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2011.05.11 (Wed)

【アイマス2】プレイ記録1周目-貴音リーダー編29-

 ついに、この日がやってまりました。
 語り始めると長くなるので、前置きはばっさり割愛して。
 ファーストプロデュースユニット――ティラミス・ティアラ。
 55週目。最後のアイドル活動です。

ティラミス・ティアラ-活動55週目
━朝━

 貴音「プロデューサー、おはようございます」

 うん。おはよう、貴音!

 貴音「今朝の私は、心身共に充実しています。ふふふっ」
 真「ファイトですーっ!」
 真美「ファイトだよーっ!」

 この3人の、ティラミス・ティアラとしての朝の挨拶もこれが最後。
 理不尽な選択肢に憤ったり、アイドルたちの「小躍り」にはしゃいだり。
 貴音たちの機嫌に翻弄され一喜一憂したけれど、その分、このユニットにも愛着ができた。
 そう思うと、なかなか感慨深く、しみじみしてしまう。
 最後の意気込みは、やはり、リーダーの貴音にお願いしよう。
 貴音。今日はちょっと、感じが違うように見えるね。

 貴音「……そうですか、やはり、おわかりになるのですね」

 あっれー。
 この歯切れの悪い感じは、“1or2”の選択肢ですか。うわーん。

 貴音「最近は少し、皆の気が抜けてしまいましたから……」

 そっかぁ。それも仕方ないのかもね。
 先週のフェスで強敵のジュピターを倒し、そのジュピターもあっという間に解散してしまった。
 当面の目標を果たして、ふっと肩の力が抜けてしまうのも無理はない。
 だけど、今日は今までのアイドル活動の総決算。
 IA大賞グランドファイナル当日。
 最後の最後で、気が抜けてちゃダメっしょ!

 P「そんなこと言われると、困ってしまうな。まあ、深い意味は、ないんだろうけど……」

 思わずイラっとくるPのセリフもこれで最後かと思うと感慨ぶk……
 ンなわけねーだろ。
 嗚呼、敏腕から程遠いこんなダメダメなプロデューサーについてきてくれたうちの子たちの晴れの日だというのに、貴音の表情が雷雲で曇ってしまった。理不尽だー。

 社長「時は来たっ!」

 うわっ、びっくりした!?
 いきなり大声を出さんでくださいよ、順二朗社長。
 さては驚かすために登場するタイミングをうかがってましたね……?

 社長「諸君、今日は、いよいよ、IA大賞グランドファイナルだね!」

 ええ。
 泣いても笑っても、これがうちの子たちの最後の舞台です。

 社長「この1年間、本当に、よく頑張ってくれた。結果がどうなるかは、わからないが……」「どういうことになろうとも、私は君達のことを、心からたたえたい気持ちで、いっぱいだ!」
 小鳥「私も、皆さんのサポートができて、光栄でした。この1年は、本当に幸せな1年だった……」「この日が迎えられることがうれしくて、私、思わず、飲み友達全員に、メールしちゃいました! ふふっ」

 ありがとうございます。社長、小鳥さん。
 こちらもこの1年間、お二人の助言に幾度となく助けられ、お二人の奇行に幾度となく苦笑いを草(w)付きでさせていただきました。
 あと、どうでもいいことですが、小鳥さん。
 飲み友達以外にはメールしなかったんでしょうか?
 地味に小鳥さんの交友関係が気になって仕方ありません。

 小鳥「今日は、事務所のスタッフや所属アイドル全員で、皆さんが大賞を受賞できるよう、祈ってますからね!」
 P「社長、音無しさんも……。ありがとうございますっ!」

━スケジュール━

 ●首都エリアセレモニー[IA大賞グランドファイナル]
  いよいよIA大賞が発表されます。
  もう後戻りはできません。
  ――さぁ、こちらへ!

 出発前の最後の衣装選び。
 この輝かしき舞台で貴音たちの身を飾るのは、もちろんこの衣装。

  《服:スノーフレークリリパット》
  《頭:ダブルひまわり》
  《体:ひまわりブローチ》
  《腕:ひまわりの腕輪》
  《足:ひまわりアンクル》
  《守:あわんこのお守り》

 ティラミス・ティアラといったら、このコーディネートしか考えられない。
 山を登るようにランキングを駆け上がった後半戦、苦楽を共にしてきた戦友たちだ。
 お守りも、ちゃんと《あわんこのお守り》に替えて。
 思えば、ティラミス・ティアラに大きな転機をもたらしてくれたのはこのお守りだった。
 感謝の意を込めて、あわんこ大先生とお呼びしたい。

 社長「ああ、ちなみに、主催者のIAUから、さっき連絡があってね……」

 ちょっwwwwwwwwwwwww
 この期に及んで今度はなんですか!?
 もう衣装の決定しちゃいましたよ!? 変更できませんよ!?
 これが超重要な話だったら修正ペンで「のヮの」って落書きしますからね!

 社長「961プロのジュピターが、ノミネートを辞退したそうだよ。解散の話は、どうやら本当だったらしい」

 ああ、なんだ。その話ですか。びっくりしたぁ……。
 プライドの高さならエベレスト級の黒井社長ですからね、公の場で(しかも恨みのある765プロの人間の前で)飼い犬に手ひどく噛まれたのに、自分の手元から出て行った犬たちのふんどしで栄誉を受けるのは、彼のプライドが許さないでしょうしね。

 P「そうですか……。今さら、俺が言うのも変ですが、正直、もったいない気もしますね」
 社長「うむ、私も同感だ。彼らが、すぐれた才能の持ち主であることは、事実だからね」「しかし、だからこそ、これで終わりということもないだろう。またいつか、彼らは頭角を現すかもしれない」

 SPのプロジェクト・フェアリーといい2のジュピターといい、なんだか、才能のある人材発掘→金をかけて(偏った)人材育成→人材リリース、が961プロの事業活動のような気がしてきたぞ。
 961プロのキャッチフレーズは、『アイドルをキャッチ&リリース!』でどうだろうか。
 
 社長「……さあさあ、いいから出発したまえ。せっかくの大賞発表に遅れては、受賞できるものもできないぞ?」
 P「……わかりました。さあ、皆、胸をはって会場へ行こう!」
 貴音達「はいっ!」

 社長たちに温かく見守られ、意気高らかに出発!――だったのだけれど。
 会場入りする前に、なぜか新宿で楽曲変更のシーンが。
 え? どういうこと?
 もしかして、IA大賞ノミネート発表会の時みたいにセレモニーステージがあるの?
 んー……。
 先週のフェスで『MEGARE!』に替えちゃったし、ここはティラミス・ティアラの一番のヒット曲である『Do-dai』に変更しておきますか。BPMも速いほうだし。

 真美「おお! 真美の、お気に入りの曲がきたー! さすが、兄ちゃん。ちがいがわかる男だねー」

 持ち歌を選ばれて真美が大はしゃぎだ。
 はじめ、真美の持ち歌が『Do-dai』と知った時は、Do-daiが持ち歌ってどーだい?と思ったものだけれど、この1年間、プロデューサーとして真美とつきあってみて、この真美にはDo-dai以上にぴったりの曲はないなと考えを改めさせられた。それが良いのか悪いのか、私にはわからないけどねw
 では、改めて会場へ向かうぞー!

 ―東京。
  
 IA大賞グランドファイナルの舞台となるのは、国立オペラ劇場。
 幻想的な夕暮れ色に染まり、入口を照らすオレンジの灯がムードを漂わせている。
 緋色の絨毯が敷かれた階段。
 それを白のステージ衣装に身をつつんだティラミス・ティアラが踏みしめていく。
 階段の中央を歩むのはリーダーの貴音。
 その左手には一歩遅れて真が、右手には真美がいる。
 背中を見せる彼女たちの表情はうかがえないが、きっと誇りと自信に満ちているに違いない。
 厳かな空間を、堂々と歩む貴音、真、真美。
 清楚で気品のあるスノーフレークリリパットをドレスに選んで本当に良かったと思う。
 ……まるで季節違いのひまわりのアクセサリーセットはどうかと思うけど、このシーンではコスチュームしか反映されていないのでなんくるないなんくるない。

 P「皆……」

 ライトアップされた中庭で、Pが貴音たちに語りかける。

 P「いよいよ、ずっと目標にしてきた、IA大賞の発表だな」

 いつものコミュシーンならば3人横一列に並んでいるのだが、今日は心なしか、貴音が一歩前に出て、真と真美が少し奥に控える形で立っている。こんなところからも今日が特別な日であることを感じさせる。

 P「これまで団結してやってきたことの結果を、IAUが、どう評価したのか、気になるけど……」「これまで出してきた結果を、今から変えることはできないんだ。だから今日は、過去をふり返らなくていい」

 このセリフ。
 アイドルたちに向けられた言葉であるはずなのに、なぜだかプレイヤーの私に向かって言われているように感じる。ろくなプロデュースができなかったという後悔がそう思わせるのか。

 P「俺達のグランドファイナルを、思いっきり、楽しもう!」
  
 そう締めくくった。

 そして――

 IA大賞グランドファイナルが開幕した。
 グランドファイナルのエンブレムが画面の中央で、煌びやかに金色に輝く。
 ノミネート発表会の時と同じように、男性司会者が開幕を宣言した。
 
 司会者「いよいよ始まりました、IA大賞グランドファイナル。皆様こんにちは、司会の四海昌明です!」

 ひょっとして……
 この司会者の四海昌明って名前、「司会」と「堺正章」をかけたものなんだろうか。
 よく見れば、シルエットもなんとなく堺さんっぽいような…?

 司会者「今年のIA大賞グランドファイナルも、この会場、国立オペラ劇場、大ホールからお送りしております!」

 開幕の宣言が終わると、画面はティラミス・ティアラのテーブルに切り替わった。
 貴音たちが囲む木製の重厚な円卓には、真紅のバラが中央に飾られ、アイドルたちの手元のグラスには濃茶色したドリンクが注がれている。ウーロン茶…じゃないよね?

 司会者「それでは、さっそくではございますが、IA大賞ノミネートの皆様を、順にご紹介して参りましょう」

 まばゆい照明の下、真っ先に紹介されたのは――
 
 司会者「IA大賞、ノミネート、エントリーナンバー1番、ティラミス・ティアラの皆さんです!」

 エントリーナンバーはノミネート発表会の時と同じ1番。
 紹介を受けた貴音たちは起立し、周囲に会釈する。

 司会者「では、大賞発表前の意気込みを、一言ずつ、お願いします」

 前のノミネート発表会がそうだったように、マイクがセッティングされたインタビュー席に場所を移してコメントするのかと思いきや、そこに立ったまま真が語り始めた。

 真「今日まで、ボク達、ベストを尽くしてきました。だから、どんな結果でも、受け止められます!」
 真美「とにかくワクワクしてるよー! メッチャ楽しみー!!」
 貴音「私達の去就と、私の運命が定まるわけですが……。ふふっ、なぜだか最高の結果しか思い浮かびません!」

 なぜだろう。
 貴音のコメントを聞いたら、オラの胃がキリキリしてきたぞ……!
 卓上のバラをもかすませる貴音の華やかな笑顔が私にはまぶしすぎる。きっと照明のせいだ。
 ティラミス・ティアラのコメントが終わると、次のアイドルたちのコメントに移った。

 司会者「以上、24組のアーティストが、IA大賞にノミネートされています」

 ――果たして、各賞の栄冠は誰に?
 ――そして、IA大賞の行方は!?

 司会者の煽り文句に、俄然と心のなかが騒がしくなってくる。
 
 司会者「まずは、スノーホワイト賞の発表です!」

 白銀のエンブレムが画面中央に輝く。

 司会者「スノーホワイト賞は、北東エリアで、もっとも活躍したアイドルに贈られます」「では、発表します! 今年のスノーホワイト賞は!?」

 照明が落ち、スポットライトがエンブレムの周りをぐるぐる回る。
 エンブレムがくるっと裏返しになり、そこに文字が表示された。
 
   ナム骨董P パックさん
  
 司会者「パックさんの皆さんです! おめでとうございまーす!」

 今まで一度もランキングで意識したことがないアイドルグループだった。
 Pが(北東エリアは制覇ならずか……。でも、まだまだ、これからだ!)とつぶやく。
 IA大賞のノミネート条件を満たすのに精一杯で、各地域の部門賞にかまう余裕なんてちっともなかったから、仕方がない。部門賞制覇は、次回以降のプロデュースに持ち越しだ。
 各賞の受賞者は以下の通りであった。

  フォレストグリーン賞(中央エリア)
  
   受賞者:キャタヒーラーP / ochi eyes

    フェニックスレッド賞(上方エリア)

     受賞者:竜崎P / 恋花

      ◆ブラックパール賞(西エリア)
  
       受賞者:キャタヒーラーP / ochi eyes

        オーシャンブルー賞(南エリア)
 
         受賞者:セルフ P / サイネリア

 南エリアでかろうじて、知ってるアイドルの名前が出てくれてホッと一息。
 さすがに、ノーマークのアイドルばかりが受賞していたらちょっと淋しくなるとこだったw
 以上で各部門賞の発表が終了した。
 「それでは、皆さん……」と前置きして。司会者が本命の発表を告げる。

 司会者「いよいよ、この時がやってまいりました。本日最後の発表になります」「本年度、この国でもっとも輝いたアイドルに贈られる、最高の賞!」

 ――IA大賞の発表です!

 煌くIA大賞のエンブレム。
 いかん、なにやらドキドキしてきた。チキンハートの本領発揮である。

 司会者「おっと、今、私の手元に封筒が届きました! 手がふるえております! 早速、開けてみましょう!」

 お、落ち着け……、俺のチキンハート!
 
 司会者「こっ、これは……っ!!」

 ト、ト、トイレに行ってきてもいいかなー!!?

 P(いいから早く言え!)

 ちょwwwwPwwwwwwww 
 こういう時だけプレイヤーが思ってることを代弁するじゃないよwwwww
 司会者が、コホンと、咳払いをひとつ。

 司会者「それでは、発表します」「本年度の、IA大賞に輝いたのは……!」

 照明がふっと消え。
 大賞受賞者を求めるかのように彷徨う、二つのスポットライト。
 数瞬後――
 IA大賞エンブレムの裏面に刻まれた受賞者の名は、


 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
                      むらたまP
         テ ィ ラ ミ ス ・ テ ィ ア ラ
                       WINNER 
 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆


 うちの子たちの名前だった。


 司会者「ティラミス・ティアラの皆さんです! おめでとうございまーーーっす!」

 盛大に、ティラミス・ティアラの名前が会場に響き渡った。
 ……にもかかわらず。
 円卓に座る、貴音も真も真美も、みんなキョトンした顔をしている。
 あれ…?と思っていると、一拍遅れて、

 貴音達「ええっ!」 

 びっくりした様子で反射的に席から立ち上がった。
 その反応を待っていた!w
 半ば魂が抜けかかったような様子で、貴音が言葉をつむぎだす。

 貴音「こうなることは、半ば確信していたのですが……。しかし、ふふっ、今頃、足がふるえて参りました……」
 真「こ、これって、夢でもドッキリでもないんですよね、プロデューサー? ホントにホントなんですよねっ?」
 真美「やったよー! やってやったよー、兄ちゃん!!」

 P「ああ、おめでとう! 皆、本当におめでとう!!」

 司会者「ティラミス・ティアラの皆さんは、部門賞ゼロから、まさかの大逆転です! お見事!!」

 部門賞ゼロでIA大賞受賞を大逆転というのならば。
 ノミネート条件すら満足に届かず、最後のプロデュース曲をリリース時点でランキング20位入りすらも絶望的だった状況であったにもかかわらず、IA大賞を手に収めたのは、大逆転中の大逆転だろう。
 あの時、諦めなくてよかった……
 これまでの道を振り返っている間に、貴音たちはステージへと移動していた。

 司会者「それでは、皆さんの、今のお気持ちをお聞かせください!」

 貴音「……頂点とは、余計なものが削ぎ落とされ、大切なものだけが見える場所、だったのですね……」

 胸に手をあて、一言一言を噛みしめるように、貴音が語る。
 
 貴音「ううっ……。皆様、これまでの声援、真、ありがとうございましたっ!」
 真「IA大賞はボク達の夢でした。夢をかなえられたのは、全部……、ファンのみんなのおかげですっ!」
 真美「うあうあー! なんか知らないけど、泣きそうっぽいよ。とにかく、うれしいよー!!」

 アイドルの頂きに立つ貴音たちの姿は、柔らかい光に包まれているようにも見えて。
 自然と目を細め、口の端からふふっと笑みがこぼれてしまう。
 ほんとによかった。

 司会者「ありがとうございました! 皆さん、実に輝いていらっしゃいますね!」

 ――それでは、歌っていただきましょう!
 ――本年度のIA大賞に輝いた、ティラミス・ティアラの皆さんで……

 司会者「曲は、Do-dai」


   ◇


 ティラミス・ティアラの、正真正銘最後の、ステージが終わった。
 先程まで光で溢れかえっていたステージも客席も、静寂と暗闇に包まれている。

 P(曲の披露が終わり、ティラミス・ティアラには、客席から、耳が痛くなるほどの拍手と歓声が贈られた)

 P(1年間、追いかけ続けたIA大賞を、俺達は、手に入れることが出来たんだ!)
 
 会場を出たPと貴音たちの4人は、人のいない屋外テラスへとやってきた。遠くに見えるガラス窓の向こうに灯るほのかなオレンジの光が、静かな空間の中であたたかい。
 
 真「ボク達、IA大賞、受賞したんですよね!? 夢の中にいるみたいで……、どうも実感がわかないですよ」
 貴音「少しだけ、気持ちが落ち着いて参りました。大富殿には少し悪い気もしますが、これで私は……」

 思わず、あっと言いかけてしまった。
 というのも、今まで秘密にしてきた大富の名前を真と真美の前で貴音が口にしたのだから。
 Pが知らない間に真や真美にも話を打ち明けていたのだろうか。
 もしそうでないのなら、あとで真や真美から「大富殿って誰?」と質問攻めされそうだ。
 Pも軽く貴音をたしなめる。

 P「貴音……。そのことは、今は言わなくていいから、とにかく、まずは喜ぼうっ!」

 続けて、「部門賞は、全部とれなかったけど、気にやむことはない」とPは言う。
 途中からまったく部門賞を無視していたのだから、これで気にかけるほうがどうかしてる。
 IA大賞の受賞だけでも、今の私たちには大金星だ。 

 P「今日のお前達は、本当に……」

 「X:輝いていたぞ!」「Y:まぶしかったぞ!」「B:後光がさしていたぞ!」

 製作スタッフは、ネタ肢を忍び込ませずにはいられない症候群にでもかかってるのだろうかw
 Xも、Yも。
 どちらも彼女たちのラストステージを見ていた時に、心から思ったことだ。
 Yはなんか、照明が~~とか言い出しそうな気がしないでもないけど……

 P「まぶしかったぞ!」
 貴音「ありがとうございます。ですが、まぶしいとまで言われますと、少し、照れてしまいますね」
 P「いや、本当にスゴかったよ。まぶしすぎて、俺の知っている、貴音達じゃないみたいで……」

 私が思っていたことを的確に代弁してくれているPが奇跡にも思える。
 これが、朝の挨拶で理不尽かましまくりのあの男と同一人物なのだろうかw
 貴音が「ふふっ」と笑った。

 貴音「ですが、そんな私達を育てて下さったのは、プロデューサー。あなた様、なのですよ?」
 P「あ、ああ、貴音の言う通りだな。……うんっ! 今さらながら、勝利の実感がわいてきた!」

 貴音たちと同じ空間で、勝利を実感することができるPが羨ましい。
 なぜこの世界は三次元なのだろう。うらめしや、うらめしや。

 P「それにしても……、皆の頑張りが、きちんと結果になって、俺は感無量だよ!」「この1年間、メンバー同士、ぶつかることも多かっただけに……、な」

 主にお前のせいだけどな!
 ユニットプロュースを始めて間もなく真が「らぶすね」になったり、竜宮小町とのフェスに大敗を喫して「ぎすぎす」になってみたり、なんとか関係改善に努めようと説教をしたこともあったっけ。その甲斐あってか、わりと早くぎすぎすから回復して、今度は真美と貴音がらぶすねに陥って……、ああ、でも「どん引き」や「喧嘩」状態になることはなかったっけ。
 そして、なんといっても「小躍り」。
 みんなが「小躍り」状態で、朝から小躍りトリプルチェインが見られるのは本当に嬉しかった。
 ステータス的には「かしましい」のほうが好ましいのかもだけど、やっぱり自分は、ティラミス・ティアラの3人が陽気にステップをつなげる小躍りトリプルチェインが大好きだ。

 真「言われてみれば、そうでしたね……。でも、ボクは、楽しいことの方が多かったって、思いますよっ!」
 真美「ケンカしちゃって、イヤんなることもあったけど、どんな仲良しの親友でも、たまにはケンカするもんね」

 貴音の調子が今ひとつだった時、何度、真と真美に助けられたことだろう。
 リーダーの機嫌を回復させるために真と真美に理不尽な返事をして、しょっちゅう二人をムッとさせてしまったっけ。今、この場を借りて、真と真美に「ありがとう」と「ごめんなさい」の言葉を。

 真美「でも、もし真美達が仲良しパワーメチャイケ状態だったら、もっと部門賞いっぱいもらえてたのかな……?」

 いや、それは違うよ。真美。
 どんなに真美たちが仲良しパワー炸裂でも、プロデューサーの腕がなまくらだったんだ。
 プロデューサーがダメダメだったのに真美たちは本当によくやってくれたよ。
 
 真「でも、色々あっても、なんとか、一緒にやってこられたんですから、良かったですよ!」

 真さんのフォローが五臓六腑に染み渡りますなぁ……!

 貴音「……何はともあれ、IA大賞はとれたのです。この結果は、各々の力が結集したおかげでしょうね」
 P「皆、それぞれがマイペースで活動しつつも、しっかり成長できたんだから、本当、良かったよ」

 一番マイペースだったのはプロデュースを1ヶ月もサボっていたどっかの誰かさんだとは、口が裂けても言うまい。ええ、言いませんとも。涙が出ちゃうから。

 真美「そうだよね、みんな成長したから、今日のステージに立てたんだよー!」
 P「今日のステージで、皆は本当に輝いてたぞ。これが、IA大賞を、とったユニットだって……」「その場にいる全員を納得させる、パワーがあったよ。そのパワーは、俺達が1年かけて、手に入れたものだ」

 おおー、Pがまともなことを言っちょる。
 やればできるじゃないの。なんで所々ダメな子になっちゃうのかしら。

 P「俺の苦労も、報われたな……。いや、本当に、苦労させられたからさ、皆には!」

 ハハハ、こやつめ!
 永久にハリウッド流しの刑に処したろかw
 嫌らしく理不尽な三択を迫るPに比べたら、アイドルたちのなんと可愛いことか。
 
 P「……なーんてな」
 真美「いつも苦労をかけて、すまないねー、ゴホゴホ……」「あ、でも、兄ちゃん、実は苦労するの好きっしょ? ワザと苦労してるっぽい時、けっこうあったもんね」
 貴音「失敗を誰のせいにするかで、人間としての器が、知れるものですね……」「それでも、こうして頂点へとたどり着けたのは、プロデューサーのおかげ。感謝しておりますよ」
 真「ボク、プロデューサーが仕事で失敗するとこも、見てて、すごく楽しかったですっ!」

 緊張でテンパりすぎて、オーディションやフェスでアピールミスをしてあたふたと慌てる姿は、たしかにさぞや面白いものだったに違いない。おにょれ、覚えてろよ、真w
 うーん、と首をひねるP。「何か、微妙にけなされてるような、ほめられた方だけど……、まあ、いいか」
 そうだな。毎度のことだからキニスンナ(゚Д゚)
 そして。
 話は、これからの4人にとって、とても重要なことについて。

 P「俺は、ハリウッドに旅立ってしまうから、これ以上、プロデュースは続けられないけど、皆は……」「来年こそ、IAの賞を完全制覇できるように、引き続き、3人で頑張って欲しい!」

 すると。

 真美「んー、兄ちゃんの言うこともわかるけど、真美はこの3人以外でも、やってみたいなー」

 エー(´Д`)

 真「ボク、今度は、ソロで頂点を目指してみるのも、面白いと思ってます。まだ、考え中ですけど!」
 貴音「皆、それぞれ、思うところがあるのですね……。今後については、改めて考える必要がありそうです」

  ソウダネ(´・ω・`)
 頂点へ登る過程で真も真美もアイドルとして成長して、こんな風に将来を自発的に模索できるようになったのだと考えれば、ふたりの意見は喜ぶべきことに違いない。
 けれど、ティラミス・ティアラのプロデューサーとしては、やっぱりちょっと淋しい。
 Pも「そうか」と頷き、「少し休んでから、改めて考えるのも、いいのかもしれないな」と、各自の意思に委ねることに同意した。
 しかし、そこはもちろんプロデューサーだ。「まあ、俺は、ティラミス・ティアラは、いいユニットだと思うから、もっと頑張って欲しいけどさ」と、さりげなく未練をこぼすのを忘れない。お前は泣いてもいいんだ、P。
 車も迎えに来てるはずだからとPが帰りを促すと、貴音がハッとした様子でPを引き止めた。

 貴音「あっ……。お待ち下さい、プロデューサー」

 なんだい、貴音?

 貴音「最後に、改めて私達から……。いざっ!」



 貴音達「今まで、ありがとうございました!」



 もう…、ゴールしてもいいよね……(´;ω;`)ブワッ
 
 Pも貴音たちに、ありがとうと感謝の言葉を贈る。「一年間、皆と活動してきて、俺自身、色々なことを学ぶことができた。中でも、一番大切なことは……」

 「X:信じること」「Y:助け合いの心だ」「B:若さって素晴らしい」

 Bの選択肢が何を言っているのか、私にはわからない。
 アイマス2の「団結」というテーマからするとYがふさわしいとも思えるけれど、貴音のオリジナルストーリーのテーマは「信じること」だ。大富や黒井社長の風雨が襲ってこようとも、Pは貴音を信じ、貴音はPを信じた。 そして、IA大賞までに培ってきたユニットの団結も含めて考えるならば、貴音たちは何度も困難にぶつかってはトップアイドルへの道はまだ続いていることを信じ、リーダーの貴音はメンバーの真と真美を信じ、真と真美はリーダーの貴音を信じた。

 P「信じることだ。夢を信じ、仲間を信じて頑張れば、どんな目標にもたどり着ける……」「そのことを、三人が、ひたむきに頑張る姿を見て、俺は、知ることができたんだ」
 貴音「……あなた様の言葉、今ならば心より理解できます。一人でいることの寂しさは……」

 少しうつむいていた貴音が、Pに向き直る。
 やわらかな、優しい目をしていた。

 貴音「もう二度と、味わいたくないですから」
 
 P「……貴音が、そんなことを言ってくれるなんて、最初は、思いもしなかった気がするよ」

 初めて貴音と会ったときは敬語だったもんな。
 それがこうして、Pと二人きりでない場でも自分の弱さを仲間に見せられるようになった。
 この一年でつかんだ宝を貴音が忘れさえしなければ、孤独に苛まれることはきっとないはず。
 
 P「俺、お前達に会えて、本当に良かった。……面と向かって言うと、少し照れるけどな」
 貴音達「ふふっ、プロデューサー……」

 ちょっとだけ、Pに便乗して。
 アイマス2の一番最初のプロデュースに、貴音と、真と、真美を選んで、本当に良かった。
 こうやって改めて書くと、少しこっ恥ずかしいけれどw

 P「お、いい笑顔だな、皆! だけど、とびっきりの笑顔は、IAの賞を完全制覇するまで、とっておけよ」

 どんだけ完全制覇にこだわるんだよwwwww
 まあ、完全制覇しないことにはベストエンドに辿りつかないというメタ事情もあるけどさw

 真美「うあうあ~! まだ、お仕事の話すんの!? ……まあ、そういうとこが、兄ちゃんっぽいけどね」
 真「今のボクの気持ち、なんかグチャグチャです。賞をとれたのはうれしいけど、お別れは悲しいから……」
 貴音「プロデューサー、もうしばし、このままで……。皆が、今日という日を、一生心に刻めるように……」

 空を見上げると――
 数週間前の夜、貴音と二人で朝まで見上げていた月は、その姿を消していた。
 Pとアイドルたちは、受賞の喜びと別れがたい寂しさを抱えたまま、同じ時間を過ごした。
 すぐそばまで迫っている別れの時をこの時ばかりは無視をして、共に笑いながら、これまでの思い出に話を咲かせる。 

 P(ほんの数時間、別れを先送りにしたからって、つらさは消えない。けれど、それはとても幸せな時間だった)(皆、笑顔をありがとう。それと……、俺をこんな気持ちにさせてくれて、ありがとう……)


  ◇


 貴音たちと別れた後の帰り道。
 向こう岸に高いビルが林立している川のそばのレンガ道を、Pがひとり歩いている。
 歩道を照らすのは道の脇に生えている街頭のみで、辺りは宵闇の幕が降りている。
 
 P(1年間、ティラミス・ティアラが必死で追いかけたIA大賞グランドファイナルが、ついに閉幕した)(それにしても、IA大賞をとることができて、本当に良かった……)

 これには心から同意する。
 あの約束がある以上、IA大賞をもし逃すようなことがあれば、「残念だったね。また頑張ろう」では決して済まされない、後悔しても後悔しきれない結果が待っていたのだから。
 
 P(もし、とれなかったら、大富さんと貴音が……。ふぅ、考えただけでも、ぞっとするよ)

 ことわざにこんな言葉がある。
 噂をすれば影が何とやら、と。

 大富「ククク……。ほっとした顔をしているな。何を考えているのか、手にとるように、わかるわ」

 出たな、大富。
 こんな夜更けに、しかも人通りも少なさそうな場所まで、わざわざPの後を追ってきたのだろうか。大企業のお偉いさんだというのにフットワークが軽いことで。
 突然の大富の登場に、「ど、どうして、ここに!?」とPが慌てふためく。
 おそらく、貴音の将来を賭けた例の約束について言いに来たのだろう。

 大富「IA大賞グランドファイナルに、ワシが来ていないわけがなかろう。相変わらず、世間を知らぬ若造だ」

 いや、会場に来てても、自ら足を運んでPを追ってくるとは思いませんって。
 もしかしてこの場所って、IA大賞の会場からそう遠くないところにあるのかな。

 P「た、確かに。あなたが、会場にいないわけ、ありませんよね。でも、どうして今、ここに?」「もう俺の前に、姿を現す必要は、ないんじゃないですか?」

 聞きようによってはもう俺の前に出てくんなと言ってるようにも聞こえる。
 大富のプレッシャーを受けつつも、なかなか挑発的でPも図太い。

 大富「フン……、そうケンカごしになるな。ワシは、お前に、素晴らしき光景を見せてくれた礼を言いに来たのだぞ」
 P(え? れ、礼って……? この人は何を言っているんだ?)

 Pならずとも大富の意外すぎるこの発言には、つい耳を疑ってしまう。
 賭けに敗れた大富が、自分の野望を阻止した小憎たらしいはずのPにわざわざ自分で礼を言いに来るのだから、「素晴らしい景色」というのは大富にとってよっぽど素晴らしいものだったのだろう。
 
 大富「ワシは今日、初めて貴音が舞う姿を見た。……正直、驚いたよ。力強く、美しく……、女神のようであった」

 力強く、美しく、女神のよう……?
 プロデュースの選曲を間違えただろうか。
 『Do-dai』じゃなくて『my song』にすべきだったか。
 Do-daiの歌とダンスじゃ、大富が少しおかしなことを言ってる人に見えてしまうw 
 
 大富「長年、この業界にいるワシでも、あのような者には、ついぞ、お目にかかったはない……」

 大富の口ぶりはまさしく、思いがけず出会った女神の美しさに惚れこんでいるかのよう。
 気がつくと、夜空には煌々と輝く白い月が出ていた。
 
 大富「貴音は、まだ、つぼみだ。まだまだ、さらに美しくなる。彼女の舞をみて、ワシは、そう確信したのだ」

 確信した舞がアヒルの練習とかだったらやだなー。
 大富に言葉に感じるものがあったのか、Pはそれに同意した。 

 P「……それ、俺も思います。俺はまだ、貴音の良さの半分も引き出せていないんじゃないかって……」
 大富「フフ、謙虚ではないか。だが、貴音の美しさを、ここまで引き出したのは、まぎれもなくお前の功績だ」
 P「え? あ、そ、その……。ありがとうございます」
 大富「なあ、若造。お前は、まだまだ貴音を美しく、そして、輝かせる自信があるか……?」

 間髪入れず、Pが「はいっ!」と即答する。
 
 P「俺は、ハリウッドへ行って、人脈を作って、色々なやり方を学んで……」「そして、日本に戻って、もっともっと、貴音を輝かせますっ!」

 この答えに、「フフフ……」と大富が笑う。
 心なし、欲しかった答えを得られて満足しているような笑い方である。

 大富「大みえをきったな。だが、確かに貴音は、このままお前が育てた方が、もっと美しくなるだろう」「ワシは……、それを待って、最高の状態の貴音を、いつかもらいうけるとしよう。フフッ、ハハハハッ!」

 うわー、この狸オヤジ。まったく懲りてねえw
 Pは完全に虚をつかれ、唖然とする。「な、なんだって……!?」

 大富「ククク、まあ、お前などが貴音の輝きを引き出すには、あと100年は、かかると思うがな……」

 100年って……、ずいぶん気の長いことだ。
 その頃には貴音もアイドルを引退して、誰かの伴侶になっているだろうに。
 素直じゃない狸オヤジである。いや、狸オヤジだから素直じゃないのか。

 P(あ、あと100年って、それじゃさすがに、大富さんは成長した貴音を見られないんじゃないか?)
 
 さて、Pは大富の真意に気がつくのだろうか。

 大富「楽しみにしているぞ、若造。では、またどこかでな! ワハハハハハハッ!」

 考え込むPを一人残し、大笑いを夜道に響かせて去っていった。
 その背を見送りながらPがつぶやく。

 P(……大富さん。もしかして、あなたは、貴音を、自由にしてくれると言いにきただけなのか……?)

 大富が去ってゆくのを見ていたのはどうやらPだけではなかったらしい。
 いつの間に来ていたのか、横手から音もなく貴音が現れた。 

 貴音「行ってしまわれましたね……」


  ◇
 

(´∀`) はい、ここでカットー!
  ('A`)  おい。
(´∀`) この大富を見てると、心底貴音に惚れちゃったんだろうなと思いますヨ。
  ('A`)  それはわかるが、このあとのシーンをなぜ切った。
(´∀`) いやー、だって。こっから先は貴音シナリオのクライマックス、エンディングの中枢でしょう? さすがにこれをネタバレするわけにはいきませんよ。
  ('A`)  本音は?
(´∀`) テキストを書き写して感想を書くのがちょっと疲れた。ボリュームありすぎ。
  ('A`)  たしかに、めちゃくちゃ濃いよな。貴音の他のアイドルたちのシナリオも、これくらいのボリュームがあるんだろうか。
(´∀`) さあ? どうなんだろうね。
  ('A`)  核心部分につきネタバレをカットするのはやむを得ないとして、この後どんなことを話したのか、かいつまんで話してくれないか。
(´∀`) ウィウィ。要点だけピックアップすると、(1)IA大賞グランドファイナルが終わった後、貴音から大富に連絡をとって求婚をはっきりお断りしたこと、(2)謎に包まれていた貴音のバックボーン(貴音の責務)について、(3)貴音がトップアイドルを目指していた理由、(4)貴音に妹がいること、の4点。
  ('A`)  ふむ。
(´∀`) ついでに、貴音との会話中、夜道でPを襲ったいつぞやの暴漢が今度は貴音を襲うのね。
  ('A`)  マジか? あれって黒井社長の差し金だったんじゃなかったのか?
(´∀`) 黒井社長は完全に濡れ衣で、貴音のセリフからすると、どうやら貴音の秘密の(2)と(4)にからんだ厄介事だったみたい。謎が明らかになって余計に謎が深まった感じだけど。
  ('A`)  貴音に関する謎は深く考えたら負けだな。


  ◇


 場面は夜から一転して、明るい青空が広がる海岸線沿いの車道に移動。
 道の脇には、後部の積荷のドアをフルオープンにした、青のワゴンが止まっている。
 それらの背景を背にして、りっちゃんと竜宮小町の4人が賑やかに騒いでいた。

 伊織「だから、あずさに道案内させるのは、危険だって言ったのよ!」
 亜美「タクシーの運転手のおっちゃん、あずさお姉ちゃんのナビで、頭グルグルになってたっぽかったもんねー」

 ま た 迷 子 か 。

 あずさ「ごめんなさい~。その上、車が、エンジントラブルだなんて……」「プロデューサーさん、飛行機、間に合います?」

 これは今どういう状況なのか頭が追いつかないが、どうやらプロデューサーと竜宮小町を乗せた空港行きのタクシーが迷子になったあげくに、エンジントラブルで立ち往生してしまったらしい。背景の車はどう見てもタクシーには見えないのだが……。
 
 律子「空港で、あの子達待ってるんですよね? こっちは、いいから、早く別の車拾って、行って下さい!」

 あの子たち、というのは、たぶんティラミス・ティアラのことだよね。
 ということは、プロデューサーがハリウッドへ旅立つある日の風景というところだろうか。
 なぜPが別ユニットである竜宮小町の車に同乗して、貴音たちが空港でプロデューサーを待つという状況になっているのか、ちょっと不思議では在るけれど、深く考えないことにしよう。

 律子「本当にすみません。こんなことだったら、ムリに送るなんて、言わなければ良かったですね」「うう、わざわざ全員乗れるように、ジャンボタクシーを借りたのに、最後の最後で……」

 あー、なるほど。そういうことだったのねw
 すっかりしょげ返るりっちゃんを、「い、いや、律子は悪くないよ。たまたま、運が悪かっただけで……」と、プロデューサーが励ます。
 どうすればあずささんに車のナビをさせるという方向に話が流れてゆくのか、それは不運というより、奇運というのが適切ではなかろうか。

 律子「いえ、私のミスです。さあさあ、別の車を……、あ、タクシー会社に電話したほうが早いかな?」
 P「でも、トラブルのあった車を、スタンドまで、押さないと……。お前達だけじゃムリだろ?」「タクシーの運転手さんは、運転席に、いなきゃいけないし、やっぱり男がいないと……」
 律子「大丈夫。誰か男手を探します。あ、ほら! あそこでたそがれてる人に助けてもらおう! すみませーん!」

 りっちゃんが声を張り上げて遠くの方へ呼びかける。
 あずささん、いおりん、亜美の三人も、そちらへと顔を向ける。

 律子「あれ? 遠すぎてきこえないのかな? すみませーん!」

 見かねて、俺が呼んで来るよと、Pは“たそがれている人”のほうへ向かった。
 Pが向かった先は、砂浜の波打ち際。
 赤いチェックのシャツを着た茶髪の男が、海を睨むように腕組みをして立っている。
 おそらく波の音に消されてりっちゃんの呼ぶ声が聞こえなかったのだろう。
 背中を向けているため、Pのほうからは男の顔が見えない……のだが、

 P(あれ? あの後姿、どこかで見たことが……)

 男の後ろ背に呼びかける。「あのー、すみません……」
 なぜか、カメラがぐるりと男の正面に回りこむ。 
 口をへの字にしているその男は――

 P「わっ、冬馬じゃないか。どうしてここに?」

 あまとうでした。
 アイドルをやめて海の男にでもなるつもりなのでしょうか。

 冬馬「……それは、こっちの台詞なんだけど。あんた、ハリウッドに行くんじゃなかったの?」
 P「あ、ああ。実は、ちょうど今、竜宮小町と一緒に、空港に向かってたんだけど……」「乗ってた車がエンストしちゃってさ。あはははは」
 冬馬「はあ? マジかよ。それ、どうすんの?」

 とりあえず、エンストした車をスタンドまで持っていくために手伝いを頼もうと冬馬に声をかけたことを説明した。相手があの冬馬とあってか、他を当たるよとPが言うと、「……いや、手伝う」と冬馬は二つ返事で了承した。

 P「え? 別に、ムリしなくていいぞ。IA大賞が終わったとはいえライバルに協力するのはイヤじゃないか?」
 冬馬「手伝わなきゃ、あんた、困るんだろ?」
 P「うーん、困ると言えば、困るかな……。でも、他の人を探せばいいし!」
 冬馬「周りに、人、いないけど。……車、どこ?」

 人っ子ひとりいない海って、一体ここはどこなんだろう。
 
 P「あ、向こうのほうに……。ありがとう、冬馬。でも……、どうして助けてくれるんだ?」
 冬馬「困ってるヤツ見たら、放っておけないから。……なーんてな。助けるのは、あんただからだよ」
 P「え、俺?」

 ぴよちゃんの薄い本のネタキター!! 

 冬馬「最初はさぁ、団結とか、くだらねぇって思ってたけど、あんたらに負けてさ……」「初めて、俺と、ジュピターに足りなかったものが、わかったんだ。ソコ、感謝してるから」

 傍目にはジュピターもなんだかんだで息が合っているように見えてたけど、実際は、当事者じゃなきゃわかんないことがあったんだろう。ジュピターとの決戦の後の会話でも、北斗や翔太は、どうやら冬馬とはIA大賞を目指すことに関して微妙に意識のズレがあったように見えた。もしかしたら、なまじっか技量と才能があるせいで、深い部分ではまだお互いをわかりあえていなかったのかもしれない。
 冬馬の話を聞いて、ジュピターの解散後、気になっていたことをPがたずねた。

 P「……冬馬は、アイドル、続けないのか?」
 冬馬「決めてねえ。ジュピターは解散したし、事務所は、もう辞めたようなもんだし」
 P「俺は、続けたほうがいいと思う。才能あるのに、ここで辞めたら、もったいないよ」「冬馬も、他の2人も」
 冬馬「……あんたがジュピターのプロデューサーだったら、何か、変わってたかもな」
 P「え? 今、なんて言った? ちょっと、波の音で、よくきこえなかった」

 この男wwwwwwwwwwww
 男女お構いなくフラグ立てまくる上にツンデレのデレをスルーするとか、業が深すぎる。
 ぴよちゃんのエサになっちゃえばいいのに。
 渾身のデレをスルーされた冬馬は必死な感じで「なんでもねーよ。車、あっちだっけ」と誤魔化す。
 と、そこへ。

 律子「プロデューサー! 長々と、何を話して……」 

 青い空と蒼い海をふたつに分ける水平線をバックに、りっちゃんがやって来た。
 そして、Pの隣にいる冬馬を見て悲鳴を上げる。

 律子「あーっ! 天ヶ瀬冬馬!」

 りっちゃんと冬馬。
 なんだかんだで一番因縁深いこの2人の遭遇はこれで何度目だっけ?

 律子「どうして、あんたがここに? ……はっ、まさか、プロデューサーに危害を加えようと……っ!?」

 発想が飛躍しとる飛躍しとる。りっちゃん、落ち着けw
 りっちゃんの勘違いに冬馬の反論でも始まるのかと思いきや。
 画面はまた切り替わり――
 海を背にして歩いてくるあずささん、いおりん、亜美の三人。彼女たちのお腹から膝にかけてが正面からアップで映され、またカメラが切り替わると、いおりんを筆頭に横一列で歩いてくる3人の姿が横から映された。キラキラ光る海と一緒にカメラに収まる竜宮小町の姿はなかなか良い感じ。

 亜美「あれっ、あまとうがいる! ねーねー、何で?」
 伊織「ちょっと、冬馬じゃない。あんた、アイドル引退したんじゃないの?」
 あずさ「あらあら、冬馬君も、迷子ですか~?」

 次々にやってくる竜宮小町のメンバーを見て、Pがたじろぐ。

 P「ちょ、お前達! 何で全員で、こっちに来てるんだ!?」

 ていうか、画面せまっ! 画面がせまいよ!
 画面の両端に冬馬とりっちゃんが立ち、二人の間の中央を埋めるように竜宮小町の三人が少し奥に立っている。一つの画面に5人も人物が立つと、めちゃめちゃ画面がせまく感じるわ。

 律子「プロデューサー殿が、あまりにも遅いから、迎えに来たんです!」「何をしてるかと思えば、まさか、天ヶ瀬と、話をしてたなんて!」
 P「ごめん……、つい、長話に……」

 苛立たしそうに腕組みした手の指をトントンするりっちゃんであった。
 細かいことだけど、りっちゃんって、冬馬を「天ヶ瀬」って呼ぶのか。亜美は「あまとう」、いおりんは「冬馬」、あずささんは「冬馬君」。四者四様だ。
 
 亜美「兄ちゃん、さすがに、もう行かないと、飛行機に置いてかれちゃうよー?」
 伊織「壊れた車は、私達がどうにかするから、あんたは、さっさと、空港に行きなさいよ」
 あずさ「そうですよ、ユニットの子達、きっと、待ちくたびれてますよ? プロデューサーさん」

 「いや、でも……」と言いかけると、りっちゃんがそれを制止した。

 律子「プロデューサー、いいから、向かって下さい。新しいタクシー、呼んでありますから」「こっちには、天ヶ瀬もいるし……、これ以上、引き止めたら、あの子達に恨まれちゃいます」

 冬馬が手伝うと申し出たことをまだ聞いていないはずなのに、しっかりと冬馬も人手に加えているりっちゃんはさすがというかちゃっかりしているというかw 冬馬乙。

 律子「大切なプロデューサーとの、お別れぐらい、ちゃんとさせてあげたいんです」
 亜美「そうだよ、兄ちゃん。そりゃあ、亜美達だって、兄ちゃんのこと、ちゃんとお見送りしたいけど……」
 伊織「まがりなりにも、ユニットのプロデューサーなら、優先順位くらい、わかってるでしょ?」
 あずさ「女の子を悲しませたら、ダメですよ~、プロデューサーさん? ふふっ」

 りっちゃんたちの好意の言葉を引き継いで、冬馬がPを追い立てる。

 冬馬「……だってさ。早く行けば?」
 P「……わかった。悪いけど、後は頼む」「律子、伊織、亜美、あずささん。それに冬馬。皆、ありがとう。……またな」

 ライバルたちに見送られ、海を後にしたPは、その後無事に空港に到着。
 ティラミス・ティアラのメンバーたちと合流できたのだった。


  ◇


  ('A`)  んで、空港での貴音たちとの出発前のやり取りは?
(´∀`) 割愛。
  ('A`)  だろうと思ったよ。
(´∀`) 個人的に見どころだと思うのはやっぱり、ジュピターとの決戦前夜に貴音が話していた“私は自ら輝く太陽に慣れるでしょうか”という問いに対する貴音自身の答え(決意)がちゃんと反映されていたのが良かったと思いますです。
  ('A`)  小耳にはさんだベストエンドの内容につながる伏線もあったな。
(´∀`) うんうん。貴音のあのセリフはちょっとムフフとなりました。
  ('A`)  そういえば、エンディングの一番最後にハリウッドに渡ったPの描写もあったな。
(´∀`)  帰国後の後日談はベストエンドで!って感じみたいです。
  ('A`)  んじゃ、最後にプロデュース成績を書いて、このプレイ記録も〆るか。
(´∀`) あいあい。


…━━━━━━━━━━━━━…
     プロデュース総合評価
…━━━━━━━━━━━━━…

●グループイメージレベル
  実力派ユニット Lv13 → 評価

●ハイスコア
  50530 PTS → 評価

●楽曲売上トータル
  284万9368枚 → 評価

●最高チャート順位 
  1位 → 評価

●巻き戻りトータル
  0回 → 評価

●アイドルアカデミー
  IA大賞受賞

●社長総評
  息の合った、最高のユニットだったな!
  そして、三人とも、君を非常にしたっていたようだね。
  昇格もしたのだし、これからもよろしく頼むよ!

●総合評価 
   → プロデューサーランク昇格!!


・「ポジション変更」が、できるようになりました。
・ステージ系のお仕事をアイドルたちに任せられるようになりました。
 ただし、クィンテットライブと一部のフェスは、任せることができません。
・レッスンをアイドルたちに任せられるようになりました。
 ただし、一部のレッスンは任せることができません。
・ステージフォーユー! で使用可能なステージが追加されました。
・「 SMOKY THRILL 」の楽曲が選択可能になりました。
・「ビヨンドザスターズ」の衣装が選択可能になりました。
・「パレスオブドラゴン」の衣装が選択可能になりました。


━貴音からのメール「SUBJECT:遠い異国のあなた様へ」━
 貴音が顔文字の使い方を覚えた!!
 

【実績ロック解除】
 50G : IA大賞
 10G : 駆け出しプロデューサー
 10G : 俺と貴音。
 10G : イチゴ賞


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タグ : アイマス アイマス2 貴音 真美

04:12  |  アイマス2  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.05.09 (Mon)

【アイマス2】プレイ記録1周目-貴音リーダー編27-

                      / /: : : : :.ヽl: : : : : : : : ::::::::::::::::ヽ.
                   /  ./ : : : :/^ヽ: }/\: : : : :::::::::::::::::::::':,
                        /: : : :./´ ̄ `´ ̄\: : : : :::::::::::::::::::::::',
 あら~               /: : : : ;'          ヽ: : : :::::::::::::::::::::::',
                    ,'.: : : : ;'z=      ≠=、i : : :::::::::::::::::::::::::i
  貴音ちゃんたちの      ,': : : : :;'            l: : :::::::::::::::::::::::::::!
       プロデュース    i: :/: : ;{ ィ示ミ    ,≧=、j ::::::::::::::::::::::::::::::j
                      |/l: : :ハ`弋タ     ト芥 〉::f゙ト、::::::::/:::::::::;'
.    いつになったら       l! |: : ::::::.   ,     `¨rー、! !ヽ 、/ ::::::::::!
.        終わるのかしら~   l: :::::::::}、         `7 ノ j 〉 〉::::::::::::|
                    ヽ::::i:::| l\  r、  / , / / /:::::::::::::::|
                         ヽ::ト:ヽ!:::::ヽ._ /     ,.∠__:::::::!
                        ヽ! ソ::::::::::::;イ   ,. ィ:/^ト<: : :/::::: |
                      ,イー┬‐/ !   l:::::/ ノ: ト<r―‐┴、
                        /    ヽ/: :|   |∠/: : :j/     ',
                          / V    ヽ┤   |:_:_:_: :/          }
                      /  /     |   lハ下ヽ.j       /:!
                   /  /     /!__/: : | ! ! /       /: :|
             < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄{ /: :´: : : : : :|ノノ/       /: : :|


 我がティラミス・ティアラのユニットデータを見たところ、
 直近の活動日が、2011/3/28になっててびっくらこいたむらたまです。
 バカな……、プロデュース空白期間が1ヶ月以上たっているだと……!?
 我ながら急激な熱の下がりっぷりにどん引きである。
 というか、貴音からマジモンの放置悲痛メールが来そうで怖い。
 なんたるじあ!

ティラミス・ティアラ-活動53週目
━朝━
 というわけで、1ヶ月ぶりの出勤である。
 プロデュースから外されるどころか、事務所に来たら小鳥さんに開口一番「おめぇの席ねえから!」と言われたり、デスクに花瓶を置かれていても全然不思議ではない。ひうっ。
 クビも怖いが、貴音からのなぜ来てくれなかったのですかメールも怖い。
 ああ、今朝のコーヒーはやけに苦いじゃないか。

 貴音「ごきげんよう、プロデューサー。高みを目指し、本日も、共に精進いたしましょう」

 こちらの心中を知ってか知らずか、貴音の笑顔がまぶしすぎて目にしみる。
 今のこの気分は、暗い穴倉から出てきて朝陽を受けたバンパイアの如しである。
 えーと、貴音、何かしたいことある?
 できればプロデューサー解任とかユニット解散以外の方向で。

 貴音「ふふっ。すべて、プロデューサーにお任せします。思いのままに、私達を導いて下さいっ!」

 誰だよこの子たちを1ヶ月以上も放置してたやつは!?
 怠惰なバンパイアの胃袋に貴音の優しさが染み渡るでぇ…!
 貴音たちの仲の良い笑顔に迎えられ、ティラミス・ティアラのプロデュース再開です。

━スケジュール━
 53週 : 資金営業+ダンスレッスン or ちょ→ダンスレッスン+ショッピング
 54週 : ジュピターとの決戦(フェス)?
 55週 : IA大賞グランドファイナル
 
 さて、ずいぶん前に立てた予定ではこんなスケジュールになっていた。
 けれど、52週に行なった資金営業がタイムコスト3であったため本来やらなければならなかったダンスレッスンができなかったので、ユニットイメージを上げることを優先すべく、今週はスケジュールを変更してダンスレッスン漬けにする。
 ちょ→久しぶりのプロデュースであるから、もう一度アイドルたちと心の距離を近づるという意味においても、一日中レッスンスタジオにこもってレッスン指導にあたるのも良いかもしれない。まぁ、ゲーム的にはなんの影響もなく、主にプレイヤー側の自己満足にすぎないのですがっ!
 
 社長「おはよう、諸君」

 スケジュールを組もうとしていた矢先、順二朗社長が現れた。
 J26現るところ余計なイベントあり。
 今度はどんないらない話を持ってきたのかと反射的に身構えてしまう。

 社長「IA大賞受賞者が発表される、IA大賞グランドファイナルの開催日が、近づいてきたね」

 そうですね。今週を入れても残り3週ですもんね。
 だから余計な強制イベントの話とか持ってきたら本気で怒りますよ社長?

 社長「諸君の調子は、どうかな?」

 ここで現れる選択肢。俺達の調子なら、このとおり……
 「X:ダメダメ!」「Y:ぼちぼち!」「B:バッチリ!」
 雪歩なら脊髄反射でXを選ぶんじゃないかと思いつつ、Bを選ぶ。
 プロデューサー的にはダメダメだけど、アイドルたちの調子は円満ってことで。

 社長「うむ、君の言葉には勢いがあって、実に頼もしい! その調子なら、きっと、大丈夫だろう」「さて、これは、来週の話なのだが、」

 ほら、きたー!
 これだよ、いっつもこれだよ!

 社長「IA大賞の発表を直前に控えて……」「IA大賞のノミネートアイドルが、一堂に会する、最高峰のフェスが開催される!」

 そういうのがあるってわかってたらもっと前に言ってくださいよ社長!
 予定の修正がほとんどきかないこのギリギリの時期になって、そういう極めて重大な(強制イベントの)情報を持ってくるってどう考えてもおかしいっしょ! プロデューサーいじめでわざとやってんじゃないでしょうね!?

 P「ノミネートアイドルが、全員ですか? それはもう、事実上の頂上決戦なんじゃ……!?」
 社長「ああ。ましてや、IA大賞の直前に、行なわれるわけだからね」「大賞の選考に大きな影響を与えるのは、間違いない」

 間違いないって、なにを力強く断言してんですか。
 顔はまっくろでわかんないけど、この口ぶりからすると社長がドヤ顔してるのは想像に難くないわけで。うわーもう、想像しただけで豆腐の角をぶつけたくなってくるですがこの黒い生き物。
 社長の話によれば、このフェスにはジュピターも出場してくるだろうとのこと。

 社長「手ごわい相手だが、これは逃げるわけにはいかない戦いだ。準備を整え、万全の体勢で挑んでくれたまえ!」

 社長に言われるまでもねーですよ。
 IA大賞にノミネートされたアイドルたちが一堂に会する頂上決戦ともなれば、ジュピターはもちろん、どっとっぷTVランキングの元トップランカー魔王エンジェルやサイネリアたちも出場してくるのだろう。ゲームの仕様の関係でジュピターしか出てこないだろうけど。

━スケジュール━
 社長の茶々が入ってしまったけど、気を取り直していこう。
 予想通り来週はジュピターとの決戦だ。なんとしてもイメージレベルをあげておきたい。
 ということで、上方エリアの[ちょーダンスレッスン]と首都エリアの[ダンスレッスン]でゴー。先に[ちょーダンスレッスン]をスケジュールに入れたのは、レッスンをやるのがめっちゃ久々だから。ボーナス付きのパーフェクトレッスンを取れるだろうか……?

 貴音「ふふふっ。楽しみですね、皆と手を携えて、頂点に立つ日がっ!」
 真「よーっし、気合い入ってきたぞっ! 菊地真ここにアリって1日に、してみせますねっ!」
 真美「真美は、兄ちゃんとリーダーさんに、ついていくだけだよっ!」

 かしましいっていいなぁと思うプロデューサーなのでした。
 
━上方エリア[ちょーダンスレッスン]━

 結果:ボーナス付きパーフェクトレッスン

 やはり先に[ちょーダンスレッスン]をもってきて良かった……!
 時間は少し余裕があったけれど、つまらないミスが目立ってしまった。
 こんな調子で通常のダンスレッスンは大丈夫だろうか。

━首都エリア[ダンスレッスン]━

 結果:パーフェクトレッスン

 案の定、この結果だよ!
 あともう一回分レッスンを成功させてればボーナスが付いたのに……ぐぬぬ!
 まあ、ユニットイメージが「Lv13:実力派ユニット」にレベルアップしたから良しとしよう。

━夜━

【どっとっぷTVランキング】
  1位(→) Do-dai / ティラミス・ティアラ 176万1934枚
  2位(→) ラッキースター! / 魔王エンジェル 152万3675枚   
  3位(→) Alice or Guilty / ジュピター 139万9735枚
  4位(→) Living Dead / サイネリア 112万5137枚
  7位(→) 恋をはじめよう / ジュピター 95万4790枚
 17位(→) Alice or Guilty / 天ヶ瀬冬馬 74万6963枚
 48位(→) Little Match Girl / ティラミス・ティアラ 46万7252枚
 49位(→) My Best Friend / ティラミス・ティアラ 34万7101枚
 84位(→) SMOKY THRILL / 竜宮小町 20万0676枚

 現金なもので、一度トップを取って安定した状態に入ってしまうと、途端にランキングへの興味がなくなってしまうのが困りもの。キープが発生するかどうか、のるかそるかで一喜一憂していた時が、なんだかんでランキングを見るのが一番楽しかった時期だったように思う。
 そんな状況で唯一ランキングで注目しているのは、竜宮小町の売り上げ枚数。
 今週の売り上げは38枚。ついに40枚を切ってしまった。
 ハァ……。
 竜宮小町をドブに捨てた公式が恨めしい。

 恨み節は精神衛生上よろしくないのでほどほどに。
 今週の「じっくり話をする」いってみよかー。

 貴音「あの、プロデューサー。今より、私達の、余興につきあって下さいませ。」

 余興って……、誰がいなくなったでしょうクイズだっけ…?
 いかんいかん。久しぶりすぎてそんなことも忘れちゃってるぞ。やばい。
 いなくなったのは「真だっ!」ってことで、無事正解。
 今週の仕事はこれで終わりだと告げると、貴音がびっくりした声をあげた。

 貴音「なんとっ!? 本日の仕事は、これで終わり……? 私は、まだまだ、なんでもやれるのですが……」
 
 うーむ……。
 一ヶ月も放置した後だと、こういう些細なセリフも別の意味に聞こえてしまうから不思議だ。
 小心者は後ろめたいことがあるとダメだね。

━帰り道━
 ファンレターも来てないみたいだし、あとは貴音からのなぜ来てくれなかったのですかメールを待つばかりか……と少々ビクビクしていたら、あれ? なにやらイベントが始まるっぽい?
 背景はいつもの暗い夜道ではなく、噴水がバックライトで照らし出されている公園。

 P(ついに、来週は、ジュピターとの対決だ。最後まで、悔いの残らないように頑張らないと……)(……いや、頑張るだけじゃダメだ! ジュピターに負けているようでは、IA大賞などとれるわけがない)

 はてさて、どんなイベントになるのやら。
 大富との一件は一応ケリがついてるし、ジュピターでも出てくるのだろうか。

 P(俺は、何が何でも、IA大賞をとらないと、いけないんだ。そうでないと、貴音が……!)

 そうなのである。
 先日、大富のちゃちな罠にはまり深夜のパーティー会場に呼び出されて大富と対峙した時、話の成り行きで、IA大賞が獲れなかった時には大富の求婚を貴音が受けるという、とんでもない約束をしてしまったのだ。
 あの瞬間、なぜIA大賞受賞を目指すのか、その目的が大きく変質してしまった気がする。
 貴音は、頂上から何が見えるのか知りたくてIA大賞(≒トップアイドル)を目指している。
 Pは、貴音たちをトップアイドルに導くためにIA大賞を獲ろうとしている。
 今もそれは変わらないはずである。
 だが、それ以上に、貴音を大富から守るという意味合いが強くなってしまった。
 しかも極めつけは、大富の求婚もただのスケベな体目的とかではなくて、どうやら真剣な気持ちによるものらしく、さらに貴音のほうもあの深夜のパーティー会場の一件があるまでは必要とされるのであれば大富の求婚を受けてもいいかもしれないと考えていたという衝撃の事実が明かされ、複雑怪奇な三角関係の様相を呈している。この状況では、「貴音を大富から守る」ためにIA大賞を獲るという大義すらも成り立つのか、かなり怪しい。
 なんでIA大賞を目指しているんだっけ…?
 プレイヤーとしてその辺りのことを葛藤していると――

 貴音「ふふふ……。あなた様、顔がこわばっておられますよ?」

 横手から貴音がやってきた。
 その言の葉は、とても柔らかなものだった。

 P「あっ。た、貴音……! 皆と一緒に帰ったんじゃなかったのか?」
 貴音「……いえ。皆とは、途中で別れまして、あなた様を、お待ちしておりました」
 P「……そうか、わかったぞ。貴音は俺に、ききたいことがあるんだろう?」

 そう言って、現れる3つの選択肢。「それは、多分……」
 
 「X:IA大賞のこと」「Y:俺の今後の予定」「B:俺の年収のこと」

 Bはねーよwwwwwwwww
 となると、無難に考えてXかY。貴音の気持ちを慮るならY、真面目な朴念仁Pを気取るならXってとこだろうか。んー、聞かれもしないのに、自分のほうからYというのもいささか自意識過剰気味な気がしないでもないし、やっぱりアイドルたちの前では良きプロデューサーでありたいな。担当アイドルを一ヶ月も放置していたヤツの口から言うセリフじゃないけれど。

 P「IA大賞のこと、かな? どれくらいの確率で、IA大賞がとれそう、とか……」「気になるのもわかるよ。そこ、重要だもんな。だって、IA大賞がとれないと、貴音は……!」
 
 うーん、選択しておいてなんだけど、Pが責任に感じているほど貴音はあまり気にしていないんじゃないなかろうか。あのイベントでの貴音の言動は肝が据わっていたし、あの時貴音ははっきりと覚悟を決め、自分の歩む道を決断したように見受けられた。
 だから、IA大賞を取れなかった時に大富の求婚を受けるということに関して、貴音の心はもう前だけを向いているんじゃないだろうか。

 貴音「……いえ、それはそこまで、重要なことではありません。私は、当に覚悟を決めておりますので」
 P「覚悟……?」

 はい、と貴音は頷く。

 貴音「私は運命を、自らの手と、私の信頼する大切なお方とで、切り開くことができるのです」「私には、それだけでじゅうぶん……。生きる意味を感じますし、結果はどうであれ、後悔はありません」

 たしか、あの夜、貴音は語ってくれた。
 己に課せられ命じられたものに従っていた時には苦しさを感じていたが、いざそれらから自由になってみると何をすれば良いかわからず、不安を抱えていたこと。そして、本当の自分は、誰かに必要とされることを望んでいたのだと。
 従順な人形でも孤独でもない、自分の道は自分の意思で決め、助けが必要な時には他者に助けを求め、共に歩んでゆく、真の意味での独り立ちこそが貴音の成長であり、彼女がつかんだ宝なのかもしれない。

 P「……そうか。でもそれじゃ、貴音は俺を、なんで待ってたんだ?」

 プレイヤー視点では凡その見当はつくが、黙って貴音の返事を待つ。

 貴音「実は……、今夜、あなた様と、共に過ごしたいのです」

 その発想はマジでなかった。
 別の選択肢が「Y:俺の今後の予定」だったから、てっきりIA大賞後の身の振り方を聞いてくるのかと思ってたら、まさかのこれ。ラーメン食いに行くか!
 さしものPも、この貴音の申し出に「えっ……!?」と驚く。

 貴音「今夜は、良い月が出ております。私、一度、一人ではない、お月見がしたかったので……」
 P(……貴音。いつも一人で、月見をしてたんだな)

 お月見。
 そういえばいつだったか……、IA大賞ノミネート発表会の招待状が届き、竜宮小町がノミネートを逃したことを知ったあの日の夜。帰り道の途中で、携帯で社長から大富の暗躍の疑惑を告げられ、不審な風体の暴漢から襲撃を受けた。
 襲撃をなんとか回避した後、何者かの視線を感じた先に貴音の姿を見つけ、その後をこっそり追いかけてみると、パーティー会場で貴音が大富と楽しそうに話をしているのを目撃し、Pはすごすごとそこから退散した。

 暗い車道脇にたたずむPの脳裏を、悪い思考がいくつもよぎってゆく。 
 そうしている間にパーティーが終わったのか、Pの視線の先に貴音が現れた。
 声をかけづらいと逡巡するPは、物陰に隠れて携帯を取り出し、貴音に電話をかけた。携帯に出た貴音の声はいつになく沈みがちで、声の張りもなかった。
 今どこにいるんだ?と尋ねると、貴音は家におりますと、やはり沈んだ声で答えた。ウソをつくということは、今の自分の状況に後ろめたいものを感じているということだろう。
 Pがいきなり沈黙したことに不安を覚えたのだろう。少し慌てた様子の貴音の声がPの携帯から聞こえる。やはり貴音はエンペラーレコードへ行きたいのだろうかとPが心中つぶやくと、それに異議を唱えるものがポケットの中でチャリッ…☆と音を立てた。
 それは――
 あの日、貸してもらった貴音の石だった。 
 長い沈黙に耐えかねた貴音は、何も用事がないのであれば電話を切らせていただいてもよいでしょうかとPに訊ねる。「私は、今夜は、電話をしていたくないのです。1人でいるのが、ふさわしい気分といいますか……」
 SPの貴音は、悲しいことやつらいことがあると月をよく見上げていた。
 携帯の向こうの貴音も、Pの突然の電話とウソをつく苦味で心を動揺させながら、鏡のように曇りなく夜空に輝くあの月を見上げているのだろうか。
 決心したPは、ついさっきまでの疑いや不安を押さえつけて、しっかりした口調で貴音に告げる。「……貴音。電話を切るのはいいけど、1つだけ、最後に言わせてくれないか?」
 プレイヤーの私も、Pが何を言うのかと、固唾を飲む。
 
 P「信じているから。ただ、それだけは、伝えておきたいんだ」

 Pは語りかける。今は言えないことがあるかもしれないけど、貴音のことを信じている。それだけは覚えておいてほしい。それを聞いた貴音が問い返す。あなた様には、私にいえないことは何もないのですか?
 もちろん、あるさ。こうして貴音の後をつけてみたり、偶然を装って貴音に電話をして、少し卑怯な言葉を吐いてみたり。
 貴音の思わぬ問い返しにPはあわてふためく。詮なきことを申しましたと貴音は詫びると、本日はこれにてと電話を切ろうとする。慌ててそれを止めると、何か?と聞かれ、しどろもどろになりながらPは言った。
 「今夜も、いい月だなって思って。だから、月見でもして、元気を出してくれよ」
 貴音の姿は見えないが、Pの言葉にちらりと視線をあげて月を見た貴音の姿が浮かんだ。
 俺も一緒に月を見上げているから。遠いどこかで貴音と一緒に……。
 気づかいに感謝を述べると、貴音は携帯を切った。c
 Pの視線の少し先には、人気のない歩道に立つ、貴音の姿。
 昼間、あれだけ凛としている姿からは想像もつかないほどにその後ろ姿は儚く、弱々しく、まるで幼い少女のようだった。
 夜の静寂の中、Pの耳に聞こえるのは、か細くすすり泣く少女の心の叫びだった。
 
 あの時、
「今夜も、いい月だなって思って。だから、月見でもして、元気を出してくれよ」
 携帯を切られまいと苦し紛れにPはそう言い、「俺も一緒に月を見上げているから。遠いどこかで貴音と一緒に……」と、貴音を案じた。
 あの日の言葉は、今この時につながっていたのだろうか。

 貴音「あの、あなた様。……いかがでしょうか?」
 P「……はは、貴音。そんな不安そうな顔するなよ。俺が、貴音の頼みを断るわけ、ないだろ?」「俺でよければ、一緒に、月を見させてくれ。あ、でも俺、月見って、したことあったっけな?」

 貴音に作法についてたずねるP。
 そんな細けぇこと、この際どうでもいいじゃねえのと思わずにはいられない。
 貴音も「ふふっ」と笑う。

 貴音「そのようなものは、ございません。私の場合は、ただ、月を見上げるだけです」
 P「そ、そうか……。それじゃ、とにかく、やってみるか……」

 Pと貴音。
 ふたりが見上げる夜空には欠ける所のないひとつの望月。
 今までこの月を見るときは、いつも何かしら心を曇らせる暗雲が立ち込めていた。
 ジュピターとの決戦とその先にあるIA大賞という大きな山がまだ控えているけれど、こうして心穏やかに月を見るのは、貴音の物語が始まって以来、初めてのような気がする。 

 P「……不思議だな。こうして、貴音と二人で月を見上げているなんて……」
 貴音「そうですね……。私も、不思議です。月は、いつも、一人で見上げるもので、ありましたから……」
 P「……なあ、貴音。俺は正直、不安でいっぱいだよ。IA大賞をとらないと、貴音は大富さんの所へ……」

 月の魔力に誘われてか、Pが本心をこぼす。
 あの約束を守らないとダメか? もしとれなくても、あれは冗談でしたとごまかすこともできるんじゃないか?、と。
 予想通りというか、貴音はそれをやんわりと拒んだ。 

 貴音「約束を違えるのは、私の性分ではありません。それに……」

 それに?

 貴音「これは、初めて自分の手でつかんだ、運命なのです。どのようになろうとも、私は……、わ、私は……」

 感情が急に込み上げのか、言葉尻をつまらせた。
 貴音はPから顔を背けるように無言で月を見上げていた。
 自分の意思で決めた運命であると覚悟ができていても、不安や怖さはそれとは別なのだろう。
 目元で、きらりと、何かが光った。

 P「……貴音。もしかして、お前、泣いているのか?」

 Pの言葉に貴音が振り返る。
 つい先ほどまでの明るい笑顔はどこにもなかった。

 貴音「私は、後悔などしておりません。しかし……、やはり、不安がないと言えば、うそになります」「初めて出来た仲間と、そして、私を理解して下さる、大切なお方を……」「失うことになるのではと……。本当は、夜ごと、不安はつのるばかりなのです……。う、うう……!」

 水面に揺れる月のように。
 不安に声を震わせる貴音の瞳のなかの光は、小さく、ゆらめいていた。
 
 P(貴音……。やっぱり、お前も不安だったんだな。いくら、表向きは強がっていたとしても……)(貴音は、まだ十八歳の女の子なんだ。こんな事態、平静でいられるわけないよ……)
 
 今にも崩れ落ちそうな様子でありながらも、「このような弱い姿は、あなた様に、見せるべきでは、ないのかもしれません……」と、最後の砦を死守するかのように、告げる貴音。
 けれど――

 貴音「でも、怖かったのです。一人の夜が……。一人でいる、世界が……!」

 強がりの貴音は、そこにはもうなかった。 
 あふれる感情に声を波立たせ、いつもの凛とした力強い眼差しも弱々しく濡れている。
 これが本当の貴音なんだなと、今さらながらに思う。

 P「……貴音、ありがとう」
 貴音「……え?」
 P「俺に、弱い姿をみせてくれて、ありがとう。俺、貴音の素を見たような感じで、嬉しいよ」

 Pのセリフには同意するけれど、言われた貴音のほうはどう…なんだろう?
 
 貴音「あ。そ、そんな……。うう、あなた様はいけずです。」

 ですよねーw 

 貴音「このような瞬間に、そんなお言葉を……」

 眉は八の字を描いて、白の頬はほんのり朱に染まって。
 貴音の赤紫の瞳に浮かぶ光はゆらめいている。
 でも、ついさっきまでのそれとは違う。
 嬉しさと、安堵、安らかな微笑の水面にうつる月だった。

 P「あははっ! まあ、たまにはカッコつけさせてくれよ。……ということで、ついでにコレを返しておこうかな」
 貴音「……はて? なんでしょうか?」

 アレですよ、アレw
 手の中で独りでに割れたり、ポケットの中でチャリッ☆と鳴ったりするアレですよ。
 Pが取り出したのは……

 P「これ、大富さんのパーティーに初めて行った時、貴音からもらった石だよ。割れちゃったけど……、ごめん」「前から返そうとは思ってたんだが、この石、貴音が持っていた方が良さそうだし、今、返すよ」

 もらったんじゃなく借りたんだけどネ!
 ま、そういう重箱の隅はどうでもいいとして。
 貴音は、ありがとうございますと謝辞を述べると、「しかし、もう、私には、その石は必要ございません」と断った。そうなのか?とPが問う。

 貴音「ふふっ……。私のかたわらには、私と共に、月を見上げて下さる方が、いらっしゃいます」「それは、どのような効力を持った石よりも、真、頼もしきことなのです」
 P「貴音……」

 音を鳴らして、静かに風が通り抜ける。
 夜も更け、風も出てきたようだ。少し冷えてまいりましたと、貴音もつぶやく。

 P「そうだな……。貴音、あのさ……」

 「X:カゼをひくから帰ろう」「Y:そろそろ貴音の家に……」「B:もう少しここで話そう」

 オイイイィィwwwwYィィィイwwwwwwww
 そろそろってどういうこっちゃw
 これはあれか、時間が時間なだけに夜道は危ないから貴音の家まで送るってことか!?
 そうだよな、そうなんだよなP!?
 話の流れからすれば一番自然なのはXだけど無難すぎる気もするし、Bもちょっとねえ、貴音にやんわりと断られそうな気配を感じるし、おうおう、どれを選べばいいんだ!?
 
 P「カゼをひくから、帰ろう。ジュピターとの勝負、万が一にも負けたくないからな」

 そうです、ネタ肢や地雷を踏み抜く根性がない私です。
 Yが気になる、気になるんだけどなー!

 貴音「あ……。で、ですが……、私は、まだ……。うう……。本当に、いけずなお方です」

 やっほーーーい!!
 乙女心をちっとも読めない俺をどうか笑ってやってくださいあずささんっ!

 P「え? いけずって、どういうことだ……?」

 ドウイウコトダロウネ。
 私が選んだわけだけど、ここまで朴念仁が徹底してると清々しいわね。

 貴音「私はまだ話し足りません。これまで言いたくてがまんしていたこと、今夜ならば、話せそうな気がします」
 
 言い始めの「私」が思わぬ強い語気で、顔つきも急にキリッとしたのでちょっとビックリ。
 さすがの貴音も、さっきのは相当イラッときたのでしょうかw
 
 P「そうか……。それじゃ、話そう。明日のことなんか気にしないで……、今、この時のために!」
 貴音「……はい! ありがとうございます!」

 ふたりは、夜の公園で月を見ながらそのまま話し続けた。 
 これまでのこと、今後の戦いへの意気込み、出会った頃の思い出にいたるまで、色々なことを……

 P(話は、全く尽きることがなかった。そして、やがて……!)

 やがて…?
 そんな風に思っていると、見上げていた空が月夜から、鮮やかな青空へと変わった。
 白い大きな雲が浮かび、まばゆい朝の光が左から射している。
 貴音が歓声をあげた。

 貴音「……あ、あなた様、あれを!」
 P「まぶしい……! なんてこった、まさか、朝まで、話し込むとは……」

 もうちょっと明日のことを気にしてくださいwwwww
 視線を空から隣の貴音へと移すと、貴音は相変わらず空を見上げていた。

 貴音「美しい朝ですね。……私は、いつも月を眺めておりました。しかし、月を眺め続ければ……」「太陽の昇る朝になる……。真、当たり前のことですが、そんなことも、忘れておりました」
 P「そうか……。そうだな。俺も、忘れていた気がする」

 空を見上げたまま――

 貴音「私は、太陽になれるでしょうか? 誰かに照らされなければ輝けない月ではなく、自ら輝ける、太陽に……」

 穏やかに、Pにそうたずねた。

 P「……貴音は、とうの昔に太陽だよ。俺も、ユニットの皆も、貴音の輝きを、いつもまぶしく見ているんだ!」

 太陽、か。
 貴音といえばなんとなく月のイメージが先行しがちだったけど、思えば、プロデュースを始めて貴音を迎えに行った時、桜が美しく舞い散る景色にたたずむ貴音の姿は、月ではなく太陽だったのかm――

 貴音「ふふっ、おかしい……!」

 突然、貴音がふきだした。
 それも今まで聞いたことがないような、キーの高い子どもっぽい声で。

 貴音「なんとも、キザなお言葉ですね……! もう、夜ではないのですよ?」

 …………雪歩がいたら穴に埋めてもらいたい心持ちデス。

 P「くっ……、貴音、笑うなんて、ひどいぞ!? 精一杯、カッコつけたのに!」
 貴音「ふふふっ! 私、少し、いけずでしたか? ふふ、ふふふっ……!」

 ころころ笑う貴音を見て、Pが胸のうちでつぶやく。

 P(……貴音の顔に、もう不安の色はない。太陽の光が、色々なものをとかしてくれたのだろうか)(そして、俺の心からも不安の影は消えた。絶対に、俺達は、ジュピターとの勝負に勝って、そして……!)

 ――IA大賞をとるんだっ! 皆のためにも、貴音のためにもっ!
 
 新たに、強くそう決意するPであった。

 いい話にちょっと水を注すようでアレなんだけど……
 これまで貴音のことを信じようといったそばから疑心に苛まれるをくり返してきたこのPを見てると、「俺の心からも不安の影は消えた」っていうPのセリフも、プレイヤーからしたら「もう何も恐くない」的なもの(=一種の死亡フラグ)に聞こえるのよねw

━貴音からのメール「SUBJECT:私の、太陽へ。」━
 放置悲痛メールじゃなくてよかった!
 メールの着信があった時、本気でビビったもの!
「お疲れ様です、いけずのあなた様。ふふっ、…貴音です」
 出だしのこの茶目っ気のある一文から、貴音の暗雲が晴れたのを感じる。
 続く本文には、昨晩貴音の頼みにつきあったことへのお礼の言葉と、貴音にとってPこそが太陽そのものであり、貴音のそばで優しく励まし力を与えてくれることへの感謝がつづられていた。 
 そして、結びには「IA大賞、最後の最後まで、戦い抜きましょう…!」との力強い言葉。その前文にやはり「今はもう、何も恐れるものはありません」と、「もう何も恐くない」的な一文があったことは、この際見なかったことにしよう。

タグ : アイマス アイマス2 貴音 真美

01:18  |  アイマス2  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.03.28 (Mon)

【アイマス2】プレイ記録1周目-貴音リーダー編26-

あずさ・貴音 Shiny Smile



 キャー生徒会長様ー! 副会長様ー!
 野太い黄色い声援もやむなしのむらたまです。
 あずたか×シャニスマ×ラフタイムスクール×キュンキュンメガネ。
 げに真、素晴らしい。
 あずささんと貴音、どっちが生徒会長でどっちが副会長でもシチュ的においしいですね。
 ここのところ、ニコマスでも「あずたか」タグが地味に増えつつあるんで、この調子であずささんの定番デュオの一つとしてあずまこやあずちはに並ぶくらいあずたかが定着してくれればいいなと思います。
 あずたか時代よ来たれ!

ティラミス・ティアラ-活動52週目
━朝━
 ラフタイムスクールとキュンキュンメガネをゲットして、S4U!であずたかにDo-daiを歌わせてあげたいものだ……などと空想に浸りながら久々に事務所に出勤。
 プロデュースのペースがどんなに遅くても、発売日から1ヶ月以内には1周目をクリアできるだろうと思っていたのですが、気のせいでした
 ツイッター等で9周目終了だの全員のトゥルーエンドを見ただの、初回の竜宮小町戦撃破だのの報告をよく目にするというのに、発売日からプレイしているにも関わらずまだ1周目も終わらないとか、我ながらどんだけ超低速なのかと。
 この分だと全員のプロデュースを終わらせるのに1年くらいかかりそうな気がします。
 まあ、その前に飽きてしまう恐れがあrげふんげふん。
 それはさておき。
 数日ぶりのティラミス・ティアラのプロデュースですヨ。
 おはよう、真美。今日、何かしたいことってある?

 真美「真美、もっと面白いこと、いっぱいやりたーい! だから、もっとエラいアイドルになりたいな!」

 朝っぱらから泣かせてくれるじゃないの。
 真美の口からやる気マンマンなセリフを聞かされるだけで、なんだかジーンとしてしまうのはなぜだろう。やっぱうちのティラミス・ティアラは最高や。
 3人の仲もよろしく、みんな笑顔。
 朝の挨拶もすがすがしく終わらせることができたし、今週は好発進の予感!

━スケジュール━

 52週 : 資金営業+ダンスレッスン
 53週 : 資金営業+ダンスレッスン or ちょ→ダンスレッスン+ショッピング
 54週 : ジュピターとの決戦(フェス)?
 55週 : IA大賞グランドファイナル

 資金営業、資金営業っと……
 うーん、営業そのものがあまりないっていうか、資金営業ひとつしかないや。

 ●中央エリア資金営業[全国TVCMのお仕事](コスト25,000マニー)
 日本中のお茶の間に、彼女たちが登場!
 全国放送のコマーシャルを撮ります!
 ファンをい~っぱい獲得しちゃいましょう。
 概要:ファン人数2万7500人(中央)

 日本全国のお茶の間に貴音たちが……
 うん、マニーにも余裕があるし、これで行こうっ!

 貴音「ふふふっ。楽しみですね、皆と手を携えて、頂点に立つ日がっ!」

━中央エリア資金営業[全国TVCMのお仕事]━
 前回の営業がうまくいかなかった雪辱を晴らすべく、今回も貴音をプロデュースするぞ。
 営業場所の所在地は「Y:新潟県」でなんなく正解。さすがに佐渡付きならわかる。

 CM監督「今日は、お疲れ様、四条さんっ! いい芝居だったよー!」

 あれ?
 撮影、もう終わっちゃったの?
 この監督さん、貴音曰く、世界的に著名な監督さんらしい。ほほう。
 監督さんから撮影終了と告げられ、貴音がこちらに戻ってきた。

 P(貴音達の今日の仕事は、飲料メーカーの新商品「NAXコーヒー」のCM撮影だったのだが…)

 NAXコーヒーwwwwwww
 そのコーヒー、めちゃくちゃ甘かったり利根川流域の地域で売られてたりしません?
 にしても、携帯電話のキャンギャルに、卓球の試合に、今回のコーヒーのCM。
 営業で貴音をプロデュースするとどうして人選のミスマッチが起こりやすいのだろうか。
 どう考えても、貴音にコーヒーって似合わないだろう。

 P(貴音達の演技はもちろん、内容や構成も素晴らしい。冗談抜きで、すごいCMになりそうだ!)

 Pがベタ褒めである。
 Pのもとに戻ってきた貴音も心なしか晴れ晴れとした様子で、このCMが間違いなく素晴らしいものになると確信しているみたい。監督の力量を褒め、映像の完成が楽しみだと興奮した口ぶりで語る。
 貴音をしてここまで言わせるとは……、どんなCMだったのか非常に気になりますな。
 興奮気味の貴音を見て、Pが撮影前に不安になっていたのが馬鹿馬鹿しいと、また余計なことを言った。案の定、「あの、撮影が始まる前の不安とは、何のことでしょうか……?」「もしや、私達の力量に対して、何か、不安を、抱いていらっしゃったのですか……?」と不安そうに貴音が訊いてくる。
 しかし、Pが不安になっていた理由はたいしたものじゃなかった。
 真や真美ならともかく、貴音がコーヒーを飲みそうなイメージがなかったからという、ついさっきどっかの誰かが思ってたのと同じ理由であった。

 P「貴音がいつも、飲んでそうなのは、コーヒーというより……」

 X:日本茶、Y:紅茶、B:ワイン、のどれだろうか。
 ってか、ワインって。大人びた外見してるけどまだ未成年ですからw
 うーん、迷うなぁ。
 口調などの内面からすると日本茶、日本人離れした銀髪の容姿からすると紅茶、紅茶と同じ理由でワインのネタ肢も捨て難い。パフェは日本茶っぽいけど、無難すぎてなんかつまんなそうだし……

 P「紅茶かな? 昼下がりに、じいやさんがいれた、美味しい紅茶を、楽しんでいそうだ」

 ネタ肢のワインもよかったけど、ここは紅茶で。
 すると、貴音がひどく驚いてみせた。

 貴音「なんと……。プロデューサーは、じいやが、紅茶の名人であること、ご存知だったのですかっ!?」 

 紅茶の名人だったのか、じいや。
 洋風なお嬢様のいおりんとこの新堂さんならわかるけれど、和風な貴音のじいやが紅茶の名人というのはちょっと意外な感じ。老執事みたいな人なんだろうか。
 やっぱり紅茶が好きなんだなとPが言うと、貴音は少し表情を曇らせた。

 貴音「……はい。しかし、もう随分と、そのような優雅な時間を過ごしてはおりません」

 一人で過ごすようになってからは、毎日が勉強と研鑚の日々ですので……――
 真剣な顔つきだ。
 
 貴音「色々と思い出しましたら、紅茶を飲みたくなって参りましたので、買いに行って参ります」

 え? 今から?
 Pも慌てふためいた。

 P「ええっ、ちょ、ちょっと待った!? よく考えたら、今日は、コーヒーのCM撮影現場なんだから……」「あえて、紅茶を飲むことは、ないだろう? ここはほら、素直にコーヒーを飲んでおくんだ」

 んー、撮影はもう終わったんだから、仕事の後に紅茶を飲もうがコーヒーを飲もうが構わないんじゃない? まあ、今この現場で飲むっていうのなら、広告主の飲料メーカーの関係者もいるだろうから周りに気を使う必要があるかもしれないけれど。
 P曰く、「CM撮影が終わった途端に、紅茶を飲んでるところを、スタッフにでも見られたら、感じ悪いだろ?」とのことなので、貴音は自販機で紅茶を買うつもりだったのかな。

 貴音「確かに。変わり身の早い人間と誤解されるかもしれませんね。では、あきらめることとします」

 そう言うと貴音は深く溜め息をついた。
 さっきまでの興奮しきった表情がまるでウソみたいだ。
 う~ん、もしかしてバッドコミュ一直線かしらん……?
 すっかり気を落としてしまった貴音に、「あとで、みんなでコーヒーで乾杯しよう! なっ?」と、励ましになってるんだかなってないんだかさっぱりわからないセリフで励まして、話題を全国放送へと向けた。

 貴音「全国放送ですか……。しかし、それだけでは、少し物足りないかもしれません……」

 なぬっ……?
 全国放送で物足りないというと、全世界放送?
 まさか全宇宙放送とかじゃ……いやいやいや、さすがにそれはw

 貴音「できれば、世界に向けて放送していただきたいです。どうせなら、世界に大きくアピールすべきですから」

 全宇宙放送でなくてよかった!
 「世界っ!?」と驚くPに、貴音は頷いてみせる。
 なんでも、じいやから衛星を使えば地球の隅々まで放送できると聞いたらしい。

 P(……じいやさんは、貴音に何を、教えたいんだろうな?)

 同意である。
 ニーチェ曰くのノリで、そのうち貴音が「じいや曰く」とか言い出さないかちょっと心配だ。
 そんな心配をよそに、「プロデューサー。どうでしょうか? このCM、世界に向けて放送していただけませんか?」と真剣な目をしてうちの姫様が無茶を頼んでくる。なんてこった!

 P「今回のCMを世界にか……。うーん、そうだな……」

 ここで出てくる3つの選択肢。
 「X:よし!やってみるか」「Y:不可能だな」「B:スポンサーに頼んでくれよ」
 どれも地雷の臭いがするんですが、どうすればいんですか。
 クライアントの意向を無視した安請け合いはできないし、こちらの無茶な頼みでクライアントを困らせるわけにはいかないし。「不可能だな」っつうのは言い過ぎだと思うけど、ここは心を鬼にしよう。

 P「……やっぱり、不可能だな。こういうのって、権利関係が複雑そうだし、実際問題として、難しそうだ」
 貴音「……プロデューサー、何もせぬうちから、諦めるべきでは、ないと思いますが?」

 およ? なんだか思わぬ方向に進みそうな気配?
 あー、もしかして、CM監督が世界的に著名な監督さんだったり、冗談抜きですごいCMになりそうだとか言ってたのは「X:よし!やってみるか」を選ぶための伏線だったのかも。
 貴音のお叱りは続く。
 
 貴音「たとえ百の問題があろうと、ひとつひとつ解決していけば、やがて目標は、達成できるのですから」

 すっかりタジタジのプロデューサーである。しまいには「それは、確かにそうだけど、現実というのは、そんなに甘くないんだよ」と、いかにも小者が言いそうなセリフまで吐いた。
 「確実に全国には放送されるんだ。評判がよければ、そのうち、世界でも紹介されるさ!」とのPの説得に、貴音はやや気落ちした様子でようやく矛先を収めた。
 貴音の「いきなり、世界とは、高望みでしたね」というセリフが私の良心を責める。

 P「貴音、そんなに気を落とすなって。一応、後で、俺からクライアントにお願いしておくからさ」

 お、頑張れP!
 気落ちしていた貴音も微笑んでくれたぞ。

 貴音「……ふふふっ。ありがとうございます。しかし、まずは一歩一歩、歩く所存ですので……」「私は、もう、世界には、こだわりません。では、着替えて参りますので、少々、待っていて下さい」

 世界にはこだわらい……
 嗚呼、なんだか、やるせないことになってしまった。そういうつもりじゃなかったのに。
 Pもクライアントに世界放送を打診してみたものの、やはり断られてしまったようだ。

 P(でも、いつかはティラミス・ティアラが、世界で放送されるCMに出演できるよう、頑張りたいなっ!)

 結果:ノーマルコミュニケーション
 
 ですよねー。
 結果は振るわなかったけど、思い出がLv03になったのでよしとしよう。

━夜━
 あれ……?
 もう一日が終わっちゃった…って、あ、資金営業ってタイムコスト3か。
 よく考えみれば、ダンスレッスンをスケジュールに組んでなかったじゃん!
 やべ。久しぶりだったもんで、すっかり忘れてた。

【どっとっぷTVランキング】
  1位(→) Do-dai / ティラミス・ティアラ 175万7479枚
  2位(→) ラッキースター! / 魔王エンジェル 152万3376枚   
  3位(→) Alice or Guilty / ジュピター 139万8925枚
  4位(→) Living Dead / サイネリア 112万4670枚
  7位(→) 恋をはじめよう / ジュピター 95万4270枚
 17位(→) Alice or Guilty / 天ヶ瀬冬馬 74万6550枚
 48位(→) Little Match Girl / ティラミス・ティアラ 46万4018枚
 49位(→) My Best Friend / ティラミス・ティアラ 34万4390枚
 84位(→) SMOKY THRILL / 竜宮小町 20万0638枚

  ・第1週 : 31万1085枚
  ・第2週 : 33万8612枚 ≪キープ発生(ハイスコア更新)
  ・第3週 : 26万3970枚
  ・第4週 : 29万1161枚 ≪キープ発生(ハイスコア更新)
  ・第5週 : 21万6955枚
  ・第6週 : 22万2574枚 ≪キープ発生(ハイスコアを大きく下回る)
  ・第7週 : 11万3106枚

 先週の売り上げと比べると一気に半減だけど、まぁキープ不発生ならこんなもんでしょう。
 さて、今夜の「じっくりと話をする」は真とじゃんけんだ。
 じゃーんけん、ほいっ。
 おっし。なんなく無事に負けることができたぞ。ユニットの雰囲気も上々だ。
 ファンレターは……と、貴音宛に1通か(岐阜/貴音は最高のアイドル)。
 そんじゃ、今週もお疲れ様でしたー!

━真美からのメール「SUBJECT:ぉひめちンとディト」━
 真美のおすすめスポットを貴音とディトか……、ふむ。
 べっ、べつに羨ましくなんかないんだかんね!
 ていうか、「連れ回す」んじゃなく「引きずり回し」てる自覚があんのかw
 あんだけ美人だと、そりゃあすれ違う野郎どもは振り返らずにいられんわなぁ。焦らずとも真美もあと数年したらそういう美人さんになれるさ。ゆっくり大きくおなり。
 写メも楽しそうな二人の様子がよく撮れてるね。GJだ!

タグ : アイマス アイマス2 貴音 真美

21:16  |  アイマス2  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.03.23 (Wed)

【アイマス2】プレイ記録1周目-貴音リーダー編25-

 むずかしい。
 本気と書いてリアルに難しいっす。べりーでぃふぃかると。
 先日記事にも書きましたが、あずささんとこの子のデュオならこの曲が一番だろ!なる俺得キャンペーンをやってまして、ええ、そのせいで本編のプロデュースが進まないわけですが、それはこの際気づかぬふりをしてそっと潜る私マーメイッ!
 えーと、何の話してましたっけ。えーと……
 あ、そうそう俺得キャンペーンをやってるって話なんですがね、あずたか、あずたかが極めて難しい。アイマス2に収録されている曲には貴音が苦手とするような曲がなく、あずささんも割かしどんな曲でも歌いこなしてしまうタイプなので、貴音ソロ・あずさソロだとやや難があるかと思うところも互いの弱いとこをパートナーが補ってくれ、まずざっくりと選考から除外するような曲がないのデス。
 んで、結局、全曲の聴き比べをすることになるんですが、あっちもいいけどこっちもいい、いやいやそっちもいいって感じになってしまい一向に決まらないっ。こうなるとあずたかのデュオとは関係なしに曲自体の好き嫌いで判断する以外に他なく、でもそんなことしたらキャンペーンの趣旨に反するわけで、どないせえっちゅうねん。
 あずたかスキーだけに限らず、あず○○デュオスキーや○○あずデュオスキーの諸兄方にも、デュオならこの曲が一番だろ!を聞いてみたいところであります。

 ('A`) つかぬことを訊くが、未解除のスモスリは選考から除外していいのか?

 !!?

ティラミス・ティアラ-活動51週目
━朝━
 すっかりスモスリを忘れてたぜHAHAHA!
 ……ということで、ティラミス・ティアラの51週目の朝がやってきました。
 IA大賞グランドファイナルまで残り4週。スローペースながらも気づけば遠くまで来たものです。明日までにティラミス・ティアラのプロデュースが終われば、アイマス2の発売日からちょうど一ヶ月でプロデュースが完了することになります。妙に感慨深いものがあったりなかったり。
 貴音、唐突だけど、今日はどこへ行きたい?

 貴音「急に問われると、困惑してしまいますが……。重き心の荷をおろせる場所が、もしあるなら、そこに」

 あー…、“1or2”の回答だね。どうしよう。
 選択肢は「X:ムリ言うなよ」「B:いい考えだな」。相変わらずプレイヤーの心を汲み取ってくれない理不尽さである。今までなんだかんだで貴音をサポートするために真と真美に貧乏くじを引かせてきてしまったので、今週は心をオーガにして、貴音を叱咤しよう。

 P「ムリ言うなよ。いくらなんでもムチャだって。まあ、気持ちは、わからないでもないけど」

 この野郎……
 ここまでプロデュースして、一番ムカツク回数が多かったキャラクターはダントツでPだと思う。Pに比べれば順二朗社長や黒井社長、大富なんてまだ可愛いほうなわけで。
 機嫌悪化した貴音に睨まれつつ、今週のスケジュールを決めるよー!

━スケジュール━

 51週 : 通常ライブ or 全国オーディション or 5人ライブ(安宅・山原記者を捕獲)
 52週 : 資金営業+ダンスレッスン
 53週 : 資金営業+ダンスレッスン or ちょ→ダンスレッスン+ショッピング
 54週 : ジュピターとの決戦(フェス)?
 55週 : IA大賞グランドファイナル

 予定通り、今週は記者の捕獲を最優先にスケジュールを決めよう。
 上方エリアに安宅記者、南エリアに山原記者がいるようだ。

 ●上方エリア通常ライブ[IDOL PUNK](難易度7)
 概要:目標ハコユレ震度4.8、ファン人数2万1500人(上方)、ギャラ32,200マニー
 備考:上方エリアに安宅記者が滞在中

 むー、南エリアのライブはクィンテットライブしかないのか……
 しゃーない。上方エリアで一番条件の良いこのライブで決定しときますか。
 衣装は変わらず、《服:スノーフレークリリパット》《頭:ダブルひまわり》《体:ひまわりブローチ》《腕:ひまわりの腕輪》《足:ひまわりアンクル》《守:あわんこのお守り》で、Da一点特化+ラッキースター捕獲を狙う。なんだか、馬鹿の一つ覚えというかなんというか、ティラミス・ティアラといったらこの衣装!って感じになってきたw

━上方エリア通常ライブ[IDOL PUNK](難易度7)━
 ライブ名は、IDOL PUNKか。
 アイドルのファン層とパンクのファン層ははたして重なるものなのか甚だ疑問である。ましてや、今のティラミス・ティアラのプロデュース曲は「Do-dai」。このライブを企画した担当者を小一時間問いつめてやりたい。 
「「たーっち!」」
 重箱の隅をつつきながらも本番前の掛け声はぴったり重なった。
 よぅし、この調子で貴音たちと息をあわせてハイスコアを目指そう!

 結果:成功(スコア44292、ハコユレ震度+8.6)

 あっれー、おっかしいなぁ。なんでこんなにスコアぼろぼろなん?

 ('A`) だからあれほどフラグを立てるなと。

 スンマセン。
 アピールミスが多発して、全然チェインがつながらなかったよママン!
 バーストアピールスコア20544、チェインボーナス3921、コンボ65。
 ぐむむ、バーストアピールのスコアは2万を超えて過去最高のスコアを出せたのに、中盤でアピールミスかましたのが痛すぎた。あれでチェインが切れるわ、集中力も切れるわで、まったく良いとこナシ。フルコンボなら1万以上のチェインボーナスがつくから、約7000くらいのスコアロスしてるわけで……アアン。
 まあ、それでもミスが目立ったわりには、ラッキースターがよく出てたのが唯一の明るい材料ですかね。つっても、あくまでキープの発生確率が上がるってだけで、必ずしもキープが発生するってわけじゃないんだけれども。
 セカンドアンコールは貴音に任せ、安宅記者も無事捕獲した。

━夜━
 先週の全国オーディションでのラッキースターと今週のライブでのラッキースター。
 2週分のラッキスターがあれば、キープが発生してもおかしくはないはず!
 たぶん!

 ('A`) 予防線かもしんねえけど、自信がねえなら余計なフラグ立てんなっつうの。

【どっとっぷTVランキング】
  1位(↑) Do-dai / ティラミス・ティアラ 164万4373枚
  2位(↓) ラッキースター! / 魔王エンジェル 152万3075枚   
  3位(→) Alice or Guilty / ジュピター 139万8130枚
  4位(→) Living Dead / サイネリア 112万4237枚
  7位(→) 恋をはじめよう / ジュピター 95万3767枚
 17位(→) Alice or Guilty / 天ヶ瀬冬馬 74万6106枚
 48位(→) Little Match Girl / ティラミス・ティアラ 46万0719枚
 49位(→) My Best Friend / ティラミス・ティアラ 34万1616枚
 84位(→) SMOKY THRILL / 竜宮小町 20万0590枚

 う、う……
 うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
 敵将魔王エンジェル、討ち取ったりー!!
 勝ち鬨じゃ! 勝ち鬨じゃー!! えい、えい、おー!
 くおおおぅ、貴音、真、真美ーっ!! 見てるかー!? やったぞー!
 ずっと待たせてしまったけど、やっとランキングトップの頂きに手が届いたよ!
 うほほほーい!!

 ('A`) IA大賞獲ったわけじゃないんだから、有頂天になるのもほどほどにな。

 あい。
 やー、それにしても、うちの子たちは頑張った。
 つい数週前までは、とりあえずランキング20位入り、できればというか何としてでもランキング10位に入ってくれればと祈ってたけれど、残り4週でランキングトップを獲れるとは。
 リリース初週の売り上げが振るわなかった時、かなり落ち込んだけど諦めんでよかった。

  ・第1週 : 31万1085枚
  ・第2週 : 33万8612枚 ≪キープ発生(ハイスコア更新)
  ・第3週 : 26万3970枚
  ・第4週 : 29万1161枚 ≪キープ発生(ハイスコア更新)
  ・第5週 : 21万6955枚
  ・第6週 : 22万2574枚 ≪キープ発生(ハイスコアを大きく下回る) 
 
 今週の売り上げを見るに、どうやらキープも発生してくれたみたいで。
 本当にもうキープ様様である。
 ただ、ファン注目度良好(黄色の首都エリアを除いて他のエリアはピンク)&ファン人数過去最高の状態であるにも関わらず、過去2回のキープと比べると先週の売り上げを上回った数値がだいぶ低いので、キープ発生時のスコアがハイスコアを更新したかどうかというのは結構大きく響くことがわかった。
 できれば今週もハイスコアを更新しておきたかったけれど……、ま、キープが発生してくれたんだからこれ以上を望むのは贅沢ってもんでしょう。
 
 社長「な、なんと、ついに君達が1位に……。」

 やりましたよ、社長。これでIA大賞に一歩近づきました。

 社長「いままで生きてきて、こんなに嬉しいことはない。うっうっ」
 小鳥「や、やだ社長。泣かないで下さいよ。私まで、もらい泣き……。うう、すごいですよ、プロデューサーさん」

 ありがとうございます、小鳥さんも。
 でも、ちゃいまっせ。すごいのは私じゃなくてうちの子たちですわ。
 敏腕どころかなまくらなプロデューサーをリコールせず、今までついてきてくれた彼女たちがプロデューサーの至らないところを補い、頑張り続けてくれたお陰で獲れた1位なんですよ。

 P「1位……。皆、ついに、1位になることが、できたなっ! 俺は、嬉しいよっ!」
 貴音「……」

 あ、あれ…?
 貴音が黙り込んじゃったぞ。

 P「あ、貴音……、泣いているのか?」
 P「もしかして、1位になれたことで、貴音の目指していた特別な景色が……、見えたのかな?」

 うーん、どうなんだろうね。
 貴音が見たかった景色が見えるはずの頂点は、IA大賞を獲れた時のはずだから、その通過点に過ぎない今はまだ時期的に早いとは思うのだけど……。

 貴音「いえ、見えるのはいつもと同じあなた様とユニットの仲間達……。」

 ……。

 貴音「ですが、それがたまらなく嬉しいのです」
 貴音「頂点からの景色は、何か新しい景色というわけではなく、大切なものが見える景色だったのですね……」

 高いところに登り、そこから見えるものは、遥か遠くのものとすぐ間近にあるもの。
 貴音に見えたのは、一緒に頂点まで登ってきたかけがえのない存在たちの顔だったようだ。
 感慨をしみじみと噛みしめる貴音の言葉に、「そうかもしれないな」と、Pも頷いた。

 P「俺も、今までより、お前達のことを近くに感じる」
 P「この喜びこそが、1位になった者だけが味わえる、喜びなのかもしれない」

 でも――

 P「真の頂点は、IA大賞獲得だっ!」

 その通りだ。
 今週獲れたランキングトップという成果は、IA大賞獲得という最高峰に登る途中の道でたまたま登れた別の頂点にすぎない。登る足をここで止めるわけにはいかない。
 Pも「この喜び、もっともっと、でっかくしよう!」と、貴音たちに発破をかけた。

 貴音「……はいっ! 私、気を抜かずに本当の頂点を目指します。そして、自らなせることを、確かめます!」

 貴音の表情を見て、ひとつふっきれたようだと胸中で語るP。
 真の頂点―IA大賞まで、残り3週。
 そこまで登るための時間は、本当にもう残り少ない…。

 今夜の「じっくりと話す」は、久しぶりの戯れ事だ。
 ここはきっちり決めて、来週への弾みにつなげたい!

 ???「うっうー、プロデューサー! 私が誰だか、わかりますよねーっ!?」

 そうね、もうやよいの誕生日だもんね。やよいのモノマネをしたくなるよねw
 でも、プロデューサーを引っかけるにはもうちょっと頑張る必要があるかもしれないぞ、真。

 真「へへっ。やっぱり、わかっちゃいましたか」

 まあね。わかりやすくて助かったけどw
 今週もファンレターは来てないか。んじゃ、業務終了ってことで帰りますか!

━貴音からのメール「SUBJECT:頂点からの景色。」
 ずっと追い求めていた頂点から見える景色が、想像よりもずっと素晴らしいもので、心がとても安らかだと語る貴音。時に、張り詰めた糸のようでもあった貴音をずっと見てきただけに、「今、私はとても心が安らかです」という言葉が何よりも嬉しい。
 貴音は言う。「ユニットの仲間達、そして…、いつも私を励ましてくれたプロデューサー。その嬉しそうな笑顔が、いつもと変わらず、私を囲んでいた。あの景色は、一生忘れることはできないでしょう」と。それらが全て、貴音にとって何よりも尊い宝物だと。
 活動51周目にして、貴音がようやく見つけた大切な宝物。
 それを曇らせないためにも、最後の最後まで、頂点を目指し続けよう。

【実績ロック解除】 35G:トップアイドル

タグ : アイマス アイマス2 貴音 真美

23:00  |  アイマス2  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.03.20 (Sun)

【アイマス2】プレイ記録1周目-貴音リーダー編24-

 GET YOU!!
 ジュピターの「恋をはじめよう」のスルメっぷりを味わっています。
 このスルメっぷりはスモスリと負けず劣らず――というか、先にダンスを気に入って後から歌も気に入るってパターンは、まんまスモスリの時とおんなじで。
 どっとっぷTVランキングで毎回ダンス見たさになんとなく恋はじのPVを見ていたら、だんだん刷り込むようにストライクゾーンに入ってくるようになり、ド真ん中とまではいきませんが今ではなかなか良いコースに入ってきています。やるな、ジュピター。
 2発売前、ジュピターには特に興味はありませんでした。
 プラスの興味もマイナスの興味もなく、ひどい言い方をすれば、どうでもいい存在。
 ところが、ここまでプロデュースを進めてきた感触では、発売前は±0.00だった興味レートが今では+0.50くらいに変じています。ぶっちゃけ、アイマス2の諸要素の中で印象のベクトルがプラスになったのは、ジュピターだけかなーって。他は、発売前の予想通りだったり、それを少し下回ったり、思いっきり落第点を叩きつけてやりたくなったりって感じで、そうした状況下において彼らは大健闘していると思います。
 ジュピターとの決戦も近づいてまいりました。 
 ティラミス・ティアラ、ついに活動50週目です。

ティラミス・ティアラ-活動50週目

 貴音「ふふっ、おはようございます……!」

 はい、おはよう。今週も気張っていこう。
 
 貴音「今朝の私は何やら心が、うきうき、ですね♪」
 真「目指せっ、トップアイドルーっ! へへっ~」
 真美「めざせっ、トップアイドルーっ! んっふっふ~♪」

 みんなの心も弾んでいるようで何よりだ。
 泣いても笑っても、IA大賞グランドファイナルまで残り5週。
 グランドファイナルがノミネート発表会のように1週を丸々使ったイベント週だとした場合、因縁の相手であるジュピターとの決戦は、その前哨戦としてグランドファイナルの前週に組み込まれていると予想される。
 ということは、ジュピターとの決戦まで今週も含めてあと4週……。
 ティラミス・ティアラと一緒に活動できる時間も、もう残りわずかだ。
 大切に、一週を刻んでいこう。
 なあ、真美。どこか行きたいとこってあるかい?

 真美「社長のおごりで海外旅行~! 100泊くらいのメッチャ豪華なやつがいいな♪」

 おごりが私じゃなくてよかった。
 あの黒い生き物には今まで散々無茶ぶりされてきたんで、それもいいなと思ってしまうんだけど、さすがに100泊ともなるとアイドル活動にも支障が出るんで、却下させていただこうッ。

 P「ムリ言うなよ。いくらなんでもムチャだって。まあ、気持ちは、わからないでもないけど」

 やっぱ気持ちはわかっちゃうんだw
 真美がムッとしちゃったけど、ちかたないよね。

━スケジュール━
 今後の予定はこんな感じです。

 今週 : 全国オーディション
 51週 : 通常ライブ or 全国オーディション or 5人ライブ(安宅・山原記者を捕獲)
 52週 : 資金営業+ダンスレッスン
 53週 : 資金営業+ダンスレッスン or ちょ→ダンスレッスン+ショッピング
 54週 : ジュピターとの決戦(フェス)?
 55週 : IA大賞グランドファイナル

 5thの『Do-dai』がリリース後2回キープを発生させているため、売り上げが伸びる週が2週分延長し、52週までかなりの売り上げが見込めるんじゃないかと予想。
 そこで、今週は全国オーディションをやってファン人数とファン注目度の底上げを行い、翌週は54週目のジュピターとの決戦を見すえて安宅・山原記者捕獲を最優先にして通常ライブ(or全国オーディションorクインテットライブ)をやる。
 52週と53週は、フェス対策として思い出レベルとイメージポイントを上げることに専念。どちらもレベルを+1しておきたい。それができたらショッピングってことで。
 念のため、51週目で安宅・山原の両記者を捕獲できない場合には、52週の予定を繰り上げることにする。安宅・山原記者を捕獲できないと、ジュピターに勝つのは相当難しいだろう。

 ●首都エリア全国オーディション[目指せ! TOP10](難易度10)
 概要:ファン人数5900人(全)、ギャラ35,400マニー
 備考:合格枠は6組、オールマイティなユニットを募集

 むふー。難易度10……!
 今までで一番大きな獲物だ。狩れるだろうか。狩らねばならぬ。
 合格枠は6組とのことだけど、もちろん1位を獲るつもりで挑もう。
 衣装の確認もよし。
 いつも通り、変更はない。あわんこ大先生、助っ人お願いします。

 貴音「ふふふっ。楽しみですね、皆と手を携えて、頂点に立つ日がっ!」
 真「うわぁ~、皆、やるなあっ! よーっし、ボクも負けずに、やりまくりでいくぞーっ!」
 真美「兄ちゃんがいて、この3人がいれば、もう怖いものなしだねっ!」

 いざ、出陣!

━首都エリア全国オーディション[目指せ! TOP10]━
 カウントダウン目前のこの大一番。
 なのに、TV局の前でPが不吉なことを言う。お前ってやつぁ…!
 ディレクターの説明は前情報と同じ。楽曲の変更もなしでGOだ。

 「「トップアイドル!」」 

 息の合った掛け声通り、トップアイドルを獲りに行こう!

 結果:大成功! ブイブイ!(スコア50530、1位/100組中)

 うおらーっっ!!
 うちの子たちは世界一じゃー! バンザーイ!
 最後のほうは心臓がバックンバックンいっておりましたが、どうにこうにかフルコンボ達成! MAXチェイン144の時のチェインボーナスは149で、チェインボーナスの合計は11154。これはでかい。バーストアピールスコアも19776、総合スコアもやっと5万の大台に乗った!
 貴音たちに今最高のステージをプレゼントできたのが何よりも嬉しい。

 「キャー! キャー!!」

 ……なんですか、この黄色い声援は。
 せっかくなまくらなプロデューサーが久しぶりに独り悦に浸っているというのに。

 ドンッ!

 と、何かがぶつかるような音がして(文字だけど)、画面がブラックアウト。
 視界が明けた時、そこにいたのは――

 北斗「つっ! ……あ、どうも、すみません」

 ぬおっ。出おったな、短髪チョコボ!
 黒井三連星の最後の一人、チャオ☆でおなじみの伊集院北斗現る。
 彼のことは何となく「短髪チョコボ」と呼んでいるのですが、それは脇に置いといて。
 いかにもキザったらしい身ぶりで「おケガはないですか?」と反射的に言った後、ぶつかった相手がPだと認識するや、北斗は「……って、あっ!」と間の抜けた声を漏らした。Pも「ああっ! ジュピターの、伊集院北斗!?」と大声をあげて驚く。

 北斗「ちょ、ちょっと! 大声出さないでもらえます? 今、ファンの女の子達から、逃げてるとこなんですよ」

 えぇーい、もっと大声出したれ、Pよw
 北斗の言葉に素直に謝り、Pは「人気者は、大変だな」と北斗を気づかった。
 
 北斗「ええ、まあね。でも、女の子はどんな子でもカワイイし、魅力的だから、追いかけてもらえるのは光栄です」

 本心かセールストークか定かではないけれど、北斗のストライクゾーンの横幅は相当広そうだということは理解した。こうなると、北斗の言う「女の子」がどの年齢層まで対象としているのか、ストライクゾーンの縦幅も気になるところだ。

 北斗「ところで、こんな所でぶつかるなんて、ステキな出会い方ですよね。あなたが女の子なら良かったんだけど」
 
 うるせーよwwww
 そんなこと言うと、口に食パンくわえてお前にぶつかってやるぞ。

 P「う……。悪かったな、男で……」
 北斗「ははっ! こちらも美女でなくて、すみません。それじゃ、次の仕事があるので……、チャオ☆」

 (´∀`)ノ チャオ☆
 プレイボーイっちゅうか、ナンパ野郎っちゅうか、なんちゅうかwww
 いいキャラしてんなー、北斗も。
 あの無駄に爽やかなとこといい、女の子好きなナンパキャラでありながら野郎にも紳士な対応を忘れないとこといい、想像していた以上に好人物の印象。もちろん、ステージ上でのライバルの顔は、あまなっとうがそうだったように、さっきの北斗とは少し違う別の顔をしているのだろうけれど。
 おとぼけ感のあるBGMと相まって、なんとも憎めない連中であるw

 有明記者のブースト効果で、ファン人数は5900人→8260人に増加。
 全国総合だと50,000人弱のファンをゲット。仕事の結果も上々だ。

 ●東京都担当団員、地蔵せんべいが好物「スガモちゃん」。15900マニー也。
 +効果:Vo、Da、Vi、全ての通常アピール実行時にボルテージがたまりやすくなる。
 -効果:バーストアピール発動中に得られるスコアはダウンする。

 バーストアピールが主なスコア源のうちにはかなり致命的な-効果。
 しかし、全ての通常アピ時のボルテージ増加は、フェス専用のお守りとしてありがたい。
 一応、フェス用に「なしださん」と「トントンちゃん」があるけど、「なしださん」は記者つきでないとそこまで強力とはいえないし、「トントンちゃん」にいたってはボルテージカッター・巴の効果がまるで不明。
 マニーコストも安いし、いただいておきましょうっ!

 ●スガモちゃんお守り
 +効果:通常アピールのボルテージ増加量UP(超)
 -効果:バーストアピールのスコアDOWN(大)

 ちょっ、(超)wwwwwwwwww
 効果が(超)とか(大)で、この価格設定はどう考えてもおかしいっしょw
 -効果が(中)のなしださんでさえ、バーストアピールのスコアがかなりダウンするから、(大)ともなるとバーストアピールのスコアはほとんど望めそうにないなぁ。
 となると、相対的にチェインボーナスの重要性が高まるんで、いかに相手の邪魔(バーストアピール)を封じ、チェインを長くつなげるかがスガモちゃんのキーになりそう。

━夜━

【どっとっぷTVランキング】
  1位(→) ラッキースター! / 魔王エンジェル 152万2775枚   
  2位(↑) Do-dai / ティラミス・ティアラ 142万1799枚
  3位(↓) Alice or Guilty / ジュピター 139万7297枚
  4位(→) Living Dead / サイネリア 112万3806枚
  7位(→) 恋をはじめよう / ジュピター 95万3232枚
 17位(→) Alice or Guilty / 天ヶ瀬冬馬 74万5682枚
 48位(→) Little Match Girl / ティラミス・ティアラ 45万7489枚
 49位(→) My Best Friend / ティラミス・ティアラ 33万8909枚
 84位(→) SMOKY THRILL / 竜宮小町 20万0561枚

 ふーむ。
 もっとガクンと下がるかと思ってたけど、キープなしで21万6955枚増というのは嬉しい。
 やはり[ファン人数]の増加(5万人弱)と[ハイスコア]の更新(3000強)が効いてるのかも。

  ・第1週 : 31万1085枚
  ・第2週 : 33万8612枚
  ・第3週 : 26万3970枚
  ・第4週 : 29万1161枚
  ・第5週 : 21万6955枚

 各週の売り上げデータからキープが発生した週(第2週と第4週)を除いてみると、

  ・第1週 : 31万1085枚
  ・第3週 : 26万3970枚
  ・第5週 : 21万6955枚

 だいたい5万枚程度の売り上げ減少をしているみたい。
 いつもに比べてだいぶ緩やかな減少傾向だ。来週の数値を見てみないことにはわからないけれど、キープが発生すると減少の程度が低くなるんだろうか。ファン人数やハイスコアも影響してるんで、なんとも言えないところだけど。
 なにはともあれ。
 ジュピターとの決戦前に、彼らの売り上げを抜けたのは幸先がいい。
 遥か遠くにいたトップの魔王エンジェルともおよそ10万枚差。背中にやっと手が届きそう。
 ここから先はさらに兜の緒を締めて、来週も貴音たちと頑張ろう。
 ……おっと。
 忘れずにうちの子たちのPVと恋はじとスモスリのPVも見なくちゃね。
 おおー、今週のうちの子たちのPV、さっきTV出演した時のものじゃないか。
 ええのうええのう。カワイイのうカワイイのう。うふふ。
 おーし、真!
 景気づけにじゃんけんいくぞー! じゃーん、けん、ぽんっ!
 フハハハー、Do-dai! この見事な負けっぷりは!

 貴音「お疲れ様です、プロデューサー。なんとか、オーディションに、合格することができました」

 なんだろう。この貴音から溢れる保護者っぽい匂いはw
 今週はファンレターも来てないみたいだし、これにて今週の業務終了YO!

━貴音からのメール「SUBJECT:あの空に届くまで」━
 「ユニットの名を、さらに広めていきたいものです。日本だけでなく、世界中…、そしてあの星空の向こうまで……! プロデューサー、その日を夢見て、これからも精進して参りましょう!」
 以前同じ文面のメールをもらった時は、日本全国はおろか、一地方エリアですらティラミス・ティアラの名はあまり知られていなかった。あの頃と比べて、今はどうだろう。CDの売り上げもランキング2位まで上り、トップの足元をなんとかつかんだ。ファンも全国に33万人いる。あの頃夢見た場所へ、少しは近づけたのかな。
 55週間にも渡るマラソンもゴールがそこに見えてきた。最後まで駆け抜けような、貴音。 
 
━真美からのメール「SUBJECT:たンヶンっぁ→」━
 リーダーの貴音が先を見ているというのに、この子ときたら……通常営業かいっ。
 まあ、そこがうちのティラミス・ティアラのいいところではあるんだけどw
 未踏のコンクリートジャングルを探検してきたのか。
 オシャレなブティックで試着したりお化粧したり、なんとも楽しそうだねぃ。
 買い食いしておなかがぽっこりしてるあたり、やっぱり真美は真美だなー。
 ひっこますゾ! ヽ(`Д´)ノ

━有明仁からのメール「SUBJECT:ご協力感謝します 有明」━
 こちらこそ今週まで並々ならぬ取材をありがとうございました。またよろしくお願いします。

タグ : アイマス アイマス2 貴音 真美

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