2010年10月 / 09月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2010.10.30 (Sat)

【あずいお/AA】神は言っている――

 ――ここにあずいおのAAを晒すべきだと。




          ┌─────────────────
          │  じゃあ、うさちゃんは
          │  どんな風にしゃべるのかしら~?
          └───────────∨─────

        ーくに>ュ<ス           ⌒>、ー- 、
        : : ://: : ヽレ:〉            /::::::::〉::::::::::':,
        : :〃: :_7´~〈ヾ           /.:.::/"^^"'''i::::::'.
        : : : : :イ ー !           ,'::::斗'   ート::::::!
        : : : : /_r=彳l        {;イ::!:| l    l リ::ト:j
        :.r‐V  ` ! ヽ           ゝN   ヮ  j::/N
        :.ゝ   u    /           ヾi>trュ ≦レ
        : : 「    c/               ムヽ∠J、
        : /二≧ー'                「(゚д゚)::::〉
        〃⌒〈                    j:rUvUュ::!
        /⌒ ヽ                〈::ゝ人_ノ:::〉
      ┌────∧─────
      │ フツーでいいわよ…
      └──────────
                   んなモン

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



                                            |
                              /⌒ヽ        |
                               | : |         |
                               | : |         |
                               l   ゚ j        |
                             `ーく  く⌒\r‐y- |
                                    >y‐=イー|
                                   /:_〈_;_∠ニ |
                                     〈 : //イ     |
                                   V-、   -― |
                                   l _   r__. |
                                     イiT   化ニナ|
                                      jヒリ   ゞ='゙ |
                                     .'       """|
                              、   ゝ.         |
                                冫   \⌒   |
                                   |iT7ヘ- |
                                   ||:!:.〉  |
                               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



                      こ
                          し
                           ょ
                   こ
                      し
                         ょ
                         __
                      r‐x'゙::::::::::::ヽ
                       /::r-'"_ヽ::::::ヽ
                   r=rく了ス ,  ヽ ヽ::{)》
.                 ,.:'゙: : : : イ ヘヽ   从リ
                i:: : : : : r'   hn,__ンLノl__
.                 !: : : : : :`r  ノ、}J7。 _゚ノ、::ヽ.
.                 l: : : : : :i:トf'゙ l |::::`U-Jミ、:::',
.                |: : : : : |:l'⌒ソ j:::::::ヽ了ヽ_〉::}

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                                         /
                                      /
                    ,. -‐==‐- 、           /     お
                   ∠:;:ィ―、:::::::::::::ヽ.           |       疲
                /:::::´ ̄ ヽ〉::::::::::::::::',       |   ボ  れ
                 /:::::::::∠ヽムニヽ::::::::::::',       |   ク   さ
                 ,':::::/⌒ヽ__/^ヽ::::::l::|         j  の  ま
.                {::i:〈__ノ7     くヽ_〉::::!}!     <  お
                 N、:::i::::{○  ○} レ!::::::lリ         |  姫
                 ヽj匸` ゚   < ノ:;イノ       |   様
                  N ≧、(ミヽイレ゙            |
.                   r/{ ニフ(ニ } \_        \___/
               /::::ヽ| 己hと ト、/::::::^ヽ.
.              /:::::、::::r| ノノ ゝ ハ::〉:::::::::::::::::ヽ
              i::::::::::∨:`ーイ〉_∨/:::∨::/:::::::::::::',
               {:::::::: /::::::::::/ ∞ヽ::::::::V:::::::::::::::::i
              ';::::::/::::::::::/:。*゚+:ヽ:::::::::ヽ::::::::::::/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

              ______/    待 \
         /             想 キ っ  ヽ
.         /   .現.    で   っ ミ て   l
        / ず 実 ボ も   て の い    |
         |.  っ の ク    .い 事 る   |
         |  と  キ の    た を 間    >
        | 素  ミ  想     よ     中  /
     __j 敵  の 像   ト、____/
   /     だ  ほ よ   j: : : :ヽ〉: >=、〉、
             う  り  ./: : : : : : : :7 ト、ヽ
       な    が   /: : : : : : : : :イ ー',
         ぜ   .iー―イ: : : : : : : : :iv-リ   i
      キ な   l     |: : : : : : : : : !{      !
      ミ  ら    |    |: i: : : : : : : :l:ト    〉
    は       |.     |: |: : : : : : : :リ、 __/ 
.             ノ     |: |: : : : : : : :{  >

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


               __
           . '"~: : :..:.:.:::ヽ、_    ば
         /: : : : :.:.:.:.::::::::::::::::< )    っ
         : : : : :.:.:.:.::::-=≠!::::::',
         : : : :.:;ィy.:::::://テl::::::::!   、__ __,
         : : :.:〈 {:::::// / !::::::::!     >ー'^ー<‐-、
         : : : :.::>l:::/イ  ゝ:イリ    Vフ厂~´Z: : : :',
         VW/ N  r /::/   rゥ __ ├= =≠ V : : :!
         /   /^ヽ-<イ/   ( ⌒)ヘ〉}モj モチフ V、: :l
            〈         ({¨`´})〈    "" ノ : |
         ー''"⌒\      /〉、 >≧‐ニ-‐≦(: : : |
         :.:.:.::::::::::::::ヽ   「/ 'ーっ、   〉    ヽ: :|
         .:.:::::::::::::::::::::}  r、l   う  ̄ ̄ 玄≧=-ィ゙:八
         .::::::::::::::::::::::{. /::::\ノ   ミ   {::::::::::::::::V:ヽ:ヽ.
         :::::::::::::::::::::::| /:::::::::::/        }::::::::::::::::ヽ: }:、:ヽ
         :::::::::::::::::::::::|'::::::::::::/        |::::::::::::::::::〈:ノ:ノ): :〉

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                                     /
                                       /
                                    |        輿
        え                         |       入
         っ                             |     で  れ
                                    |     き  の
      ,. -―===―- 、                        |     て  用
             . : : :.:.:ヽ<⌒ヽ              |     る  意
            . : : : :.:.:.:::::::::::',                    |     か   は
           . : : : : :.:.:.:.:::::::::::::|     〃             |     ら
        . : : : : :.:.:.:.::::::::::::::::!        ,. -‐<⌒ヽ-y―-、   :
        . : : : : :.:.:.:.:.::::::::::::|:::;'         /:∠ニ>ー'ー'ーrく\_  __/
      . : : : : :/`i.:.::::::|::::::::l/      ,:' : : : : :>ー`ーrく : :',   |/
     . : : : : : :{l |:::::::::!イ::/!      .': : : : :./´      ハ Vノ
    . : : : : :.:.:.:.ゝ_l::::::: | レ゙ l      l : : :_:./    ̄´  `ーイ
    : : : : : :.:.:.:.:.:ハ:::::!:l  /        .|: :〃ヾ ‐「幵 テ   ィzl|
    : : : :ハ|!:.:.ル'  ';:::トj. /         l: : ゞ、 ,,,,,゚ー'゙    じ!!
    : : :/ リレ'゙  厂ヽ厂´       l: : : :八       ' ''''j:|
        __{__            .l: |.:/: : :>、  ⊿   ノl:|  っ
    . : : : .:.:.:.:.:::::::::::::ヽ          .|: l>r-ト `ー=テ刀_:_l:|
    : : : :.:.:.:.:.:::::::::::::::::::\       レ'   |:::|_  r、r'゙O.OYヽ
    : : :.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::\       {.   |::::::::::::::::>ヘ ^  儿ノ

 < いおりんマジ策士! >

(´∀`) お姫様なだけに輿入れってね。あずいおマジ最高!
  ('A`)  お前が飢えてるのはわかったから、トレース元を紹介しろ。
(´∀`) 今回勝手にAA化させていただいたのは、アイマスGSの立ち絵を作成なさっている某絵師さんのアイマス漫画です。元絵はGSの梓さんといおりんの漫画だったんですが、梓さんを2のあずささんに改変できそうだったので、勝手に改変してあずいお風味にしてみました。セリフも一部改変しています。
  ('A`)  人、それを改悪と言う。
(´∀`) てへてへ。いやー、それにしてもあずいおですよあずいお。
  ('A`)  お前の大好物だな。
(´∀`) ウィ。あずいおといえば、MA07&08と、あずさのハンガリー興隆記と、このAAの元絵をお描きになった絵師さんのあずいお漫画と相場が決まっておりまして。あずいおはもっと流行ってもいいと神も言っているのですよ。
  ('A`)  なんだその神神詐欺。
(´∀`) では、一番いいあずいおAAを頼む。


        /:::::::::::::::::::::::::::::::;.イー、
     /:::::::::::::::_:::::::::::::::∠、厂ヽ〉
      ,'::::::::::::::://::::::::、∠、 /
     ,'::::::::::::::::Y!:::::::::7⌒リ/   く                          ち
    ,':::::::::::::::::::リ :::/"" {   ぎ                      私  ょ
   ,'::::::::::::::::::::ト!::/  っ ノ   ゅ    〃   ∠7ユ二スー、       む  を  っ
   ,':/::/:::::::::: /.|/フ´ ̄´     ?       /,ィー‐ャ―-、ヽヽ    ぎ  む  と
.  /:/::/::::::::/:;' /⌒ヾヽ            ,': :へ   ー‐'゙  '; : |    ゅ  ぎ
 /:/::/::::::::/:::l:〈    } 〉       r―‐(⌒∨スコ  ノ厂「ヽ l: :|    っ  ゅ  あ
.イ/!:イ::::::::/|::::l: :ヽ  ∨ヽ      ̄フ〈⌒ァリヒリ   ト=イ ノ '^)レて) て   っ  ず
.  レ1::::::;' :|::::!: : : ':,  ヽ ',       〈_/^Y .{'''' r‐-‐、`¨゙  / /     て  さ
.   |::::::!:.:.l:: |: : : : :',.   l       〈ノl_>└―-' ""/ /ヽ ノノ   し  !
.   l::::::|) |:::|: : : : : :';.、__丿      ゞ   /\>ュ__fl7 _/: : : :.\    な
.   ヽ:::l: :.|::;': : : : : : :',   ぴょん    /: : :/ー─-Y´: :ハ: : : : ト、:>   さ
.   ∧!: :l/: : : : : : : :.〉           <:/: イ      |: :/ !: :!: :.ト、    い
.   /ー───   <|    ぴょん   li ̄|_i_!__ト/ └┴'⌒´   !
  / /    | |    |          │|l! /: :li|:|i!: : \|i|!i│


  ('A`)  そんな(文字通りの)自作自演で大丈夫か?
(´∀`) 大丈夫だ問題ない。このブログ用に幅も縮めた。
  ('A`)  そういう問題じゃないんだが…、まあいいや。このAAを描いたのももう2年前か。
(´∀`) たしか2008年の夏あたりだったかな。時が経つのは早いねえ。
  ('A`)  何年経っても、言ってることは相変わらずあずいおあずいおだけどな。
(´∀`) ああ、やっぱり今年もダメだったよ。あずいおは人の魂を放さないからな。
  ('A`)  他人事みたいに言うのはヤメレ。

 ▼以下、今回作成したAAの倉庫につき格納。

スポンサーサイト

タグ : アイマス あずさ AA 【百合】あずいお

10:06  |  AA/たまごと  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

2010.10.13 (Wed)

【アイマス2/AA】僕はあなたにキュンとなる

◎あずささんスレより転載
432 :名無したんはエロカワイイ:2010/10/11(月) 17:45:46 ID:qMqSz/WE0
  ttp://imasupd.ddo.jp/~imas/cgi-bin/src/imas73753.png
  あると思います

(´∀`) か、かわええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!
  ('A`)  うむ。
(´∀`) 今までニコマスで数多くのあずささんの改変グラを見てきたけど、こんなに胸キュンしたのは初めての経験ですよー!!
  ('A`)  惚れ直すってのはこういうのをいうのかもしれん。
(´∀`) あずさスキーは四の五の言わず、すぐに見に行くべしべし!
  ('A`)  この良家のお嬢様風なあずささんは網膜に焼きつける価値があるな。
(´∀`) ん~~、これを見て思ったんだけど……
  ('A`)  なんだ?
(´∀`) アイマス2モデリングのあずささんはやっぱ可愛いんだなぁと。
  ('A`)  うん? どういう意味だ
(´∀`) 2のあずささんって髪をばっさり切って賛否両論が激しいじゃない。
  ('A`)  賛否両論が激しいっつうか、髪型変更のあった他のアイドルたちに比べて、今回の髪型変更を嘆いている既存のあずさスキーが多いってだけだと思うが。
(´∀`) そうだねえ。今はショートカットのあずささんにも慣れたし、竜宮小町衣装にもショートカットが似合ってるから、私は「ショートカットのあずささんもええやん?」みたいなとこで落ち着いちゃってるけど、もちろんそうじゃないあずさスキーもいるわけで。
  ('A`)  この辺は単なる好みの問題だけじゃなく、今までのあずささんとどれだけ思い出を築き、どれだけ思い入れがあるかという点とも複雑に絡む問題だから、そういうPたちに「ショートのあずささんも好きになれ!」とは言えないよな。同じ痛みがわかるあずさスキーとしては。
(´∀`) うんうん。で、今回のショートカットでややマイナスに見られちゃってる2のあずささんですけど、顔のつくりとかモデリングとか、2のあずささん自体はやっぱ可愛いのよね。
  ('A`)  だな。元がダメじゃ、いくら髪型変更しても可愛くはならんからな。
(´∀`) アイマス2のモデリングの出来がいいだけに、「これでロングヘアのあずささんを見たかった…!」と思ってしまうのも、仕方のないことですよね。
  ('A`)  そのセリフ、何度お前の口から聞かされたことやら。
(´∀`) でへへ。
  ('A`)  まあ、俺も同意見だからうるさくは言えんがな。
(´∀`) こういうGJなものを見てしまうと、2のDLCにあずささん専用のエクステとか配信されないかなぁ~えへへ♪とか期待しちゃうよね。
  ('A`)  竜宮小町はプロデュース不可確定のうえ、事務所モードもあるかわからんけどな。
(´∀`) そこはほら、まだわかんない部分をあれこれ考えたってしゃーないですし、ほんのり淡く、無責任に妄想しときましょ。
  ('A`)  無責任な妄想か。そうだな。そっちのほうが精神衛生上もいいか。
(´∀`) 妄想の続きですけど、ぶっちゃけ専用エクステの追加とかDo-Dai?
  ('A`)  そりゃあ夢があるわな。専用エクステ込みでのショートカットなら、今までのロングなあずささんが好きだったあずさスキーたちも多少は溜飲が下がるんじゃないか?
(´∀`) だよねえ。あずささんのスレでも専用エクステを望む声とかありましたし。
  ('A`)  ただ、仮にそれが実現したとしても、あずささんがあの長い髪を切ったという事実は残るし、エクステを外せばショートなあずささんに戻ってしまうからな。専用エクステで慰められるところはあっても、一度失ったものは返ってこないだろうな。
(´∀`) そうなんですよねえ……。なんなんですかね、可愛い竜宮小町衣装やスモスリでも全然埋める足しにもならない、この喪失感は。ある種の別腹っていいますか……およよん。
  ('A`)  本当に面倒くせえあずさスキーだな、お前は。
(´∀`) あぅあぅおよよん。
  ('A`)  そういや、1stPVが発表された当初、専用エクステの他にも、コミュであずささんが髪を伸ばすルートがあるんじゃないかっていう予想レスもあったよな。
(´∀`) ところがどっこいまさかの竜宮小町プロデュース完全不可アババババ!
  ('A`)  ……悲観的なのか能天気なのか、どっちかにしろよ。
(´∀`) だってだってえ! せめてりっちゃんが竜宮小町をプロデュースするモードがあれば、ユニットのイメージ戦略とかなんとかで、あずささんに髪をもう一度伸ばしてもらうルートとか期待できたのに、りっちゃんによる竜宮小町プロデュースすらも否定されちゃったら、もうほとんど可能性なんてないじゃない!
  ('A`)  つっても、コミュでも竜宮小町は出てくるみたいだし、2のPの一言がきっかけであずささんが髪を伸ばしはじめる可能性もないわけじゃ
(´∀`) そんなん嫌じゃあ!
  ('A`)  お?
(´∀`) なんですかその、とってつけたようなおまけイベント! あずささんの担当プロデューサーでもないお前が余計な口出しすんなってんですよペペペッ! そんな適当なあれで髪を伸ばさせるくらいなら、最初からあずささんの髪を切るんじゃねえって話ですよ! あずささんは固い決意であの髪を切ったんですよ? だったら、長いプロデュースの過程で、あずささんと様々なコミュを重ね、その信頼の結果として髪を伸ばすルートがあるんじゃなきゃ嫌だい嫌だい嫌だい!!
  ('A`)  うるせえよ。アイマス2はお前が考えた架空戦記じゃねえんだよ。
(´∀`) でも嫌なもんは嫌なんですぅ! 髪を伸ばすなら、髪を切った時以上の理由が欲しいんですぅ! じゃなきゃ、なんのために髪を切ったんですかあずささんは!?
  ('A`)  知らんがな。その辺はアイマス2の本編とかでフォローが
(´∀`) あるんですか!? 信じてもよかですか!?
  ('A`)  …………投げっぱなしジャーマンに2万ペリカ。
(´∀`) のわーん!
  ('A`)  いや、つうかよ、それ言ったらさっきの専用エクステだって、あずささんの意思を尊重してないことになるんじゃないのか?
(´∀`) それはそれ、これはこれ。
  ('A`)  オイ。
(´∀`) だってさー竜宮小町はプロデュース不可なんですよ? プレイヤーの意思で竜宮小町の衣装や歌を変えたりできないんですよ? ていうことは、専用エクステがあっても本編のなかじゃ使う機会がないじゃない。
  ('A`)  あ、言われてみりゃそうか。使えるとしたら事務所モードみたいなおまけモードでか。
(´∀`) たぶんね。おまけの鑑賞モードでなら、あずささんに専用エクステをつけて、擬似ロングヘアのあずささんに胸キュンするのもアリではないでしょうか。
  ('A`)  なんつう自己本位なダブルスタンダードだ……
(´∀`) あ、そうそう。これ見てくださいよ。
  ('A`)  なんだ?
(´∀`) つい筆がすべってダラダラと書いて忘れちゃってたけど、上のお嬢様風なあずささんの改変グラに胸キュンして、こんなのも作ってみたのよ。

                      _
       /⌒ヽ _,.r‐<\::ヾ⌒ヽ、_
.       / / ̄>`/⌒::::::::\:`ヽ:\:::::::\
      / /  /:::::r、:::::::.:.:.:.:.:.:::弋;;_ヾ::):::::::::ヽ
.      i !  ,'::::ヽ}::\:::::ヽ::::::::::::::::(::::Y:)、::::::':,
.     | i  ,':::r'`~´~`\::::ヽ:::::::::::::::Y:ヽ::ノ!::::::::i
.     | ! i:::::l        ヽ:::ヽ:::::::::::::YV〈∧::::::|>ー、
.     l ! |:::::!    z==-i:::::l:::::::::::i:::ト<::ヽ)::::}   {
.     |!  !:::::Yミ、   ,乍ヨ!::::i:::::::::::|:::l i }::〈:ヽイ _ノ
.         !:::::::!.{fj   ゞソ::;イ:::::::::::l:::jYノ\ヾ::〉´〈
.         l::::::::l ノ     }' l::::::::::::::::!´:::::::::Yヽ_ノ
.        ';:::::::', `        !:::::::::/;イ:::::::::::i::トノ
.        ヽ::::ヽ、ー '     l:::::::///::::::::::: !:|
.           ヽ:::!:::i. 、    ノ:/i//:::::::::::/:|:|
          ヽ!V  }TT「 ´  / :::::::::/::::!:l
.                l::i:::::!    /:::::::/:!::/:::l
            _,.r-j/:::/    ,':::::::/_>-、:::::',
           ///::/  ´ ,'::::::/::.::.::.::.::. ヽ::',
         ///:∠>ュ<ヲ==/!::::::i::.::.::.::.::.::.: i:::i
        i//*゚〈∧〉:゚/::.i:::::::!::.::.::.::.::.::.::. l:::l
.        〃´_゚:。:*:゚。/::.::.::.V::::|::.::.::.::.::.::.::. j:::|
       /::{゚:+。:*゚:。:+./::.::.::.::.::.:ヽ::!::.::.::.::.::.::.::/::::|
.       {:.::.i。:*゚:+。:*゚:!::.::.::.::.::.::.::.リj::.::.::.::.::.::,':::::::|
.       ヽ:.:〉ー――゚|::.::.::.::.::.::.::.:: l::.::.::.::.::.::l:::::::::i
        lヽヽ.゚:。:+゚:*:|::.::.::.::.::.::.::.: l::.::.::.::.::.::l:::::::::j
.       j::ヽヽ_*゚_+。゚|::.::.::.::.::.::.::.::l::.::.::.::.::.::l::::::::/
.      /::.::.}::}+。:*゚:+|::.::.::.::.::.::.::.:l.::.::.::.::.::.:|::::::/
.      ,'::.::.::.|::|。:*゚:+。|::.::.::.::.::.::.::,'::.::.::.::.::.::.!:::/
      i::.::.::.::|::ト-'^ー-!::.::.::.::.::.::/::.::.::.::.::.::.:ト(
     │:::.::.::|:l.+。:*゚:+|::.::.::.: /::.::.::.::.::.::.::∧
.      l::.::.::.::|:!゚。+。:*゚|::.::./::.::.::.::.::.::.::./::.:ヽ

  ('A`)  目の表現がイマイチ。
(´∀`) さすが手厳しいですな。
  ('A`)  もうちょっと何とかならんのか。ごちゃっとしてる割には、一目で目の形がわかりにくいのがダメだな。特に左目。どの方向を見てるのか即座にわからん。
(´∀`) これでも試行錯誤してみたんですけどね。今の力量ではこれが限界。
  ('A`)  絵もAAも目が命なんだぞ?
(´∀`) わかってますがな。だからこそ不完全燃焼なわけで。およよん。
  ('A`)  ん? こっちにあるのは何だ?
(´∀`) あー、それは……

071あずさ2_グラ改変_お嬢様_12カラー
▲画像クリックで元のサイズになります。

(´∀`) 胸キュンのあまり、また捏造アナザーカジュアルをこしらえてみました
  ('A`)  色のセンスがイマイチ。公式を笑えんぞ?
(´∀`) ごめんちゃい。

タグ : アイマス アイマス2 あずさ AA

06:06  |  アイマス雑記  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2010.10.05 (Tue)

【SS/百合】ツイッターでつぶやいたアレな妄想を保管庫してみた

  ('A`)  はい、この記事は早くも終了ですね!
(´∀`) まだ始まってもいねーですよ。
  ('A`)  始めるまでもないだろうが。だいたい何の意味と価値があるんだこれは。
(´∀`) 意味とか価値とか難しいことを言われましても。強いて言うなら、自家発電した妄想エネルギーを貯蔵しておく貯め池、みたいな?
  ('A`)  その腐った池で誰が得すんだ。ボウフラだって逃げるぞ。
(´∀`) はーい、アタイアタイ。アタイが得する。
  ('A`)  自家製の妄想でエネルギーチャージすんのはヤメレ。
(´∀`) いやいや、時代はエコですからね。チャージしたエネルギーで再自家発電できたら、環境にやさしいじゃないですか。妄想機関が地球を救うかもしれない。
  ('A`)  隣の俺はまったく救われていないがな。
(´∀`) 救われちゃってもいいのヨ?
  ('A`)  うるせーよバカ。
(´∀`) まあ、ものは考えようですって。一見、何の役にも立ちそうにない自家製の妄想でも、もしかしたら誰かの妄想の火にくべる薪くらいにはなるかもしれないし。
  ('A`)  ねーよ。
(´∀`) OK、ブラザー。やってみもしないで否定するのはよくねーですよ。あの安西先生もこう仰っておられます。

         ,. ‐''三ヾ´彡シ,=`丶、
     /'".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
    //.:;:彡:f'"´‐------ ``'r=:l
    /〃彡_彡′,.=、 ̄ ̄ ,.=、 |ミ:〉
   'y=、、:f´===tr==、.___,. ==、._ゞ{
   {´yヘl'′   |   /⌒l′  |`Y}
   ゙、ゝ)       `''''ツ_  _;`ー‐'゙:::::l{  (可能性を)あきらめたら
.    ヽ.__     ,ィnmmm、   .:::|!    
  ,.ィ'´ト.´     ´`"`"`゙″ .::::;'    そこで妄想終了ですよ・・・・
イ´::ノ|::::l \         "'   :::/
::::::::::::|:::::l   ヽ、      ..::  .:::/.、
:::::: ::: |:::::ヽ    ヽ、.......::::/..:::/!\\
::::::::::: |::::::::ヽ    ``''‐--ァt''′ |!:::ヽ:::\
:::::::::::::|::::::::::::ヽ、       /i|iト、  |l:::::::ヽ:::::\
:::::::::::::|::::::::::::::/:ヽ、   ∧|i|i|i|〉. ||::::::::::ヽ:::::::\

  ('A`)  安西先生ェ…
(´∀`) ということで。以下、ツイッターでつぶやいたあずささん関係のSS(主に百合フレーバーな妄想)を、加筆修正してそのまま垂れ流しますのでご注意くださいませ。ちなみに、下にいくほど古いSSとなっております。



ある日のあずいおの風景
「暑いわね~伊織ちゃん」
「そうね」
「これなら人肌のほうが涼しいかも。伊織ちゃんをギュッてしたら涼しくなるかしら」
「バカ言ってると、蹴飛ばして凹ませるわよ」
「んー。伊織ちゃんはお凸ちゃんだし、私が凹めば丁度いいのかしら~」

 ギューッ!

「ぷ、プロレス技はダメよ~伊織ちゃ~ん」

ある日のあずひびの風景
「おーい、どこ行ったー! 君のを勝手に食べたのは謝る! だから帰ってこーい!」
「……またか、響?」
「あっ、プロデューサー! 一緒に探してくれ!」
「今度は何に逃げられたんだ?」
「えーっと……、あずさに」
「は?」
「あずさが幸せそうにピザトースト食べてたから、つい」
「つっこまんぞ俺は」

ある日のあずゆきの風景
「あず歩」という単語を見るにつけ、私の脳内辞書が自動的に「あずさ×雪歩」の意味で誤訳する。アイマスファン多しといえども、このような誤訳をする辞書をもつのは私のほかにはいるまいHAHAHA!          ボスケテorz
(※「あず歩」=中の人が浅倉さんの雪歩)

「もしも、私と雪歩ちゃんに子どもができたらどんな名前にしましょうか~?」
「できれば二人の名前にちなんだのとかいいですね」
「そうね~」
「あずささんと同じ平仮名三文字で“あゆみ”とか。漢字で書くと“歩”で」
「あず歩は~?」
「却下ですぅ」

ある日のあずりつの風景
 収録待機中。
 暇を持て余したあずさの視界に律子のおさげが。
「ぱくっ。もむもむ」
「……おいしいですか?」
「ええ、リンスの風味がきいていて~」
「もう、体によくありませんよ」
「ふふっ。意外と淡白な反応」
「どう反応したらいいかわからないだけですよ」
 律子の顔は赤色反応を示していた。

ある日のあずいおの風景
「こっち見んじゃないわよ!」
 夕立ちがきそうな夏空よりも先に、伊織の雷が落ちた。
「だって伊織ちゃんが……」
 怒鳴られているあずさはやや俯きながらも、反抗的な視線を返す。
 それがまた伊織の神経を逆なでした。
「だってもだっこもないわ! いいからあんたはあっち向いてなさい!」
 槍より鋭い伊織の視線。
 しかし、あずさは怯む事なく反抗する。
「嫌です」
「なんで!?」
 一瞬の間をおいてあずさは答える。
 恥ずかそうに、ぶっきらぼうに。
「だって、伊織ちゃんがうなじをペロペロするから」
「そのためにあんた髪切ったんでしょ!?」
「ひどい曲解よ」
 今日も平和なあずいおです。

ある日のあずたかの風景

 な~お、な~お。

「こんな夜更けに面妖な。猫でしょうか」
「聞いた話だと、あれは発情期に入ったメスがオスを誘ってる声なんですって。あの声を聞くとオスも発情しちゃうんだとか~」
「なるほど」
「ふふっ、ちょっぴりエッチよね」
「な~お、な~お」
「たっ、貴音ちゃん……?」
「あずさは発情しないのですか?」
「え?」
「遠慮なく発情してもよろしいのですよ。な~お、な~お」
「わ、私は猫ちゃんじゃありませんから!」
「発情なさってもわたくしは困りませんのに。あずさはいけずです」
「も、もう、貴音ちゃんったら!」
「あ。あずさがネコでないなら、タチになればよろしいのでは?」
「そういう問題でもありません!」

ぷちますことわざ1
「あずささんにみうらさん」
 意味:世界を股にかける国際迷子のあずささんにワープ能力持ちのみうらさんが具われば、もはや手の打ちようがない。転じて、悪い意味での鬼に金棒。また、匙を投げるの意味や、泣きっ面に蜂の意味でも使われる。

ぷちますことわざ2
「高槻家でたかにゃを飼う」
 意味:生計が苦しい高槻家で食欲旺盛のたかにゃを飼うのは家計の自殺行為に等しい。転じて、トドメを刺すこと、ダメ押しすること。無茶ちやがっての意味にも使われる。

ある日のあずたかの風景

 ズルズル…

「貴音ちゃん。今日もお昼、ラーメン?」

 こくっ。
 ズルズル……
 じーっ……

「髪切ったの変だったかしら~?」
「……いえ。ただ、この縮れ麺であずさの髪を伸ばせたらと」
「麺は困るけれど、貴音ちゃんみたいな綺麗なウェーブの髪ならまた伸ばしてみたいかも」
「……あずさは卑怯です」

あずささんと一緒に目的地につく方法
 あずささんから目を離さない。
 それでは不安すぎる。
 あずささんとずっと手を握る。
 それでも不安だ。
 あずささんとタクシーで移動する。
 それでも不安が残る。
「だからあずささん、俺と小指に赤い糸を結んでください!」
 これなら安心だ。
【あずささんに告白する方法】

ある日のあずりつの風景(※アイマス2のPV1を見て)
 営業から帰ってきたプロデューサー見習いのりっちゃん。
 癒しを求めて、隣席の事務員あずささんの胸を片手でもにゅもにゅ。
 あずささんも特に驚かず事務作業を続けていて、
「お疲れみたいね、律子さん」
「ええ。だから癒してください」
「私も癒されたいんですが~」
「善処します」
 そんなあずりつな風景。

ある日のあずたかの風景
 雨ガ降ル、雨ガ降ル。
 しとしとしとしと。
 貴音が窓辺で雨に煙る外の景色を眺めていると、横手でフラッシュが瞬いた。
「……断りもなく撮るのはいささか行儀が悪いかと」
 窓ガラスに映るカメコに向かって言うと、
「ふふっ。絵になっていたものだから、つい」
 窓に映ったあずさが微笑んだ。
 貴音の隣に座るあずさの手には、買ったばかりのデジカメがあった。
「何を見ていたの?」
「何も。雨の音を聞いていました」
 朝から降り続ける雨は、一向にやむ気配がない。
「雨の音を聞いてると不思議と心が落ち着くわよね。心の中まで雨が染み入ってくるのかしら」
 あずさがしみじみ言うと、
「そうかもしれません」
 貴音は相槌をうって、再び窓の外へと目をやった。
「貴音ちゃん、明日紫陽花を見に行かない?」
「紫陽花ですか?」
「紫と赤紫の花がとってもきれいなの。きっと貴音ちゃんに似合うわ」
「花を見るのは構いませんが……」
「それにね、近くに老舗の甘味処もあるのよ」
 少し考えて貴音は承諾した。「その代わり…」と条件をつけて。
「何かしら~?」
「わたくにも、でじかめの手ほどきをお願いできませんか」
「いいわよ。それくらいなら~」
「ただし、あずさをモデルに撮らせてください」
 あずさの目が点になる。
「え、ええー!?」
「わたくしは興味があるのです」
「デジカメにそんなに?」
「いえ、花より団子。でじかめよりあずさにです」
 にこりと貴音が笑った。

ある日のあずいおの風景
 伊織はあずさに語りかけた。
「あんたの名前であいうえお作文を作ってみたの。聞いてちょうだい」
 コホンと軽く咳払い。
てどなく っと貴女を がしてる」
「まあ♪ 素敵ね」
「素敵ねじゃないわよ! 今どこ!?」
 電話から困ったようなあずさの声。
「南アフリカ?」
 伊織は頭を抱えた。

石鹸少女であずちは
 お風呂好きなあずささん。
 彼女が不思議なお店で買ったのは少女の形をした等身大の生きた石鹸だった。
 石鹸少女は「千早」と名乗り、あずさの妹だと自称した(妹シリーズの石鹸だから)。
 夜な夜なあずさと千早は肌を重ね(入浴だから)、段々小さくなっていく千早。
 そして、泡と消える別れの時が……。
「あずさお姉さん……。悲しいけど、私、石鹸なんです……くっ……」
 と言い残し、バスルームに泡となって消えてゆく可愛い妹、千早。
 あずさはきっと忘れることはないだろう。
 千早と肌を重ね合わせた(石鹸だから)あの時の香りと、温もりと、ツルツル感を。

ある日のあずやよの風景
 吉野家へお昼を食べに来たあずささんとやよい。
「今日は私がごちそうするから、遠慮なく食べてね」
「はいっ! えっと~どれに……、あれ?」
「どうしたの、やよいちゃん?」
「この紅しょうが、勝手に食べてもいいんですか?」
「ええ、タダだから好きなだけ食べていいのよ~」
 3分後。
 やよいの牛丼の上には赤い山が。
「しょうが祭りです!」
「お肉が見えないわね~」

ある日のあずまこの風景
「あのう、真ちゃん?」
「なんですか?」
「少しだけ重たいかな~なんて」
 そう言って、真の顔を見上げる。
 真は、ソファーに仰向けになっているあずさのお腹に馬乗りしていた。
「降りてもらえないかしら~?」
「ダメです。油断するとすぐどっかに行っちゃいますから、重石代わりです」
「あらあら」

ある日のACMの風景
※杏仁豆腐先生の画集のあずささんの左手が千早のお尻をなでなでしてるように見える件
(千早ちゃんのお尻、すらっとしてて触り心地が……うふふっ♪)
(ねえ千早、そこどいてよ。ボクがなでなでしてもらうんだから!)
(ダメよ。リハーサルでも私がここだったんだし、あずささんの隣は私の席なんだから!)

ある日のあずたかの風景
「あずさ、わたくしも散歩に同行してもよろしいですか?」
「いいわよ~。近くを歩くだけだけど、それでもいいかしら?」
「ええ、構いません。あずさの散歩はいつも全国規模になると伺っています。さあ、私を全国のラーメン屋へと導いてください」
「貴音ちゃん、私だって時には怒るのよ?」

ある日のあずまこの風景
 テレビ番組収録中のこと。
「三浦あずさと~」
「菊地真の!」
「「1時間クッキング~!」」
「わ~パチパチ~♪ 頑張りましょうね、真ちゃん」
「あのーあずささん?」
「なあに、真ちゃん?」
「料理番組なのに1時間って長すぎませんか?」
「番組のディレクターさんにはあずささんじゃ1時間でも短いって言われたのだけれど~」
「たしかに。うんうん」
「もうっ、真ちゃんまでひどいわ。そんなに力強く頷かなくても~」

こんなアイドルは違和感
・リズムゲーでフルコンボを決めて最高得点を次々に更新していくあずささん。
・もやしを料理するとき、もやしのヒゲを取って捨ててしまうやよい。
・外食するとき必ず割り勘を要求する伊織。しかも一円単位できっちり。
・友達とカラオケに行くと聞き専の春香。「タンバリンはまかせてー!」

ある日のあずことの風景
 夜、人がはけた事務所にて。
 残業の合間の息抜きでお茶をしている小鳥さんとあずささん。
 なぜか話題がそれて、二人でシリトリをすることになった。
「ファン感謝祭」
「一次審査」
「桜井夢子」
「こ…ですか~」
 少し考えてからあずささんが微笑する。
「小鳥さん、大好き♪」
 瞬間、小鳥さんが真っ赤になって頭から蒸気を発した。
 人がいないことを確認する小鳥さん。
 ドギマギしながら上目づかいでシリトリを続けた。
「……き、キスを、してください、あずささん」
「んふふ、小鳥さんの負けですね~」
 目をぎゅっとつぶる小鳥さんのおでこにやわらかな唇が優しく触れた。
 そんなあずこと残業報告。

ある日のあずまこの風景
 善永さんの取材中。
 得意なことや最近好きなことを聞かれたあずさんと真。
「迷子になったあずささんを見つけるのが、ボク得意です」
 と、うっかり答えかけて、真は慌てて口をつぐむ。
 一方のあずささんはというと、
「迷子になった先で真ちゃんが好きそうなものを買うのが好きです」
 と、ニコニコ答えてしまう。
 そんなあずまこな風景。

トンだMythmaker(ある日のあずまこの風景)
 PVのミーティングでまた王子様を配役されて凹む真。
 たまには真ちゃんにも……ということで、王子様役を志願したあずささん。
 やるなら徹底的にと自己暗示も施してPV撮影に臨む。
 本番中、あずさ王子がハンサム顔で真姫に超接近。
 あまりの顔の近さにパニックに陥った真姫からビンタをくらうあずさ王子。
 そんなあずまこ伝説。

トンだMythmaker(ある日のあずまこの風景)
 真姫にビンタされたあずさ王子。
 そのほっぺには手のあとがくっきり。
 撮影は一時中断。
 いつものあずささんの笑顔にも、微量のお怒りの色が浮かんでいる。
 機嫌を直してと真姫がほっぺにキスをすると王子様の不機嫌もたちまち氷解。
 その様子を一部始終収めたメイキング映像付きDVDが異例の大ヒット!
 そんなあずまこ伝説。

トンだMythmaker(ある日のあずさの風景)
 よく当たると評判のあずささんの占い。
 朝のニュース番組のコーナーで、アイドル占いを生でやることになった。
 ある時、アホ毛の立ち具合で夕方から天気が崩れると予想し、華麗に的中。
 その後も占いのおまけで天気予報をしてみたところ、次々的中させてしまう。
 そして、見事にお天気占いのお姉さんポジをゲット。
 そんなあずさ伝説。

トンだMythmaker(ある日のあずさの風景)
 地方ロケの休憩中。
 あずささんのあほ毛の先にオニヤンマが止まる。
 それを見つけた真美がオニヤンマにくるくるを開始。
 すると、オニヤンマよりも先にあずささんが目を回してダウンしてしまう。
 そんなあずさ伝説。

トンだMythmaker(ある日のあずさの風景)
 生の歌番組でMythmakerをソロで歌うことになったあずささん。
 打ち合わせではショート版を歌うことになっていたが、実はドッキリ番組だった。
 あずささんには内緒で、曲はフル版を流す手筈になっていた。
 ところが、あずささんはそれに気づかず、普通にフル版を歌い踊りきってしまう。
 そんなあずさ伝説。

トンだMythmaker(ある日のあずさの風景)
 アメリカ横断クイズに出演中。
 ユニットパートナーやPが目を離した隙に迷子になってしまうあずささん。
 周囲を探すパートナーの携帯にあずささんから着信。
「ちょっとテレビを見てもらえますか~」
 テレビにはホワイトハウスで大統領と談笑してるあずささんの姿が。
 そんなあずさ伝説。

トンだMythmaker(ある日のあず○○の風景)
 ランクAデュオユニットのあずささん。
 善永さんの取材中、マンションで暮らしているというお話に。
 その時、ついポロッとパートナーの子と事実婚して同棲してることを爆弾発言。
 動揺するパートナーやPを尻目に、善永さんは応援してますから!と良い顔で退出。
 そんなあず○○伝説。

ある日のあずちはの風景
「うぅ~、苦い……」
 ブレンドのブラックに口をつけ、あずさが眉をひそめる。
 対面席の千早が首を傾げた。
「このお店のコーヒー、そんなに苦いんですか?」
 そう言って、あずさのカップに手を伸ばす。
「ん。私は美味しいと思いますが」
「千早ちゃんは大人ね~」
「あずささんの舌が子どもなのでは? 辛いのも苦手でしたよね」
「千早ちゃんは毒舌ね~」
「あずささんこそ」
 くすっと笑う二人。
 千早がカップに口をつけたとこに口づけして、あずさはもう一度コーヒーを飲んでみる。
「不思議。少し甘くなったみたい」
「気のせいですよ」
 千早の顔が少し赤いのもきっと気のせいだよね。

究極のあずやよ選択
 あずささんを呼ぼうとしてつい間違えて「お母さん」と呼んでしまったやよい。
 赤面してごめんなさいするやよいに、あらあらと微笑むあずささん。
 その後、あずささんがとった行動とは……?
A.やよいに微笑みかけるあずささん。
  おもむろにやよいを小脇にかかえてリズミカルにお尻をペンペン。
  恥ずかしいやら気持ちいいやらで泣き笑いのやよいルート。
B.やよいに微笑みながらやよいの頭をやさしくなでなでするあずささん。
  照れ笑いするやよいをもっと赤くさせたくなって頬ずりまで開始。
  やよいも負けじとほっぺにキスをして逆に赤面してしまうあずささんルート。

こんな(あずささんの)プロデュースは嫌だ1
 ガチで迷子になったあずささんを捜すところから活動開始。
 捜索場所を選ぶ三択がどれも日本国内じゃない。

こんな(あずささんの)プロデュースは嫌だ2
 三択に失敗すると、翌週も営業で選べるのはあずささんの捜索だけ。
 一度もあずささんに会えず、ユニット名を決めることなくプロデュースが終了するEDも存在。
 初めてあずささんをプロデュースするPが必ず一度は経験するという鬼畜仕様。

こんな(あずささんの)プロデュースは嫌だ3
 ランクアップコミュであずささんの部屋にまで呼ばれる。
 なのに、部屋に上がると男性芸能人がいて、「運命の人を見つけました~」と、いきなりあずささんからフィアンセだと紹介される。
 しかも、「プロデューサーさんは応援してくれますよね?」と言われる。
 そのまま泣く泣く強制的に寿引退エンド。

こんな(あずささんの)プロデュースは嫌だ4
 トリオユニットの娘たちが、こそこそとこっちを見ながら内緒話している。
 しかも頻繁に。
 会話の雰囲気からして、色恋的なあれではない。

こんな(あずささんの)プロデュースは嫌だ5
 活動初週で765プロが倒産。
 アイドルをプロデュースするはずが会社をプロデュースすることに(民事再生的な意味で)。

こんな(あずささんの)プロデュースは嫌だ6
社長「我社のアイドルはこの娘たちだ」
     ↓
 (あずささんを選択)
     ↓
社長「ふむ、三浦君を選んだか。ちょっと待っていてくれたまえ」
     ↓
 (数分間、待機)
     ↓
社長「すまない。君では嫌だそうだ。別の娘を選んでくれたまえ」

 アイドルにもプロデューサーを選ぶ権利がある。

こんな(あずささんの)プロデュースは嫌だ7
 高木社長の前を通りかかっても社長がティンと来てくれない。

こんな(あずささんの)プロデュースは嫌だ8
 迷子になったあずささんがロリあずささんになって帰ってきた。
 誰もそれを疑問に思わず、社長からプロデュースの続行を命じられる。
 俺のライフポイントが足りない。

ある日のあずさPと響Pの風景
 響を765プロでプロデュース可能であると仮定して。
 響担当のPとあずささん担当のPは、きっと捜し物が上手であるに違いない。
 ペット捜しと迷子捜しの意味で。
 そして、いつも互いに情報交換していて、仕事終わりには飲み屋でお互いの健闘を讃え、管を巻いているに違いない。

 響PがあずさPに携帯をかける。
「もしもし、またうちの響が、ペットたちに逃げられてしまったんだが」
「ああ、またか。ご苦労さ ((パオーン))」
「って、お前どこにいんの? 何かパオーンって鳴かなかったか?」
「象だよ象。今アフリカに来ててさ。ここら辺にあずささんがいるはずなんだが……」
「そっちもお疲れさんだな」
「あ」
「どうした?」
「響のお土産に良さそうなシマウマ発見」
「やめれwwwww」

ある日のあずたかやよの風景
 貴音の要望でお好み焼き屋にやって来たあずささんとやよいと貴音の三人。
 張り切りすぎてお好み焼き奉行になってしまうやよい。
 始めてのお好み焼きに面妖なとつぶやきつつも興味津々顔の貴音。
 フーフーしてやよいにアーンをし、恥ずかしがる貴音にもアーンをするあずささん。
 平凡だけど幸せな一日に、ラムネで乾杯。

ある日のあずいおひびの風景
 気分転換に前髪を下ろしているぱっつんいおりん。
 その背後にそっと影が忍び寄り、伊織の前髪をあげておでこを露出させた。
「だ~れだ♪」
「あずさでしょう……こんなことをするのは~!」
「正解よ、伊織ちゃん♪」

 イラッ☆

「このバカあずさー!」
 報復としてあずさの胸を往復ビンタする伊織だったが、
「やん♪やん♪」
「なんであんたは嬉しそうなのよ!?」
 かえって喜んでいるあずさに伊織はぐったりした。
 それを見ていた響。
 おちゃめ心で伊織の背後に回りこむと、
「だ~れだ♪」
 あずさと同じイタズラをしかけた。
 が。
「おふっ!?」
 響の胸に炸裂したのは伊織のビンタではなく鉄拳だった。
「ひっ、ひどいぞっ伊織! なんで自分だけ!?」
「うるさーい! バカバカ響!」
「くそー。いいもん、自分はあずさに慰めてもらうから!」
「今度は何する気よ?」
「うわ、やっぱりあずさのはでっかいなー。パイナップルみたいだぞ」

 むぎゅむぎゅ

「ちょっ、どこ揉んでるのよ響!?」
「あらあら~♪」
「あずさも喜んでんじゃないわよ! この変態大人!」
 


  ('A`)  これはひどい。
(´∀`) 思ってた以上にツイッターでSSやってたのね~。
  ('A`)  つーか、今の時期的に「こんな(あずささんの)プロデュースは嫌だ3」の内容はかなりギリギリなんじゃないか。961三連星的な意味で。
(´∀`) それはガチで思った。バンナムめ、やってくれる!
  ('A`)  バンナムのせいにすんな。
(´∀`) いやー、それにしても自分の趣味趣向を晒すのは結構恥ずかしいね。
  ('A`)  俺はお前の存在自体が恥ずかしいがな。
(´∀`) あひん。

タグ : アイマス あずさ SS 百合

06:30  |  SS  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2010.10.03 (Sun)

【SS】偶像町幻想百景-「屋台そば屋店主」補足設定

そば屋の設定
・店名は「信楽(しがらき)」。狸の焼き物で有名な信楽焼きから適当に名づけた。
・店の名前は一応あるが、看板を出していないため周知されず、誰もその名では呼ばない。名づけた本人もほとんど忘れている有り様。そばの屋台は信楽しかないので、偶像町では「屋台のそば屋」で話が通じる。
・店主時の仮の名前は「七篠権兵衛」。名前の由来はやはり適当に名無しの権兵衛から。
・屋台の軒先には高木からもらった風鈴が吊るされている。
・そば屋を開いたのは半世紀前。手打ちそばを外の人間社会で習った。
・何かと銭銭いうわりには、商売というより道楽でやっている節がある。
・営業時間はだいたい昼の3時から夜明けまで。時間帯と曜日に応じて出店場所を変えている。夜更けまでは人間の客が主で、深夜以降は人外の客が主。
・昼間あまり出歩けないあずさのために、月に何度か、四条の神社まで特別出張している。

そば屋の権兵衛の設定
・人間の男に化け、人間のフリをしてそばの屋台を営んでいる。
・変化と演技が達者なので人外相手でもそう簡単には看破されない。もっとも、深夜は人外の時間帯なので、余計な面倒事にならぬようにわざと妖気を隠さず、妖であることが一目でわかるようにしている。
・あずさと貴音は権兵衛の正体を知っている。深夜には来ないので多分千早は知らない。
・現在の「七篠権兵衛」は二代目。
・何年たっても外貌が変わらないと人間には気味が悪かろうと、三年前、初代権兵衛を病で死んだことにして、その息子が二代目権兵衛として店を継いだという設定で屋台をやっている。
・初代権兵衛の活動期間はおよそ五十年。最後の姿は鰹節のような老人だった。
・二代目権兵衛はまだ三十路前の青年。姿は青年だが、中の狸が百年以上生きているので自分をオヤジ扱いしている。
・商売柄、偶像町の人間や妖のことをよく見聞きしている。そのため、町の《昼》と《夜》、どちらの事情にも明るい。

古狸としての設定
・本名を隠し、狸社会や妖の世界でも仮の名を名乗って暮らしている。本名を秘密にしているのは、本名を知られて命を握られる恐ろしさを、過去に痛感したため。
・本名を知っているあずさも本名では呼ばない。そば屋の時は「権さん」、二人だけの時は子狸の頃のあだ名である「ぽん太郎ちゃん」。
・狸の妖になりたての頃(百年以上前)、スイーツ(笑)な理由で偶像町を出て、外の人間社会に飛び込んだ。そこでとある異能持ちの人間と出会い、長い間ろくでもないことに散々つきあわされる羽目になった(本人談)。他人に語りたくない黒歴史とのこと。
・およそ五十年前、上記の人間が亡くなったので偶像町に戻ってきた。あずさと再会。長老狸たちからは「なぜ帰ってきた」と手荒な歓迎を受ける。
・その後、趣味と実益も兼ね、人間社会で習った手打ちそばの屋台を偶像町ではじめる。
・様々な妖術を使えるが、特に変化術が得意。
・一番得意とするのが人間の変化。老若男女問わず、色んな人間になりきれる。屋台のそば屋は間近で人間観察ができるのでうってつけだと思っている。
・人間は好きだが、異能持ちの人間はあまり好きではない。とりわけ、妖を殺める類いの異能をもつ人間には幾分冷やか。貴音に対して時にぞんざいな態度を取るのもそれが理由。
・同類の妖たちには好意的。千早や美希のような四つ足の獣の化生には特に親近感を抱いている。
・あずさは姉のような、月のような存在。姐(ねえ)さんと呼び、心服している。
・できることなら一秒でも長く、あずさよりも長生きしたいと、密かに願っている。
・高木の正体にうすうす気づいているが、深く関わっちゃいけない類いの者だと判断、努めてそれに触れないようにしている。高木もそのことに気がついているが、やはり気づかないフリをしている。
・店を開かない日は、狸岩を相手に月見をしながら一晩中酒を飲んでいる。
・甘味処に甘いものを食べに行く時、外聞を気にしてわざわざ女の子に化ける程度の小者。

偶像町幻想百景 まとめ


タグ : ニコマス SS

01:01  |  SS  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2010.10.01 (Fri)

【SS】偶像町幻想百景「たぬきそば」

 妄想のおもむくまま、百合根Pの「偶像町幻想百景」を舞台にSSを書いてみました。
 偶像町幻想百景ってなんぞや?
 そう疑問に思われた方は、ぜひぜひ下記の素敵な作品群をご覧くださいませ。
 蜃気楼の先にありそうな幻想的でノスタルジックな、ゆったりとした町の空気が魅力です。

(´∀`) あと、あずたかとあずちはもね!
  ('A`)  お前は黙れい。

【NovelsM@ster】偶像町幻想百景(前)
[百合根P/ノベマス/あずさ主演]



【NovelsM@ster】偶像町幻想百景(後)



偶像町幻想百景 まとめ

◎紹介記事1:アイドル妖姫譚(NP氏の本棚)
◎紹介記事2:二次創作の『連鎖』。(君のハートにクー・デ・グラ!)
◎紹介記事3:偶像町の歩き方(NP氏の本棚)


 072あずさ_偶像町_たぬきそば


   -― 偶像町幻想百景 ―-
                「 た ぬ き そ ば 」


 一.赤い月

 月が、赤かった。
 風はなく、月に光を吸い取られているのか、星の光も弱い。
 夏の宵のことである。
 赤い月が妖しく照らす空の下、地面を駆ける小さな影があった。
 未熟な四肢をそれでも全力で動かし、転がるようにひた走る。
 一匹の、子狸であった。
 昼間、灼熱の太陽にあぶられた大気は夜になってもいまだ冷めず、むせ返る土の匂いと混じり合った草の匂いが、肺につまりそうなほど濃く充満している。
 子狸は、自分の背丈以上もある草をかき分け、原っぱを一目散に駆ける。
 急いではいるけれど、何かに追われているわけではない。
 内から込み上げてくる何か。
 心を突き動かす何か。
 それらが、月に向かって、子狸の足を走らせているのだ。
 どこまで行けば――
 どこまで走れば――
 はるか頭上に煌々と輝く、真っ赤なあれに手が届くのか。
 冒険心と好奇心とが月へと誘い、無知と純真とが子狸を走らせ続けていた。
 走り続けているとやがて原っぱが途切れ、萩が密生する丘のふもとに出た。
 息を切らせながらも、急な斜面の丘を一気に駆けあがる。
 丘の上には大きな岩があった。
 周囲にはこれの他に目立った岩はなく、不自然にぽつんと、そびえ立っている。
 天から降ってきたのか、はたまた巨人が放り投げたのか。
 これに比べれば子狸は芋や豆粒にもならない。
 町の人間たちは、狸の形をしたこの岩を《狸岩》と呼んでいる。
 もちろん、そんなことは、物知らずな子狸の知るところではない。
 丘の上に着くと、駆け足を止めて荒く息をした。
 丘は月の光に照らされて、夜だというのに妙に明るい。
 狸岩もいぶかしげに天を睨んでいる。
 子狸は狸岩のそばに手頃な石を見つけて、そこに腰をおろした。
 もしも、狸岩が口を聞けたならば「こんな夜更けにチビが一人で何をしにきた?」と、威厳をもって問いただしただろう。
 だが、子狸は気にしない。
 隣にどっしりたたずんでいる狸岩の存在すら、まったく意に介していない。
 石の上から見下ろすと、先ほど走り抜けてきた原っぱが一面に広がっている。
 静かであった。
 物音ひとつしない。
 虫の鳴き声も、鳥や獣の声もない。
 かすかな風も吹かず、草木のおしゃべりも聞こえない。
 美しい。
 されども禍々しく、恐ろしい。
 赤い月の前に、すべてが息を潜め、沈黙していた。
 丘で月を見上げるのは、子狸と狸岩だけであった。
 幼い瞳にうつる赤い月。
 せまい行動範囲のなかで子狸が知る限り、この丘よりも高い場所はない。
 しかし、月はまだ遠いところにあった。
 手で触れるどころか、近づくこともできない。
 丘よりももっと高い場所。もっと空に近い場所。そこからなら届くかもしれない。
 心当たりは一つもない。
 それでも走り出さずにはいられなかった。
 石から飛び降りると、目的地も方向も定めずに、勘にまかせて走り出そうとした。
 その時である。
 赤い月が、刹那、強く輝いた――ように子狸は、感じた。

 ざわり。

 毛が逆立つ。
 野性の本能が、物知らぬ子狸にも備わっていた。
 急いで狸岩の陰に隠れ、牙の間から威嚇の唸り声を漏らし、辺りに警戒を放つ。
 視界の隅。
 萩の森と丘の境。
 月が降らせる光と森が生み落とす影の境。
 異変は起こった。
 唐突に、されど緩やかに。
 境界上にある草の茂みが、風もないのに、さわさわとおしゃべりを始めた。
 耳につく物静かなおしゃべり。
 まるで声を潜めて、何者かの来訪をひそひそ噂しているかのような……
 子狸があっけに取られていると、それはすぐに騒がしくなり、その一帯の草だけが激しく揺れはじめた。
 何かが、来る。
 普通ではない、何か。
 子狸にも、それだけはわかる。
「!?」
 ざわつき踊っていた草が突如、螺旋を描いて一斉にひれ伏した。
 草が平伏するのと同時に、螺旋の中心の空間が揺らめき、地面から沸き出でるようにして何かが現れた。

 ひらり。

 ひらり。

 それは木の葉のように舞い、煙のように立ち昇る。
 黒と瑠璃の色をした、軽やかな、一対の薄い羽。
 儚げなアゲハ蝶であった。
 
 ふわり。
 
 ふわり。

 横倒しにされた草の上を、蝶が、緩やかに舞う。
 子狸は、きょとんとした顔つきで、それを岩の陰から見つめていた。
 本能が発した警戒は、すでに解かれている。
 何が起こったのか、それはよくわからない。
 けれど、面白そうなものが目の前に出てきたのはわかる。
 獣とはいえ子どもである。子どもは無邪気な好奇心の塊だ。
(エモノ!)
 そう判断した子狸は、勢いをつけて岩陰から飛び出した。
 一直線に、蝶に襲いかかる。
 小さな牙をむき出しにして、月光に輝く蝶の羽に、がぶりと噛みついた。
(やった!)
 獲物をしとめたという達成感が、一瞬にして子狸の心を満たした。
 が――
 おかしなことに、しとめたはずの蝶は、なおも平然と、宙を舞っている。
 蝶に噛みついている子狸は蝶に引きずられて空中に浮いている。
 宙ぶらりん。
 いくら後ろ足をじたばたさせてみても宙をかき回すだけで地面にかすりもしない。
 それどころか、引っぱろうとすればするほど、見かけによらぬ強い力で、蝶に上へと引っぱられてしまう。
 あたかも蝶を餌に釣り上げられた魚のようであった。
 蝶を口から放せばよいのだが、獲物のことで頭がいっぱいで、そこまで知恵が回らない。
 噛みつきながら唸り声をあげ、羽を噛みちぎらんと、さらに顎に力を入れる。
 それでも蝶は地に落ちない。
 子狸は蝶に釣られたままである。ますます興奮していきりたった。
「あらあら~」
 不意に、蝶が鳴いた。
 ぎょっとして、子狸は反射的に口から蝶を放した。
 逃げるように慌てて蝶から離れる。
 蝶を見ると、目を離した一瞬のすきに、蝶は蝶でなくなっていた。
「ごめんなさい。驚かせてしまいましたか?」
 子狸は目を疑った。
 蝶がいたはずの空間には、正体不明の、蝶よりも大きなモノがいた。
(なんだろ、コレ?)
 大人の狸であれば、それが“人間”という生き物であると判断できただろう。
 けれど、子狸が人間を見るのはこれが生まれて初めてだった。
 だから、目の前の存在を、“人間”として定義できない。
 ましてやそれが人間の女であると知ることは、到底不可能であった。
 もっとも、子狸がそれを知っていたとしても、その女を“人間”と呼んだら、彼女はおかしそうに微笑を浮かべたかもしれないが……。
 子狸にもわかるのは、目の前のそれが、初めて見る何かであるということ。
 どうやら生き物らしい。
 危険かどうかはわからない。仲間の狸ではない、未知の生き物。
 警戒心と好奇心をごちゃ混ぜにしながら、子狸はそれを睨みつけた。
 そして、そこに、あるものを見つけた。
 二つの赤い光。
 夜空の月と同じように赤く輝き、月の光よりも妖しい魔を秘めた瞳。
 小さな二つの赤い月が、涼しげに子狸を見つめ返していた。
 子狸の緊張を察したのだろう。
「うふふ。今夜の月はとても不思議ですね。眺めていると、胸がざわめいてしまう」
 つと子狸から視線を外すと、女は月を見上げた。
 雲一つなく、月は冴え冴えとしている。
 子狸は迷った。
 女にならって空の月を見上げるべきか、それとも地にある二つの月から目を離さぬべきか。
 空の月と地の月はお互いを見つめ合っている。
 数瞬考えて、空の月を見ることにした。
 一人と一匹。
 赤い月に誘われた者同士、しばらくの間、ただただ月を眺めていた。
「タヌキさん。お隣、失礼してもいいですか?」
 柔らかな声音で、まるで明日の天気を尋ねるかのように月を眺めながら女が言った。
 子狸は、女の白い横顔を見つめる。
 それに気がついて、女もにこりと微笑む。
 子狸とて、一緒に月を見上げた仲とはいえ、警戒を完全に解くほど愚かではない。
 けれど――
 天に浮かぶ赤い月と二つの赤い月を持つこの女。
 妖しく、恐ろしく、美しい。
 しかし、子どもの瞳にうつる赤い月たちは、なぜか強そうには見えなかった。
 どこか似ていると、子狸は思う。
(ひとりぼっちで、さみしそう)
 そう思った。
 子狸に微笑みかける優しい笑顔も、蝶よりも儚く、弱そうに見えた。
(よくわかんないけど、だいじょうぶ)
 子狸は、女に頷いてみせた。
 ぱっと女の顔が華やいだ。
「ありがとうございます。失礼しますね~」
 嬉しそうに笑い、女はゆったりとした動作で、子狸の隣に腰をおろす。
 その時、黒と瑠璃のアゲハ蝶が、ひらりと舞った。
 よく見ると、女が身につけているひらひらしたものに蝶がぴったりくっついている。
 蝶は、着物の左袖に染められた模様であった。
 右袖にも同じ蝶がもう一匹染められている。
 ひらひらにくっついているこのアゲハ蝶。
 どうやら自分の知っているそれとは違うらしい。
 蝶の羽には、ところどころ、小さな穴がいくつも開いていた。
 子狸が首を傾げて袖を見つめていると、
「めっ、ですよ」
 いたずらっぽく女が笑った。
「いきなり女性の着物の袖に噛みついてはいけませんよ。さっきは私も驚いてしまいました~」
 キモノ?
 ソデ?
 知らない言葉だった。
 ただ、これに噛みついてはいけないとたしなめられているのは、なんとなく理解できた。
 疑問は尽きないけれど、とりあえず頷くことにした。
「ふふっ、お利口さんですね~。……あ、そうだ」
 女がぽんと手を叩く。
 手にしていた巾着の口を開いて、そこから小包を取り出した。
 ちょうど両手に収まる程度の大きさで、竹の皮に包まれている。
 包みを結ぶ紐を解くと、拳大の白い塊が三つ、横一列に並べられていた。
「私が作ったおにぎりです。よかったら、お一ついかがですか?」
 女が差し出すそれをまじまじと見つめる。
(おにぎり?)
 おそるおそる鼻を近づけて嗅いでみると、おいしそうな匂いがした。
(たべもの?)
 もう一度女の顔を見ると、女は柔らかに微笑んだ。
(たべものだ)
 お腹の虫が鳴いた。
 物を知らぬ子狸は、遠慮も知らなかった。
 三つあったおにぎりは一つ消え、二つ消え、あっという間に三つ消えた。
 子狸ががつがつ食べている間、女は何も言わず、嬉しそうにそれを見ていた。

 ――それが、一人と一匹の、縁の始まりであった。

 二.そばにある縁

 袖振り合うも多生の縁。
 そんな言葉がある。
 「道で人と袖を触れ合うようなちょっとしたことでも、前世からの因縁によるものであるから、人との縁を大切にしなさい」という意味の仏教的な言葉だ。
 この言葉に従えば、すれ違いざまに袖がちょいと触れ合う、言葉を交わすどころか目を合わせることもなく、ただ往来でほんの一瞬接近したという関係があるだけで、それを何がしか因縁に基づく「縁」と呼んでもよいことになる。
 ならば、年がら年中、自らの手でうったそばをお客にふるまい、時には他愛のない雑談もして、お客から少々の銭をいただくのは、俺が思っている以上に大層な縁であるに違いない。
 そばを食い、食わせるのも多生の縁。
 そう名づけてみようかなどと考えていると、
「ごちそうさん。また来るよ」
 いつもの短い挨拶を交わして、常連のお客が席を立った。
 屋台が作り出すわずかな影から出る時、ぴたっとお客の足が止まる。
 辟易した顔で、空を眺める。
 非の打ちどころのない底抜けに明るい青空。
 そこには意気軒昂なお天道様が我が物顔で鎮座していた。
 山あいに潜むこの町くらい目こぼしをしてくれてもよさそうなものなのだが、そこら辺、お天道様はちゃあんと公平だ。今日も今日とて、まったく見逃すことなく、偶像町を夏色にゆであげている。
 炎天であった。
 お客の足がためらうのも仕方ない。
 ため息を一つつくと、覚悟を決めた顔つきで、お客は影の外に足を踏み出した。
「途中で氷みてえに溶けちまわなきゃいいが……」
 ちびちびと小さくなってゆくその背中を見送りながら、俺は独り言をつぶやいた。
 それからしばらくの間、客足がさっぱり途絶えた。
 商売あがったりである。
 しかし、それもまた仕方のないことだ。
 こんな真夏日に、わざわざそばを食いに外に出るのは、よっぽどの酔狂かそば好きだろう。
 俺がお客の立場だったら、家でごろごろしているのが賢明だと判断する。
(今日はもう店じまいして、井戸で冷やしたスイカでも食おうか)
 うちわで扇ぎながらそんなことをぼんやり考える。
 陽射しは屋台の陰で避けられても、熱気からは逃れようもない。
 このような過酷な環境のなか、来るかどうかも知れないお客をじっと待つのはなかなかの苦行だ。それなりの精神力と諦めの悪さがいる。
 もうそろそろ日が傾きはじめる。
 気の早いひぐらしたちもあちらこちらで鳴き始めた。
 それまでぱったり止んでいた風も、一日の帳尻合わせのつもりか、緩やかではあったが、時折吹くようになっている。
 涼やかな風は、お客の足も運んできた。
 見知った顔の常連客だ。
「らっしゃい」
 少女は俺の顔を見るや、
「たぬきをひとつ!」
 仇に泥玉をぶつけるかの如く、荒々しく注文を投げて寄越した。
 なるほど。
 どうやらお客の機嫌は悪いらしい。

 三.荒ぶる犬娘

「ひとりか?」
「おひとり様にはそばは出せませんか?」
 何気なく口にした言葉にいきなり噛みつかれた。
 前言訂正。
 お客の機嫌は、最悪のようだ。
「おひとり様だって構わんよ。おひとり様だろうが団体様だろうが、銭をくれるお客様は神様さ。そばがあれば、ちゃんとおもてなしするとも」
「だったら、たぬきをください。もちろん、冷やしで」
 冷やしの部分をやけに強調してくださる。
「あいよ。たぬきの冷やしね」
 お前はこんなクソ暑い日に、熱いたぬきを出すような気の利かないそば屋がいるとでも思っているのか――そう聞き返してやりたいのは山々であったが、聞けば迷うことなく俺を指差しそうで、また噛みつかれても噛まれ損であるから、黙ってお客様の注文を従うことにした。
 しょうがないのだ。
 俺は、偶像町の隅でそばの屋台をころがす、何の変哲もないつまらないオヤジなのだから。
 客を選べないこんな商売を長くやっていると、いわば必然ではあるが、多種多様な色んなお客に出くわす。
 老若男女。
 貧富貴賎。
 おまけに、人妖神魔。
 へべれけの酔っ払いがハシゴのついでに来ることもあれば、屋台のそば屋には一見似つかわしくない連中が小腹を満たすためにぶらりとやって来ることもある。
 他の屋台はどうだか知らないが、うちに来るお客は常連になってくれる者が多い。確率としては半々といったところか。
 ちょうど今、苦虫を噛み千切ったような顔で頬杖をついてそばを待っている少女も、そうした常連の一人で、どちらかといえば屋台のそば屋にいるのが不思議な類いのお客だ。
 幼さが残る整った顔立ちに、まっすぐな長い髪、そして線の細い華奢な体つき。
 頭にかぶった大きめの帽子が、少女らしさを引き立てていて、なんとも可愛らしい。
 どことなく犬っころみたいな印象を受ける少女である。
 名前を、千早という。
 心のなかでは「犬の嬢ちゃん」と勝手に呼んでいる。
 口に出してそう呼べば、キャンキャン吠えかかってくるかもしれないが。
 店の主人である俺が言うのもなんだが、こんな美少女と言ってもいい娘が、どうしてうちみたいなみすぼらしい屋台のそば屋に好き好んでやって来るのか、いまだに理解できない。
 甘味処とか洋菓子屋とか、年頃の娘にふさわしい場所もあるだろうに。
(それだけうちのそばが美味いってことかね)
 とりあえず、そういう適当な理由をでっちあげて自分を納得させている。
「今日も朝から暑いな」
「夏ですから」
 無視されるかと思いきや、素っ気ない返事があった。
 どうやら口をきくのも煩わしいほどに不機嫌というわけでもないらしい。
「嬢ちゃん、あずさの姐さんと四条の姫さんは元気にしてるか?」
 そばの用意をしながら嬢ちゃんの家族について話を向けてみる。
 すると、ぶっすーとした表情はそのままで、
「あずささんはお元気です。あの人は相変わらずです」
 期待通りの、つっけんどんな答えが返ってきた。
「そうか」
「あなたも相変わらず暇そうでいいですね」
「嬢ちゃんもな。てっきり犬みてえに舌出してへばってるかと思ったが」
「くっ…!」
 冗談のつもりで言ったのだが、図星だったようだ。
 悔しそうな色が顔からにじみ出ている。
 嬢ちゃんは気がついていないようだが、先ほどの「そうか」という俺の相槌には、二つの意味があった。
 二人の現況を確認したという意味での「そうか」と、嬢ちゃんが不機嫌である原因の見当がついたという意味での「そうか」である。
 嬢ちゃんが不機嫌なのは、四条の姫さんと喧嘩したからだ。
 常連のお客のなかには、うちに足を運ぶタイミングやきっかけが決まっているお客がいる。
 この嬢ちゃんの場合、一人でうちに来るのは四条の姫さんと喧嘩したときと決まっていた。
 そうでなければ一人で来るはずがない。
 嬢ちゃんの隣には、いつだって必ず、あずさの姐さんか四条の姫さんがいる。
 うちに来るときもいつもは二人か三人で連れだって食べに来る。
 そんな嬢ちゃんがたった一人。
 ということは、他の二人と一緒にいるのが気まずいか、それとも二人に聞かれたくない話があるということだ。
 そして、それはどういうときかといえば、四条の姫さんと喧嘩したときだ。
 そういう傍迷惑なきっかけでうちに来るのだから、
「あの食欲魔人ったら、本当に意地汚いったらないんだから!」
 当然、四条の姫さんに対する不満を吐き出しながら俺のそばを食うことになる。
 ちんまりした少女がそばを食いながら不貞腐れる姿は、そうそう見られるものではない。
 だが、そばを出す身としては、食うか愚痴るか、どっちかにしてもらいたい。
「まったく! あれで神社の主だなんて聞いてあきれるわ」
 いい音を立てて最後の一口をすすり、そば湯を足してつゆを飲み干す。
「お腹をすかせた野良犬だって、あの人よりもずっと行儀よく食卓のルールを守るわよ。本当にどうしようもないんだから。おかわり!」
「あいよ」
 おかわりを見越して準備しておいたそばを出すと、すぐにそれをすすり始める。
 この嬢ちゃん、見かけによらず、渋い食い方をする。
 そばってのは、せいろに盛られた麺をつゆにつけて食べる、たったそれだけのシンプルな料理だが、実はその食べ方は様々で、食べる人間の個性やら性格やらが垣間見えたりする。
 俺が今まで見てきたなかでも、これほどギャップのある食べ方をするお客はいなかった。
 何事にも己の筋を一本通さないと気がすまないきっちりとした性格で、やや偏屈気味。
 良くいえば生真面目、悪くいえば融通が利かない。
 あずさの姐さんに連れられて初めてうちに来た時、そばの食べ方から推測した嬢ちゃんの性格は大体そんなものだった。
 そして、その見立ては間違いではないと俺は思っている。
 生真面目で一本気であるがゆえに、執念深く、恨み辛みも長持ちするらしい。
 嬢ちゃんの愚痴はそう簡単に止みそうにもなかった。
「まあ、嬢ちゃんの怒りももっともだと思うがよ。しかし、桃の一つや二つくらい」
「よくありません!!」
 すべてを言い終える前に、言葉尻に噛みつかれた。
 下手なことを言えば現実に噛まれそうな勢いだ。
「桃の一つや二つ!? 適当なこと言わないでください! 私がどれだけあれを楽しみにして最後まで取っておいたか知らないくせに!」
 嬢ちゃんの拳が卓を叩いた。その拍子にせいろたちがぴょんと跳ねる。
 触らぬ神に祟りなし。
 食べ物の恨みは怖いとはよく言ったものだ。
 食後の楽しみに取っておいたデザートの桃を、ちょっと席を離れた隙に、食いしん坊の姫さんにまんまと全部食われたというだけで、この怒りようだ。
 食った姫さんからすれば、食いたさ半分からかい半分だったのだろう。
 だが、まったく関係のない第三者の俺までこうして延々と愚痴につきあわされ、被害を蒙っているのだ。
 食べ物の恨み、それも犬っころの恨みとなればかくも恐ろしい。
 火を近づければたちまち引火して爆発するかもしれない。
 ゆえに、俺は思ったことをおくびにも出さず、嵐に震える小動物のようにただひたすら守りに徹して、嬢ちゃんの怒りが収まるのを待っていた。
 ところが。
 ふと気がつくと、妙にくさくさした嬢ちゃんの目が、じっと俺を見ていた。
「……なんだい、嬢ちゃん?」
「その、うんざりしたような顔。人の話を聞いてる時はしないほうがいいと思いますが」
 おや。
 口には出さなかったが、顔にはしっかり出ていたらしい。
 我ながらとんだ失態である。
「あ、また嫌そうな顔をした」
「あのな、嬢ちゃん。相手がうんざりしてると思ったら自主的に話を引っ込めてくれないか?」
 投げやりな気持ちでそう頼んでみる。
 あまり期待していなかったのだが、意外なことに「そうですね」と素直に頷いた。
「ですが、うんざり顔にも二種類あるのを知ってますか?」
 なにやら謎かけめいたことを聞いてきた。
「いや、知らんが。二つもあるのか?」
「それなら教えてあげます」
「ふむ」
「一つは、これ以上愚痴を聞かせるのは悪いなとか、これ以上この人に話しても無駄だなと思わせる、こちらの話す気を削ぐようなうんざり顔です」
「なるほど。もう一つは?」
「他人事と思ってないでもっとこっちの愚痴に付き合いなさい、このお馬鹿さん。そう思わせてくれる素晴らしいうんざり顔です」
 嬢ちゃんがにっこり笑う。今日一番のとびっきりの笑顔だ。
「うへえ」
「あなたのうんざり顔はどちらかというと」
「あーあー、皆まで言うな。わかってるから」
 制止すると、嬢ちゃんはふふんと勝ち誇った顔をした。
 それがまた余計に腹立たしい。
「嫌なこと聞いちまった。どうりで昔っから他人の不幸話やら愚痴やらに縁があると思ったら」
「自業自得です」
「そう簡単に言わないでくれ。こっちにとっちゃ深刻な問題だ」
「おまけで教えてあげますけど、そういう不幸話に嫌々でも付きあってしまうあなたのその中途半端な人の良さも自業自得ですよ」
「待ってくれ。それは自業自得っていうのか? むしろ美点だろう?」
「…………」
「ご愁傷様みたいな顔をすんな。って、おいこら、手を合わせんな」
 なんだか頭が痛くなってきた。
 嬢ちゃんの毒舌の毒にあてられたからだけではない。
 この嬢ちゃんがうちを贔屓にしている理由が、やっとわかったからだ。
 何の気兼ねもなく存分に愚痴れる人間が、そばの屋台をひいて客を待っている。
 これ以上の鴨ネギはない。
 いや、俺の場合、そばネギのほうがふさわしいか。
 ため息をつくと、ひぐらしたちが俺を笑ったような気がした。

 四.三枚の紙

 腹も満たされたと見えて、嬢ちゃんの不平不満はなりを潜めた。
 しかし、いつ再発するとも限らない。
 日もすでに傾いているし、さっさと銭を置いてお帰りいただくのが最善であろう。
 そのための策はちゃんと用意した。
 屋台のそばにある木から大きな葉を三枚選んで取り、それを嬢ちゃんに見せる。
「葉っぱが、どうかしたんですか?」
 当然、怪訝そうな目で俺を見る。
「まあ見てな」
 指にはさんだ三枚の葉を、ひらひらと宙に泳がせる。
 嬢ちゃんの注意を十分に引きつけたところで、
「ちょちょいのちょいの、ちょいやっさ」
 適当な掛け声をかけながら手先の葉っぱをもてあそび、三枚の紙きれに変えてみせた。
 葉っぱに注目していた嬢ちゃんの目がぱちくりと瞬く。
「え……、今のそれ、どうやったんですか?」
「さあて。タネも仕掛けもございません」
 三枚の紙きれを嬢ちゃんに差し出す。
 現物を目にしても信じられないといった様子で、嬢ちゃんは穴が開くらい紙を見つめている。
 それからおっかなびっくり紙をつまんで、偽札を疑うようにしきりに紙の表と裏を観察し、それでも納得できなかったようで、しまいには鼻に近づけて臭いまで調べ始めた。
 俺は思わず苦笑する。
「そいつで餡蜜でも食べに行きな。桃の代わりにはなるだろうさ」
 その紙は、偶像町にある甘味処の回数券だった。
 券一枚につき一セット、餡蜜やら羊羹やらなんやらのお得なセットが食べられる。
「餡蜜? おいしいんですか?」
 興味津々。
 瞳が輝いている。
「たぶんな。聞いた話では、一口食べれば転んで泣いていた子もたちまち泣き止み、二口食べればいかつい鬼もにっこり笑い、三口食べれば地獄の亡者も天に昇ってしまうほど、甘くて美味い――」
 そこまで言いかけて。
 嬢ちゃんの視線が餡蜜に対する興味以外の何かを帯びているのに気がついた。
 口元がにやにや笑っているように見えるのは、俺の目の錯覚だろうか。
「……知り合いがそう言ってたんだ。俺は食ったことないから本当かどうか保証しかねるが」
「そうですか。食べたことないのになぜこんな券を?」
「いや、この前、そばを食いに来たお客がな。財布をうっかり忘れて持ち合わせがないからって、銭の代わりにそれを置いてったのさ」
 嬢ちゃんはふーんと鼻で生返事して、券の記載に目を通した。
「あー、まったく、迷惑な話だ。そば代を餡蜜で払うなんて、なんの嫌がらせだ」
「迷惑なんて言わず、あなたが食べに行けばいいじゃないですか」
「俺一人でか? こんなオヤジに、一人で餡蜜をつつきに行けってのかい?」
「オヤジと言うほど年をとっているようには見えませんが」
「嬢ちゃんは利口だな。油あげいるか? 好物だろ?」
「……私はキツネじゃありませんけど。まあ、いただいておきます」
 小皿に盛った油あげを無表情にもぐもぐやる嬢ちゃん。
 こうしてみると、犬っころぽくもあるがキツネっぽくもある。
「まあ、あれよ。大の男が、女こどもみてえに餡蜜を食ってるのは絵にならんだろ」
「奥さんとか恋人は?」
「いるように見えるか?」
「全然、ちっとも」
 自分から話を広げたくせにきっぱりと即答しやがる。
「さっきの油あげ、返せ」
「食べてしまいました」
「わかってるよ、くそっ」
 俺は気を取り直して咳払いをした。
「とにかく、その券は嬢ちゃんにやるから好きにしな。一枚を三回に分けて使うもよし、一枚を捨てて残りの二枚を一度に使うもよし。もしくはそうだな、三枚を一度に使うのもいいんじゃないか?」
 俺のおすすめは三番目の選択肢である。
 が、嬢ちゃんは眉をひそめた。
 言っていることがすぐには理解できなかったらしい。
 しばし考え込むと、やがて俺の顔を見て、若干迷惑そうにふうと息をついた。
「これは一枚先に使って、あとで二枚を一度に使わせてもらいます。おいしいかどうかわからないものに、いきなりあずささんをお連れするのは失礼ですから」
 第四の答えだった。
「それでもいいさ」
 俺は苦笑した。
「ごちそうさまでした。気が向いたらまた来ます」
「あいよ。毎度どうも」
 ガスがたまったらまたおいで。
 口に出して言いはしないが、胸のうちでそう声をかける。
 回数券を懐にしまう嬢ちゃんの表情からは、それほど嬉しそうには見えない。
 けれど、走って家路につく嬢ちゃんの尻にはしっぽが生えていた。
 犬のようにぶんぶん振り回す、目には見えない犬のしっぽがね。

 五.影法師の風鈴

 犬の嬢ちゃんが家に帰って、またお客がいなくなった。
 今日はもう、お客が来ないかもしれない。
 そろそろ真剣に店じまいを検討すべきだろうかと洗い物をしながら考える。
「そういえば……」
 うちには風変わりな常連がいるのを思い出した。
 そのお客は、閑古鳥の化身みたいな人だった。
 毎回、他にお客が一人もいないときに、それを見計らったようなタイミングでやって来る。
 ここ二週間ほどそのお客の顔を見ていない。
 このひどい暑さで、さすがの閑古鳥も夏バテでもしているのだろうか。
 夕暮れに染まる町の通りを、涼を含んだ穏やかな風が、静かに通り抜けた。

 ちりん。

 ひぐらしたちの合唱の合間をぬって、風鈴の音がした。
 近くの軒先に吊ってあるのだろうかと辺りを見回してみるが、それらしきものはない。
 無論、うちの古びた屋台にはそんな風流なものは飾っていない。
 風が吹くと、またひとつ、ちりんと鳴った。
 今度はさっきよりもすぐそばでしたような気がした。
「やあ、精が出るね」
 不意に。
 風鈴とは正反対の、渋みがきいた男の声が、今まで人の気配がなかった道端からした。
 噂をすればなんとやら。
 顔を確かめるまでもないが、ちらりとそちらに目をやる。
 そこには、決して普通ではないものが、当たり前の様子で、平然と在った。
 これをどう表現するのが適切だろうか。
 世間一般の物差しで測るなら、「怪異」と呼んでも差し支えないはずである。
 見たままを言おう。
 光から生まれ、通常ならば地に這いつくばっているはずの影法師が、何の戯れか、石畳の地面に垂直に立っている。
 影――
 海苔のようにペラペラしているのかというと、そうでもない。
 人間と同じ形、人間と同じ大きさ、人間と同じ厚みを持っている。
 頭の先から足のつま先まで、体も身につけている服も黒一色なのを除けば、人間にそっくりな、いたって普通の存在(ヒト)だ。
 怪異が隣に住まう偶像町。
 妖やら神やらがそばを食いにくるこの町にあって、この程度の異常は驚くに値しない。
 肝をつぶすだけ損ってなもんで、酒のつまみにもなりゃしない。
「暑いねえ」
 影法師はかぶっていた帽子を挨拶のついでに脱ぎ、それをうちわにしてぱたぱた扇いだ。
 どうやら影法師も夏の暑さには閉口するらしい。
 いや、真っ黒な影だからこそ、余計に暑いのかもしれない。
「らっしゃい。久しぶりですね、高木の旦那」
 影法師の名は、高木順一朗といった。
 その素性は、どこかの大店の主人、あるいは社長。
 俺たち二人の間では、そういうことになっている。
 名前も素性も本人の自己申告で、真偽のほどはわからない。
 しかし、俺はそれでいいと思っている。
 こちらも注文されたそばをお客に出す程度の間柄でしかないから、わざわざ真実をつきとめる必要はないし、知りたいとも思わない。
 とりあえずの名と、とりあえずの素性。
 屋台下でそばの縁を結ぶには、それだけあれば十分だろう。
「私もこの夏は、色々と白黒をつけなければならない用事が多くてね、随分ご無沙汰をしていた。繁盛してるかね?」
「ええ、お陰さまで」
 冷水で冷やした酒瓶から、直に酒を杯にそそぐ。
 旦那はいつもそばの前に酒をやる。
 たまに、そばを食わずに、酒だけで済ませることもある。
「どうにかこうにか、お客のためのそばを、自分で食う羽目にはなってませんね」
「それは何より。そばが余るようなら私にも声をかけてくれたまえ。喜んで処理しよう」
 旦那が軽く胸を叩く。
「神出鬼没の旦那にですかい。どうやってこちらから声をおかけすれば?」
「そこはほら、あれだよ。君の方から、こう、念波みたいなものを送ってくれればティンとね」
「ティンとねえ……。わけがわかりませんや」
 切って捨てると、旦那が神妙に「むう」と唸った。
「そんなことより旦那。さっきから気になってたんですが、そいつはどうしたんです?」
「ん? ああ、これのことかね」
 杯の横に置いていた細長い棒を握り、わずかに手を動かす。
 ちりんと、先ほどの涼しげなあの音がした。
 棒の先っちょには、丸い風鈴が吊るされている。
「君に暑中見舞いをと思ってね。いい音色だろう」
 そう言って、釣りの要領でひょいひょいと棒を上下に揺らし、それを鳴らしてみせる。
 金魚鉢の形をしたガラス製の風鈴。
 青と白の水流のなかを、赤い金魚が二匹泳いでいる。
 風鈴の柄としてはありがちな意匠ではあるが、たしかに見ているだけで涼を感じる。
「ここの軒にでも吊るしてくれたまえ」
「ここにですか?」
「ああ。風鈴の音で客を呼び込む風鈴そば。なかなか粋な組み合わせじゃないか」
「こんな幽霊が出そうな屋台じゃ、豚に真珠だと思いますけどねえ」
 旦那から受け取った風鈴をひとつ鳴らしてみる。
 気のせいか、旦那が鳴らした時より、いささか音の響きが悪い。
 風鈴も不満なのだろう。
「まあ、そう言わず、もらってくれたまえよ。また持って帰るのも手間だからね」
「わかりました。ありがたく頂戴します」
「うむ」
 早速、風鈴を軒に吊るそうとすると、
「それにしても、君の狸は相変わらずだねえ」
 酒瓶を傾けて酒をついでいた旦那がしみじみと言った。
 いつの間に奪われたのか、調理場にあったはずの酒瓶が、旦那の隣に移動している。
 毎度のことなので今さら驚いたりしない。
「狸ですかねえ」
「立派な狸だとも」
 褒められているのやら貶されているのやら。
 適当に相槌を打つほかない。
「あれは本物だったのかね?」
「あれ、というと?」
 心当たりがないので聞き返すと、旦那はやれやれといった風に笑った。
「私相手に狸にならなくてもいいだろうに。犬の娘さんにあげていた券のことだよ」
 事も無げに言う。
 情報に通じた高木の旦那には、まず隠し事は通じない。
「おや、旦那も見てたんですか」
「この両の目でしっかりとね」
 どうだといった口ぶりで自分の目を指差す。
 指された場所をうんと目を凝らして見てみても、それらしきものは見当たらない。
 そこにはのっぺりとした、光すらも吸い込みそうな黒が、ただあるだけである。
「純朴な娘さんをあまりからかうもんじゃないよ。楽しみにしていたものがいきなり葉っぱに戻ったりしたら、さぞやがっかりするだろう」
「それは杞憂ってもんですよ、旦那」
 そう言うと、旦那は「本当かね?」と言いたそうな顔をした。
「そんな昔話にしか出てこないような古臭い手、今時はやりませんや」
「そうなのかね?」
「今時のちょい悪そば屋のオヤジは手品を嗜むもの。あれは正真正銘の本物ですよ」
 旦那の眉間に皺がよる。
 どうやら俺の言葉に納得するどころかますます疑念を強くしたらしい。
「嘘とお思いで?」
「いやいや、嘘とは思わないがね。ただ、おかしなこともあるもんだと」
「おかしなこと?」
「財布を忘れた客がそば代がわりに回数券を置いていった。君はそう言ったね?」
「へえ、まあ」
「私の疑問はそこなんだよ。そば代を回数券で払う、そういうことするのは恐らく常連の客だろう。常連の客相手にツケを許さないほど君は狭量じゃないと思うんだがねえ。そうだろう?」
 ああ、そういうことか。
 旦那には小賢しい隠し事や嘘は通用しない。
 わかってはいるが、つまらない内容なだけに今さら引っ込める気にはなれなかった。
「買いかぶりすぎですよ。俺にだって機嫌の悪い時や気まぐれくらいあります」
「なるほど。明日は、雪が降らなければいいがね」
「そいつは願ったり叶ったり。涼しくなってちょうどいいでしょう」
「おや、これはうまいことを言われた」
 酒を口に運びながら、旦那が快活に笑う。
 俺もそれに釣られて笑った。
「まあ、もっとも、真夏に雪が降ってもこの町じゃ異変のイの字にもなりませんが」
「ここは奇々怪々と背中合わせに暮らしているような町だからねえ」
 奇々怪々の代表例が感じ入ったように言う。
「奇は奇を呼び寄せるのだろう。虚実入り乱れ、面妖の者たちがひしめきあっている」
 面妖の者――
 人に仇なす妖を討つ家に生まれ、口にする言葉を真実にする異能を具えし巫女。
 獣の耳と尾をつたなく隠し、人間のフリをして町を闊歩する、犬化身の少女。
 肩に猫の妖を乗せて歩いていることにまるで気づかぬ、人間の物書き。
 憑りついた人間に執心と献身をし、肩の上で幸せそうに昼寝をしている猫又。
 隣人が人間でないことを知りながら当然のように交わり、普通に暮らす人間の娘。
 そして……
 この地と共に永き時を生き続け、多くの縁を看取ってきたであろう、あの人。
 妖しく美しい、赤い月に誘われた夏の宵。
 あらゆるものが沈黙した夜に、ゆるりと現れた黒と瑠璃のアゲハ蝶。
 狸岩で初めて食べた、真っ白なおにぎり。
 俺はあの時のことを思い出し、目を細めた。
「さながら、面妖のるつぼってところですかねえ」
「面妖のるつぼ……ふむ、言い得て妙じゃないか」
「そんなに感心されるほどのことでも」
「いやいや。人間を気取ってそばの屋台を引いてる狸の若大将が、実は甘味処の回数券をこそこそ買い求めるほどの甘党というのも、面妖のるつぼならではの珍事かもしれんよ」
 さらりと言って、杯をあおる。
 風鈴が、ちりんと鳴った。
「…………そんなもの、他に比べれば極めて些細なことでしょうに」
「私はそうは思わないがね。もしかしたらこれをネタに今日のそば代が浮くかもしれない」
「酒の代金はちゃんと頂戴しますよ」
「狸だねえ、君は」
 その狸を手玉に取ろうとする腹黒の影法師はどこのどなた様だか。
 俺の顔を見て、旦那がくっくっと笑った。

 六.斬り祓う者

 一週間後のことである。
 客足が途切れた合間に、俺は屋台の陰できゅうりを食べていた。
 この前の回数券のお礼にと、犬の嬢ちゃんが差し入れに持ってきてくれたのだ。
「俺は河童じゃないんだが」
「おあいこ様です」
 そう言って、用を果たした嬢ちゃんはさっさと帰っていった。
 持ってくる前にわざわざ冷やしてくれたらしく、しゃっきりしていて美味い。
 これで味噌があればいいのだが、生憎、味噌は用意していない。
 味噌の代用に薬味のわさびをつけ、めんつゆに浸して食べている。
 食べ方がなってなおらんと河童に叱られるかもしれない。
 最後のきゅうりをぼりぼりやっていると、屋台の向こうで人の気配がした。
 きゅうりを飲み込み、急いで立ち上がる。
「らっしゃい」
 お客は軒に吊るした例の風鈴を、冷やかな目つきで見ていた。
「面妖な」
 まったく同じ言葉を熨斗をつけて返してやりたい。
 四条の姫さんだ。
「せめて風流と言ってもらいたいもんだがね。これでもお客からの頂き物なんだ」
「ますます面妖な。このようなうらぶれたボロ屋台に贈呈するなど」
「冷やかしなら帰ってもらいましょうかね、この女(アマ)」
「む、なんたる無礼!」
 右手を前に突き出し、目を尖らせる。
 相変わらず、外見からは想像もつかない時代がかった言動をする姫さんである。
「商売人にあるまじきそのような汚らわしき言葉づかい、恥を知りなさい!」
「へえへえ、失礼いたしました」
「反省の色が見えません」
「お客ならお客らしく、店をなじってないで、とっとと注文してくれませんか、お客様」
「いいでしょう。その挑発、乗って差し上げましょう」
 挑発も何も、店としてはごく当たり前の要求だと思うのだが。
 俺がげんなりしていると、四条の姫さんは無駄に優雅な所作で着席した。
「ご注文は?」
「そうですね。まずは、たぬきの冷やしを十人前ほどいただきましょう」
「じゅっ、十人前……」
 思わず絶句する。
 この地に長く住まう者として、並大抵のことでは驚かない自信がある。
 だが、四条の姫さんのこの食欲の異常さには、毎度毎度驚かされる。
 今日は何杯食い荒らしてゆくつもりなのか……
 常人なら聞いただけで胸焼けしそうなたぬきそば十人前も、この姫さんにとっては「まずは」で片付けられる程度の腹ごなしにすぎない。本番はその後だ。
「念のため聞くが、ちゃんと銭は足りてるのかい?」
「ふっ、ご心配には及びません。今日は狸オヤジ殿のおごりですから」
 涼やかに微笑して。
 とんでもないことをしれっと言い切った。
 いや、言い斬られたといったほうがいい。
 この姫さんの言葉は、ただの言葉ではない。
 断刃(ことば)だ。
 この天地に存在するあらゆる事象を、己が意に従わせ断ずる、恐ろしい呪の刃。
 “ある”と言えば“ある”し、“赤”と言えば“赤”になる。そういうものだ。
「俺のおごりねえ……」
 徒労に終わるんだろうなと半ば諦めている。
 しかし、許される限りの抗いはしておくべきだろう。それがそば屋の意地ってもんだ。
「俺はどういった因果で、姫さんにタダで馳走する羽目になるんでしょうな?」
 こちらの悪意の視線をかわして、四条の姫さんは柔らかに微笑んだ。
 それはもう、花も恥らい、天女も真っ裸で逃げ出しそうな、輝かしい笑顔であった。

「あ・ん・み・つ♪」

 別の意味で眩暈がした。
「あー……」
「うちの千早が甘味処の回数券をどこかで頂いたそうで。昨日わたくしに内緒で、あずさと、ふたりっきり、水入らずで、餡蜜を食べに行ったようなのです。その餡蜜がまた、頬が落ちてしまいそうになるほど甘く、美味だったとか」
「へえー、女こどもは甘いものに目がないっていうからなあ」
「わたくしもぜひ食してみたかった……。残念でなりません」
「まあ、そう落ち込みなさんな。次の機会はいくらでもあるさ」
「狸オヤジ殿はご存知ありませんか? 千早がどこの、どなたに、券をいただいたか」
 微笑を浮かべる姫さん。
 その目の奥が、一瞬、背筋が凍りつくような鋭い光を放った。
「さあてな」
 俺は首をひねる。
「餅は餅屋、そばはそば屋。そば屋のオヤジに餡蜜について聞くのは筋違いってもんさ」
「白を切るのですね」
「そばは切るがね」
「……では、質問を変えましょう。わたくしに内緒であずさと二人で食べに行けと、千早につまらぬ入れ知恵をした殿方をご存知ありませんか?」
 完全に濡れ衣である。
 俺は選択肢を提示しただけで、誰と食べに行くか決めたのは犬の嬢ちゃんだ。
「……そんなことを知って、姫さんは一体どうしようってんだい?」
「勿論、決まっております。保護者として、当然、その方に“お礼”をいたそうと」
「お礼?」
「はい」
 気のせいだろうか。
 “お礼”という言葉に、非常に物騒なニュアンスが含まれて聞こえた。
 姫さんが来る前に店じまいしなかったことを俺は痛烈に悔いた。
「お客さん、悪いけど閉店だよ」
「開いております」
「ところがたった今、急用ができて店を閉めることになったんだ。また来ておくんな」
「いいえ、店はまだ開いております。わたくしが帰るまでは、絶対に」
 ……だとさ。
 店は開いてるんだとさ。
 他ならぬ四条の姫さんが言うのだから、そういうことなんだろう。
 チクショウ。
「さあ、おごってくださいますよね? 狸殿?」
 笑顔を微塵も崩さず。
 ぞくぞくする嫌な寒気をもよおす無形の力が、ひたひたと近寄り、俺を窒息させる。
 ああ、俺は、姫さんのこの顔を知っている。
 人に仇なす妖たちを、容赦なくばっさばっさ斬り祓う者の、ひどくおっかない顔さ。
 チクショウめ。
「狸殿?」
「よろしいですとも」
「大変結構」
 四条の姫さんにタダ飯を食わせる。
 つまり、そういうことになった。

                                     -― 終わり ―-


                        072あずさ_偶像町_角印



偶像町幻想百景のタイトルロゴと角印を「偶像町幻想百景 まとめ」からお借りしました。

タグ : アイマス ニコマス あずさ SS

02:26  |  SS  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。