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2011.05.11 (Wed)

【アイマス2】プレイ記録1周目-貴音リーダー編29-

 ついに、この日がやってまりました。
 語り始めると長くなるので、前置きはばっさり割愛して。
 ファーストプロデュースユニット――ティラミス・ティアラ。
 55週目。最後のアイドル活動です。

ティラミス・ティアラ-活動55週目
━朝━

 貴音「プロデューサー、おはようございます」

 うん。おはよう、貴音!

 貴音「今朝の私は、心身共に充実しています。ふふふっ」
 真「ファイトですーっ!」
 真美「ファイトだよーっ!」

 この3人の、ティラミス・ティアラとしての朝の挨拶もこれが最後。
 理不尽な選択肢に憤ったり、アイドルたちの「小躍り」にはしゃいだり。
 貴音たちの機嫌に翻弄され一喜一憂したけれど、その分、このユニットにも愛着ができた。
 そう思うと、なかなか感慨深く、しみじみしてしまう。
 最後の意気込みは、やはり、リーダーの貴音にお願いしよう。
 貴音。今日はちょっと、感じが違うように見えるね。

 貴音「……そうですか、やはり、おわかりになるのですね」

 あっれー。
 この歯切れの悪い感じは、“1or2”の選択肢ですか。うわーん。

 貴音「最近は少し、皆の気が抜けてしまいましたから……」

 そっかぁ。それも仕方ないのかもね。
 先週のフェスで強敵のジュピターを倒し、そのジュピターもあっという間に解散してしまった。
 当面の目標を果たして、ふっと肩の力が抜けてしまうのも無理はない。
 だけど、今日は今までのアイドル活動の総決算。
 IA大賞グランドファイナル当日。
 最後の最後で、気が抜けてちゃダメっしょ!

 P「そんなこと言われると、困ってしまうな。まあ、深い意味は、ないんだろうけど……」

 思わずイラっとくるPのセリフもこれで最後かと思うと感慨ぶk……
 ンなわけねーだろ。
 嗚呼、敏腕から程遠いこんなダメダメなプロデューサーについてきてくれたうちの子たちの晴れの日だというのに、貴音の表情が雷雲で曇ってしまった。理不尽だー。

 社長「時は来たっ!」

 うわっ、びっくりした!?
 いきなり大声を出さんでくださいよ、順二朗社長。
 さては驚かすために登場するタイミングをうかがってましたね……?

 社長「諸君、今日は、いよいよ、IA大賞グランドファイナルだね!」

 ええ。
 泣いても笑っても、これがうちの子たちの最後の舞台です。

 社長「この1年間、本当に、よく頑張ってくれた。結果がどうなるかは、わからないが……」「どういうことになろうとも、私は君達のことを、心からたたえたい気持ちで、いっぱいだ!」
 小鳥「私も、皆さんのサポートができて、光栄でした。この1年は、本当に幸せな1年だった……」「この日が迎えられることがうれしくて、私、思わず、飲み友達全員に、メールしちゃいました! ふふっ」

 ありがとうございます。社長、小鳥さん。
 こちらもこの1年間、お二人の助言に幾度となく助けられ、お二人の奇行に幾度となく苦笑いを草(w)付きでさせていただきました。
 あと、どうでもいいことですが、小鳥さん。
 飲み友達以外にはメールしなかったんでしょうか?
 地味に小鳥さんの交友関係が気になって仕方ありません。

 小鳥「今日は、事務所のスタッフや所属アイドル全員で、皆さんが大賞を受賞できるよう、祈ってますからね!」
 P「社長、音無しさんも……。ありがとうございますっ!」

━スケジュール━

 ●首都エリアセレモニー[IA大賞グランドファイナル]
  いよいよIA大賞が発表されます。
  もう後戻りはできません。
  ――さぁ、こちらへ!

 出発前の最後の衣装選び。
 この輝かしき舞台で貴音たちの身を飾るのは、もちろんこの衣装。

  《服:スノーフレークリリパット》
  《頭:ダブルひまわり》
  《体:ひまわりブローチ》
  《腕:ひまわりの腕輪》
  《足:ひまわりアンクル》
  《守:あわんこのお守り》

 ティラミス・ティアラといったら、このコーディネートしか考えられない。
 山を登るようにランキングを駆け上がった後半戦、苦楽を共にしてきた戦友たちだ。
 お守りも、ちゃんと《あわんこのお守り》に替えて。
 思えば、ティラミス・ティアラに大きな転機をもたらしてくれたのはこのお守りだった。
 感謝の意を込めて、あわんこ大先生とお呼びしたい。

 社長「ああ、ちなみに、主催者のIAUから、さっき連絡があってね……」

 ちょっwwwwwwwwwwwww
 この期に及んで今度はなんですか!?
 もう衣装の決定しちゃいましたよ!? 変更できませんよ!?
 これが超重要な話だったら修正ペンで「のヮの」って落書きしますからね!

 社長「961プロのジュピターが、ノミネートを辞退したそうだよ。解散の話は、どうやら本当だったらしい」

 ああ、なんだ。その話ですか。びっくりしたぁ……。
 プライドの高さならエベレスト級の黒井社長ですからね、公の場で(しかも恨みのある765プロの人間の前で)飼い犬に手ひどく噛まれたのに、自分の手元から出て行った犬たちのふんどしで栄誉を受けるのは、彼のプライドが許さないでしょうしね。

 P「そうですか……。今さら、俺が言うのも変ですが、正直、もったいない気もしますね」
 社長「うむ、私も同感だ。彼らが、すぐれた才能の持ち主であることは、事実だからね」「しかし、だからこそ、これで終わりということもないだろう。またいつか、彼らは頭角を現すかもしれない」

 SPのプロジェクト・フェアリーといい2のジュピターといい、なんだか、才能のある人材発掘→金をかけて(偏った)人材育成→人材リリース、が961プロの事業活動のような気がしてきたぞ。
 961プロのキャッチフレーズは、『アイドルをキャッチ&リリース!』でどうだろうか。
 
 社長「……さあさあ、いいから出発したまえ。せっかくの大賞発表に遅れては、受賞できるものもできないぞ?」
 P「……わかりました。さあ、皆、胸をはって会場へ行こう!」
 貴音達「はいっ!」

 社長たちに温かく見守られ、意気高らかに出発!――だったのだけれど。
 会場入りする前に、なぜか新宿で楽曲変更のシーンが。
 え? どういうこと?
 もしかして、IA大賞ノミネート発表会の時みたいにセレモニーステージがあるの?
 んー……。
 先週のフェスで『MEGARE!』に替えちゃったし、ここはティラミス・ティアラの一番のヒット曲である『Do-dai』に変更しておきますか。BPMも速いほうだし。

 真美「おお! 真美の、お気に入りの曲がきたー! さすが、兄ちゃん。ちがいがわかる男だねー」

 持ち歌を選ばれて真美が大はしゃぎだ。
 はじめ、真美の持ち歌が『Do-dai』と知った時は、Do-daiが持ち歌ってどーだい?と思ったものだけれど、この1年間、プロデューサーとして真美とつきあってみて、この真美にはDo-dai以上にぴったりの曲はないなと考えを改めさせられた。それが良いのか悪いのか、私にはわからないけどねw
 では、改めて会場へ向かうぞー!

 ―東京。
  
 IA大賞グランドファイナルの舞台となるのは、国立オペラ劇場。
 幻想的な夕暮れ色に染まり、入口を照らすオレンジの灯がムードを漂わせている。
 緋色の絨毯が敷かれた階段。
 それを白のステージ衣装に身をつつんだティラミス・ティアラが踏みしめていく。
 階段の中央を歩むのはリーダーの貴音。
 その左手には一歩遅れて真が、右手には真美がいる。
 背中を見せる彼女たちの表情はうかがえないが、きっと誇りと自信に満ちているに違いない。
 厳かな空間を、堂々と歩む貴音、真、真美。
 清楚で気品のあるスノーフレークリリパットをドレスに選んで本当に良かったと思う。
 ……まるで季節違いのひまわりのアクセサリーセットはどうかと思うけど、このシーンではコスチュームしか反映されていないのでなんくるないなんくるない。

 P「皆……」

 ライトアップされた中庭で、Pが貴音たちに語りかける。

 P「いよいよ、ずっと目標にしてきた、IA大賞の発表だな」

 いつものコミュシーンならば3人横一列に並んでいるのだが、今日は心なしか、貴音が一歩前に出て、真と真美が少し奥に控える形で立っている。こんなところからも今日が特別な日であることを感じさせる。

 P「これまで団結してやってきたことの結果を、IAUが、どう評価したのか、気になるけど……」「これまで出してきた結果を、今から変えることはできないんだ。だから今日は、過去をふり返らなくていい」

 このセリフ。
 アイドルたちに向けられた言葉であるはずなのに、なぜだかプレイヤーの私に向かって言われているように感じる。ろくなプロデュースができなかったという後悔がそう思わせるのか。

 P「俺達のグランドファイナルを、思いっきり、楽しもう!」
  
 そう締めくくった。

 そして――

 IA大賞グランドファイナルが開幕した。
 グランドファイナルのエンブレムが画面の中央で、煌びやかに金色に輝く。
 ノミネート発表会の時と同じように、男性司会者が開幕を宣言した。
 
 司会者「いよいよ始まりました、IA大賞グランドファイナル。皆様こんにちは、司会の四海昌明です!」

 ひょっとして……
 この司会者の四海昌明って名前、「司会」と「堺正章」をかけたものなんだろうか。
 よく見れば、シルエットもなんとなく堺さんっぽいような…?

 司会者「今年のIA大賞グランドファイナルも、この会場、国立オペラ劇場、大ホールからお送りしております!」

 開幕の宣言が終わると、画面はティラミス・ティアラのテーブルに切り替わった。
 貴音たちが囲む木製の重厚な円卓には、真紅のバラが中央に飾られ、アイドルたちの手元のグラスには濃茶色したドリンクが注がれている。ウーロン茶…じゃないよね?

 司会者「それでは、さっそくではございますが、IA大賞ノミネートの皆様を、順にご紹介して参りましょう」

 まばゆい照明の下、真っ先に紹介されたのは――
 
 司会者「IA大賞、ノミネート、エントリーナンバー1番、ティラミス・ティアラの皆さんです!」

 エントリーナンバーはノミネート発表会の時と同じ1番。
 紹介を受けた貴音たちは起立し、周囲に会釈する。

 司会者「では、大賞発表前の意気込みを、一言ずつ、お願いします」

 前のノミネート発表会がそうだったように、マイクがセッティングされたインタビュー席に場所を移してコメントするのかと思いきや、そこに立ったまま真が語り始めた。

 真「今日まで、ボク達、ベストを尽くしてきました。だから、どんな結果でも、受け止められます!」
 真美「とにかくワクワクしてるよー! メッチャ楽しみー!!」
 貴音「私達の去就と、私の運命が定まるわけですが……。ふふっ、なぜだか最高の結果しか思い浮かびません!」

 なぜだろう。
 貴音のコメントを聞いたら、オラの胃がキリキリしてきたぞ……!
 卓上のバラをもかすませる貴音の華やかな笑顔が私にはまぶしすぎる。きっと照明のせいだ。
 ティラミス・ティアラのコメントが終わると、次のアイドルたちのコメントに移った。

 司会者「以上、24組のアーティストが、IA大賞にノミネートされています」

 ――果たして、各賞の栄冠は誰に?
 ――そして、IA大賞の行方は!?

 司会者の煽り文句に、俄然と心のなかが騒がしくなってくる。
 
 司会者「まずは、スノーホワイト賞の発表です!」

 白銀のエンブレムが画面中央に輝く。

 司会者「スノーホワイト賞は、北東エリアで、もっとも活躍したアイドルに贈られます」「では、発表します! 今年のスノーホワイト賞は!?」

 照明が落ち、スポットライトがエンブレムの周りをぐるぐる回る。
 エンブレムがくるっと裏返しになり、そこに文字が表示された。
 
   ナム骨董P パックさん
  
 司会者「パックさんの皆さんです! おめでとうございまーす!」

 今まで一度もランキングで意識したことがないアイドルグループだった。
 Pが(北東エリアは制覇ならずか……。でも、まだまだ、これからだ!)とつぶやく。
 IA大賞のノミネート条件を満たすのに精一杯で、各地域の部門賞にかまう余裕なんてちっともなかったから、仕方がない。部門賞制覇は、次回以降のプロデュースに持ち越しだ。
 各賞の受賞者は以下の通りであった。

  フォレストグリーン賞(中央エリア)
  
   受賞者:キャタヒーラーP / ochi eyes

    フェニックスレッド賞(上方エリア)

     受賞者:竜崎P / 恋花

      ◆ブラックパール賞(西エリア)
  
       受賞者:キャタヒーラーP / ochi eyes

        オーシャンブルー賞(南エリア)
 
         受賞者:セルフ P / サイネリア

 南エリアでかろうじて、知ってるアイドルの名前が出てくれてホッと一息。
 さすがに、ノーマークのアイドルばかりが受賞していたらちょっと淋しくなるとこだったw
 以上で各部門賞の発表が終了した。
 「それでは、皆さん……」と前置きして。司会者が本命の発表を告げる。

 司会者「いよいよ、この時がやってまいりました。本日最後の発表になります」「本年度、この国でもっとも輝いたアイドルに贈られる、最高の賞!」

 ――IA大賞の発表です!

 煌くIA大賞のエンブレム。
 いかん、なにやらドキドキしてきた。チキンハートの本領発揮である。

 司会者「おっと、今、私の手元に封筒が届きました! 手がふるえております! 早速、開けてみましょう!」

 お、落ち着け……、俺のチキンハート!
 
 司会者「こっ、これは……っ!!」

 ト、ト、トイレに行ってきてもいいかなー!!?

 P(いいから早く言え!)

 ちょwwwwPwwwwwwww 
 こういう時だけプレイヤーが思ってることを代弁するじゃないよwwwww
 司会者が、コホンと、咳払いをひとつ。

 司会者「それでは、発表します」「本年度の、IA大賞に輝いたのは……!」

 照明がふっと消え。
 大賞受賞者を求めるかのように彷徨う、二つのスポットライト。
 数瞬後――
 IA大賞エンブレムの裏面に刻まれた受賞者の名は、


 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
                      むらたまP
         テ ィ ラ ミ ス ・ テ ィ ア ラ
                       WINNER 
 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆


 うちの子たちの名前だった。


 司会者「ティラミス・ティアラの皆さんです! おめでとうございまーーーっす!」

 盛大に、ティラミス・ティアラの名前が会場に響き渡った。
 ……にもかかわらず。
 円卓に座る、貴音も真も真美も、みんなキョトンした顔をしている。
 あれ…?と思っていると、一拍遅れて、

 貴音達「ええっ!」 

 びっくりした様子で反射的に席から立ち上がった。
 その反応を待っていた!w
 半ば魂が抜けかかったような様子で、貴音が言葉をつむぎだす。

 貴音「こうなることは、半ば確信していたのですが……。しかし、ふふっ、今頃、足がふるえて参りました……」
 真「こ、これって、夢でもドッキリでもないんですよね、プロデューサー? ホントにホントなんですよねっ?」
 真美「やったよー! やってやったよー、兄ちゃん!!」

 P「ああ、おめでとう! 皆、本当におめでとう!!」

 司会者「ティラミス・ティアラの皆さんは、部門賞ゼロから、まさかの大逆転です! お見事!!」

 部門賞ゼロでIA大賞受賞を大逆転というのならば。
 ノミネート条件すら満足に届かず、最後のプロデュース曲をリリース時点でランキング20位入りすらも絶望的だった状況であったにもかかわらず、IA大賞を手に収めたのは、大逆転中の大逆転だろう。
 あの時、諦めなくてよかった……
 これまでの道を振り返っている間に、貴音たちはステージへと移動していた。

 司会者「それでは、皆さんの、今のお気持ちをお聞かせください!」

 貴音「……頂点とは、余計なものが削ぎ落とされ、大切なものだけが見える場所、だったのですね……」

 胸に手をあて、一言一言を噛みしめるように、貴音が語る。
 
 貴音「ううっ……。皆様、これまでの声援、真、ありがとうございましたっ!」
 真「IA大賞はボク達の夢でした。夢をかなえられたのは、全部……、ファンのみんなのおかげですっ!」
 真美「うあうあー! なんか知らないけど、泣きそうっぽいよ。とにかく、うれしいよー!!」

 アイドルの頂きに立つ貴音たちの姿は、柔らかい光に包まれているようにも見えて。
 自然と目を細め、口の端からふふっと笑みがこぼれてしまう。
 ほんとによかった。

 司会者「ありがとうございました! 皆さん、実に輝いていらっしゃいますね!」

 ――それでは、歌っていただきましょう!
 ――本年度のIA大賞に輝いた、ティラミス・ティアラの皆さんで……

 司会者「曲は、Do-dai」


   ◇


 ティラミス・ティアラの、正真正銘最後の、ステージが終わった。
 先程まで光で溢れかえっていたステージも客席も、静寂と暗闇に包まれている。

 P(曲の披露が終わり、ティラミス・ティアラには、客席から、耳が痛くなるほどの拍手と歓声が贈られた)

 P(1年間、追いかけ続けたIA大賞を、俺達は、手に入れることが出来たんだ!)
 
 会場を出たPと貴音たちの4人は、人のいない屋外テラスへとやってきた。遠くに見えるガラス窓の向こうに灯るほのかなオレンジの光が、静かな空間の中であたたかい。
 
 真「ボク達、IA大賞、受賞したんですよね!? 夢の中にいるみたいで……、どうも実感がわかないですよ」
 貴音「少しだけ、気持ちが落ち着いて参りました。大富殿には少し悪い気もしますが、これで私は……」

 思わず、あっと言いかけてしまった。
 というのも、今まで秘密にしてきた大富の名前を真と真美の前で貴音が口にしたのだから。
 Pが知らない間に真や真美にも話を打ち明けていたのだろうか。
 もしそうでないのなら、あとで真や真美から「大富殿って誰?」と質問攻めされそうだ。
 Pも軽く貴音をたしなめる。

 P「貴音……。そのことは、今は言わなくていいから、とにかく、まずは喜ぼうっ!」

 続けて、「部門賞は、全部とれなかったけど、気にやむことはない」とPは言う。
 途中からまったく部門賞を無視していたのだから、これで気にかけるほうがどうかしてる。
 IA大賞の受賞だけでも、今の私たちには大金星だ。 

 P「今日のお前達は、本当に……」

 「X:輝いていたぞ!」「Y:まぶしかったぞ!」「B:後光がさしていたぞ!」

 製作スタッフは、ネタ肢を忍び込ませずにはいられない症候群にでもかかってるのだろうかw
 Xも、Yも。
 どちらも彼女たちのラストステージを見ていた時に、心から思ったことだ。
 Yはなんか、照明が~~とか言い出しそうな気がしないでもないけど……

 P「まぶしかったぞ!」
 貴音「ありがとうございます。ですが、まぶしいとまで言われますと、少し、照れてしまいますね」
 P「いや、本当にスゴかったよ。まぶしすぎて、俺の知っている、貴音達じゃないみたいで……」

 私が思っていたことを的確に代弁してくれているPが奇跡にも思える。
 これが、朝の挨拶で理不尽かましまくりのあの男と同一人物なのだろうかw
 貴音が「ふふっ」と笑った。

 貴音「ですが、そんな私達を育てて下さったのは、プロデューサー。あなた様、なのですよ?」
 P「あ、ああ、貴音の言う通りだな。……うんっ! 今さらながら、勝利の実感がわいてきた!」

 貴音たちと同じ空間で、勝利を実感することができるPが羨ましい。
 なぜこの世界は三次元なのだろう。うらめしや、うらめしや。

 P「それにしても……、皆の頑張りが、きちんと結果になって、俺は感無量だよ!」「この1年間、メンバー同士、ぶつかることも多かっただけに……、な」

 主にお前のせいだけどな!
 ユニットプロュースを始めて間もなく真が「らぶすね」になったり、竜宮小町とのフェスに大敗を喫して「ぎすぎす」になってみたり、なんとか関係改善に努めようと説教をしたこともあったっけ。その甲斐あってか、わりと早くぎすぎすから回復して、今度は真美と貴音がらぶすねに陥って……、ああ、でも「どん引き」や「喧嘩」状態になることはなかったっけ。
 そして、なんといっても「小躍り」。
 みんなが「小躍り」状態で、朝から小躍りトリプルチェインが見られるのは本当に嬉しかった。
 ステータス的には「かしましい」のほうが好ましいのかもだけど、やっぱり自分は、ティラミス・ティアラの3人が陽気にステップをつなげる小躍りトリプルチェインが大好きだ。

 真「言われてみれば、そうでしたね……。でも、ボクは、楽しいことの方が多かったって、思いますよっ!」
 真美「ケンカしちゃって、イヤんなることもあったけど、どんな仲良しの親友でも、たまにはケンカするもんね」

 貴音の調子が今ひとつだった時、何度、真と真美に助けられたことだろう。
 リーダーの機嫌を回復させるために真と真美に理不尽な返事をして、しょっちゅう二人をムッとさせてしまったっけ。今、この場を借りて、真と真美に「ありがとう」と「ごめんなさい」の言葉を。

 真美「でも、もし真美達が仲良しパワーメチャイケ状態だったら、もっと部門賞いっぱいもらえてたのかな……?」

 いや、それは違うよ。真美。
 どんなに真美たちが仲良しパワー炸裂でも、プロデューサーの腕がなまくらだったんだ。
 プロデューサーがダメダメだったのに真美たちは本当によくやってくれたよ。
 
 真「でも、色々あっても、なんとか、一緒にやってこられたんですから、良かったですよ!」

 真さんのフォローが五臓六腑に染み渡りますなぁ……!

 貴音「……何はともあれ、IA大賞はとれたのです。この結果は、各々の力が結集したおかげでしょうね」
 P「皆、それぞれがマイペースで活動しつつも、しっかり成長できたんだから、本当、良かったよ」

 一番マイペースだったのはプロデュースを1ヶ月もサボっていたどっかの誰かさんだとは、口が裂けても言うまい。ええ、言いませんとも。涙が出ちゃうから。

 真美「そうだよね、みんな成長したから、今日のステージに立てたんだよー!」
 P「今日のステージで、皆は本当に輝いてたぞ。これが、IA大賞を、とったユニットだって……」「その場にいる全員を納得させる、パワーがあったよ。そのパワーは、俺達が1年かけて、手に入れたものだ」

 おおー、Pがまともなことを言っちょる。
 やればできるじゃないの。なんで所々ダメな子になっちゃうのかしら。

 P「俺の苦労も、報われたな……。いや、本当に、苦労させられたからさ、皆には!」

 ハハハ、こやつめ!
 永久にハリウッド流しの刑に処したろかw
 嫌らしく理不尽な三択を迫るPに比べたら、アイドルたちのなんと可愛いことか。
 
 P「……なーんてな」
 真美「いつも苦労をかけて、すまないねー、ゴホゴホ……」「あ、でも、兄ちゃん、実は苦労するの好きっしょ? ワザと苦労してるっぽい時、けっこうあったもんね」
 貴音「失敗を誰のせいにするかで、人間としての器が、知れるものですね……」「それでも、こうして頂点へとたどり着けたのは、プロデューサーのおかげ。感謝しておりますよ」
 真「ボク、プロデューサーが仕事で失敗するとこも、見てて、すごく楽しかったですっ!」

 緊張でテンパりすぎて、オーディションやフェスでアピールミスをしてあたふたと慌てる姿は、たしかにさぞや面白いものだったに違いない。おにょれ、覚えてろよ、真w
 うーん、と首をひねるP。「何か、微妙にけなされてるような、ほめられた方だけど……、まあ、いいか」
 そうだな。毎度のことだからキニスンナ(゚Д゚)
 そして。
 話は、これからの4人にとって、とても重要なことについて。

 P「俺は、ハリウッドに旅立ってしまうから、これ以上、プロデュースは続けられないけど、皆は……」「来年こそ、IAの賞を完全制覇できるように、引き続き、3人で頑張って欲しい!」

 すると。

 真美「んー、兄ちゃんの言うこともわかるけど、真美はこの3人以外でも、やってみたいなー」

 エー(´Д`)

 真「ボク、今度は、ソロで頂点を目指してみるのも、面白いと思ってます。まだ、考え中ですけど!」
 貴音「皆、それぞれ、思うところがあるのですね……。今後については、改めて考える必要がありそうです」

  ソウダネ(´・ω・`)
 頂点へ登る過程で真も真美もアイドルとして成長して、こんな風に将来を自発的に模索できるようになったのだと考えれば、ふたりの意見は喜ぶべきことに違いない。
 けれど、ティラミス・ティアラのプロデューサーとしては、やっぱりちょっと淋しい。
 Pも「そうか」と頷き、「少し休んでから、改めて考えるのも、いいのかもしれないな」と、各自の意思に委ねることに同意した。
 しかし、そこはもちろんプロデューサーだ。「まあ、俺は、ティラミス・ティアラは、いいユニットだと思うから、もっと頑張って欲しいけどさ」と、さりげなく未練をこぼすのを忘れない。お前は泣いてもいいんだ、P。
 車も迎えに来てるはずだからとPが帰りを促すと、貴音がハッとした様子でPを引き止めた。

 貴音「あっ……。お待ち下さい、プロデューサー」

 なんだい、貴音?

 貴音「最後に、改めて私達から……。いざっ!」



 貴音達「今まで、ありがとうございました!」



 もう…、ゴールしてもいいよね……(´;ω;`)ブワッ
 
 Pも貴音たちに、ありがとうと感謝の言葉を贈る。「一年間、皆と活動してきて、俺自身、色々なことを学ぶことができた。中でも、一番大切なことは……」

 「X:信じること」「Y:助け合いの心だ」「B:若さって素晴らしい」

 Bの選択肢が何を言っているのか、私にはわからない。
 アイマス2の「団結」というテーマからするとYがふさわしいとも思えるけれど、貴音のオリジナルストーリーのテーマは「信じること」だ。大富や黒井社長の風雨が襲ってこようとも、Pは貴音を信じ、貴音はPを信じた。 そして、IA大賞までに培ってきたユニットの団結も含めて考えるならば、貴音たちは何度も困難にぶつかってはトップアイドルへの道はまだ続いていることを信じ、リーダーの貴音はメンバーの真と真美を信じ、真と真美はリーダーの貴音を信じた。

 P「信じることだ。夢を信じ、仲間を信じて頑張れば、どんな目標にもたどり着ける……」「そのことを、三人が、ひたむきに頑張る姿を見て、俺は、知ることができたんだ」
 貴音「……あなた様の言葉、今ならば心より理解できます。一人でいることの寂しさは……」

 少しうつむいていた貴音が、Pに向き直る。
 やわらかな、優しい目をしていた。

 貴音「もう二度と、味わいたくないですから」
 
 P「……貴音が、そんなことを言ってくれるなんて、最初は、思いもしなかった気がするよ」

 初めて貴音と会ったときは敬語だったもんな。
 それがこうして、Pと二人きりでない場でも自分の弱さを仲間に見せられるようになった。
 この一年でつかんだ宝を貴音が忘れさえしなければ、孤独に苛まれることはきっとないはず。
 
 P「俺、お前達に会えて、本当に良かった。……面と向かって言うと、少し照れるけどな」
 貴音達「ふふっ、プロデューサー……」

 ちょっとだけ、Pに便乗して。
 アイマス2の一番最初のプロデュースに、貴音と、真と、真美を選んで、本当に良かった。
 こうやって改めて書くと、少しこっ恥ずかしいけれどw

 P「お、いい笑顔だな、皆! だけど、とびっきりの笑顔は、IAの賞を完全制覇するまで、とっておけよ」

 どんだけ完全制覇にこだわるんだよwwwww
 まあ、完全制覇しないことにはベストエンドに辿りつかないというメタ事情もあるけどさw

 真美「うあうあ~! まだ、お仕事の話すんの!? ……まあ、そういうとこが、兄ちゃんっぽいけどね」
 真「今のボクの気持ち、なんかグチャグチャです。賞をとれたのはうれしいけど、お別れは悲しいから……」
 貴音「プロデューサー、もうしばし、このままで……。皆が、今日という日を、一生心に刻めるように……」

 空を見上げると――
 数週間前の夜、貴音と二人で朝まで見上げていた月は、その姿を消していた。
 Pとアイドルたちは、受賞の喜びと別れがたい寂しさを抱えたまま、同じ時間を過ごした。
 すぐそばまで迫っている別れの時をこの時ばかりは無視をして、共に笑いながら、これまでの思い出に話を咲かせる。 

 P(ほんの数時間、別れを先送りにしたからって、つらさは消えない。けれど、それはとても幸せな時間だった)(皆、笑顔をありがとう。それと……、俺をこんな気持ちにさせてくれて、ありがとう……)


  ◇


 貴音たちと別れた後の帰り道。
 向こう岸に高いビルが林立している川のそばのレンガ道を、Pがひとり歩いている。
 歩道を照らすのは道の脇に生えている街頭のみで、辺りは宵闇の幕が降りている。
 
 P(1年間、ティラミス・ティアラが必死で追いかけたIA大賞グランドファイナルが、ついに閉幕した)(それにしても、IA大賞をとることができて、本当に良かった……)

 これには心から同意する。
 あの約束がある以上、IA大賞をもし逃すようなことがあれば、「残念だったね。また頑張ろう」では決して済まされない、後悔しても後悔しきれない結果が待っていたのだから。
 
 P(もし、とれなかったら、大富さんと貴音が……。ふぅ、考えただけでも、ぞっとするよ)

 ことわざにこんな言葉がある。
 噂をすれば影が何とやら、と。

 大富「ククク……。ほっとした顔をしているな。何を考えているのか、手にとるように、わかるわ」

 出たな、大富。
 こんな夜更けに、しかも人通りも少なさそうな場所まで、わざわざPの後を追ってきたのだろうか。大企業のお偉いさんだというのにフットワークが軽いことで。
 突然の大富の登場に、「ど、どうして、ここに!?」とPが慌てふためく。
 おそらく、貴音の将来を賭けた例の約束について言いに来たのだろう。

 大富「IA大賞グランドファイナルに、ワシが来ていないわけがなかろう。相変わらず、世間を知らぬ若造だ」

 いや、会場に来てても、自ら足を運んでPを追ってくるとは思いませんって。
 もしかしてこの場所って、IA大賞の会場からそう遠くないところにあるのかな。

 P「た、確かに。あなたが、会場にいないわけ、ありませんよね。でも、どうして今、ここに?」「もう俺の前に、姿を現す必要は、ないんじゃないですか?」

 聞きようによってはもう俺の前に出てくんなと言ってるようにも聞こえる。
 大富のプレッシャーを受けつつも、なかなか挑発的でPも図太い。

 大富「フン……、そうケンカごしになるな。ワシは、お前に、素晴らしき光景を見せてくれた礼を言いに来たのだぞ」
 P(え? れ、礼って……? この人は何を言っているんだ?)

 Pならずとも大富の意外すぎるこの発言には、つい耳を疑ってしまう。
 賭けに敗れた大富が、自分の野望を阻止した小憎たらしいはずのPにわざわざ自分で礼を言いに来るのだから、「素晴らしい景色」というのは大富にとってよっぽど素晴らしいものだったのだろう。
 
 大富「ワシは今日、初めて貴音が舞う姿を見た。……正直、驚いたよ。力強く、美しく……、女神のようであった」

 力強く、美しく、女神のよう……?
 プロデュースの選曲を間違えただろうか。
 『Do-dai』じゃなくて『my song』にすべきだったか。
 Do-daiの歌とダンスじゃ、大富が少しおかしなことを言ってる人に見えてしまうw 
 
 大富「長年、この業界にいるワシでも、あのような者には、ついぞ、お目にかかったはない……」

 大富の口ぶりはまさしく、思いがけず出会った女神の美しさに惚れこんでいるかのよう。
 気がつくと、夜空には煌々と輝く白い月が出ていた。
 
 大富「貴音は、まだ、つぼみだ。まだまだ、さらに美しくなる。彼女の舞をみて、ワシは、そう確信したのだ」

 確信した舞がアヒルの練習とかだったらやだなー。
 大富に言葉に感じるものがあったのか、Pはそれに同意した。 

 P「……それ、俺も思います。俺はまだ、貴音の良さの半分も引き出せていないんじゃないかって……」
 大富「フフ、謙虚ではないか。だが、貴音の美しさを、ここまで引き出したのは、まぎれもなくお前の功績だ」
 P「え? あ、そ、その……。ありがとうございます」
 大富「なあ、若造。お前は、まだまだ貴音を美しく、そして、輝かせる自信があるか……?」

 間髪入れず、Pが「はいっ!」と即答する。
 
 P「俺は、ハリウッドへ行って、人脈を作って、色々なやり方を学んで……」「そして、日本に戻って、もっともっと、貴音を輝かせますっ!」

 この答えに、「フフフ……」と大富が笑う。
 心なし、欲しかった答えを得られて満足しているような笑い方である。

 大富「大みえをきったな。だが、確かに貴音は、このままお前が育てた方が、もっと美しくなるだろう」「ワシは……、それを待って、最高の状態の貴音を、いつかもらいうけるとしよう。フフッ、ハハハハッ!」

 うわー、この狸オヤジ。まったく懲りてねえw
 Pは完全に虚をつかれ、唖然とする。「な、なんだって……!?」

 大富「ククク、まあ、お前などが貴音の輝きを引き出すには、あと100年は、かかると思うがな……」

 100年って……、ずいぶん気の長いことだ。
 その頃には貴音もアイドルを引退して、誰かの伴侶になっているだろうに。
 素直じゃない狸オヤジである。いや、狸オヤジだから素直じゃないのか。

 P(あ、あと100年って、それじゃさすがに、大富さんは成長した貴音を見られないんじゃないか?)
 
 さて、Pは大富の真意に気がつくのだろうか。

 大富「楽しみにしているぞ、若造。では、またどこかでな! ワハハハハハハッ!」

 考え込むPを一人残し、大笑いを夜道に響かせて去っていった。
 その背を見送りながらPがつぶやく。

 P(……大富さん。もしかして、あなたは、貴音を、自由にしてくれると言いにきただけなのか……?)

 大富が去ってゆくのを見ていたのはどうやらPだけではなかったらしい。
 いつの間に来ていたのか、横手から音もなく貴音が現れた。 

 貴音「行ってしまわれましたね……」


  ◇
 

(´∀`) はい、ここでカットー!
  ('A`)  おい。
(´∀`) この大富を見てると、心底貴音に惚れちゃったんだろうなと思いますヨ。
  ('A`)  それはわかるが、このあとのシーンをなぜ切った。
(´∀`) いやー、だって。こっから先は貴音シナリオのクライマックス、エンディングの中枢でしょう? さすがにこれをネタバレするわけにはいきませんよ。
  ('A`)  本音は?
(´∀`) テキストを書き写して感想を書くのがちょっと疲れた。ボリュームありすぎ。
  ('A`)  たしかに、めちゃくちゃ濃いよな。貴音の他のアイドルたちのシナリオも、これくらいのボリュームがあるんだろうか。
(´∀`) さあ? どうなんだろうね。
  ('A`)  核心部分につきネタバレをカットするのはやむを得ないとして、この後どんなことを話したのか、かいつまんで話してくれないか。
(´∀`) ウィウィ。要点だけピックアップすると、(1)IA大賞グランドファイナルが終わった後、貴音から大富に連絡をとって求婚をはっきりお断りしたこと、(2)謎に包まれていた貴音のバックボーン(貴音の責務)について、(3)貴音がトップアイドルを目指していた理由、(4)貴音に妹がいること、の4点。
  ('A`)  ふむ。
(´∀`) ついでに、貴音との会話中、夜道でPを襲ったいつぞやの暴漢が今度は貴音を襲うのね。
  ('A`)  マジか? あれって黒井社長の差し金だったんじゃなかったのか?
(´∀`) 黒井社長は完全に濡れ衣で、貴音のセリフからすると、どうやら貴音の秘密の(2)と(4)にからんだ厄介事だったみたい。謎が明らかになって余計に謎が深まった感じだけど。
  ('A`)  貴音に関する謎は深く考えたら負けだな。


  ◇


 場面は夜から一転して、明るい青空が広がる海岸線沿いの車道に移動。
 道の脇には、後部の積荷のドアをフルオープンにした、青のワゴンが止まっている。
 それらの背景を背にして、りっちゃんと竜宮小町の4人が賑やかに騒いでいた。

 伊織「だから、あずさに道案内させるのは、危険だって言ったのよ!」
 亜美「タクシーの運転手のおっちゃん、あずさお姉ちゃんのナビで、頭グルグルになってたっぽかったもんねー」

 ま た 迷 子 か 。

 あずさ「ごめんなさい~。その上、車が、エンジントラブルだなんて……」「プロデューサーさん、飛行機、間に合います?」

 これは今どういう状況なのか頭が追いつかないが、どうやらプロデューサーと竜宮小町を乗せた空港行きのタクシーが迷子になったあげくに、エンジントラブルで立ち往生してしまったらしい。背景の車はどう見てもタクシーには見えないのだが……。
 
 律子「空港で、あの子達待ってるんですよね? こっちは、いいから、早く別の車拾って、行って下さい!」

 あの子たち、というのは、たぶんティラミス・ティアラのことだよね。
 ということは、プロデューサーがハリウッドへ旅立つある日の風景というところだろうか。
 なぜPが別ユニットである竜宮小町の車に同乗して、貴音たちが空港でプロデューサーを待つという状況になっているのか、ちょっと不思議では在るけれど、深く考えないことにしよう。

 律子「本当にすみません。こんなことだったら、ムリに送るなんて、言わなければ良かったですね」「うう、わざわざ全員乗れるように、ジャンボタクシーを借りたのに、最後の最後で……」

 あー、なるほど。そういうことだったのねw
 すっかりしょげ返るりっちゃんを、「い、いや、律子は悪くないよ。たまたま、運が悪かっただけで……」と、プロデューサーが励ます。
 どうすればあずささんに車のナビをさせるという方向に話が流れてゆくのか、それは不運というより、奇運というのが適切ではなかろうか。

 律子「いえ、私のミスです。さあさあ、別の車を……、あ、タクシー会社に電話したほうが早いかな?」
 P「でも、トラブルのあった車を、スタンドまで、押さないと……。お前達だけじゃムリだろ?」「タクシーの運転手さんは、運転席に、いなきゃいけないし、やっぱり男がいないと……」
 律子「大丈夫。誰か男手を探します。あ、ほら! あそこでたそがれてる人に助けてもらおう! すみませーん!」

 りっちゃんが声を張り上げて遠くの方へ呼びかける。
 あずささん、いおりん、亜美の三人も、そちらへと顔を向ける。

 律子「あれ? 遠すぎてきこえないのかな? すみませーん!」

 見かねて、俺が呼んで来るよと、Pは“たそがれている人”のほうへ向かった。
 Pが向かった先は、砂浜の波打ち際。
 赤いチェックのシャツを着た茶髪の男が、海を睨むように腕組みをして立っている。
 おそらく波の音に消されてりっちゃんの呼ぶ声が聞こえなかったのだろう。
 背中を向けているため、Pのほうからは男の顔が見えない……のだが、

 P(あれ? あの後姿、どこかで見たことが……)

 男の後ろ背に呼びかける。「あのー、すみません……」
 なぜか、カメラがぐるりと男の正面に回りこむ。 
 口をへの字にしているその男は――

 P「わっ、冬馬じゃないか。どうしてここに?」

 あまとうでした。
 アイドルをやめて海の男にでもなるつもりなのでしょうか。

 冬馬「……それは、こっちの台詞なんだけど。あんた、ハリウッドに行くんじゃなかったの?」
 P「あ、ああ。実は、ちょうど今、竜宮小町と一緒に、空港に向かってたんだけど……」「乗ってた車がエンストしちゃってさ。あはははは」
 冬馬「はあ? マジかよ。それ、どうすんの?」

 とりあえず、エンストした車をスタンドまで持っていくために手伝いを頼もうと冬馬に声をかけたことを説明した。相手があの冬馬とあってか、他を当たるよとPが言うと、「……いや、手伝う」と冬馬は二つ返事で了承した。

 P「え? 別に、ムリしなくていいぞ。IA大賞が終わったとはいえライバルに協力するのはイヤじゃないか?」
 冬馬「手伝わなきゃ、あんた、困るんだろ?」
 P「うーん、困ると言えば、困るかな……。でも、他の人を探せばいいし!」
 冬馬「周りに、人、いないけど。……車、どこ?」

 人っ子ひとりいない海って、一体ここはどこなんだろう。
 
 P「あ、向こうのほうに……。ありがとう、冬馬。でも……、どうして助けてくれるんだ?」
 冬馬「困ってるヤツ見たら、放っておけないから。……なーんてな。助けるのは、あんただからだよ」
 P「え、俺?」

 ぴよちゃんの薄い本のネタキター!! 

 冬馬「最初はさぁ、団結とか、くだらねぇって思ってたけど、あんたらに負けてさ……」「初めて、俺と、ジュピターに足りなかったものが、わかったんだ。ソコ、感謝してるから」

 傍目にはジュピターもなんだかんだで息が合っているように見えてたけど、実際は、当事者じゃなきゃわかんないことがあったんだろう。ジュピターとの決戦の後の会話でも、北斗や翔太は、どうやら冬馬とはIA大賞を目指すことに関して微妙に意識のズレがあったように見えた。もしかしたら、なまじっか技量と才能があるせいで、深い部分ではまだお互いをわかりあえていなかったのかもしれない。
 冬馬の話を聞いて、ジュピターの解散後、気になっていたことをPがたずねた。

 P「……冬馬は、アイドル、続けないのか?」
 冬馬「決めてねえ。ジュピターは解散したし、事務所は、もう辞めたようなもんだし」
 P「俺は、続けたほうがいいと思う。才能あるのに、ここで辞めたら、もったいないよ」「冬馬も、他の2人も」
 冬馬「……あんたがジュピターのプロデューサーだったら、何か、変わってたかもな」
 P「え? 今、なんて言った? ちょっと、波の音で、よくきこえなかった」

 この男wwwwwwwwwwww
 男女お構いなくフラグ立てまくる上にツンデレのデレをスルーするとか、業が深すぎる。
 ぴよちゃんのエサになっちゃえばいいのに。
 渾身のデレをスルーされた冬馬は必死な感じで「なんでもねーよ。車、あっちだっけ」と誤魔化す。
 と、そこへ。

 律子「プロデューサー! 長々と、何を話して……」 

 青い空と蒼い海をふたつに分ける水平線をバックに、りっちゃんがやって来た。
 そして、Pの隣にいる冬馬を見て悲鳴を上げる。

 律子「あーっ! 天ヶ瀬冬馬!」

 りっちゃんと冬馬。
 なんだかんだで一番因縁深いこの2人の遭遇はこれで何度目だっけ?

 律子「どうして、あんたがここに? ……はっ、まさか、プロデューサーに危害を加えようと……っ!?」

 発想が飛躍しとる飛躍しとる。りっちゃん、落ち着けw
 りっちゃんの勘違いに冬馬の反論でも始まるのかと思いきや。
 画面はまた切り替わり――
 海を背にして歩いてくるあずささん、いおりん、亜美の三人。彼女たちのお腹から膝にかけてが正面からアップで映され、またカメラが切り替わると、いおりんを筆頭に横一列で歩いてくる3人の姿が横から映された。キラキラ光る海と一緒にカメラに収まる竜宮小町の姿はなかなか良い感じ。

 亜美「あれっ、あまとうがいる! ねーねー、何で?」
 伊織「ちょっと、冬馬じゃない。あんた、アイドル引退したんじゃないの?」
 あずさ「あらあら、冬馬君も、迷子ですか~?」

 次々にやってくる竜宮小町のメンバーを見て、Pがたじろぐ。

 P「ちょ、お前達! 何で全員で、こっちに来てるんだ!?」

 ていうか、画面せまっ! 画面がせまいよ!
 画面の両端に冬馬とりっちゃんが立ち、二人の間の中央を埋めるように竜宮小町の三人が少し奥に立っている。一つの画面に5人も人物が立つと、めちゃめちゃ画面がせまく感じるわ。

 律子「プロデューサー殿が、あまりにも遅いから、迎えに来たんです!」「何をしてるかと思えば、まさか、天ヶ瀬と、話をしてたなんて!」
 P「ごめん……、つい、長話に……」

 苛立たしそうに腕組みした手の指をトントンするりっちゃんであった。
 細かいことだけど、りっちゃんって、冬馬を「天ヶ瀬」って呼ぶのか。亜美は「あまとう」、いおりんは「冬馬」、あずささんは「冬馬君」。四者四様だ。
 
 亜美「兄ちゃん、さすがに、もう行かないと、飛行機に置いてかれちゃうよー?」
 伊織「壊れた車は、私達がどうにかするから、あんたは、さっさと、空港に行きなさいよ」
 あずさ「そうですよ、ユニットの子達、きっと、待ちくたびれてますよ? プロデューサーさん」

 「いや、でも……」と言いかけると、りっちゃんがそれを制止した。

 律子「プロデューサー、いいから、向かって下さい。新しいタクシー、呼んでありますから」「こっちには、天ヶ瀬もいるし……、これ以上、引き止めたら、あの子達に恨まれちゃいます」

 冬馬が手伝うと申し出たことをまだ聞いていないはずなのに、しっかりと冬馬も人手に加えているりっちゃんはさすがというかちゃっかりしているというかw 冬馬乙。

 律子「大切なプロデューサーとの、お別れぐらい、ちゃんとさせてあげたいんです」
 亜美「そうだよ、兄ちゃん。そりゃあ、亜美達だって、兄ちゃんのこと、ちゃんとお見送りしたいけど……」
 伊織「まがりなりにも、ユニットのプロデューサーなら、優先順位くらい、わかってるでしょ?」
 あずさ「女の子を悲しませたら、ダメですよ~、プロデューサーさん? ふふっ」

 りっちゃんたちの好意の言葉を引き継いで、冬馬がPを追い立てる。

 冬馬「……だってさ。早く行けば?」
 P「……わかった。悪いけど、後は頼む」「律子、伊織、亜美、あずささん。それに冬馬。皆、ありがとう。……またな」

 ライバルたちに見送られ、海を後にしたPは、その後無事に空港に到着。
 ティラミス・ティアラのメンバーたちと合流できたのだった。


  ◇


  ('A`)  んで、空港での貴音たちとの出発前のやり取りは?
(´∀`) 割愛。
  ('A`)  だろうと思ったよ。
(´∀`) 個人的に見どころだと思うのはやっぱり、ジュピターとの決戦前夜に貴音が話していた“私は自ら輝く太陽に慣れるでしょうか”という問いに対する貴音自身の答え(決意)がちゃんと反映されていたのが良かったと思いますです。
  ('A`)  小耳にはさんだベストエンドの内容につながる伏線もあったな。
(´∀`) うんうん。貴音のあのセリフはちょっとムフフとなりました。
  ('A`)  そういえば、エンディングの一番最後にハリウッドに渡ったPの描写もあったな。
(´∀`)  帰国後の後日談はベストエンドで!って感じみたいです。
  ('A`)  んじゃ、最後にプロデュース成績を書いて、このプレイ記録も〆るか。
(´∀`) あいあい。


…━━━━━━━━━━━━━…
     プロデュース総合評価
…━━━━━━━━━━━━━…

●グループイメージレベル
  実力派ユニット Lv13 → 評価

●ハイスコア
  50530 PTS → 評価

●楽曲売上トータル
  284万9368枚 → 評価

●最高チャート順位 
  1位 → 評価

●巻き戻りトータル
  0回 → 評価

●アイドルアカデミー
  IA大賞受賞

●社長総評
  息の合った、最高のユニットだったな!
  そして、三人とも、君を非常にしたっていたようだね。
  昇格もしたのだし、これからもよろしく頼むよ!

●総合評価 
   → プロデューサーランク昇格!!


・「ポジション変更」が、できるようになりました。
・ステージ系のお仕事をアイドルたちに任せられるようになりました。
 ただし、クィンテットライブと一部のフェスは、任せることができません。
・レッスンをアイドルたちに任せられるようになりました。
 ただし、一部のレッスンは任せることができません。
・ステージフォーユー! で使用可能なステージが追加されました。
・「 SMOKY THRILL 」の楽曲が選択可能になりました。
・「ビヨンドザスターズ」の衣装が選択可能になりました。
・「パレスオブドラゴン」の衣装が選択可能になりました。


━貴音からのメール「SUBJECT:遠い異国のあなた様へ」━
 貴音が顔文字の使い方を覚えた!!
 

【実績ロック解除】
 50G : IA大賞
 10G : 駆け出しプロデューサー
 10G : 俺と貴音。
 10G : イチゴ賞


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タグ : アイマス アイマス2 貴音 真美

04:12  |  アイマス2  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.05.10 (Tue)

【アイマス2】プレイ記録1周目-貴音リーダー編28-

ティラミス・ティアラ-活動54週目
━朝━
 アイマス2発売日からリアル時間で2ヶ月と1週間ちょい。
 ファーストプロデュースにまさかこんなに時間がかかるとは思いもしませんでした。
 亀も驚くちょ→スローペースでしたが、いよいよ大詰め。ジュピターとの決戦来る。
 ティラミス・ティアラ、活動54週目の朝を迎えました。

 貴音「ふふっ、おはようございます……! 今朝の私は何やら心が、うきうき、ですね♪」
 真「目指せ、トップアイドルーっ! へへっ~」
 真美「めざせ、トップアイドルーっ! んっふっふ~♪」

 うん、皆、おはよう。今日も調子が良さそうでなによりだ。
 三人を代表して、ここは真美に意気込みを語ってもらおう。
 真美さんや、どこか行きたいところってアルゼンチン?

 真美「もっと上に行きたい! どんどん上の「げーのー界」のてっぺんまで!」

 どーだい、うちの真美は!
 宿敵ジュピターとの対決を前に、この会心の意気込み! 最高じゃないか!
 真美のベスト回答で貴音と真も笑顔満点、この勢いに乗ってフェスに臨もうっ。
 
 社長「諸君、いよいよジュピターと対決する時がきた!」

 あ、やっぱり社長出てくるんですねw

 社長「彼らに勝利することができれば、IA大賞受賞も、現実味を増してくることだろう」「逆に、もしここで負けるようなら、君達のIA大賞は、ないものと思わなくてはならない」

 むむっ。
 
 社長「765プロの代表として、必ず、勝利をつかんできてくれたまえ!」

 もちろん、そのつもりですとも!
 社長の熱い発破で、弥が上にも最終決戦って感じがしてきたぞ。 

 貴音「そうですね。本日は、自分のためにも、負けるわけにも参りません……!」
 真「ボク達のチームワークは、カンペキです! 絶対に負けるはずありませんよ!」
 真美「うんうん。当たってくだけ……、んのは、やだけど、そんくらいの気持ちで、ガンバってみせるよー!!」

 リーダーの貴音の声にも普段以上の凄みと力がこもっている。
 真と真美の士気もバッチリ、いい具合に熱が入って気合十分って感じだ。
 あとはプロデューサーである私が、本番のフェスのステージでティラミス・ティアラの最高のパフォーマンスを引き出せるかどうかにかかっている。
 よし、やるぞ!

━スケジュール━

 ●首都エリアフェス「FIRE BALL」(難易度?)
 概要:ファン人数1万7000人(首都)、ギャラ20,000マニー
 備考:ジュピターが出演予定

 フェスの場所は首都エリア。
 ちょうど首都エリアの注目度も緑になっていたところだ。
 ここはなんとしてもジュピターに勝利して、がっつりとファンも注目度もいただこうっ。
 んで、ちょいと悩ましいのは衣装だ。
 今回はフェスということで、お守りを《あわんこのお守り》ではなく《スガモちゃんお守り》でいくつもりだ。だから、アピールの打ち筋もいつもとは違うやり方で……やるべきなのだろうが、如何せん下手に打ち筋を変えると自爆しそうな気がする。
 アピールをViVoDa均等に行なうなら衣装も平均型にすべきだろうし、いつものDa中心のアピールでいくならDa特化型の衣装でコーディネートしたほうがいいだろう。
 さーてさて、どうするべきだろうか。
 う~~~~~~~~ん……。
 やっぱり、いつも通りでいこう。下手なことして自爆するのが一番恐い。
 それにフェスともなると相手の様子も見つつやんなきゃだし、いきなりいつもとは違うことをやろうとしても、そううまくはできないだろう。……プロデュースのブランクも1ヶ月あることだし。
 ということで。
 衣装は、ティラミス・ティアラの勝負服である《服:スノーフレークリリパット》《頭:ダブルひまわり》《体:ひまわりブローチ》《腕:ひまわりの腕輪》《足:ひまわりアンクル》のひまわりセット一式と、お守りは初使用となる《守:スガモちゃんお守り》。
 
 ●スガモちゃんお守り
 +効果:通常アピールのボルテージ増加量UP(超)
 -効果:バーストアピールのスコアDOWN(大)

 +効果、-効果ともに未知数なのがちと不安だけど、なせばなるなる! たぶん!
 出発前の準備はこれで終わり。
 兜の緒を締めて、IA大賞の手土産に、鬼を討伐しに征くぞっ!!

 貴音「……はい! ここが天王山。頂点からの景色を見るためにも、決して負けるわけには参りませんっ!」
 
━首都エリアフェス「FIRE BALL」━

 会場入りする前の新宿にて、Pがこんなことをつぶやいた。

 P(今日は、なんだかばたばたしそうな気がする……。出来るだけ、ここで全ての準備をしておこう)

 うわーい、早くも波乱万丈の予感がするよぅ!
 たまには穏やかなイベントでもいいのよ? 盛り上がらないかもしんないけど。
 戯言はさておき、楽曲の準備か。
 フェスではいかに相手のアピールを妨害するかにかかっているから、ボルテージの溜まるスピードは速いに越したことはない。ましてや前回冬馬と対戦した時は、冬馬のボルテージの溜まりの速さと思い出アピールの多さがハンパなくて、こちらはほとんど何もさせてもらえなかった。楽曲のBPMが重要だ。
 となると。
 今までのプロデュース曲のなかで一番BPMが速いのは、1st『MEGARE!』のBPM180.0だ。フルコンボを1回しかしたことがない『Do-dai』よりも、BPMが9.0速い。(ちなみに、2nd『迷走Mind』は152.0、3rd『My Best Friend』は157.0、4th『Little Match Girl』は135.0、5th『Do-dai』は171.0)
 だ、大丈夫だろう……か?
 ていうか、なんで不慣れなプロデュース早々にこんなにBPMが速い『MEGARE!』を選んだんだろ。そりゃパーフェクトアピールができなくて当たり前だわ。ただでさえリズムゲーが苦手なのにw
 不安は尽きないが、そこは気合と集中力でなんとかカバーしよう。
 楽曲は『MEGARE!』で決定だ。いけるか、貴音?

 貴音「プロデューサーが選んだ曲ならば、最高の結果が出せると信じています!」

 貴音の力強い言葉を胸に、いざ会場入り。
 フェス会場は群馬県のヴァニティプラザ特設会場。野外ステージのようだ。
 ステージ衣装に着替えた貴音たちに準備ができたか確認してみると、貴音が遠くを見た。

 貴音「プロデューサー、あそこを……」

 ん?
 あれは――

 黒井社長「……では頼んだぞ、お前達! 存分に暴れて来い!」

 いわずもがなの961プロ。
 檄を飛ばす黒井社長の前でジュピターの3人は真剣な顔つきをしていた。

 冬馬「ああ! 言われなくたって、そうさせてもらう。楽勝! だぜっ!」
 翔太「だよねー。もう、IA大賞は、僕達のものって、決まってるよねっ。勝ちが決まってる勝負って最高♪」
 北斗「俺達らしく、スマートにスタイリッシュに行こう。勝負の方は……、まあ、いつも通り、普通に勝とうよ」

 完全に舐められてるでござる。
 Pが心の中で闘志を燃やしていると、

 冬馬「……おっと。逃げずに、ちゃんと来たようだな」

 冬馬がこちらに気がついた。
 こうなると付き添いのまっくろくろすけこと黒井社長も話しに乗っかってくるわけで。

 黒井社長「おやおや、765プロの諸君じゃないか。のうのうと姿を現した度胸だけは、ほめてやろう」「だが、その度胸も度が過ぎると、見苦しいだけだ。765プロのクセに、図に乗るんじゃないっ!」

 いつものように余裕綽々風を吹かせてると思ったら、いきなりキレたw
 ジュピターに檄を飛ばしていた時よりもなんだかハッスルしてるご様子。相変わらず、うちら765プロがからむと俄然元気になる御仁である。オヤジのツンデレは面倒くさいので勘弁願いたいのである。
 黒井社長の敵意を受けて、どうしてそこまで765プロを敵視するのかとPが問う。

 P「ライバル心むき出しなのは、結構です。俺達にとっても、刺激になることがありますから。ただ……」「あたの場合、あまりにも普通じゃないような……。うちの高木社長と、昔、何があったんですか?」

 えーっと、私の曖昧な記憶によれば……、たしか黒井社長と高木社長(というか順二朗社長)との間で、浅からぬ因縁があるからだったはず。高木が憎けりゃ事務所も憎いってとこだろうか。
 理由を教えてと言って素直に教えてくれるような黒井社長ではない……、いや、黒井社長も結構喋りたがりだからなー、なんだかんだで教えてくれるんじゃ……

 黒井社長「ふん! おまえ達に、そんなことを教えてやる義理など……」

 素直にデレるわけないか――と思っていたら。
 シリアスシーンなのに、なぜかBGMがおとぼけた曲に切り替わった。

 北斗「あ、それね。黒井社長が狙ってた女の子を、765の社長さんに、とられたせいだって、俺はききましたよ」
 翔太「えっ! プロデューサー時代、765の社長さんに負け負けで、プライド傷ついたからじゃなかったの!?」

 お前らがバラすんかいwwwwww
 まあ、黒井社長のことだから、中らずとも遠からずってとこだろう。
 北斗と翔太の暴露話が始まると、それを聞いていた冬馬が大きな身ぶりで驚いた。

 冬馬「なにっ!? 俺は、社長から、こうきいてたぞ!?」

 ほう、どんな話でっしゃろ?

 冬馬「「765プロは、裏で色々汚いことをやっている事務所だから気に食わないんだ」って……」

 黒井ェ……
 裏で色々汚いことをやっている事務所って……
 それにセクハラも加えたら、SPで響に吹き込んでたこととまんま一緒じゃないですかー(棒)
 冬馬の話に呆れたのはどうやらプレイヤーだけではなかったようで、翔太も「えー」と冬馬にむかって呆れたような声を上げた。

 翔太「それはウソでしょ! こんな平和そうな事務所が悪事なんてムリだよ。それ信じてたの、冬馬君!?」
 
 仲間のもっともな指摘に、「う……、ああ……」と気の抜けた返事をする冬馬。
 オィィィ……。
 絵に書いたような直情径行タイプの冬馬ならば、黒井社長の言葉を鵜呑みにしてもむべなるかな、である。馬の鹿と書いて「バカ」と読むなら、冬の馬と書いて「トンマ」と読んでもいいかもしれない。
 まあ、素直に仲間の言葉を聞き入れる分、961プロのほかに帰る場所も居場所もなかったために頑なに黒井社長の言葉を信じそれを拠り所にするしかなかったSPの響きに比べれば、幾分マシなのかもしれない。
 それに、翔太とはほとんど面識がないのに「平和そうな事務所」認定されちゃってるうちも大概である。

 北斗「それで、765プロとのバトルだと熱くなってたのか。……ダメですよ、黒井社長。純粋な冬馬をダマしちゃ」

 さすがハタチ、すっかり冬馬の保護者ポジだw
 冬馬ガン(゚Д゚)バレ。

 黒井社長「えーい、黙らんか、お前達っ! いい加減なことを言うな! 私は高木の甘いやり方が気に食わないだけだ」

 その甘いやり方に散々負けて、狙ってた女の子まで獲られたんですねわかります。

 黒井社長「あいつは、昔から理想ばかり掲げて、そのくせ、仕事にも女性にも要領だけはよくて……」

 やめて黒井さん! あなたの株価ゼロよ!
 旗色が悪いと判断したのか、[粘着気質のツンデレ小悪党]から[ただのカワイソウな人]にレベルアップした黒井社長は声を荒ららげた。

 黒井社長「とにかく、許せんヤツなのだ! これ以上、あいつを調子に乗らせてはならんっ!」

 この一言は我慢ならなかったのだろう。
 それまで黒井社長とジュピターのやり取りを黙って聞いていたPがおもむろに口を開いた。

 P「黒井社長、あなたこそ、調子に乗らない方が、いいんじゃないですか?」
 黒井社長「……なんだと?」
 P「たしかにジュピターは、強力なユニットです。でも……」

 そこで言葉を一度区切り、Pは彼女たちを振り返った。

 P「ティラミス・ティアラも、負けてはいない!」

 すると――

 黒井社長「はーっははは、はっはっは!」

 予想通りの大笑いが返ってきた。
 
 黒井社長「笑わせるな! そちらのユニットのリーダーは……、ふん、お前だったな」

 四条貴音ですよー。
 ちゃんと名前覚えてくれてますかー?

 黒井社長「こんな小娘に、何ができる!? 貴様らなど、ジュピターの足の爪先にも及ぶものか!」

 足元よりは爪先のほうが近いよなー、などと思っていると。
 うちではどちらかといえば沸点が低めで激情しやすい貴音が落ち着き払った様子で、

 貴音「及ばぬかどうか、やってみなければ、わかりません。勝負は水もの、ですから。」

 穏やかに、されど貫禄と余裕すらも感じさせる物腰で黒井社長に言い放った。
 貴音の宣戦布告だ。
 小賢しいとばかりに黒井社長は鼻で笑う。「……ふん? 今、何か言ったか?」
 先ほどまで余裕を漂わせていたジュピターもスイッチを入れたようだ。

 翔太「へ~……。僕達に、勝つつもりでいるってこと? おもしろーい! やってみよっか!?」
 
 翔太はキッとした顔つきで腕組みをして――

 北斗「女の子の涙は、見たくなかったんだけどなあ。うらむなら、運命を、うらんでくれる?」

 ナンパな言動とは裏腹に、北斗は目を鋭く光らせ――

 冬馬「……上等だ。なら、見せてみろよ。あんたの力を、底の底までな!」

 しょげていた冬馬も喧嘩を買ったと言わんばかりに威勢を漲らせた。

 翔太「黒ちゃんと765の社長さんの間には、色々あったっぽいけど、正直、僕達にはカンケーないよね!」
 北斗「そうだな。ここまで来たら、力と力のぶつかり合い、真剣勝負だ。フェアプレーで行こうよ、ね!」
 冬馬「……俺とあんたらにとっては、いつぞやの続きってワケだ。けど、前以上に、あんたらに勝ち目はないぜ」

 いつぞやの冬馬との対戦では落雷に助けられる形で勝負が終わった。
 明確な決着は雷雨によって流されたけれど、あの時、(冬馬曰く)音響機材の故障で50%の力しか出せていなかった冬馬一人を相手に、ティラミス・ティアラは大差をつけられ負けていた。
 たった一人を相手に苦戦したのだから三人を相手にすればどうなるか。なるほど、普通に足し算的に考えれば、冬馬の言う通り、うちに勝ち目はないのかもしれない。

 冬馬「前は1対3だったが、今回は3対3だ、頭数も同じだ。ごまかし無しの力の差が、そのまま結果に出る!」「俺達は、あの時と同じ曲で勝負してやるぜ。その方が、どれだけパワーアップしたか、わかりやすいからな」
 
 どっとっぷTVランキング上では、「天ヶ瀬冬馬」のアリギルと「ジュピター」のアリギルは別曲扱いになってたような……?
 などという、野暮なツッコミはさておき。
 冬馬の言葉を受け、「たしかに、あの時よりも、君達の力は上がっていて、さらに、勝つのは難しいだろう」と、Pが頷く。「だが……!」

 真「ああ、そうだよ、ボク達は勝つ! そんな風に、ヘラヘラしていられるのも、今のうちだぞ!」
 
 奇しくも同じ腕組みのポーズで、真が真っ向から翔太を睨み返し――

 真美「ほくほくが、真美達に負けて泣いたら、よしよしって、なぐさめてあげるね。んっふっふ~♪」

 身長差のある北斗ほくほくを相手に、大胆不敵に真美が挑発をしかけ――

 貴音「大口をたたけるのも、今のうちだけです。あなた方は、絆という目に見えぬ力に敗れるでしょう」

 リーダーの貴音が、胸に誇りを抱いて、冬馬に予言を突きつけた。
 一触即発。
 待ったなしの睨み合い。 
 そこに割って入ったのは、

 黒井社長「ノンノン、そこまでだ! 」

 やはり、天邪鬼なこの男だった。

 黒井社長「バカバカしい……。こんなゴミどもと話すのは、やはり時間のムダだ」

 先に話しかけてきたのはそちらですよと言いたくなるのが黒井クォリティーだ。
 矛盾だらけの黒井社長が吠える。
 
 黒井社長「ゆけ、私のジュピターよ! この、小ざかしいアリどもを、王者の力でたたき潰して、教えてやるのだ!」「この世界、力が全てを決するのだという、まごうかたなき真理を!」

 これに憤慨しPが言い返そうとすると、「あははっ、すみませんね、765のプロデューサーさん」と、北斗が笑ってそれを止めた。「うちの社長、意外と熱いもんですから……」
 あれを「熱い」で笑って済ませるのだから、北斗もなかなか懐が広い。

 北斗「とにかく、女の子達は、俺が、あとでちゃんと、なぐさめてあげますよ。チャオ☆」

 前言撤回。
 チャオ助はやっぱりチャオ助だったw
 真美がほくほくを慰めるのか、それともほくほくが真美を慰めるのか。
 世紀の対決である。

 翔太「じゃ、僕達、先に行ってるね。勝ちたい気持ちは、わかるけど、ムリしないほうがいいと思うよ♪」
 冬馬「……少しは楽しませてくれるんだろ? 期待してるぜ。じゃあな!」
 黒井社長「では、アデュー! 765プロの諸君。せいぜい、悪あがきに、はげみたまえ」

 小悪党のお約束、去り際の高笑いを忘れず、黒井社長たちは去っていった。
 最後まであの人は俺達を認めてくれなかったなとつぶやいて、Pは貴音たちを振り返った。

 P「さあ、いいか、皆。泣いても笑っても、これが最後のフェスだ」

 ここで勝ってもIA大賞をとれるかはわからないと前置きして、断言する。

 P「ここで負けるようなアイドルが、IA大賞に選ばれることは、ないだろう!」

 翻って言えば、ここでアイドルたちを勝たせられないプロデューサーでは、アイドルたちにIA大賞を獲らせることはできないということ。モニターの向こうのPは、プレイヤーにも檄を飛ばしている。
 貴音たちへの発破が続く。
 ジュピターは強く、簡単に勝てる相手ではない。
 だからこそ、対戦相手として不足はない。 
 
 P「さあ、今までやってきたことを、このステージで全部、残らず全て、出してきってこい!」

 そして…――

 P「勝とう!!」

 それに「はいっ!」と応えるティラミス・ティアラの勇ましい返事。
 フェスのスタッフがステージの準備を促しにやってきた。
 いざ、勝負の刻。

 貴音「それでは、気持ちをこめてまいりましょう!」

 このステージがティラミス・ティアラの最後のフェスならば。
 これは、ティラミス・ティアラにとって最後の、ステージ前の儀式だ。

 真美「3!」

 真「2!」

 貴音「一!」

 「「えい! えい! おー!」」

 青空に、貴音たちの歓声が響いた。




 結果:勝利っ!!!



 1ヶ月のプロデュースブランクは想像以上にひどかった。
 出だしからアピールを失敗し、チェインがうまいことつながらない。
 今回のフェスで初めて使った《スガモちゃんお守り》と安宅記者のブースト効果により、ボルテージの溜まるスピードが早かったのが大きな助けとなった。
 ジュピターのボルテージが1/4溜まった程度の辺りでこちらのボルテージが満タンになった。即座にバーストアピールを叩き込む――つもりだったのだが、ブランクと緊張のせいでもたついてしまい、その間のアピールを失敗するというお粗末ぶりを披露してしまった。
 我ながらこれはひどいwwwww
 冷や汗をかきつつ、バーストアピールを発動。
 だが、一度焦り始めるとドミノ倒しのように失敗が連鎖し、バーストアピール中もバッドアピールをかますという大失態。ああ…!
 さらに《スガモちゃんお守り》のマイナス効果もかなりのもので、バーストアピールをしても、1.50倍の通常アピールよりもほんの少し多い程度のスコアしか入らなかった。
 1回目のバーストアピールが終わった時のスコアは、こちらの4000強に対しジュピターは3000強と、ほぼ互角。いつ天秤がひっくり返ってもおかしくない状況であった。
 バーストアピールをしてもジュピターと大差がつかない。逆に、ジュピターにバーストアピールをされれば一巻の終わり。一度抜かれてしまえばそれでジ・エンド。
 フェス中、そのことに気がついたのは不運でもあり、幸運でもあった。
 バーストアピールをされれば即負けという緊迫した状況下でジュピターの動向が気になってしまい、アピールに対する集中が散漫になった結果、チェインがぶつ切りになってしまった。
 しかし、バーストアピールをされれば即負けということは、バーストアピールを喰らいさえしなければ負けないということでもある。それがわかったのは幸運だ。
 最も警戒すべきは、ジュピターの思い出アピール。
 前回のフェスから推測するに、おそらくジュピターは思い出を5発持っている。恐いのは、思い出アピール連発→バーストアピールのコンボだ。
 思い出の弾数は、こちらの3に対して、ジュピターは5。
 単純に思い出の打ち合いになると競り負ける。
 肝心なのは、こちらの思い出アピールを仕掛けるタイミングだ。
 幸いなことに、ジュピターのボルテージが溜まる速度はそれほど速くなかったので、バーストアピールを撃てばでジュピターのボルテージをすっからかんにすることができた。ボルテージが空っぽであれば、思い出を1、2発使われても満タンには届かない。思い出を3連打されても、すぐにはバーストアピールが飛んでこないだろうと判断した。
 これならば、思い出の弾数が不利でも勝ち目はある。
 バーストアピール可能になったら即座に撃ち、ジュピターのボルテージを徹底的に低く抑え、ジュピターが思い出を使い始めても1発目~3発目はあえて甘受する。
 勝負の瞬間が訪れるのは、ジュピターが3発目の思い出アピールをした時だ。
 3発目を使われたらすぐに思い出を打ち返してジュピターのボルテージを削り、以降、ジュピターの思い出アピールに対してカウンターの要領で思い出アピールを打ち返す。そして、相手よりも先にトドメのバーストアピールを叩き込むのだ。
 ――このような作戦を立てた。 
 だが、不安はやはり消えないわけであって。
 ジュピターの思い出アピールがいつ来るかとビクビクしながらその時まで備え(ジュピターの思い出アピールはステージが3/5くらいまで進行してから始まった)、終盤での思い出アピールの打ち合いはまさに冷や汗ものであった。ひやっとする場面も幾つかあったものの、なんとか作戦通りの展開をすることができた。
 終わってみれば、
 ティラミス・ティアラ 19273 vs ジュピター 15237
 という接戦だった。
 もう少し落ち着いて冷静にアピールができれば、もっと余裕のある戦いができたかもしれない。
 なにせ、トータルバーストスコアが9160、トータルチェインボーナスが1496、マックスチェインがわずか31という、どうしようもない成績だったのだから。
 せっかくジュピターに勝てたのに歓喜の雄たけびをあげられなかったのは、試合に勝って勝負に負けてしまったこの微妙な敗北感のせいだ。
 最高のパフォーマンスを目指してこのザマでは、貴音たちに申し訳ない。

 さてさて。
 反省会はここまでにして、貴音たちのアンコールステージを堪能しよう。
 貴音ー!
 真ー!
 真美ー!
 ああっ、もう最高だ!
 うちの子たちのステージをお見せできないのが非常に残念だわ!

 貴音「プロデューサー。無事、勝利いたしました。私達……、やりとげたのですねっ!」

 アンコールステージが終わって、貴音が感慨深そうに喜ぶ。
 最高のステージだったとPも貴音たちをねぎらった。

 真「へへっ。やっぱり、ボク達のチームワークが、勝利の決め手、でしたよね!」
 真美「でも、これもみんな、兄ちゃんのおかげだよ。兄ちゃん、ありがとー!!」

 どういたしまして!
 ――と言いたいところだけど、あの無様な指示っぷりじゃなぁ……w
 にんともかんとも苦笑を禁じえません。はぁ…。
 歓喜に湧く765プロに対し、一方、敗れた961プロはというと。

 黒井社長「……な、なんということだ。私は今、悪い夢でも見ているのか……?」

 今にも正気を失いそうな調子で黒井社長が嘆いていた。

 北斗「黒井社長。夢じゃありませんよ。これは現実です、まぎれもなく」
 
 敗北を真摯に受け止める北斗。
 憎まれるために用意されたライバルなはずなのに、なんだ、この好漢ぶりはw
 北斗の紳士的な発言に黒井社長は我に返った。

 黒井社長「な……、貴様、何をノンキなことを言っているんだ! 自分達が何をしでかしたか、わかっているのか!?」
 北斗「もちろん、理解していますよ。俺も、皆も……。そうだよね、翔太?」
 翔太「うん、ボク達、きれいサッパリ負けたんでしょ? つまんない結果だけど、まあ、しょうがないよね」
 北斗「そうだな。もちろん、悔しくはあるけど、彼女らに負けたのなら、何も悔いはない……、かな」

 無駄に潔いというか軽いというかw
 蓋を開けなくてもわかっていたことだけど、実はいいヤツら的なライバルでござった。
 
 黒井社長「悔いがないだと!? 私の恨みは、ますます深くなったというのにかっ!?」
 翔太「えー、そんなこと言われても、社長の恨みとボク達、別に関係なくない? 765プロは、いい事務所だよ」
 黒井社長「な、何ぃっ!?」

 黒ちゃん涙目であるwwwwwww 
 翔太のぷち反逆に加えて、北斗がさらに追い討ちをかける。

 北斗「……黒井社長。そんなことくらい、最初から、あなたも、わかっていたはずでしょう?」
 黒井社長「ぐっ……!」
 北斗「もともと俺達は、「ちょっと面白そう」っていう理由で、冬馬についてきただけ、みたいなものですから」

 軽っ!?
 ちょっと面白そうだったからって、なにその理由wwwww
 ていうか、それ、ジュピター結成前までソロ活動してマジでIA大賞を狙ってた冬馬にとっても割りとショックなことじゃないの? 冬馬もその辺の意識の違いとか、ちゃんと把握してたのか?
 
 冬馬「……」

 もしかして……、今の今まで知らなかったとか……?
 いや、ちゃんと把握してた上での沈黙なのかこれは?
 冬馬の異変に翔太が気づいた。

 翔太「あれ? ねえ、冬馬君。どうしたの? なんか、さっきから、一言もしゃべらないけど?」
 冬馬「……完敗だな。力でねじふせられるとは思っていたが、あの女には、少し嫌な予感がしてたんだよ……」

 そういえば、オーディションが終わった後、TV局のエレベーターホールで初めてうちのティラミス・ティアラと遭遇した時、激怒した貴音の剣幕に終始押されっぱなしだったよねwww
 冬馬が苦手なもの=貴音という認識でオッケーだろうか。

 北斗「あの女? あの女って、四条貴音ちゃんのこと?」

 さすがほくほく、ちゃんと名前をチェック済みであった。
 北斗も貴音をちゃん付けするんだねー。

 冬馬「そうだ。どうも何を考えてるかわからなくて、得体の知れないヤツだよな……」
 翔太「あー、ミステリアスな感じだもんね。それでも、皆と仲良しで、チームワーク抜群って感じだったけど」

 黒井社長そっちのけで貴音の人物評価を始めるジュピターの面々。
 これ、画面の外で黒井社長、「の」の字書いていじけてんじゃないの?
 カワイソウなのでもうちょっと君たちのボスにつきあってあげてください。

 翔太「それにしても……、ぷっ! あはははっ! 冬馬君、貴音さんにビビッてたんだ? 面白ーいっ!!」
 冬馬「べ、別に、ビビってなんかねえよ! ステージでは、負けるつもりなかったしな。ただ、さ……」
 北斗「やっぱり、おびえてるじゃないか。はははっ!」

 今、ひどい包囲網を見た気がする…!
 完全に貴音>>>冬馬の構図ができあがってるじゃないの。

 北斗「最後の最後に、冬馬には、また笑わせてもらったよ」

 ……ん?
 最後の最後に?
 ドサクサに紛れてなにやら意味深なことを北斗が言ったぞ。

 黒井社長「……き、貴様達、先程から私を無視しているのは、故意なのか?」

 黒ちゃんマジでハブられてやんのwwwwwww

 黒井社長「大体、最後とは、どういうことだっ!?」
 北斗「あ、すみません、社長。俺、今日限りでジュピターを辞めます。俺は961プロ、合ってないみたいなので」

 工工工工エエエエエェェ(´д`)ェェエエエエエ工工工
 ジュピター敗北で黒井社長お得意のクビ切りがくるかと思ってたのに、逆に三行半かよ!?
 これにはさしもの黒井社長も驚いた様子。「な、なんだとっ!?」

 翔太「あー、北斗君、ずっるーいっ! ボクも、やめるっ! このまま事務所に残っても、面倒くさそうだし」
 黒井社長「お、おい! 翔太まで、何を言っているんだ!?」
 翔太「ねー、冬馬君は、どうするの?」
 冬馬「……俺のやり方は間違ってた。それは認めるしかねえ。だが、勝つ方法は、これからも探さねえとな」

 ということは、つまり?

 冬馬「その方法は、今はわからないが、1つだけ確かなことがある。俺は、ここに残っても、勝てないってことだ」
 黒井社長「な、な……!」

 手駒の相次ぐ離反、冬馬のダメ出しに黒ちゃん絶句。

 黒井社長「それは、私のやり方を否定しているのか? 大恩ある私に対する侮辱なのかっ!?」
 冬馬「侮辱なんて、するつもりはない。ただ、負けは負けだ。……期待に応えられなくて、すまない、社長」
 北斗「だそうですよ、社長。俺も、社長に恩義は感じてるけど……、方向性の違いは、仕方ないって思います」
 翔太「だよねー! じゃ、ここはケジメをつけるってことで、いっせいに辞めちゃおうっ! じゃーね、黒井社長!」
 北斗「チャオ☆」
 冬馬「……じゃあな」

 wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 

 黒井社長「くっ……、勝手にするがいいっ! 負け犬など、こちらから願い下げだっ!!」「お前達の力など無くとも、765プロと高木は、私だけの力で、私の前にひざまづかせてやる! 必ず!!」

 ジュピターの3人が立ち去った後にそんなことを言っても、言ってる黒井社長のほうが負け犬の遠吠えをしているようにしか見えないわけで。
 SPで貴音たちを見限ってクビにした黒井社長が、SPとはあべこべにジュピターたちに見限られる現場をまさか貴音のプロデューサーという立場で見ることになろうとは……。なんともシュールな光景だ。
 恨み節を吐き終わると、黒井社長はPたちに嫌味をこぼすことも忘れてさっさと退場してしまった。
 なんだかなー。
 そして、衝撃的なジュピター解散の現場を目撃してしまったPの感想はというと――

 P「な、なんだか、961プロも大変そうだな……」

 ――である。
 平和そうな事務所のプロデューサーは格が違った。
 Pの感想に、貴音が「はい……」と相槌をうつ。

 貴音「ですが、同情はできません」

 ふむ、その心は?
 
 貴音「なぜなら……。彼らは、また、私達の前に強敵として立ちはだかることが、あるような気がしますから……」

 おおっと、また意味深なセリフだ。
 これはジュピターの復活フラグか、はたまた続編フラグだろうか?
 貴音の予感を聞き、ジュピターの姿からトップアイドルの厳しさを知ったと、Pは兜の緒を締め直すのであった。……ジュピターの解散劇はびみょ~~~にトップアイドルの厳しさとはズレてるような気がしないでもないんだけど、ま、いっか。
 
 ――ていうか。
 黒井社長のほうから敗者は961プロにいらぬとジュピターのクビを切るならまだしも、ジュピターのほうから黒井社長(961プロのやり方)に見切りをつけて自主的に解散したんじゃ、冬馬に負けてIA大賞ノミネートを逃した竜宮小町の立つ瀬がないんじゃございませんこと?
 賞レースの途中で辞退するのも勝者の特権であって、敗者のことなんて考える必要はないと言ってしまえばそれまでだが、やっぱ割り切れないものがある。
 これが王道のスポ根ものやバトルものなら、主人公が何らかの理由により戦いを途中で放棄するかどうかの岐路に立たされる場面になると、今までお前に負けたヤツらの気持ちや想いはどうなるんだ!と葛藤する展開になるはずである。仮にも「燃え」を謳うアイマス2において、ストーリーの中核であるIA大賞のレースの最終盤になってラスボスにしてライバルのジュピターがこんなに軽々しく途中離脱するのって、燃え展開としてアリなんだろうか?
 彼らは主人公ではなく、主人公たちにフルボッコされるのを義務付けられた敵役にすぎないからそれでいいという発想なんだろうか?
 さらに言うと、竜宮小町の敵討ちの意味も込めてジュピターを倒すというのであれば、IA大賞グランドファイナル当日までジュピターが健在で、その上でIA大賞を獲るというのが本来の筋なのではないか。このフェスが事実上の頂上決戦だとしても、フェスでジュピターに勝ったから竜宮小町の敵も討ちましたってことにはならないだろう。
 まあ、今週はグランドファイナルの一週間前だし、この土壇場に解散しても黒井社長がジュピター解散の事実をIAUに報告しない限り、ジュピターはIA大賞上解散の扱いにならないのかもしれないけれど、それにしたって、モヤモヤとしたものが残る結末であることに違いはない。

━夜━

 貴音「た、ただいます♪」

 今週は、いつにも増して濃い活動内容だったように思う。 
 オラ、なんだかめちゃくちゃ疲れたぞ。
 
 社長「待っていたよ、諸君! あのジュピターに、勝ってしまうとは……、いやはや、大したものだ!」

 順二朗社長も声を弾ませて大喜びだ。
 この様子だと話が長くなるのかなと思ったら、すぐにランキングの画面になった。
 あるぇー?

【どっとっぷTVランキング】
  1位(→) Do-dai / ティラミス・ティアラ 176万6361枚
  2位(→) ラッキースター! / 魔王エンジェル 152万3998枚   
  3位(→) Alice or Guilty / ジュピター 140万0487枚
  4位(→) Living Dead / サイネリア 112万5538枚
  7位(→) 恋をはじめよう / ジュピター 95万5309枚
 17位(→) Alice or Guilty / 天ヶ瀬冬馬 74万7407枚
 48位(→) Little Match Girl / ティラミス・ティアラ 47万0459枚
 49位(→) My Best Friend / ティラミス・ティアラ 34万9786枚
 84位(→) SMOKY THRILL / 竜宮小町 20万0713枚

 ランキングの確認も終わったし、そんじゃま、じっくり話をしまっしょい!
 なぬっ、今夜はじゃんけんか。
 いいだろう、真、勝負だっ。
 選択肢が出る直前、眉尻が少し上がって、目をくりっと見開いたから……
 真の手は、パーとみた!

 真「やーりぃ! ボク、勝っちゃいました! 今のボク達に、怖いものなんてありませんよっ! へへっ!」

 よしよし。
 フェスも勝ちを収めたし、週の〆もバッチリ決まったぞ。

 貴音「お疲れ様でした、プロデューサー。本日のフェス、まぎれもなく、大勝利でしたね」

 貴音の機嫌も良いみたいだし、今週の成果は言うことなし……かな?
 今週のファンレターは~……、真美宛に一通(茨城/エターナル)か。うむ。

━貴音からのメール「SUBJECT:祝・フェス快勝!」━
 そっか。貴音も今回のフェスは苦戦を覚悟してたのか。
 最後に一悶着あったけど、ジュピターに勝てて、本当によかった。
 勝利の祝杯がラーメンというのも貴音らしくていいね。
 貴音おすすめの絶品しょうゆラーメンとやら、味あわせていただこうじゃないのw

━安宅純からのメール「SUBJECT:安宅です、失礼します!」━
 うおっ、今週で安宅記者の取材が終わるところだったのか。危ない危ない。
 ブーストの力添え、ありがとうございました。

【実績ロック解除】
 5G:ぶちのめせ! FIRE BALL!

19:00  |  アイマス2  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.05.09 (Mon)

【アイマス2】プレイ記録1周目-貴音リーダー編27-

                      / /: : : : :.ヽl: : : : : : : : ::::::::::::::::ヽ.
                   /  ./ : : : :/^ヽ: }/\: : : : :::::::::::::::::::::':,
                        /: : : :./´ ̄ `´ ̄\: : : : :::::::::::::::::::::::',
 あら~               /: : : : ;'          ヽ: : : :::::::::::::::::::::::',
                    ,'.: : : : ;'z=      ≠=、i : : :::::::::::::::::::::::::i
  貴音ちゃんたちの      ,': : : : :;'            l: : :::::::::::::::::::::::::::!
       プロデュース    i: :/: : ;{ ィ示ミ    ,≧=、j ::::::::::::::::::::::::::::::j
                      |/l: : :ハ`弋タ     ト芥 〉::f゙ト、::::::::/:::::::::;'
.    いつになったら       l! |: : ::::::.   ,     `¨rー、! !ヽ 、/ ::::::::::!
.        終わるのかしら~   l: :::::::::}、         `7 ノ j 〉 〉::::::::::::|
                    ヽ::::i:::| l\  r、  / , / / /:::::::::::::::|
                         ヽ::ト:ヽ!:::::ヽ._ /     ,.∠__:::::::!
                        ヽ! ソ::::::::::::;イ   ,. ィ:/^ト<: : :/::::: |
                      ,イー┬‐/ !   l:::::/ ノ: ト<r―‐┴、
                        /    ヽ/: :|   |∠/: : :j/     ',
                          / V    ヽ┤   |:_:_:_: :/          }
                      /  /     |   lハ下ヽ.j       /:!
                   /  /     /!__/: : | ! ! /       /: :|
             < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄{ /: :´: : : : : :|ノノ/       /: : :|


 我がティラミス・ティアラのユニットデータを見たところ、
 直近の活動日が、2011/3/28になっててびっくらこいたむらたまです。
 バカな……、プロデュース空白期間が1ヶ月以上たっているだと……!?
 我ながら急激な熱の下がりっぷりにどん引きである。
 というか、貴音からマジモンの放置悲痛メールが来そうで怖い。
 なんたるじあ!

ティラミス・ティアラ-活動53週目
━朝━
 というわけで、1ヶ月ぶりの出勤である。
 プロデュースから外されるどころか、事務所に来たら小鳥さんに開口一番「おめぇの席ねえから!」と言われたり、デスクに花瓶を置かれていても全然不思議ではない。ひうっ。
 クビも怖いが、貴音からのなぜ来てくれなかったのですかメールも怖い。
 ああ、今朝のコーヒーはやけに苦いじゃないか。

 貴音「ごきげんよう、プロデューサー。高みを目指し、本日も、共に精進いたしましょう」

 こちらの心中を知ってか知らずか、貴音の笑顔がまぶしすぎて目にしみる。
 今のこの気分は、暗い穴倉から出てきて朝陽を受けたバンパイアの如しである。
 えーと、貴音、何かしたいことある?
 できればプロデューサー解任とかユニット解散以外の方向で。

 貴音「ふふっ。すべて、プロデューサーにお任せします。思いのままに、私達を導いて下さいっ!」

 誰だよこの子たちを1ヶ月以上も放置してたやつは!?
 怠惰なバンパイアの胃袋に貴音の優しさが染み渡るでぇ…!
 貴音たちの仲の良い笑顔に迎えられ、ティラミス・ティアラのプロデュース再開です。

━スケジュール━
 53週 : 資金営業+ダンスレッスン or ちょ→ダンスレッスン+ショッピング
 54週 : ジュピターとの決戦(フェス)?
 55週 : IA大賞グランドファイナル
 
 さて、ずいぶん前に立てた予定ではこんなスケジュールになっていた。
 けれど、52週に行なった資金営業がタイムコスト3であったため本来やらなければならなかったダンスレッスンができなかったので、ユニットイメージを上げることを優先すべく、今週はスケジュールを変更してダンスレッスン漬けにする。
 ちょ→久しぶりのプロデュースであるから、もう一度アイドルたちと心の距離を近づるという意味においても、一日中レッスンスタジオにこもってレッスン指導にあたるのも良いかもしれない。まぁ、ゲーム的にはなんの影響もなく、主にプレイヤー側の自己満足にすぎないのですがっ!
 
 社長「おはよう、諸君」

 スケジュールを組もうとしていた矢先、順二朗社長が現れた。
 J26現るところ余計なイベントあり。
 今度はどんないらない話を持ってきたのかと反射的に身構えてしまう。

 社長「IA大賞受賞者が発表される、IA大賞グランドファイナルの開催日が、近づいてきたね」

 そうですね。今週を入れても残り3週ですもんね。
 だから余計な強制イベントの話とか持ってきたら本気で怒りますよ社長?

 社長「諸君の調子は、どうかな?」

 ここで現れる選択肢。俺達の調子なら、このとおり……
 「X:ダメダメ!」「Y:ぼちぼち!」「B:バッチリ!」
 雪歩なら脊髄反射でXを選ぶんじゃないかと思いつつ、Bを選ぶ。
 プロデューサー的にはダメダメだけど、アイドルたちの調子は円満ってことで。

 社長「うむ、君の言葉には勢いがあって、実に頼もしい! その調子なら、きっと、大丈夫だろう」「さて、これは、来週の話なのだが、」

 ほら、きたー!
 これだよ、いっつもこれだよ!

 社長「IA大賞の発表を直前に控えて……」「IA大賞のノミネートアイドルが、一堂に会する、最高峰のフェスが開催される!」

 そういうのがあるってわかってたらもっと前に言ってくださいよ社長!
 予定の修正がほとんどきかないこのギリギリの時期になって、そういう極めて重大な(強制イベントの)情報を持ってくるってどう考えてもおかしいっしょ! プロデューサーいじめでわざとやってんじゃないでしょうね!?

 P「ノミネートアイドルが、全員ですか? それはもう、事実上の頂上決戦なんじゃ……!?」
 社長「ああ。ましてや、IA大賞の直前に、行なわれるわけだからね」「大賞の選考に大きな影響を与えるのは、間違いない」

 間違いないって、なにを力強く断言してんですか。
 顔はまっくろでわかんないけど、この口ぶりからすると社長がドヤ顔してるのは想像に難くないわけで。うわーもう、想像しただけで豆腐の角をぶつけたくなってくるですがこの黒い生き物。
 社長の話によれば、このフェスにはジュピターも出場してくるだろうとのこと。

 社長「手ごわい相手だが、これは逃げるわけにはいかない戦いだ。準備を整え、万全の体勢で挑んでくれたまえ!」

 社長に言われるまでもねーですよ。
 IA大賞にノミネートされたアイドルたちが一堂に会する頂上決戦ともなれば、ジュピターはもちろん、どっとっぷTVランキングの元トップランカー魔王エンジェルやサイネリアたちも出場してくるのだろう。ゲームの仕様の関係でジュピターしか出てこないだろうけど。

━スケジュール━
 社長の茶々が入ってしまったけど、気を取り直していこう。
 予想通り来週はジュピターとの決戦だ。なんとしてもイメージレベルをあげておきたい。
 ということで、上方エリアの[ちょーダンスレッスン]と首都エリアの[ダンスレッスン]でゴー。先に[ちょーダンスレッスン]をスケジュールに入れたのは、レッスンをやるのがめっちゃ久々だから。ボーナス付きのパーフェクトレッスンを取れるだろうか……?

 貴音「ふふふっ。楽しみですね、皆と手を携えて、頂点に立つ日がっ!」
 真「よーっし、気合い入ってきたぞっ! 菊地真ここにアリって1日に、してみせますねっ!」
 真美「真美は、兄ちゃんとリーダーさんに、ついていくだけだよっ!」

 かしましいっていいなぁと思うプロデューサーなのでした。
 
━上方エリア[ちょーダンスレッスン]━

 結果:ボーナス付きパーフェクトレッスン

 やはり先に[ちょーダンスレッスン]をもってきて良かった……!
 時間は少し余裕があったけれど、つまらないミスが目立ってしまった。
 こんな調子で通常のダンスレッスンは大丈夫だろうか。

━首都エリア[ダンスレッスン]━

 結果:パーフェクトレッスン

 案の定、この結果だよ!
 あともう一回分レッスンを成功させてればボーナスが付いたのに……ぐぬぬ!
 まあ、ユニットイメージが「Lv13:実力派ユニット」にレベルアップしたから良しとしよう。

━夜━

【どっとっぷTVランキング】
  1位(→) Do-dai / ティラミス・ティアラ 176万1934枚
  2位(→) ラッキースター! / 魔王エンジェル 152万3675枚   
  3位(→) Alice or Guilty / ジュピター 139万9735枚
  4位(→) Living Dead / サイネリア 112万5137枚
  7位(→) 恋をはじめよう / ジュピター 95万4790枚
 17位(→) Alice or Guilty / 天ヶ瀬冬馬 74万6963枚
 48位(→) Little Match Girl / ティラミス・ティアラ 46万7252枚
 49位(→) My Best Friend / ティラミス・ティアラ 34万7101枚
 84位(→) SMOKY THRILL / 竜宮小町 20万0676枚

 現金なもので、一度トップを取って安定した状態に入ってしまうと、途端にランキングへの興味がなくなってしまうのが困りもの。キープが発生するかどうか、のるかそるかで一喜一憂していた時が、なんだかんでランキングを見るのが一番楽しかった時期だったように思う。
 そんな状況で唯一ランキングで注目しているのは、竜宮小町の売り上げ枚数。
 今週の売り上げは38枚。ついに40枚を切ってしまった。
 ハァ……。
 竜宮小町をドブに捨てた公式が恨めしい。

 恨み節は精神衛生上よろしくないのでほどほどに。
 今週の「じっくり話をする」いってみよかー。

 貴音「あの、プロデューサー。今より、私達の、余興につきあって下さいませ。」

 余興って……、誰がいなくなったでしょうクイズだっけ…?
 いかんいかん。久しぶりすぎてそんなことも忘れちゃってるぞ。やばい。
 いなくなったのは「真だっ!」ってことで、無事正解。
 今週の仕事はこれで終わりだと告げると、貴音がびっくりした声をあげた。

 貴音「なんとっ!? 本日の仕事は、これで終わり……? 私は、まだまだ、なんでもやれるのですが……」
 
 うーむ……。
 一ヶ月も放置した後だと、こういう些細なセリフも別の意味に聞こえてしまうから不思議だ。
 小心者は後ろめたいことがあるとダメだね。

━帰り道━
 ファンレターも来てないみたいだし、あとは貴音からのなぜ来てくれなかったのですかメールを待つばかりか……と少々ビクビクしていたら、あれ? なにやらイベントが始まるっぽい?
 背景はいつもの暗い夜道ではなく、噴水がバックライトで照らし出されている公園。

 P(ついに、来週は、ジュピターとの対決だ。最後まで、悔いの残らないように頑張らないと……)(……いや、頑張るだけじゃダメだ! ジュピターに負けているようでは、IA大賞などとれるわけがない)

 はてさて、どんなイベントになるのやら。
 大富との一件は一応ケリがついてるし、ジュピターでも出てくるのだろうか。

 P(俺は、何が何でも、IA大賞をとらないと、いけないんだ。そうでないと、貴音が……!)

 そうなのである。
 先日、大富のちゃちな罠にはまり深夜のパーティー会場に呼び出されて大富と対峙した時、話の成り行きで、IA大賞が獲れなかった時には大富の求婚を貴音が受けるという、とんでもない約束をしてしまったのだ。
 あの瞬間、なぜIA大賞受賞を目指すのか、その目的が大きく変質してしまった気がする。
 貴音は、頂上から何が見えるのか知りたくてIA大賞(≒トップアイドル)を目指している。
 Pは、貴音たちをトップアイドルに導くためにIA大賞を獲ろうとしている。
 今もそれは変わらないはずである。
 だが、それ以上に、貴音を大富から守るという意味合いが強くなってしまった。
 しかも極めつけは、大富の求婚もただのスケベな体目的とかではなくて、どうやら真剣な気持ちによるものらしく、さらに貴音のほうもあの深夜のパーティー会場の一件があるまでは必要とされるのであれば大富の求婚を受けてもいいかもしれないと考えていたという衝撃の事実が明かされ、複雑怪奇な三角関係の様相を呈している。この状況では、「貴音を大富から守る」ためにIA大賞を獲るという大義すらも成り立つのか、かなり怪しい。
 なんでIA大賞を目指しているんだっけ…?
 プレイヤーとしてその辺りのことを葛藤していると――

 貴音「ふふふ……。あなた様、顔がこわばっておられますよ?」

 横手から貴音がやってきた。
 その言の葉は、とても柔らかなものだった。

 P「あっ。た、貴音……! 皆と一緒に帰ったんじゃなかったのか?」
 貴音「……いえ。皆とは、途中で別れまして、あなた様を、お待ちしておりました」
 P「……そうか、わかったぞ。貴音は俺に、ききたいことがあるんだろう?」

 そう言って、現れる3つの選択肢。「それは、多分……」
 
 「X:IA大賞のこと」「Y:俺の今後の予定」「B:俺の年収のこと」

 Bはねーよwwwwwwwww
 となると、無難に考えてXかY。貴音の気持ちを慮るならY、真面目な朴念仁Pを気取るならXってとこだろうか。んー、聞かれもしないのに、自分のほうからYというのもいささか自意識過剰気味な気がしないでもないし、やっぱりアイドルたちの前では良きプロデューサーでありたいな。担当アイドルを一ヶ月も放置していたヤツの口から言うセリフじゃないけれど。

 P「IA大賞のこと、かな? どれくらいの確率で、IA大賞がとれそう、とか……」「気になるのもわかるよ。そこ、重要だもんな。だって、IA大賞がとれないと、貴音は……!」
 
 うーん、選択しておいてなんだけど、Pが責任に感じているほど貴音はあまり気にしていないんじゃないなかろうか。あのイベントでの貴音の言動は肝が据わっていたし、あの時貴音ははっきりと覚悟を決め、自分の歩む道を決断したように見受けられた。
 だから、IA大賞を取れなかった時に大富の求婚を受けるということに関して、貴音の心はもう前だけを向いているんじゃないだろうか。

 貴音「……いえ、それはそこまで、重要なことではありません。私は、当に覚悟を決めておりますので」
 P「覚悟……?」

 はい、と貴音は頷く。

 貴音「私は運命を、自らの手と、私の信頼する大切なお方とで、切り開くことができるのです」「私には、それだけでじゅうぶん……。生きる意味を感じますし、結果はどうであれ、後悔はありません」

 たしか、あの夜、貴音は語ってくれた。
 己に課せられ命じられたものに従っていた時には苦しさを感じていたが、いざそれらから自由になってみると何をすれば良いかわからず、不安を抱えていたこと。そして、本当の自分は、誰かに必要とされることを望んでいたのだと。
 従順な人形でも孤独でもない、自分の道は自分の意思で決め、助けが必要な時には他者に助けを求め、共に歩んでゆく、真の意味での独り立ちこそが貴音の成長であり、彼女がつかんだ宝なのかもしれない。

 P「……そうか。でもそれじゃ、貴音は俺を、なんで待ってたんだ?」

 プレイヤー視点では凡その見当はつくが、黙って貴音の返事を待つ。

 貴音「実は……、今夜、あなた様と、共に過ごしたいのです」

 その発想はマジでなかった。
 別の選択肢が「Y:俺の今後の予定」だったから、てっきりIA大賞後の身の振り方を聞いてくるのかと思ってたら、まさかのこれ。ラーメン食いに行くか!
 さしものPも、この貴音の申し出に「えっ……!?」と驚く。

 貴音「今夜は、良い月が出ております。私、一度、一人ではない、お月見がしたかったので……」
 P(……貴音。いつも一人で、月見をしてたんだな)

 お月見。
 そういえばいつだったか……、IA大賞ノミネート発表会の招待状が届き、竜宮小町がノミネートを逃したことを知ったあの日の夜。帰り道の途中で、携帯で社長から大富の暗躍の疑惑を告げられ、不審な風体の暴漢から襲撃を受けた。
 襲撃をなんとか回避した後、何者かの視線を感じた先に貴音の姿を見つけ、その後をこっそり追いかけてみると、パーティー会場で貴音が大富と楽しそうに話をしているのを目撃し、Pはすごすごとそこから退散した。

 暗い車道脇にたたずむPの脳裏を、悪い思考がいくつもよぎってゆく。 
 そうしている間にパーティーが終わったのか、Pの視線の先に貴音が現れた。
 声をかけづらいと逡巡するPは、物陰に隠れて携帯を取り出し、貴音に電話をかけた。携帯に出た貴音の声はいつになく沈みがちで、声の張りもなかった。
 今どこにいるんだ?と尋ねると、貴音は家におりますと、やはり沈んだ声で答えた。ウソをつくということは、今の自分の状況に後ろめたいものを感じているということだろう。
 Pがいきなり沈黙したことに不安を覚えたのだろう。少し慌てた様子の貴音の声がPの携帯から聞こえる。やはり貴音はエンペラーレコードへ行きたいのだろうかとPが心中つぶやくと、それに異議を唱えるものがポケットの中でチャリッ…☆と音を立てた。
 それは――
 あの日、貸してもらった貴音の石だった。 
 長い沈黙に耐えかねた貴音は、何も用事がないのであれば電話を切らせていただいてもよいでしょうかとPに訊ねる。「私は、今夜は、電話をしていたくないのです。1人でいるのが、ふさわしい気分といいますか……」
 SPの貴音は、悲しいことやつらいことがあると月をよく見上げていた。
 携帯の向こうの貴音も、Pの突然の電話とウソをつく苦味で心を動揺させながら、鏡のように曇りなく夜空に輝くあの月を見上げているのだろうか。
 決心したPは、ついさっきまでの疑いや不安を押さえつけて、しっかりした口調で貴音に告げる。「……貴音。電話を切るのはいいけど、1つだけ、最後に言わせてくれないか?」
 プレイヤーの私も、Pが何を言うのかと、固唾を飲む。
 
 P「信じているから。ただ、それだけは、伝えておきたいんだ」

 Pは語りかける。今は言えないことがあるかもしれないけど、貴音のことを信じている。それだけは覚えておいてほしい。それを聞いた貴音が問い返す。あなた様には、私にいえないことは何もないのですか?
 もちろん、あるさ。こうして貴音の後をつけてみたり、偶然を装って貴音に電話をして、少し卑怯な言葉を吐いてみたり。
 貴音の思わぬ問い返しにPはあわてふためく。詮なきことを申しましたと貴音は詫びると、本日はこれにてと電話を切ろうとする。慌ててそれを止めると、何か?と聞かれ、しどろもどろになりながらPは言った。
 「今夜も、いい月だなって思って。だから、月見でもして、元気を出してくれよ」
 貴音の姿は見えないが、Pの言葉にちらりと視線をあげて月を見た貴音の姿が浮かんだ。
 俺も一緒に月を見上げているから。遠いどこかで貴音と一緒に……。
 気づかいに感謝を述べると、貴音は携帯を切った。c
 Pの視線の少し先には、人気のない歩道に立つ、貴音の姿。
 昼間、あれだけ凛としている姿からは想像もつかないほどにその後ろ姿は儚く、弱々しく、まるで幼い少女のようだった。
 夜の静寂の中、Pの耳に聞こえるのは、か細くすすり泣く少女の心の叫びだった。
 
 あの時、
「今夜も、いい月だなって思って。だから、月見でもして、元気を出してくれよ」
 携帯を切られまいと苦し紛れにPはそう言い、「俺も一緒に月を見上げているから。遠いどこかで貴音と一緒に……」と、貴音を案じた。
 あの日の言葉は、今この時につながっていたのだろうか。

 貴音「あの、あなた様。……いかがでしょうか?」
 P「……はは、貴音。そんな不安そうな顔するなよ。俺が、貴音の頼みを断るわけ、ないだろ?」「俺でよければ、一緒に、月を見させてくれ。あ、でも俺、月見って、したことあったっけな?」

 貴音に作法についてたずねるP。
 そんな細けぇこと、この際どうでもいいじゃねえのと思わずにはいられない。
 貴音も「ふふっ」と笑う。

 貴音「そのようなものは、ございません。私の場合は、ただ、月を見上げるだけです」
 P「そ、そうか……。それじゃ、とにかく、やってみるか……」

 Pと貴音。
 ふたりが見上げる夜空には欠ける所のないひとつの望月。
 今までこの月を見るときは、いつも何かしら心を曇らせる暗雲が立ち込めていた。
 ジュピターとの決戦とその先にあるIA大賞という大きな山がまだ控えているけれど、こうして心穏やかに月を見るのは、貴音の物語が始まって以来、初めてのような気がする。 

 P「……不思議だな。こうして、貴音と二人で月を見上げているなんて……」
 貴音「そうですね……。私も、不思議です。月は、いつも、一人で見上げるもので、ありましたから……」
 P「……なあ、貴音。俺は正直、不安でいっぱいだよ。IA大賞をとらないと、貴音は大富さんの所へ……」

 月の魔力に誘われてか、Pが本心をこぼす。
 あの約束を守らないとダメか? もしとれなくても、あれは冗談でしたとごまかすこともできるんじゃないか?、と。
 予想通りというか、貴音はそれをやんわりと拒んだ。 

 貴音「約束を違えるのは、私の性分ではありません。それに……」

 それに?

 貴音「これは、初めて自分の手でつかんだ、運命なのです。どのようになろうとも、私は……、わ、私は……」

 感情が急に込み上げのか、言葉尻をつまらせた。
 貴音はPから顔を背けるように無言で月を見上げていた。
 自分の意思で決めた運命であると覚悟ができていても、不安や怖さはそれとは別なのだろう。
 目元で、きらりと、何かが光った。

 P「……貴音。もしかして、お前、泣いているのか?」

 Pの言葉に貴音が振り返る。
 つい先ほどまでの明るい笑顔はどこにもなかった。

 貴音「私は、後悔などしておりません。しかし……、やはり、不安がないと言えば、うそになります」「初めて出来た仲間と、そして、私を理解して下さる、大切なお方を……」「失うことになるのではと……。本当は、夜ごと、不安はつのるばかりなのです……。う、うう……!」

 水面に揺れる月のように。
 不安に声を震わせる貴音の瞳のなかの光は、小さく、ゆらめいていた。
 
 P(貴音……。やっぱり、お前も不安だったんだな。いくら、表向きは強がっていたとしても……)(貴音は、まだ十八歳の女の子なんだ。こんな事態、平静でいられるわけないよ……)
 
 今にも崩れ落ちそうな様子でありながらも、「このような弱い姿は、あなた様に、見せるべきでは、ないのかもしれません……」と、最後の砦を死守するかのように、告げる貴音。
 けれど――

 貴音「でも、怖かったのです。一人の夜が……。一人でいる、世界が……!」

 強がりの貴音は、そこにはもうなかった。 
 あふれる感情に声を波立たせ、いつもの凛とした力強い眼差しも弱々しく濡れている。
 これが本当の貴音なんだなと、今さらながらに思う。

 P「……貴音、ありがとう」
 貴音「……え?」
 P「俺に、弱い姿をみせてくれて、ありがとう。俺、貴音の素を見たような感じで、嬉しいよ」

 Pのセリフには同意するけれど、言われた貴音のほうはどう…なんだろう?
 
 貴音「あ。そ、そんな……。うう、あなた様はいけずです。」

 ですよねーw 

 貴音「このような瞬間に、そんなお言葉を……」

 眉は八の字を描いて、白の頬はほんのり朱に染まって。
 貴音の赤紫の瞳に浮かぶ光はゆらめいている。
 でも、ついさっきまでのそれとは違う。
 嬉しさと、安堵、安らかな微笑の水面にうつる月だった。

 P「あははっ! まあ、たまにはカッコつけさせてくれよ。……ということで、ついでにコレを返しておこうかな」
 貴音「……はて? なんでしょうか?」

 アレですよ、アレw
 手の中で独りでに割れたり、ポケットの中でチャリッ☆と鳴ったりするアレですよ。
 Pが取り出したのは……

 P「これ、大富さんのパーティーに初めて行った時、貴音からもらった石だよ。割れちゃったけど……、ごめん」「前から返そうとは思ってたんだが、この石、貴音が持っていた方が良さそうだし、今、返すよ」

 もらったんじゃなく借りたんだけどネ!
 ま、そういう重箱の隅はどうでもいいとして。
 貴音は、ありがとうございますと謝辞を述べると、「しかし、もう、私には、その石は必要ございません」と断った。そうなのか?とPが問う。

 貴音「ふふっ……。私のかたわらには、私と共に、月を見上げて下さる方が、いらっしゃいます」「それは、どのような効力を持った石よりも、真、頼もしきことなのです」
 P「貴音……」

 音を鳴らして、静かに風が通り抜ける。
 夜も更け、風も出てきたようだ。少し冷えてまいりましたと、貴音もつぶやく。

 P「そうだな……。貴音、あのさ……」

 「X:カゼをひくから帰ろう」「Y:そろそろ貴音の家に……」「B:もう少しここで話そう」

 オイイイィィwwwwYィィィイwwwwwwww
 そろそろってどういうこっちゃw
 これはあれか、時間が時間なだけに夜道は危ないから貴音の家まで送るってことか!?
 そうだよな、そうなんだよなP!?
 話の流れからすれば一番自然なのはXだけど無難すぎる気もするし、Bもちょっとねえ、貴音にやんわりと断られそうな気配を感じるし、おうおう、どれを選べばいいんだ!?
 
 P「カゼをひくから、帰ろう。ジュピターとの勝負、万が一にも負けたくないからな」

 そうです、ネタ肢や地雷を踏み抜く根性がない私です。
 Yが気になる、気になるんだけどなー!

 貴音「あ……。で、ですが……、私は、まだ……。うう……。本当に、いけずなお方です」

 やっほーーーい!!
 乙女心をちっとも読めない俺をどうか笑ってやってくださいあずささんっ!

 P「え? いけずって、どういうことだ……?」

 ドウイウコトダロウネ。
 私が選んだわけだけど、ここまで朴念仁が徹底してると清々しいわね。

 貴音「私はまだ話し足りません。これまで言いたくてがまんしていたこと、今夜ならば、話せそうな気がします」
 
 言い始めの「私」が思わぬ強い語気で、顔つきも急にキリッとしたのでちょっとビックリ。
 さすがの貴音も、さっきのは相当イラッときたのでしょうかw
 
 P「そうか……。それじゃ、話そう。明日のことなんか気にしないで……、今、この時のために!」
 貴音「……はい! ありがとうございます!」

 ふたりは、夜の公園で月を見ながらそのまま話し続けた。 
 これまでのこと、今後の戦いへの意気込み、出会った頃の思い出にいたるまで、色々なことを……

 P(話は、全く尽きることがなかった。そして、やがて……!)

 やがて…?
 そんな風に思っていると、見上げていた空が月夜から、鮮やかな青空へと変わった。
 白い大きな雲が浮かび、まばゆい朝の光が左から射している。
 貴音が歓声をあげた。

 貴音「……あ、あなた様、あれを!」
 P「まぶしい……! なんてこった、まさか、朝まで、話し込むとは……」

 もうちょっと明日のことを気にしてくださいwwwww
 視線を空から隣の貴音へと移すと、貴音は相変わらず空を見上げていた。

 貴音「美しい朝ですね。……私は、いつも月を眺めておりました。しかし、月を眺め続ければ……」「太陽の昇る朝になる……。真、当たり前のことですが、そんなことも、忘れておりました」
 P「そうか……。そうだな。俺も、忘れていた気がする」

 空を見上げたまま――

 貴音「私は、太陽になれるでしょうか? 誰かに照らされなければ輝けない月ではなく、自ら輝ける、太陽に……」

 穏やかに、Pにそうたずねた。

 P「……貴音は、とうの昔に太陽だよ。俺も、ユニットの皆も、貴音の輝きを、いつもまぶしく見ているんだ!」

 太陽、か。
 貴音といえばなんとなく月のイメージが先行しがちだったけど、思えば、プロデュースを始めて貴音を迎えに行った時、桜が美しく舞い散る景色にたたずむ貴音の姿は、月ではなく太陽だったのかm――

 貴音「ふふっ、おかしい……!」

 突然、貴音がふきだした。
 それも今まで聞いたことがないような、キーの高い子どもっぽい声で。

 貴音「なんとも、キザなお言葉ですね……! もう、夜ではないのですよ?」

 …………雪歩がいたら穴に埋めてもらいたい心持ちデス。

 P「くっ……、貴音、笑うなんて、ひどいぞ!? 精一杯、カッコつけたのに!」
 貴音「ふふふっ! 私、少し、いけずでしたか? ふふ、ふふふっ……!」

 ころころ笑う貴音を見て、Pが胸のうちでつぶやく。

 P(……貴音の顔に、もう不安の色はない。太陽の光が、色々なものをとかしてくれたのだろうか)(そして、俺の心からも不安の影は消えた。絶対に、俺達は、ジュピターとの勝負に勝って、そして……!)

 ――IA大賞をとるんだっ! 皆のためにも、貴音のためにもっ!
 
 新たに、強くそう決意するPであった。

 いい話にちょっと水を注すようでアレなんだけど……
 これまで貴音のことを信じようといったそばから疑心に苛まれるをくり返してきたこのPを見てると、「俺の心からも不安の影は消えた」っていうPのセリフも、プレイヤーからしたら「もう何も恐くない」的なもの(=一種の死亡フラグ)に聞こえるのよねw

━貴音からのメール「SUBJECT:私の、太陽へ。」━
 放置悲痛メールじゃなくてよかった!
 メールの着信があった時、本気でビビったもの!
「お疲れ様です、いけずのあなた様。ふふっ、…貴音です」
 出だしのこの茶目っ気のある一文から、貴音の暗雲が晴れたのを感じる。
 続く本文には、昨晩貴音の頼みにつきあったことへのお礼の言葉と、貴音にとってPこそが太陽そのものであり、貴音のそばで優しく励まし力を与えてくれることへの感謝がつづられていた。 
 そして、結びには「IA大賞、最後の最後まで、戦い抜きましょう…!」との力強い言葉。その前文にやはり「今はもう、何も恐れるものはありません」と、「もう何も恐くない」的な一文があったことは、この際見なかったことにしよう。

タグ : アイマス アイマス2 貴音 真美

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2011.04.03 (Sun)

【アイマス2】あずたかのずんずんでうんぬん!

【アイドルマスター2】Honey Heartbeat【あずたかストリートホッパー】



(´∀`) あずたかにかまけてる場合じゃねえ!
  ('A`)  前にも聞いたなそのセリフ。
(´∀`) なんたって先日、DLCの2号が配信されましたからね。あずたかスキーにとっては、新曲のあずたかっぷりをチェックするのは義務でございますゆえ。
  ('A`) 新曲っつうと、HHbことHoney Heartbeartか。つーかお前、DLC配信前のPV見て「新曲がこれってマジっすか? これじゃテンション上がんないずら」とかぬかして、びっみょ~~~~~な顔してなかったか?
(´∀`) 慣れマスター。
  ('A`)  またそれかい。スモスリや恋はじの時と同じパターンじゃねえか。
(´∀`) アリギルの時も言ってたからこれで4度目だねえ。
  ('A`)  いい加減、学習しようぜ。
(´∀`) ちなみに慣れの速さは、スモスリ>恋はじ>>アリギル≧HHb、の順っす。
  ('A`)  いや、そういうアピールはいいんで。
(´∀`) でもでも、今回のHHbは慣れるまでの経緯が今までとは少し違うのよね。
  ('A`)  どんな風によ?
(´∀`) スモスリやアリギルの時はPVを何度も見てたら自然と慣れてきて、「第一印象はアレだったけど結構ええ曲やん」ってなったのよ。でも、HHbは何度PV見ても、どうもこうしっくりこなかったんだよね。だからS4U!で見る前までブーたれたりしてたわけだけど。
  ('A`)  ふーん、それでも慣れたんだ?
(´∀`) これもひとえに、あずたかの愛の力ゆえかと。
  ('A`)  …………。
(´∀`) いやいや、これでも結構マジな話でして。HHbをDLした後、とりあえずあずたかでS4U!でもやっとくかーとやや低テンション気味であずたかのステージを見たんですが、これがまたちょっとビックリ。PVで見たのとなんか違うんですよ。
  ('A`)  そりゃあお前、歌ってるアイドルも違けりゃ衣装やステージも違うし、クィンテットとデュオの違いもあるんだから印象が違って当然だろうよ。ましてやお前が今一押しのあずたかデュオだろ?
(´∀`) うん。
  ('A`)  ちったぁ否定しろ。
(´∀`) いやー贔屓目が入ってるのは否定できんですから。でも、そういう贔屓目を差し引いても、あずたかのデュオが予想以上にHHbにハマってまして。HHbに対する印象がかなり変わったのよ。
  ('A`)  そういや――

アイドルマスター あずさ 「Honey Heartbeat」



 ('A`) 曲が曲なだけにキング成分マシマシなんじゃないかとお前が危惧していたあずささんのソロも、ちゃんとあずささんらしく歌ってくれてたよな。
(´∀`) ウィ。ネット上でたまに「キングだコレ」的なコメを見かけるけど、あれでキングだったらMythmakerやオーバーマスター、I wantの立場はどうなるんだと。あんたら、曲がいかにもキングっぽいから印象もそれに引きずられちゃって、なんとなく「キングっぽい」って言いたいだけとちゃうんかと。
  ('A`)  どう聴いてもリミッターをかけた歌い方をしてるもんなー。リミッターを外してキング節全開で歌ったら、あの曲も全然違ったものになりそうだよな。
(´∀`) うんうん。それから貴音のソロもよかったね。

アイドルマスター 貴音 「Honey Heartbeat」



(´∀`) 誰だ「ドクターペッパー」のタグをつけたやつはwww
  ('A`)  まあ、靴の色とかそれっぽい色してるからな。
(´∀`) 私がドクペスキーと知っての挑戦だろうか。
  ('A`)  そんなことどうでもええがな。
(´∀`) アァン。
  ('A`)  それより貴音のHHbソロのことだが、かっこよさと可愛さとアダルティーなエロさ。それらが一曲のなかに入っていて、貴音の特徴がよく出ている良い歌い方だったと思う。
(´∀`) 「Say Ho!」と「ムーディーR&B」のギャップがマジはんぱねぇっす。



(´∀`) 嗚呼、あずたかデュオは高音部の重なりが聴き心地良いですなぁ。
  ('A`)  だなぁ。
(´∀`) これは思わぬ伏兵でしたよ。正直微妙と思っていたHHbが、あずたかデュオのハモり部門において全曲のなかでもトップクラスに食い込んでこようとは。
  ('A`)  あずたかデュオのHHbがよかったのは理解した。で、1stあずささん&2nd貴音のデュオと1st貴音&2ndあずささんのデュオ、どっちがお前の一押しなんだ?
(´∀`) 断然、1stあずささん&2nd貴音のデュオっすわ。
  ('A`)  あずさスキーだもんな。
(´∀`) それもあるけど、歌のパート分けや1stと2ndのダンスの違いの観点からしても1stがあずささんで2ndが貴音のほうが好きなんですヨ。
  ('A`)  ほう。

  1st&2nd : 空はまさにStarry
  1st&2nd : こんな夜は止まらない
  1st&2nd : My honey heartbeat


(´∀`) まずは出だしの3フレーズ。ふたりのハモりが実にグッド。
  ('A`)  特に「Starry」の“リー”の部分が耳に気持ちいいな。
(´∀`) この後の[0:26-0:29]の振りつけもなかなかですよ。
  ('A`)  [0:26-0:29]というと、ステージ奥から前進してきた1stが手をカムカムして、1stの後に前進してきた2ndが左手を頬に添えて右手を頭上で大きく左右に振るシーンか。
(´∀`) イエス。どっちの振りつけも、本来のあずささんや貴音のキャラクターっぽくないダンスなんだけど、そのギャップが逆に可愛いんだよね。
  ('A`)  1st貴音でカムカム、2ndあずささんでフリフリじゃダメなのか?
(´∀`) そっちもかなり捨て難いんだけですけどねえ…、でもなんとなく、あずささんがカムカムで貴音がフリフリのほうが好きかなって。

  2nd : 酸欠な車内
  2nd : そう満月のせいじゃない?


(´∀`) このパートはどうしても貴音に歌わせたい。
  ('A`)  「満月」だからか?
(´∀`) うん。お姫ちんっていったらやっぱお月様っしょ。
  ('A`)  安直だなー。
(´∀`) あと、貴音の「満月のせいじゃない?」の歌い方が妙に色っぽくて好きってのも理由ですよん。

  1st : 海にきらめくハイビーム
  1st : まるでガラスのハイヒール


(´∀`) ここは逆に「ガラスのハイヒール」の「ヒール」の部分のあずささんのイントネーションが好きっすね。ちょっと声を抑えて歌う貴音の歌い方も好きなんですが。

  2nd : 今何時?んー0時かあ
  2nd : シンデレラはベッドで寝る時間


(´∀`) お姫ちんパートktkr!
  ('A`)  このパートの貴音のかっこよさは採用しない手はないよな。
(´∀`) 非っ常に細かい点なんだけど、「んー」のとこで貴音が一瞬ちらっと左手のほうを脇見すんのね。この時の表情がめっちゃ好きなんですよ。ぜひともアップかミドルで見てもらいたい。
  ('A`)  ちなみにあずささんが2ndだと右手のほうを脇見すんのな。
(´∀`) やよいや響が2ndだと脇見しないんですけどね。
  ('A`)  その代わり響は左眉が下がって少し困ったような顔をするけどな。

  1st : だけど3つ数えてヒミツを作ろう
  1st : ハチミツみたいなハートビート ハニー


  ('A`)  歌全体でも特に早いテンポのラップがあるあずささん泣かせのパートだな。ここを歌えるようになるまであずささんは相当練習したんじゃないかと脳内補完している。
(´∀`) ほほう、なかなかよい妄想ですな。その練習の甲斐もあってか、あずささんも上手く歌えてるよね。ラップの割にはどこか甘めで、弾んでる歌い方があずささんっぽくて実によいよい。「ハニー」も \カワイイ!/

  1st : シート倒したらねえ you see?
  2nd : Gimmie 君のA to Z
  1st : ならBまでオン・ザ・ビーチ

(´∀`) ここに関してはカメラをミドルにしてふたりの掛け合いみたいな感じにして映すのがマイジャスティスっす。
  ('A`)  つまり、歌やダンスについて特に語ることがないってことだな。
(´∀`) いやいや、そんなことはありませんヨ。1stを貴音にすると「ならBまでオン・ザ・ビーチ」のとこでエロい英語教師のお姉さん風な貴音の歌声を楽しめますヨ?
  ('A`)  こっちはそんなこと聞きてえんじゃねえんだよ。

  1st&2nd : さあスリー!ツー!ワン!Say Ho!

  ('A`)  「さあスリー!」以下、ふたりともソロだと結構クセのある歌い方をしてるはずなんだが……
(´∀`) デュオになるとあんまり突出した感じにならないよね。
  ('A`)  不思議だな。
(´∀`) くっ、これがあずたかの愛のなせる業か…!
  ('A`)  それだけは違う。

  1st : まだ長いトゥナイト
  2nd : わたしたちゲット・オン・ダ・マイク
  2nd : Come on!


(´∀`) お姫ちんのカモン!に掘られざるを得ない。
  ('A`)  誤字っとる誤字っとる。
(´∀`) お姫ちんのカモン!に惚れざるを得ない。
  ('A`)  大事なことなので訂正させました。

  1st: ずんずん ずんずん ムーディーR&B

(´∀`) キター!!
  ('A`)  ああ、ニコマスのずんずん教発祥の地(パート)か。
(´∀`) 間違ってないけどそうじゃねえっす。うちにとって重要なのは「ずんずん」じゃなくて、「ムーディーR&B」のとこでしょうがっ!
  ('A`)  そうなのか?
(´∀`) そうなんですよ! この「ムーディーR&B」をあずささんに歌ってもらうか、それとも貴音に歌ってもらうか、それによって1stと2ndのポジションが決まると言っても過言ではない、あずたかデュオスキーにとっては超重要なパートじゃないですか!!!
  ('A`)  びっくりマークを3つも並べるほどか。
(´∀`) To be or not to be.あずささんのめちゃ可愛い「ムーディーR&B」にすべきか、貴音のめちゃかっこいい「ムーディーR&B」にすべきか。それが問題だ…!
  ('A`)  たしかにあずささんのそれと貴音のそれは対極的だしな。衣装やステージの雰囲気に応じて1stと2ndを入れ替えるのがベターか。
(´∀`) 歌もいいけど「ムーディーR&B」の振りつけもいいんだよね。腕をぱたぱた折り曲げ折り曲げするあずささんとかミドルで撮るとめちゃ可愛いのよ。

  2nd : 気付かず

(´∀`) 先生、貴音のかっこよさが天井知らずです。
  ('A`)  某PがHHbは貴音の持ち歌と言ってたのもわからんでもないな。

  1st&2nd : 月明かりの下で 君がとるリズム

(´∀`) この時の指を絡めてアーチを作るあずたかがエクセレントですなァ!
  ('A`)  事実を歪曲すんのはヤメレ。指を交差してるだけだろうが。
(´∀`) 拙者には指を絡めているように見えるでござる! 見えるでござる!
  ('A`)  ……幸せなやっちゃ。

  1st&2nd : Shiny Smaile ハイな二人
  1st&2nd : こんな夜は止まらない
  1st&2nd : My honey so swwet
  1st&2nd : もっと夜明かり 暗めでいいの
  1st&2nd : 潮風 湾岸ストリート


(´∀`) 止めないからヤっちゃいなよYOUたち!
  ('A`)  なにを言ってんだお前は。
(´∀`) 高音部でひとつに溶けあうあずたかマジ最高!
  ('A`)  ハモりがいいってことか…。
(´∀`) 「Shiny Smaile」のとことか、すっごいよくないっすか!?
  ('A`)  同意はするが、もうちょっと落ち着け。

  2nd : Say,my honey,
  1st : What you want

(´∀`) 「Say,my honey」を貴音、「What you want」をあずささん。これが私の結論。
  ('A`)  勝手にお前のなかで結論されてもな。
(´∀`) まずは貴音の「Say,my honey」のパートですが、貴音の歌声の素晴らしさもさることながら、このパートのバレエのようなダンスが貴音に激ハマりなんですわ。下アングルのミドルカメラで撮るとステージの照明との相乗効果ですんごい美しいのよ。
  ('A`)  なるほどな。あずささんの「What you want」は?
(´∀`) 言わずもがなっしょ。女神の歌声っしょ。
  ('A`)  大袈裟な気がしないでもないが……
(´∀`) むふー。それともう一つ、「Say,my honey」を貴音パートにして「What you want」をあずささんパートにする理由がありまして。
  ('A`)  ん?
(´∀`) この両パートを私の脳内フィルターに通すと――

   貴 音「あの……、あ…、はにぃ…・・・」
   あずさ「なあに貴音ちゃん? 私が欲しいもの言ってほしいの?」
   貴 音「うぅ……。はにぃは、いけずです……」

(´∀`) ――こうなるわけでして。Do-dai?
  ('A`)  じゃあねって言ってもいいか?

  1st : 背中に
  2st : 虹の橋を

  ('A`)  曲も終盤だな。
(´∀`) ここはHHbの一番の決め所なんで1stと2ndを慎重に決めるべきなんですが、あずたかデュオの場合、どちらを歌わせてもふたりならハマるんで、他のパート優先で1stと2ndを決めればいいんじゃないかと思います。個人的には「背中に」をあずささんに、「虹の橋を」貴音に歌ってもらうのが好みです。

  1st&2nd : 背負って
  1st&2nd : ゆらゆら
  1st&2nd : ゆらゆら


  ('A`)  全体的にハモりがいいHHbのなかでもこのパートは格別だな。
(´∀`) 「ゆらゆら」のとこなんて、ふたりの歌声が気持ちよくって、なんだか頭の中身を洗われるような気分になるよね。
  ('A`)  気がつけば一曲フルの感想会をやってしまったわけだが。
(´∀`) なんたるじあ!
  ('A`)  ついでに訊くが、HHbと同時配信だったストリートホッパーは買ったのか?
(´∀`) うんにゃ。1ミリもティンとこなかったんで買ってねえです。むしろ、フローラルの「サクラストーム」とスターリーの「パズルデルソル」のほうがティンときたんでそっちを買いマスター。
  ('A`)  DL制限のあるしろねこセットは?
(´∀`) いやだなー。プロデュースが1周も終わってないのに買えるわけがないじゃないですかーアハハハハwwwww
  ('A`)  わかってるよそんなこと。さっさとプロデュースを終わらせろって言いたいだけだ。
(´∀`) シクシクシクシク。
  ('A`)  衣装といえば……、お前、HHbを歌わせる時っていつもキャンディレディとハイビスカスだよな。こだわりでもあんのか?
(´∀`) よくぞ聞いてくれました! あずたかでHHbをやるときはキャンディレディ+ハイビスカス! これが手持ち衣装でのマイベスト! もしくは、ザベストスクールメイト+ダブルひまわりでも可!!
  ('A`)  ダンス衣装のスターリー系じゃないのな。
(´∀`) うん。我ながら不思議なんだけど、あずたかのHHbはこれが一番なのよね。もしかしたら、ビヨンドザスターズもいけるかもしんない。
  ('A`)  当然まだ持ってないけどな。
(´∀`) えへへ。
  ('A`)  褒めてないからな。そんで、デュオはあずたかでいいとして、トリオやクィンテットのメンバーとポジションは決まってんのか?
(´∀`)  トリオは、あずささん1st&貴音3rdで固定なんだけど、2ndのメンバーがなかなか決まんなくてねえ。トリオの2ndパートはどの子も悪目立ちするようなハッチャケをしてないから、どの子を選んでもあずたかのハモりと馴染むし、その子ならでは味が加わっていい感じになるんですよ。だからなかなか甲乙つけがたく……
  ('A`)  しかしその口ぶりからすると、2ndも決まったんだろ?
(´∀`) 一応ね。衣装がキャンディレディ前提でビジュアルを優先で選ぶなら美希、ハモりの一体感を優先で選ぶなら響、意外性を優先で選ぶならやよいかな。
  ('A`)  じゃあクィンテットは?
(´∀`) さっきのトリオに、4thの亜美と5thの真美でFA。
  ('A`)  4thが真美で5thが亜美じゃダメなのか?
(´∀`) 感覚的に4th亜美&5th真美が落ち着くってもあるけど、「酸欠の車内」のパートで床に手をついてカメラに手を振る亜美がめちゃんこ可愛いんで、4thは亜美のほうが好きっすね。
  ('A`)  ようわからん理屈だ。

タグ : アイマス アイマス2 あずさ 貴音

10:19  |  アイマス2  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.03.28 (Mon)

【アイマス2】プレイ記録1周目-貴音リーダー編26-

あずさ・貴音 Shiny Smile



 キャー生徒会長様ー! 副会長様ー!
 野太い黄色い声援もやむなしのむらたまです。
 あずたか×シャニスマ×ラフタイムスクール×キュンキュンメガネ。
 げに真、素晴らしい。
 あずささんと貴音、どっちが生徒会長でどっちが副会長でもシチュ的においしいですね。
 ここのところ、ニコマスでも「あずたか」タグが地味に増えつつあるんで、この調子であずささんの定番デュオの一つとしてあずまこやあずちはに並ぶくらいあずたかが定着してくれればいいなと思います。
 あずたか時代よ来たれ!

ティラミス・ティアラ-活動52週目
━朝━
 ラフタイムスクールとキュンキュンメガネをゲットして、S4U!であずたかにDo-daiを歌わせてあげたいものだ……などと空想に浸りながら久々に事務所に出勤。
 プロデュースのペースがどんなに遅くても、発売日から1ヶ月以内には1周目をクリアできるだろうと思っていたのですが、気のせいでした
 ツイッター等で9周目終了だの全員のトゥルーエンドを見ただの、初回の竜宮小町戦撃破だのの報告をよく目にするというのに、発売日からプレイしているにも関わらずまだ1周目も終わらないとか、我ながらどんだけ超低速なのかと。
 この分だと全員のプロデュースを終わらせるのに1年くらいかかりそうな気がします。
 まあ、その前に飽きてしまう恐れがあrげふんげふん。
 それはさておき。
 数日ぶりのティラミス・ティアラのプロデュースですヨ。
 おはよう、真美。今日、何かしたいことってある?

 真美「真美、もっと面白いこと、いっぱいやりたーい! だから、もっとエラいアイドルになりたいな!」

 朝っぱらから泣かせてくれるじゃないの。
 真美の口からやる気マンマンなセリフを聞かされるだけで、なんだかジーンとしてしまうのはなぜだろう。やっぱうちのティラミス・ティアラは最高や。
 3人の仲もよろしく、みんな笑顔。
 朝の挨拶もすがすがしく終わらせることができたし、今週は好発進の予感!

━スケジュール━

 52週 : 資金営業+ダンスレッスン
 53週 : 資金営業+ダンスレッスン or ちょ→ダンスレッスン+ショッピング
 54週 : ジュピターとの決戦(フェス)?
 55週 : IA大賞グランドファイナル

 資金営業、資金営業っと……
 うーん、営業そのものがあまりないっていうか、資金営業ひとつしかないや。

 ●中央エリア資金営業[全国TVCMのお仕事](コスト25,000マニー)
 日本中のお茶の間に、彼女たちが登場!
 全国放送のコマーシャルを撮ります!
 ファンをい~っぱい獲得しちゃいましょう。
 概要:ファン人数2万7500人(中央)

 日本全国のお茶の間に貴音たちが……
 うん、マニーにも余裕があるし、これで行こうっ!

 貴音「ふふふっ。楽しみですね、皆と手を携えて、頂点に立つ日がっ!」

━中央エリア資金営業[全国TVCMのお仕事]━
 前回の営業がうまくいかなかった雪辱を晴らすべく、今回も貴音をプロデュースするぞ。
 営業場所の所在地は「Y:新潟県」でなんなく正解。さすがに佐渡付きならわかる。

 CM監督「今日は、お疲れ様、四条さんっ! いい芝居だったよー!」

 あれ?
 撮影、もう終わっちゃったの?
 この監督さん、貴音曰く、世界的に著名な監督さんらしい。ほほう。
 監督さんから撮影終了と告げられ、貴音がこちらに戻ってきた。

 P(貴音達の今日の仕事は、飲料メーカーの新商品「NAXコーヒー」のCM撮影だったのだが…)

 NAXコーヒーwwwwwww
 そのコーヒー、めちゃくちゃ甘かったり利根川流域の地域で売られてたりしません?
 にしても、携帯電話のキャンギャルに、卓球の試合に、今回のコーヒーのCM。
 営業で貴音をプロデュースするとどうして人選のミスマッチが起こりやすいのだろうか。
 どう考えても、貴音にコーヒーって似合わないだろう。

 P(貴音達の演技はもちろん、内容や構成も素晴らしい。冗談抜きで、すごいCMになりそうだ!)

 Pがベタ褒めである。
 Pのもとに戻ってきた貴音も心なしか晴れ晴れとした様子で、このCMが間違いなく素晴らしいものになると確信しているみたい。監督の力量を褒め、映像の完成が楽しみだと興奮した口ぶりで語る。
 貴音をしてここまで言わせるとは……、どんなCMだったのか非常に気になりますな。
 興奮気味の貴音を見て、Pが撮影前に不安になっていたのが馬鹿馬鹿しいと、また余計なことを言った。案の定、「あの、撮影が始まる前の不安とは、何のことでしょうか……?」「もしや、私達の力量に対して、何か、不安を、抱いていらっしゃったのですか……?」と不安そうに貴音が訊いてくる。
 しかし、Pが不安になっていた理由はたいしたものじゃなかった。
 真や真美ならともかく、貴音がコーヒーを飲みそうなイメージがなかったからという、ついさっきどっかの誰かが思ってたのと同じ理由であった。

 P「貴音がいつも、飲んでそうなのは、コーヒーというより……」

 X:日本茶、Y:紅茶、B:ワイン、のどれだろうか。
 ってか、ワインって。大人びた外見してるけどまだ未成年ですからw
 うーん、迷うなぁ。
 口調などの内面からすると日本茶、日本人離れした銀髪の容姿からすると紅茶、紅茶と同じ理由でワインのネタ肢も捨て難い。パフェは日本茶っぽいけど、無難すぎてなんかつまんなそうだし……

 P「紅茶かな? 昼下がりに、じいやさんがいれた、美味しい紅茶を、楽しんでいそうだ」

 ネタ肢のワインもよかったけど、ここは紅茶で。
 すると、貴音がひどく驚いてみせた。

 貴音「なんと……。プロデューサーは、じいやが、紅茶の名人であること、ご存知だったのですかっ!?」 

 紅茶の名人だったのか、じいや。
 洋風なお嬢様のいおりんとこの新堂さんならわかるけれど、和風な貴音のじいやが紅茶の名人というのはちょっと意外な感じ。老執事みたいな人なんだろうか。
 やっぱり紅茶が好きなんだなとPが言うと、貴音は少し表情を曇らせた。

 貴音「……はい。しかし、もう随分と、そのような優雅な時間を過ごしてはおりません」

 一人で過ごすようになってからは、毎日が勉強と研鑚の日々ですので……――
 真剣な顔つきだ。
 
 貴音「色々と思い出しましたら、紅茶を飲みたくなって参りましたので、買いに行って参ります」

 え? 今から?
 Pも慌てふためいた。

 P「ええっ、ちょ、ちょっと待った!? よく考えたら、今日は、コーヒーのCM撮影現場なんだから……」「あえて、紅茶を飲むことは、ないだろう? ここはほら、素直にコーヒーを飲んでおくんだ」

 んー、撮影はもう終わったんだから、仕事の後に紅茶を飲もうがコーヒーを飲もうが構わないんじゃない? まあ、今この現場で飲むっていうのなら、広告主の飲料メーカーの関係者もいるだろうから周りに気を使う必要があるかもしれないけれど。
 P曰く、「CM撮影が終わった途端に、紅茶を飲んでるところを、スタッフにでも見られたら、感じ悪いだろ?」とのことなので、貴音は自販機で紅茶を買うつもりだったのかな。

 貴音「確かに。変わり身の早い人間と誤解されるかもしれませんね。では、あきらめることとします」

 そう言うと貴音は深く溜め息をついた。
 さっきまでの興奮しきった表情がまるでウソみたいだ。
 う~ん、もしかしてバッドコミュ一直線かしらん……?
 すっかり気を落としてしまった貴音に、「あとで、みんなでコーヒーで乾杯しよう! なっ?」と、励ましになってるんだかなってないんだかさっぱりわからないセリフで励まして、話題を全国放送へと向けた。

 貴音「全国放送ですか……。しかし、それだけでは、少し物足りないかもしれません……」

 なぬっ……?
 全国放送で物足りないというと、全世界放送?
 まさか全宇宙放送とかじゃ……いやいやいや、さすがにそれはw

 貴音「できれば、世界に向けて放送していただきたいです。どうせなら、世界に大きくアピールすべきですから」

 全宇宙放送でなくてよかった!
 「世界っ!?」と驚くPに、貴音は頷いてみせる。
 なんでも、じいやから衛星を使えば地球の隅々まで放送できると聞いたらしい。

 P(……じいやさんは、貴音に何を、教えたいんだろうな?)

 同意である。
 ニーチェ曰くのノリで、そのうち貴音が「じいや曰く」とか言い出さないかちょっと心配だ。
 そんな心配をよそに、「プロデューサー。どうでしょうか? このCM、世界に向けて放送していただけませんか?」と真剣な目をしてうちの姫様が無茶を頼んでくる。なんてこった!

 P「今回のCMを世界にか……。うーん、そうだな……」

 ここで出てくる3つの選択肢。
 「X:よし!やってみるか」「Y:不可能だな」「B:スポンサーに頼んでくれよ」
 どれも地雷の臭いがするんですが、どうすればいんですか。
 クライアントの意向を無視した安請け合いはできないし、こちらの無茶な頼みでクライアントを困らせるわけにはいかないし。「不可能だな」っつうのは言い過ぎだと思うけど、ここは心を鬼にしよう。

 P「……やっぱり、不可能だな。こういうのって、権利関係が複雑そうだし、実際問題として、難しそうだ」
 貴音「……プロデューサー、何もせぬうちから、諦めるべきでは、ないと思いますが?」

 およ? なんだか思わぬ方向に進みそうな気配?
 あー、もしかして、CM監督が世界的に著名な監督さんだったり、冗談抜きですごいCMになりそうだとか言ってたのは「X:よし!やってみるか」を選ぶための伏線だったのかも。
 貴音のお叱りは続く。
 
 貴音「たとえ百の問題があろうと、ひとつひとつ解決していけば、やがて目標は、達成できるのですから」

 すっかりタジタジのプロデューサーである。しまいには「それは、確かにそうだけど、現実というのは、そんなに甘くないんだよ」と、いかにも小者が言いそうなセリフまで吐いた。
 「確実に全国には放送されるんだ。評判がよければ、そのうち、世界でも紹介されるさ!」とのPの説得に、貴音はやや気落ちした様子でようやく矛先を収めた。
 貴音の「いきなり、世界とは、高望みでしたね」というセリフが私の良心を責める。

 P「貴音、そんなに気を落とすなって。一応、後で、俺からクライアントにお願いしておくからさ」

 お、頑張れP!
 気落ちしていた貴音も微笑んでくれたぞ。

 貴音「……ふふふっ。ありがとうございます。しかし、まずは一歩一歩、歩く所存ですので……」「私は、もう、世界には、こだわりません。では、着替えて参りますので、少々、待っていて下さい」

 世界にはこだわらい……
 嗚呼、なんだか、やるせないことになってしまった。そういうつもりじゃなかったのに。
 Pもクライアントに世界放送を打診してみたものの、やはり断られてしまったようだ。

 P(でも、いつかはティラミス・ティアラが、世界で放送されるCMに出演できるよう、頑張りたいなっ!)

 結果:ノーマルコミュニケーション
 
 ですよねー。
 結果は振るわなかったけど、思い出がLv03になったのでよしとしよう。

━夜━
 あれ……?
 もう一日が終わっちゃった…って、あ、資金営業ってタイムコスト3か。
 よく考えみれば、ダンスレッスンをスケジュールに組んでなかったじゃん!
 やべ。久しぶりだったもんで、すっかり忘れてた。

【どっとっぷTVランキング】
  1位(→) Do-dai / ティラミス・ティアラ 175万7479枚
  2位(→) ラッキースター! / 魔王エンジェル 152万3376枚   
  3位(→) Alice or Guilty / ジュピター 139万8925枚
  4位(→) Living Dead / サイネリア 112万4670枚
  7位(→) 恋をはじめよう / ジュピター 95万4270枚
 17位(→) Alice or Guilty / 天ヶ瀬冬馬 74万6550枚
 48位(→) Little Match Girl / ティラミス・ティアラ 46万4018枚
 49位(→) My Best Friend / ティラミス・ティアラ 34万4390枚
 84位(→) SMOKY THRILL / 竜宮小町 20万0638枚

  ・第1週 : 31万1085枚
  ・第2週 : 33万8612枚 ≪キープ発生(ハイスコア更新)
  ・第3週 : 26万3970枚
  ・第4週 : 29万1161枚 ≪キープ発生(ハイスコア更新)
  ・第5週 : 21万6955枚
  ・第6週 : 22万2574枚 ≪キープ発生(ハイスコアを大きく下回る)
  ・第7週 : 11万3106枚

 先週の売り上げと比べると一気に半減だけど、まぁキープ不発生ならこんなもんでしょう。
 さて、今夜の「じっくりと話をする」は真とじゃんけんだ。
 じゃーんけん、ほいっ。
 おっし。なんなく無事に負けることができたぞ。ユニットの雰囲気も上々だ。
 ファンレターは……と、貴音宛に1通か(岐阜/貴音は最高のアイドル)。
 そんじゃ、今週もお疲れ様でしたー!

━真美からのメール「SUBJECT:ぉひめちンとディト」━
 真美のおすすめスポットを貴音とディトか……、ふむ。
 べっ、べつに羨ましくなんかないんだかんね!
 ていうか、「連れ回す」んじゃなく「引きずり回し」てる自覚があんのかw
 あんだけ美人だと、そりゃあすれ違う野郎どもは振り返らずにいられんわなぁ。焦らずとも真美もあと数年したらそういう美人さんになれるさ。ゆっくり大きくおなり。
 写メも楽しそうな二人の様子がよく撮れてるね。GJだ!

タグ : アイマス アイマス2 貴音 真美

21:16  |  アイマス2  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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