井社長。そんなことくらい、最初から、あなたも、わかっていたはずでしょう?」
 黒井社長「ぐっ……!」
 北斗「もともと俺達は、「ちょっと面白そう」っていう理由で、冬馬についてきただけ、みたいなものですから」

 軽っ!?
 ちょっと面白そうだったからって、なにその理由wwwww
 ていうか、それ、ジュピター結成前までソロ活動してマジでIA大賞を狙ってた冬馬にとっても割りとショックなことじゃないの? 冬馬もその辺の意識の違いとか、ちゃんと把握してたのか?
 
 冬馬「……」

 もしかして……、今の今まで知らなかったとか……?
 いや、ちゃんと把握してた上での沈黙なのかこれは?
 冬馬の異変に翔太が気づいた。

 翔太「あれ? ねえ、冬馬君。どうしたの? なんか、さっきから、一言もしゃべらないけど?」
 冬馬「……完敗だな。力でねじふせられるとは思っていたが、あの女には、少し嫌な予感がしてたんだよ……」

 そういえば、オーディションが終わった後、TV局のエレベーターホールで初めてうちのティラミス・ティアラと遭遇した時、激怒した貴音の剣幕に終始押されっぱなしだったよねwww
 冬馬が苦手なもの=貴音という認識でオッケーだろうか。

 北斗「あの女? あの女って、四条貴音ちゃんのこと?」

 さすがほくほく、ちゃんと名前をチェック済みであった。
 北斗も貴音をちゃん付けするんだねー。

 冬馬「そうだ。どうも何を考えてるかわからなくて、得体の知れないヤツだよな……」
 翔太「あー、ミステリアスな感じだもんね。それでも、皆と仲良しで、チームワーク抜群って感じだったけど」

 黒井社長そっちのけで貴音の人物評価を始めるジュピターの面々。
 これ、画面の外で黒井社長、「の」の字書いていじけてんじゃないの?
 カワイソウなのでもうちょっと君たちのボスにつきあってあげてください。

 翔太「それにしても……、ぷっ! あはははっ! 冬馬君、貴音さんにビビッてたんだ? 面白ーいっ!!」
 冬馬「べ、別に、ビビってなんかねえよ! ステージでは、負けるつもりなかったしな。ただ、さ……」
 北斗「やっぱり、おびえてるじゃないか。はははっ!」

 今、ひどい包囲網を見た気がする…!
 完全に貴音>>>冬馬の構図ができあがってるじゃないの。

 北斗「最後の最後に、冬馬には、また笑わせてもらったよ」

 ……ん?
 最後の最後に?
 ドサクサに紛れてなにやら意味深なことを北斗が言ったぞ。

 黒井社長「……き、貴様達、先程から私を無視しているのは、故意なのか?」

 黒ちゃんマジでハブられてやんのwwwwwww

 黒井社長「大体、最後とは、どういうことだっ!?」
 北斗「あ、すみません、社長。俺、今日限りでジュピターを辞めます。俺は961プロ、合ってないみたいなので」

 工工工工エエエエエェェ(´д`)ェェエエエエエ工工工
 ジュピター敗北で黒井社長お得意のクビ切りがくるかと思ってたのに、逆に三行半かよ!?
 これにはさしもの黒井社長も驚いた様子。「な、なんだとっ!?」

 翔太「あー、北斗君、ずっるーいっ! ボクも、やめるっ! このまま事務所に残っても、面倒くさそうだし」
 黒井社長「お、おい! 翔太まで、何を言っているんだ!?」
 翔太「ねー、冬馬君は、どうするの?」
 冬馬「……俺のやり方は間違ってた。それは認めるしかねえ。だが、勝つ方法は、これからも探さねえとな」

 ということは、つまり?

 冬馬「その方法は、今はわからないが、1つだけ確かなことがある。俺は、ここに残っても、勝てないってことだ」
 黒井社長「な、な……!」

 手駒の相次ぐ離反、冬馬のダメ出しに黒ちゃん絶句。

 黒井社長「それは、私のやり方を否定しているのか? 大恩ある私に対する侮辱なのかっ!?」
 冬馬「侮辱なんて、するつもりはない。ただ、負けは負けだ。……期待に応えられなくて、すまない、社長」
 北斗「だそうですよ、社長。俺も、社長に恩義は感じてるけど……、方向性の違いは、仕方ないって思います」
 翔太「だよねー! じゃ、ここはケジメをつけるってことで、いっせいに辞めちゃおうっ! じゃーね、黒井社長!」
 北斗「チャオ☆」
 冬馬「……じゃあな」

 wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 

 黒井社長「くっ……、勝手にするがいいっ! 負け犬など、こちらから願い下げだっ!!」「お前達の力など無くとも、765プロと高木は、私だけの力で、私の前にひざまづかせてやる! 必ず!!」

 ジュピターの3人が立ち去った後にそんなことを言っても、言ってる黒井社長のほうが負け犬の遠吠えをしているようにしか見えないわけで。
 SPで貴音たちを見限ってクビにした黒井社長が、SPとはあべこべにジュピターたちに見限られる現場をまさか貴音のプロデューサーという立場で見ることになろうとは……。なんともシュールな光景だ。
 恨み節を吐き終わると、黒井社長はPたちに嫌味をこぼすことも忘れてさっさと退場してしまった。
 なんだかなー。
 そして、衝撃的なジュピター解散の現場を目撃してしまったPの感想はというと――

 P「な、なんだか、961プロも大変そうだな……」

 ――である。
 平和そうな事務所のプロデューサーは格が違った。
 Pの感想に、貴音が「はい……」と相槌をうつ。

 貴音「ですが、同情はできません」

 ふむ、その心は?
 
 貴音「なぜなら……。彼らは、また、私達の前に強敵として立ちはだかることが、あるような気がしますから……」

 おおっと、また意味深なセリフだ。
 これはジュピターの復活フラグか、はたまた続編フラグだろうか?
 貴音の予感を聞き、ジュピターの姿からトップアイドルの厳しさを知ったと、Pは兜の緒を締め直すのであった。……ジュピターの解散劇はびみょ~~~にトップアイドルの厳しさとはズレてるような気がしないでもないんだけど、ま、いっか。
 
 ――ていうか。
 黒井社長のほうから敗者は961プロにいらぬとジュピターのクビを切るならまだしも、ジュピターのほうから黒井社長(961プロのやり方)に見切りをつけて自主的に解散したんじゃ、冬馬に負けてIA大賞ノミネートを逃した竜宮小町の立つ瀬がないんじゃございませんこと?
 賞レースの途中で辞退するのも勝者の特権であって、敗者のことなんて考える必要はないと言ってしまえばそれまでだが、やっぱ割り切れないものがある。
 これが王道のスポ根ものやバトルものなら、主人公が何らかの理由により戦いを途中で放棄するかどうかの岐路に立たされる場面になると、今までお前に負けたヤツらの気持ちや想いはどうなるんだ!と葛藤する展開になるはずである。仮にも「燃え」を謳うアイマス2において、ストーリーの中核であるIA大賞のレースの最終盤になってラスボスにしてライバルのジュピターがこんなに軽々しく途中離脱するのって、燃え展開としてアリなんだろうか?
 彼らは主人公ではなく、主人公たちにフルボッコされるのを義務付けられた敵役にすぎないからそれでいいという発想なんだろうか?
 さらに言うと、竜宮小町の敵討ちの意味も込めてジュピターを倒すというのであれば、IA大賞グランドファイナル当日までジュピターが健在で、その上でIA大賞を獲るというのが本来の筋なのではないか。このフェスが事実上の頂上決戦だとしても、フェスでジュピターに勝ったから竜宮小町の敵も討ちましたってことにはならないだろう。
 まあ、今週はグランドファイナルの一週間前だし、この土壇場に解散しても黒井社長がジュピター解散の事実をIAUに報告しない限り、ジュピターはIA大賞上解散の扱いにならないのかもしれないけれど、それにしたって、モヤモヤとしたものが残る結末であることに違いはない。

━夜━

 貴音「た、ただいます♪」

 今週は、いつにも増して濃い活動内容だったように思う。 
 オラ、なんだかめちゃくちゃ疲れたぞ。
 
 社長「待っていたよ、諸君! あのジュピターに、勝ってしまうとは……、いやはや、大したものだ!」

 順二朗社長も声を弾ませて大喜びだ。
 この様子だと話が長くなるのかなと思ったら、すぐにランキングの画面になった。
 あるぇー?

【どっとっぷTVランキング】
  1位(→) Do-dai / ティラミス・ティアラ 176万6361枚
  2位(→) ラッキースター! / 魔王エンジェル 152万3998枚   
  3位(→) Alice or Guilty / ジュピター 140万0487枚
  4位(→) Living Dead / サイネリア 112万5538枚
  7位(→) 恋をはじめよう / ジュピター 95万5309枚
 17位(→) Alice or Guilty / 天ヶ瀬冬馬 74万7407枚
 48位(→) Little Match Girl / ティラミス・ティアラ 47万0459枚
 49位(→) My Best Friend / ティラミス・ティアラ 34万9786枚
 84位(→) SMOKY THRILL / 竜宮小町 20万0713枚

 ランキングの確認も終わったし、そんじゃま、じっくり話をしまっしょい!
 なぬっ、今夜はじゃんけんか。
 いいだろう、真、勝負だっ。
 選択肢が出る直前、眉尻が少し上がって、目をくりっと見開いたから……
 真の手は、パーとみた!

 真「やーりぃ! ボク、勝っちゃいました! 今のボク達に、怖いものなんてありませんよっ! へへっ!」

 よしよし。
 フェスも勝ちを収めたし、週の〆もバッチリ決まったぞ。

 貴音「お疲れ様でした、プロデューサー。本日のフェス、まぎれもなく、大勝利でしたね」

 貴音の機嫌も良いみたいだし、今週の成果は言うことなし……かな?
 今週のファンレターは~……、真美宛に一通(茨城/エターナル)か。うむ。

━貴音からのメール「SUBJECT:祝・フェス快勝!」━
 そっか。貴音も今回のフェスは苦戦を覚悟してたのか。
 最後に一悶着あったけど、ジュピターに勝てて、本当によかった。
 勝利の祝杯がラーメンというのも貴音らしくていいね。
 貴音おすすめの絶品しょうゆラーメンとやら、味あわせていただこうじゃないのw

━安宅純からのメール「SUBJECT:安宅です、失礼します!」━
 うおっ、今週で安宅記者の取材が終わるところだったのか。危ない危ない。
 ブーストの力添え、ありがとうございました。

【実績ロック解除】
 5G:ぶちのめせ! FIRE BALL!

関連記事
19:00  |  アイマス2  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://tamagusa.blog99.fc2.com/tb.php/164-5120f075

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。