はじめに
◆ブログ紹介的な記事五選
1.【PV】かわいいに国境もなけりゃ次元もない(2009.09.30)
2.【PV】あずさ×スクウェア胸囲的コラボPickUp!(2009.10.03)
3.【PV】TiltPの代表作についてピチュンピチュンしてみた(2009.10.11)
4.【あずさ創世】口縫いのうさぎ(2009.11.03)
5.【PV】臨場感の正体を探ってみ隊(2009.11.14)
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2.【PV】あずさ×スクウェア胸囲的コラボPickUp!(2009.10.03)
3.【PV】TiltPの代表作についてピチュンピチュンしてみた(2009.10.11)
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2011.05.11 (Wed)
【アイマス2】プレイ記録1周目−貴音リーダー編29−
ついに、この日がやってまりました。
語り始めると長くなるので、前置きはばっさり割愛して。
ファーストプロデュースユニット――ティラミス・ティアラ。
55週目。最後のアイドル活動です。
■ティラミス・ティアラ−活動55週目
━朝━
貴音「プロデューサー、おはようございます」
うん。おはよう、貴音!
貴音「今朝の私は、心身共に充実しています。ふふふっ」
真「ファイトですーっ!」
真美「ファイトだよーっ!」
この3人の、ティラミス・ティアラとしての朝の挨拶もこれが最後。
理不尽な選択肢に憤ったり、アイドルたちの「小躍り」にはしゃいだり。
貴音たちの機嫌に翻弄され一喜一憂したけれど、その分、このユニットにも愛着ができた。
そう思うと、なかなか感慨深く、しみじみしてしまう。
最後の意気込みは、やはり、リーダーの貴音にお願いしよう。
貴音。今日はちょっと、感じが違うように見えるね。
貴音「……そうですか、やはり、おわかりになるのですね」
あっれー。
この歯切れの悪い感じは、“1or2”の選択肢ですか。うわーん。
貴音「最近は少し、皆の気が抜けてしまいましたから……」
そっかぁ。それも仕方ないのかもね。
先週のフェスで強敵のジュピターを倒し、そのジュピターもあっという間に解散してしまった。
当面の目標を果たして、ふっと肩の力が抜けてしまうのも無理はない。
だけど、今日は今までのアイドル活動の総決算。
IA大賞グランドファイナル当日。
最後の最後で、気が抜けてちゃダメっしょ!
P「そんなこと言われると、困ってしまうな。まあ、深い意味は、ないんだろうけど……」
思わずイラっとくるPのセリフもこれで最後かと思うと感慨ぶk……
ンなわけねーだろ。
嗚呼、敏腕から程遠いこんなダメダメなプロデューサーについてきてくれたうちの子たちの晴れの日だというのに、貴音の表情が雷雲で曇ってしまった。理不尽だー。
社長「時は来たっ!」
うわっ、びっくりした!?
いきなり大声を出さんでくださいよ、順二朗社長。
さては驚かすために登場するタイミングをうかがってましたね……?
社長「諸君、今日は、いよいよ、IA大賞グランドファイナルだね!」
ええ。
泣いても笑っても、これがうちの子たちの最後の舞台です。
社長「この1年間、本当に、よく頑張ってくれた。結果がどうなるかは、わからないが……」「どういうことになろうとも、私は君達のことを、心からたたえたい気持ちで、いっぱいだ!」
小鳥「私も、皆さんのサポートができて、光栄でした。この1年は、本当に幸せな1年だった……」「この日が迎えられることがうれしくて、私、思わず、飲み友達全員に、メールしちゃいました! ふふっ」
ありがとうございます。社長、小鳥さん。
こちらもこの1年間、お二人の助言に幾度となく助けられ、お二人の奇行に幾度となく苦笑いを草(w)付きでさせていただきました。
あと、どうでもいいことですが、小鳥さん。
飲み友達以外にはメールしなかったんでしょうか?
地味に小鳥さんの交友関係が気になって仕方ありません。
小鳥「今日は、事務所のスタッフや所属アイドル全員で、皆さんが大賞を受賞できるよう、祈ってますからね!」
P「社長、音無しさんも……。ありがとうございますっ!」
━スケジュール━
●首都エリアセレモニー[IA大賞グランドファイナル]
いよいよIA大賞が発表されます。
もう後戻りはできません。
――さぁ、こちらへ!
出発前の最後の衣装選び。
この輝かしき舞台で貴音たちの身を飾るのは、もちろんこの衣装。
《服:スノーフレークリリパット》
《頭:ダブルひまわり》
《体:ひまわりブローチ》
《腕:ひまわりの腕輪》
《足:ひまわりアンクル》
《守:あわんこのお守り》
ティラミス・ティアラといったら、このコーディネートしか考えられない。
山を登るようにランキングを駆け上がった後半戦、苦楽を共にしてきた戦友たちだ。
お守りも、ちゃんと《あわんこのお守り》に替えて。
思えば、ティラミス・ティアラに大きな転機をもたらしてくれたのはこのお守りだった。
感謝の意を込めて、あわんこ大先生とお呼びしたい。
社長「ああ、ちなみに、主催者のIAUから、さっき連絡があってね……」
ちょっwwwwwwwwwwwww
この期に及んで今度はなんですか!?
もう衣装の決定しちゃいましたよ!? 変更できませんよ!?
これが超重要な話だったら修正ペンで「のヮの」って落書きしますからね!
社長「961プロのジュピターが、ノミネートを辞退したそうだよ。解散の話は、どうやら本当だったらしい」
ああ、なんだ。その話ですか。びっくりしたぁ……。
プライドの高さならエベレスト級の黒井社長ですからね、公の場で(しかも恨みのある765プロの人間の前で)飼い犬に手ひどく噛まれたのに、自分の手元から出て行った犬たちのふんどしで栄誉を受けるのは、彼のプライドが許さないでしょうしね。
P「そうですか……。今さら、俺が言うのも変ですが、正直、もったいない気もしますね」
社長「うむ、私も同感だ。彼らが、すぐれた才能の持ち主であることは、事実だからね」「しかし、だからこそ、これで終わりということもないだろう。またいつか、彼らは頭角を現すかもしれない」
SPのプロジェクト・フェアリーといい2のジュピターといい、なんだか、才能のある人材発掘→金をかけて(偏った)人材育成→人材リリース、が961プロの事業活動のような気がしてきたぞ。
961プロのキャッチフレーズは、『アイドルをキャッチ&リリース!』でどうだろうか。
社長「……さあさあ、いいから出発したまえ。せっかくの大賞発表に遅れては、受賞できるものもできないぞ?」
P「……わかりました。さあ、皆、胸をはって会場へ行こう!」
貴音達「はいっ!」
社長たちに温かく見守られ、意気高らかに出発!――だったのだけれど。
会場入りする前に、なぜか新宿で楽曲変更のシーンが。
え? どういうこと?
もしかして、IA大賞ノミネート発表会の時みたいにセレモニーステージがあるの?
んー……。
先週のフェスで『MEGARE!』に替えちゃったし、ここはティラミス・ティアラの一番のヒット曲である『Do-dai』に変更しておきますか。BPMも速いほうだし。
真美「おお! 真美の、お気に入りの曲がきたー! さすが、兄ちゃん。ちがいがわかる男だねー」
持ち歌を選ばれて真美が大はしゃぎだ。
はじめ、真美の持ち歌が『Do-dai』と知った時は、Do-daiが持ち歌ってどーだい?と思ったものだけれど、この1年間、プロデューサーとして真美とつきあってみて、この真美にはDo-dai以上にぴったりの曲はないなと考えを改めさせられた。それが良いのか悪いのか、私にはわからないけどねw
では、改めて会場へ向かうぞー!
―東京。
IA大賞グランドファイナルの舞台となるのは、国立オペラ劇場。
幻想的な夕暮れ色に染まり、入口を照らすオレンジの灯がムードを漂わせている。
緋色の絨毯が敷かれた階段。
それを白のステージ衣装に身をつつんだティラミス・ティアラが踏みしめていく。
階段の中央を歩むのはリーダーの貴音。
その左手には一歩遅れて真が、右手には真美がいる。
背中を見せる彼女たちの表情はうかがえないが、きっと誇りと自信に満ちているに違いない。
厳かな空間を、堂々と歩む貴音、真、真美。
清楚で気品のあるスノーフレークリリパットをドレスに選んで本当に良かったと思う。
……まるで季節違いのひまわりのアクセサリーセットはどうかと思うけど、このシーンではコスチュームしか反映されていないのでなんくるないなんくるない。
P「皆……」
ライトアップされた中庭で、Pが貴音たちに語りかける。
P「いよいよ、ずっと目標にしてきた、IA大賞の発表だな」
いつものコミュシーンならば3人横一列に並んでいるのだが、今日は心なしか、貴音が一歩前に出て、真と真美が少し奥に控える形で立っている。こんなところからも今日が特別な日であることを感じさせる。
P「これまで団結してやってきたことの結果を、IAUが、どう評価したのか、気になるけど……」「これまで出してきた結果を、今から変えることはできないんだ。だから今日は、過去をふり返らなくていい」
このセリフ。
アイドルたちに向けられた言葉であるはずなのに、なぜだかプレイヤーの私に向かって言われているように感じる。ろくなプロデュースができなかったという後悔がそう思わせるのか。
P「俺達のグランドファイナルを、思いっきり、楽しもう!」
そう締めくくった。
そして――
IA大賞グランドファイナルが開幕した。
グランドファイナルのエンブレムが画面の中央で、煌びやかに金色に輝く。
ノミネート発表会の時と同じように、男性司会者が開幕を宣言した。
司会者「いよいよ始まりました、IA大賞グランドファイナル。皆様こんにちは、司会の四海昌明です!」
ひょっとして……
この司会者の四海昌明って名前、「司会」と「堺正章」をかけたものなんだろうか。
よく見れば、シルエットもなんとなく堺さんっぽいような…?
司会者「今年のIA大賞グランドファイナルも、この会場、国立オペラ劇場、大ホールからお送りしております!」
開幕の宣言が終わると、画面はティラミス・ティアラのテーブルに切り替わった。
貴音たちが囲む木製の重厚な円卓には、真紅のバラが中央に飾られ、アイドルたちの手元のグラスには濃茶色したドリンクが注がれている。ウーロン茶…じゃないよね?
司会者「それでは、さっそくではございますが、IA大賞ノミネートの皆様を、順にご紹介して参りましょう」
まばゆい照明の下、真っ先に紹介されたのは――
司会者「IA大賞、ノミネート、エントリーナンバー1番、ティラミス・ティアラの皆さんです!」
エントリーナンバーはノミネート発表会の時と同じ1番。
紹介を受けた貴音たちは起立し、周囲に会釈する。
司会者「では、大賞発表前の意気込みを、一言ずつ、お願いします」
前のノミネート発表会がそうだったように、マイクがセッティングされたインタビュー席に場所を移してコメントするのかと思いきや、そこに立ったまま真が語り始めた。
真「今日まで、ボク達、ベストを尽くしてきました。だから、どんな結果でも、受け止められます!」
真美「とにかくワクワクしてるよー! メッチャ楽しみー!!」
貴音「私達の去就と、私の運命が定まるわけですが……。ふふっ、なぜだか最高の結果しか思い浮かびません!」
なぜだろう。
貴音のコメントを聞いたら、オラの胃がキリキリしてきたぞ……!
卓上のバラをもかすませる貴音の華やかな笑顔が私にはまぶしすぎる。きっと照明のせいだ。
ティラミス・ティアラのコメントが終わると、次のアイドルたちのコメントに移った。
司会者「以上、24組のアーティストが、IA大賞にノミネートされています」
――果たして、各賞の栄冠は誰に?
――そして、IA大賞の行方は!?
司会者の煽り文句に、俄然と心のなかが騒がしくなってくる。
司会者「まずは、スノーホワイト賞の発表です!」
白銀のエンブレムが画面中央に輝く。
司会者「スノーホワイト賞は、北東エリアで、もっとも活躍したアイドルに贈られます」「では、発表します! 今年のスノーホワイト賞は!?」
照明が落ち、スポットライトがエンブレムの周りをぐるぐる回る。
エンブレムがくるっと裏返しになり、そこに文字が表示された。
ナム骨董P パックさん
司会者「パックさんの皆さんです! おめでとうございまーす!」
今まで一度もランキングで意識したことがないアイドルグループだった。
Pが(北東エリアは制覇ならずか……。でも、まだまだ、これからだ!)とつぶやく。
IA大賞のノミネート条件を満たすのに精一杯で、各地域の部門賞にかまう余裕なんてちっともなかったから、仕方がない。部門賞制覇は、次回以降のプロデュースに持ち越しだ。
各賞の受賞者は以下の通りであった。
◆フォレストグリーン賞(中央エリア)
受賞者:キャタヒーラーP / ochi eyes
◆フェニックスレッド賞(上方エリア)
受賞者:竜崎P / 恋花
◆ブラックパール賞(西エリア)
受賞者:キャタヒーラーP / ochi eyes
◆オーシャンブルー賞(南エリア)
受賞者:セルフ P / サイネリア
南エリアでかろうじて、知ってるアイドルの名前が出てくれてホッと一息。
さすがに、ノーマークのアイドルばかりが受賞していたらちょっと淋しくなるとこだったw
以上で各部門賞の発表が終了した。
「それでは、皆さん……」と前置きして。司会者が本命の発表を告げる。
司会者「いよいよ、この時がやってまいりました。本日最後の発表になります」「本年度、この国でもっとも輝いたアイドルに贈られる、最高の賞!」
――IA大賞の発表です!
煌くIA大賞のエンブレム。
いかん、なにやらドキドキしてきた。チキンハートの本領発揮である。
司会者「おっと、今、私の手元に封筒が届きました! 手がふるえております! 早速、開けてみましょう!」
お、落ち着け……、俺のチキンハート!
司会者「こっ、これは……っ!!」
ト、ト、トイレに行ってきてもいいかなー!!?
P(いいから早く言え!)
ちょwwwwPwwwwwwww
こういう時だけプレイヤーが思ってることを代弁するじゃないよwwwww
司会者が、コホンと、咳払いをひとつ。
司会者「それでは、発表します」「本年度の、IA大賞に輝いたのは……!」
照明がふっと消え。
大賞受賞者を求めるかのように彷徨う、二つのスポットライト。
数瞬後――
IA大賞エンブレムの裏面に刻まれた受賞者の名は、
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
むらたまP
テ ィ ラ ミ ス ・ テ ィ ア ラ
WINNER
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
うちの子たちの名前だった。
司会者「ティラミス・ティアラの皆さんです! おめでとうございまーーーっす!」
盛大に、ティラミス・ティアラの名前が会場に響き渡った。
……にもかかわらず。
円卓に座る、貴音も真も真美も、みんなキョトンした顔をしている。
あれ…?と思っていると、一拍遅れて、
貴音達「ええっ!」
びっくりした様子で反射的に席から立ち上がった。
その反応を待っていた!w
半ば魂が抜けかかったような様子で、貴音が言葉をつむぎだす。
貴音「こうなることは、半ば確信していたのですが……。しかし、ふふっ、今頃、足がふるえて参りました……」
真「こ、これって、夢でもドッキリでもないんですよね、プロデューサー? ホントにホントなんですよねっ?」
真美「やったよー! やってやったよー、兄ちゃん!!」
P「ああ、おめでとう! 皆、本当におめでとう!!」
司会者「ティラミス・ティアラの皆さんは、部門賞ゼロから、まさかの大逆転です! お見事!!」
部門賞ゼロでIA大賞受賞を大逆転というのならば。
ノミネート条件すら満足に届かず、最後のプロデュース曲をリリース時点でランキング20位入りすらも絶望的だった状況であったにもかかわらず、IA大賞を手に収めたのは、大逆転中の大逆転だろう。
あの時、諦めなくてよかった……
これまでの道を振り返っている間に、貴音たちはステージへと移動していた。
司会者「それでは、皆さんの、今のお気持ちをお聞かせください!」
貴音「……頂点とは、余計なものが削ぎ落とされ、大切なものだけが見える場所、だったのですね……」
胸に手をあて、一言一言を噛みしめるように、貴音が語る。
貴音「ううっ……。皆様、これまでの声援、真、ありがとうございましたっ!」
真「IA大賞はボク達の夢でした。夢をかなえられたのは、全部……、ファンのみんなのおかげですっ!」
真美「うあうあー! なんか知らないけど、泣きそうっぽいよ。とにかく、うれしいよー!!」
アイドルの頂きに立つ貴音たちの姿は、柔らかい光に包まれているようにも見えて。
自然と目を細め、口の端からふふっと笑みがこぼれてしまう。
ほんとによかった。
司会者「ありがとうございました! 皆さん、実に輝いていらっしゃいますね!」
――それでは、歌っていただきましょう!
――本年度のIA大賞に輝いた、ティラミス・ティアラの皆さんで……
司会者「曲は、Do-dai」
◇
ティラミス・ティアラの、正真正銘最後の、ステージが終わった。
先程まで光で溢れかえっていたステージも客席も、静寂と暗闇に包まれている。
P(曲の披露が終わり、ティラミス・ティアラには、客席から、耳が痛くなるほどの拍手と歓声が贈られた)
P(1年間、追いかけ続けたIA大賞を、俺達は、手に入れることが出来たんだ!)
会場を出たPと貴音たちの4人は、人のいない屋外テラスへとやってきた。遠くに見えるガラス窓の向こうに灯るほのかなオレンジの光が、静かな空間の中であたたかい。
真「ボク達、IA大賞、受賞したんですよね!? 夢の中にいるみたいで……、どうも実感がわかないですよ」
貴音「少しだけ、気持ちが落ち着いて参りました。大富殿には少し悪い気もしますが、これで私は……」
思わず、あっと言いかけてしまった。
というのも、今まで秘密にしてきた大富の名前を真と真美の前で貴音が口にしたのだから。
Pが知らない間に真や真美にも話を打ち明けていたのだろうか。
もしそうでないのなら、あとで真や真美から「大富殿って誰?」と質問攻めされそうだ。
Pも軽く貴音をたしなめる。
P「貴音……。そのことは、今は言わなくていいから、とにかく、まずは喜ぼうっ!」
続けて、「部門賞は、全部とれなかったけど、気にやむことはない」とPは言う。
途中からまったく部門賞を無視していたのだから、これで気にかけるほうがどうかしてる。
IA大賞の受賞だけでも、今の私たちには大金星だ。
P「今日のお前達は、本当に……」
「X:輝いていたぞ!」「Y:まぶしかったぞ!」「B:後光がさしていたぞ!」
製作スタッフは、ネタ肢を忍び込ませずにはいられない症候群にでもかかってるのだろうかw
Xも、Yも。
どちらも彼女たちのラストステージを見ていた時に、心から思ったことだ。
Yはなんか、照明が〜〜とか言い出しそうな気がしないでもないけど……
P「まぶしかったぞ!」
貴音「ありがとうございます。ですが、まぶしいとまで言われますと、少し、照れてしまいますね」
P「いや、本当にスゴかったよ。まぶしすぎて、俺の知っている、貴音達じゃないみたいで……」
私が思っていたことを的確に代弁してくれているPが奇跡にも思える。
これが、朝の挨拶で理不尽かましまくりのあの男と同一人物なのだろうかw
貴音が「ふふっ」と笑った。
貴音「ですが、そんな私達を育てて下さったのは、プロデューサー。あなた様、なのですよ?」
P「あ、ああ、貴音の言う通りだな。……うんっ! 今さらながら、勝利の実感がわいてきた!」
貴音たちと同じ空間で、勝利を実感することができるPが羨ましい。
なぜこの世界は三次元なのだろう。うらめしや、うらめしや。
P「それにしても……、皆の頑張りが、きちんと結果になって、俺は感無量だよ!」「この1年間、メンバー同士、ぶつかることも多かっただけに……、な」
主にお前のせいだけどな!
ユニットプロュースを始めて間もなく真が「らぶすね」になったり、竜宮小町とのフェスに大敗を喫して「ぎすぎす」になってみたり、なんとか関係改善に努めようと説教をしたこともあったっけ。その甲斐あってか、わりと早くぎすぎすから回復して、今度は真美と貴音がらぶすねに陥って……、ああ、でも「どん引き」や「喧嘩」状態になることはなかったっけ。
そして、なんといっても「小躍り」。
みんなが「小躍り」状態で、朝から小躍りトリプルチェインが見られるのは本当に嬉しかった。
ステータス的には「かしましい」のほうが好ましいのかもだけど、やっぱり自分は、ティラミス・ティアラの3人が陽気にステップをつなげる小躍りトリプルチェインが大好きだ。
真「言われてみれば、そうでしたね……。でも、ボクは、楽しいことの方が多かったって、思いますよっ!」
真美「ケンカしちゃって、イヤんなることもあったけど、どんな仲良しの親友でも、たまにはケンカするもんね」
貴音の調子が今ひとつだった時、何度、真と真美に助けられたことだろう。
リーダーの機嫌を回復させるために真と真美に理不尽な返事をして、しょっちゅう二人をムッとさせてしまったっけ。今、この場を借りて、真と真美に「ありがとう」と「ごめんなさい」の言葉を。
真美「でも、もし真美達が仲良しパワーメチャイケ状態だったら、もっと部門賞いっぱいもらえてたのかな……?」
いや、それは違うよ。真美。
どんなに真美たちが仲良しパワー炸裂でも、プロデューサーの腕がなまくらだったんだ。
プロデューサーがダメダメだったのに真美たちは本当によくやってくれたよ。
真「でも、色々あっても、なんとか、一緒にやってこられたんですから、良かったですよ!」
真さんのフォローが五臓六腑に染み渡りますなぁ……!
貴音「……何はともあれ、IA大賞はとれたのです。この結果は、各々の力が結集したおかげでしょうね」
P「皆、それぞれがマイペースで活動しつつも、しっかり成長できたんだから、本当、良かったよ」
一番マイペースだったのはプロデュースを1ヶ月もサボっていたどっかの誰かさんだとは、口が裂けても言うまい。ええ、言いませんとも。涙が出ちゃうから。
真美「そうだよね、みんな成長したから、今日のステージに立てたんだよー!」
P「今日のステージで、皆は本当に輝いてたぞ。これが、IA大賞を、とったユニットだって……」「その場にいる全員を納得させる、パワーがあったよ。そのパワーは、俺達が1年かけて、手に入れたものだ」
おおー、Pがまともなことを言っちょる。
やればできるじゃないの。なんで所々ダメな子になっちゃうのかしら。
P「俺の苦労も、報われたな……。いや、本当に、苦労させられたからさ、皆には!」
ハハハ、こやつめ!
永久にハリウッド流しの刑に処したろかw
嫌らしく理不尽な三択を迫るPに比べたら、アイドルたちのなんと可愛いことか。
P「……なーんてな」
真美「いつも苦労をかけて、すまないねー、ゴホゴホ……」「あ、でも、兄ちゃん、実は苦労するの好きっしょ? ワザと苦労してるっぽい時、けっこうあったもんね」
貴音「失敗を誰のせいにするかで、人間としての器が、知れるものですね……」「それでも、こうして頂点へとたどり着けたのは、プロデューサーのおかげ。感謝しておりますよ」
真「ボク、プロデューサーが仕事で失敗するとこも、見てて、すごく楽しかったですっ!」
緊張でテンパりすぎて、オーディションやフェスでアピールミスをしてあたふたと慌てる姿は、たしかにさぞや面白いものだったに違いない。おにょれ、覚えてろよ、真w
うーん、と首をひねるP。「何か、微妙にけなされてるような、ほめられた方だけど……、まあ、いいか」
そうだな。毎度のことだからキニスンナ(゚Д゚)
そして。
話は、これからの4人にとって、とても重要なことについて。
P「俺は、ハリウッドに旅立ってしまうから、これ以上、プロデュースは続けられないけど、皆は……」「来年こそ、IAの賞を完全制覇できるように、引き続き、3人で頑張って欲しい!」
すると。
真美「んー、兄ちゃんの言うこともわかるけど、真美はこの3人以外でも、やってみたいなー」
エー(´Д`)
真「ボク、今度は、ソロで頂点を目指してみるのも、面白いと思ってます。まだ、考え中ですけど!」
貴音「皆、それぞれ、思うところがあるのですね……。今後については、改めて考える必要がありそうです」
ソウダネ(´・ω・`)
頂点へ登る過程で真も真美もアイドルとして成長して、こんな風に将来を自発的に模索できるようになったのだと考えれば、ふたりの意見は喜ぶべきことに違いない。
けれど、ティラミス・ティアラのプロデューサーとしては、やっぱりちょっと淋しい。
Pも「そうか」と頷き、「少し休んでから、改めて考えるのも、いいのかもしれないな」と、各自の意思に委ねることに同意した。
しかし、そこはもちろんプロデューサーだ。「まあ、俺は、ティラミス・ティアラは、いいユニットだと思うから、もっと頑張って欲しいけどさ」と、さりげなく未練をこぼすのを忘れない。お前は泣いてもいいんだ、P。
車も迎えに来てるはずだからとPが帰りを促すと、貴音がハッとした様子でPを引き止めた。
貴音「あっ……。お待ち下さい、プロデューサー」
なんだい、貴音?
貴音「最後に、改めて私達から……。いざっ!」
貴音達「今まで、ありがとうございました!」
もう…、ゴールしてもいいよね……(´;ω;`)ブワッ
Pも貴音たちに、ありがとうと感謝の言葉を贈る。「一年間、皆と活動してきて、俺自身、色々なことを学ぶことができた。中でも、一番大切なことは……」
「X:信じること」「Y:助け合いの心だ」「B:若さって素晴らしい」
Bの選択肢が何を言っているのか、私にはわからない。
アイマス2の「団結」というテーマからするとYがふさわしいとも思えるけれど、貴音のオリジナルストーリーのテーマは「信じること」だ。大富や黒井社長の風雨が襲ってこようとも、Pは貴音を信じ、貴音はPを信じた。 そして、IA大賞までに培ってきたユニットの団結も含めて考えるならば、貴音たちは何度も困難にぶつかってはトップアイドルへの道はまだ続いていることを信じ、リーダーの貴音はメンバーの真と真美を信じ、真と真美はリーダーの貴音を信じた。
P「信じることだ。夢を信じ、仲間を信じて頑張れば、どんな目標にもたどり着ける……」「そのことを、三人が、ひたむきに頑張る姿を見て、俺は、知ることができたんだ」
貴音「……あなた様の言葉、今ならば心より理解できます。一人でいることの寂しさは……」
少しうつむいていた貴音が、Pに向き直る。
やわらかな、優しい目をしていた。
貴音「もう二度と、味わいたくないですから」
P「……貴音が、そんなことを言ってくれるなんて、最初は、思いもしなかった気がするよ」
初めて貴音と会ったときは敬語だったもんな。
それがこうして、Pと二人きりでない場でも自分の弱さを仲間に見せられるようになった。
この一年でつかんだ宝を貴音が忘れさえしなければ、孤独に苛まれることはきっとないはず。
P「俺、お前達に会えて、本当に良かった。……面と向かって言うと、少し照れるけどな」
貴音達「ふふっ、プロデューサー……」
ちょっとだけ、Pに便乗して。
アイマス2の一番最初のプロデュースに、貴音と、真と、真美を選んで、本当に良かった。
こうやって改めて書くと、少しこっ恥ずかしいけれどw
P「お、いい笑顔だな、皆! だけど、とびっきりの笑顔は、IAの賞を完全制覇するまで、とっておけよ」
どんだけ完全制覇にこだわるんだよwwwww
まあ、完全制覇しないことにはベストエンドに辿りつかないというメタ事情もあるけどさw
真美「うあうあ〜! まだ、お仕事の話すんの!? ……まあ、そういうとこが、兄ちゃんっぽいけどね」
真「今のボクの気持ち、なんかグチャグチャです。賞をとれたのはうれしいけど、お別れは悲しいから……」
貴音「プロデューサー、もうしばし、このままで……。皆が、今日という日を、一生心に刻めるように……」
空を見上げると――
数週間前の夜、貴音と二人で朝まで見上げていた月は、その姿を消していた。
Pとアイドルたちは、受賞の喜びと別れがたい寂しさを抱えたまま、同じ時間を過ごした。
すぐそばまで迫っている別れの時をこの時ばかりは無視をして、共に笑いながら、これまでの思い出に話を咲かせる。
P(ほんの数時間、別れを先送りにしたからって、つらさは消えない。けれど、それはとても幸せな時間だった)(皆、笑顔をありがとう。それと……、俺をこんな気持ちにさせてくれて、ありがとう……)
◇
貴音たちと別れた後の帰り道。
向こう岸に高いビルが林立している川のそばのレンガ道を、Pがひとり歩いている。
歩道を照らすのは道の脇に生えている街頭のみで、辺りは宵闇の幕が降りている。
P(1年間、ティラミス・ティアラが必死で追いかけたIA大賞グランドファイナルが、ついに閉幕した)(それにしても、IA大賞をとることができて、本当に良かった……)
これには心から同意する。
あの約束がある以上、IA大賞をもし逃すようなことがあれば、「残念だったね。また頑張ろう」では決して済まされない、後悔しても後悔しきれない結果が待っていたのだから。
P(もし、とれなかったら、大富さんと貴音が……。ふぅ、考えただけでも、ぞっとするよ)
ことわざにこんな言葉がある。
噂をすれば影が何とやら、と。
大富「ククク……。ほっとした顔をしているな。何を考えているのか、手にとるように、わかるわ」
出たな、大富。
こんな夜更けに、しかも人通りも少なさそうな場所まで、わざわざPの後を追ってきたのだろうか。大企業のお偉いさんだというのにフットワークが軽いことで。
突然の大富の登場に、「ど、どうして、ここに!?」とPが慌てふためく。
おそらく、貴音の将来を賭けた例の約束について言いに来たのだろう。
大富「IA大賞グランドファイナルに、ワシが来ていないわけがなかろう。相変わらず、世間を知らぬ若造だ」
いや、会場に来てても、自ら足を運んでPを追ってくるとは思いませんって。
もしかしてこの場所って、IA大賞の会場からそう遠くないところにあるのかな。
P「た、確かに。あなたが、会場にいないわけ、ありませんよね。でも、どうして今、ここに?」「もう俺の前に、姿を現す必要は、ないんじゃないですか?」
聞きようによってはもう俺の前に出てくんなと言ってるようにも聞こえる。
大富のプレッシャーを受けつつも、なかなか挑発的でPも図太い。
大富「フン……、そうケンカごしになるな。ワシは、お前に、素晴らしき光景を見せてくれた礼を言いに来たのだぞ」
P(え? れ、礼って……? この人は何を言っているんだ?)
Pならずとも大富の意外すぎるこの発言には、つい耳を疑ってしまう。
賭けに敗れた大富が、自分の野望を阻止した小憎たらしいはずのPにわざわざ自分で礼を言いに来るのだから、「素晴らしい景色」というのは大富にとってよっぽど素晴らしいものだったのだろう。
大富「ワシは今日、初めて貴音が舞う姿を見た。……正直、驚いたよ。力強く、美しく……、女神のようであった」
力強く、美しく、女神のよう……?
プロデュースの選曲を間違えただろうか。
『Do-dai』じゃなくて『my song』にすべきだったか。
Do-daiの歌とダンスじゃ、大富が少しおかしなことを言ってる人に見えてしまうw
大富「長年、この業界にいるワシでも、あのような者には、ついぞ、お目にかかったはない……」
大富の口ぶりはまさしく、思いがけず出会った女神の美しさに惚れこんでいるかのよう。
気がつくと、夜空には煌々と輝く白い月が出ていた。
大富「貴音は、まだ、つぼみだ。まだまだ、さらに美しくなる。彼女の舞をみて、ワシは、そう確信したのだ」
確信した舞がアヒルの練習とかだったらやだなー。
大富に言葉に感じるものがあったのか、Pはそれに同意した。
P「……それ、俺も思います。俺はまだ、貴音の良さの半分も引き出せていないんじゃないかって……」
大富「フフ、謙虚ではないか。だが、貴音の美しさを、ここまで引き出したのは、まぎれもなくお前の功績だ」
P「え? あ、そ、その……。ありがとうございます」
大富「なあ、若造。お前は、まだまだ貴音を美しく、そして、輝かせる自信があるか……?」
間髪入れず、Pが「はいっ!」と即答する。
P「俺は、ハリウッドへ行って、人脈を作って、色々なやり方を学んで……」「そして、日本に戻って、もっともっと、貴音を輝かせますっ!」
この答えに、「フフフ……」と大富が笑う。
心なし、欲しかった答えを得られて満足しているような笑い方である。
大富「大みえをきったな。だが、確かに貴音は、このままお前が育てた方が、もっと美しくなるだろう」「ワシは……、それを待って、最高の状態の貴音を、いつかもらいうけるとしよう。フフッ、ハハハハッ!」
うわー、この狸オヤジ。まったく懲りてねえw
Pは完全に虚をつかれ、唖然とする。「な、なんだって……!?」
大富「ククク、まあ、お前などが貴音の輝きを引き出すには、あと100年は、かかると思うがな……」
100年って……、ずいぶん気の長いことだ。
その頃には貴音もアイドルを引退して、誰かの伴侶になっているだろうに。
素直じゃない狸オヤジである。いや、狸オヤジだから素直じゃないのか。
P(あ、あと100年って、それじゃさすがに、大富さんは成長した貴音を見られないんじゃないか?)
さて、Pは大富の真意に気がつくのだろうか。
大富「楽しみにしているぞ、若造。では、またどこかでな! ワハハハハハハッ!」
考え込むPを一人残し、大笑いを夜道に響かせて去っていった。
その背を見送りながらPがつぶやく。
P(……大富さん。もしかして、あなたは、貴音を、自由にしてくれると言いにきただけなのか……?)
大富が去ってゆくのを見ていたのはどうやらPだけではなかったらしい。
いつの間に来ていたのか、横手から音もなく貴音が現れた。
貴音「行ってしまわれましたね……」
◇
(´∀`) はい、ここでカットー!
('A`) おい。
(´∀`) この大富を見てると、心底貴音に惚れちゃったんだろうなと思いますヨ。
('A`) それはわかるが、このあとのシーンをなぜ切った。
(´∀`) いやー、だって。こっから先は貴音シナリオのクライマックス、エンディングの中枢でしょう? さすがにこれをネタバレするわけにはいきませんよ。
('A`) 本音は?
(´∀`) テキストを書き写して感想を書くのがちょっと疲れた。ボリュームありすぎ。
('A`) たしかに、めちゃくちゃ濃いよな。貴音の他のアイドルたちのシナリオも、これくらいのボリュームがあるんだろうか。
(´∀`) さあ? どうなんだろうね。
('A`) 核心部分につきネタバレをカットするのはやむを得ないとして、この後どんなことを話したのか、かいつまんで話してくれないか。
(´∀`) ウィウィ。要点だけピックアップすると、(1)IA大賞グランドファイナルが終わった後、貴音から大富に連絡をとって求婚をはっきりお断りしたこと、(2)謎に包まれていた貴音のバックボーン(貴音の責務)について、(3)貴音がトップアイドルを目指していた理由、(4)貴音に妹がいること、の4点。
('A`) ふむ。
(´∀`) ついでに、貴音との会話中、夜道でPを襲ったいつぞやの暴漢が今度は貴音を襲うのね。
('A`) マジか? あれって黒井社長の差し金だったんじゃなかったのか?
(´∀`) 黒井社長は完全に濡れ衣で、貴音のセリフからすると、どうやら貴音の秘密の(2)と(4)にからんだ厄介事だったみたい。謎が明らかになって余計に謎が深まった感じだけど。
('A`) 貴音に関する謎は深く考えたら負けだな。
◇
場面は夜から一転して、明るい青空が広がる海岸線沿いの車道に移動。
道の脇には、後部の積荷のドアをフルオープンにした、青のワゴンが止まっている。
それらの背景を背にして、りっちゃんと竜宮小町の4人が賑やかに騒いでいた。
伊織「だから、あずさに道案内させるのは、危険だって言ったのよ!」
亜美「タクシーの運転手のおっちゃん、あずさお姉ちゃんのナビで、頭グルグルになってたっぽかったもんねー」
ま た 迷 子 か 。
あずさ「ごめんなさい〜。その上、車が、エンジントラブルだなんて……」「プロデューサーさん、飛行機、間に合います?」
これは今どういう状況なのか頭が追いつかないが、どうやらプロデューサーと竜宮小町を乗せた空港行きのタクシーが迷子になったあげくに、エンジントラブルで立ち往生してしまったらしい。背景の車はどう見てもタクシーには見えないのだが……。
律子「空港で、あの子達待ってるんですよね? こっちは、いいから、早く別の車拾って、行って下さい!」
あの子たち、というのは、たぶんティラミス・ティアラのことだよね。
ということは、プロデューサーがハリウッドへ旅立つある日の風景というところだろうか。
なぜPが別ユニットである竜宮小町の車に同乗して、貴音たちが空港でプロデューサーを待つという状況になっているのか、ちょっと不思議では在るけれど、深く考えないことにしよう。
律子「本当にすみません。こんなことだったら、ムリに送るなんて、言わなければ良かったですね」「うう、わざわざ全員乗れるように、ジャンボタクシーを借りたのに、最後の最後で……」
あー、なるほど。そういうことだったのねw
すっかりしょげ返るりっちゃんを、「い、いや、律子は悪くないよ。たまたま、運が悪かっただけで……」と、プロデューサーが励ます。
どうすればあずささんに車のナビをさせるという方向に話が流れてゆくのか、それは不運というより、奇運というのが適切ではなかろうか。
律子「いえ、私のミスです。さあさあ、別の車を……、あ、タクシー会社に電話したほうが早いかな?」
P「でも、トラブルのあった車を、スタンドまで、押さないと……。お前達だけじゃムリだろ?」「タクシーの運転手さんは、運転席に、いなきゃいけないし、やっぱり男がいないと……」
律子「大丈夫。誰か男手を探します。あ、ほら! あそこでたそがれてる人に助けてもらおう! すみませーん!」
りっちゃんが声を張り上げて遠くの方へ呼びかける。
あずささん、いおりん、亜美の三人も、そちらへと顔を向ける。
律子「あれ? 遠すぎてきこえないのかな? すみませーん!」
見かねて、俺が呼んで来るよと、Pは“たそがれている人”のほうへ向かった。
Pが向かった先は、砂浜の波打ち際。
赤いチェックのシャツを着た茶髪の男が、海を睨むように腕組みをして立っている。
おそらく波の音に消されてりっちゃんの呼ぶ声が聞こえなかったのだろう。
背中を向けているため、Pのほうからは男の顔が見えない……のだが、
P(あれ? あの後姿、どこかで見たことが……)
男の後ろ背に呼びかける。「あのー、すみません……」
なぜか、カメラがぐるりと男の正面に回りこむ。
口をへの字にしているその男は――
P「わっ、冬馬じゃないか。どうしてここに?」
あまとうでした。
アイドルをやめて海の男にでもなるつもりなのでしょうか。
冬馬「……それは、こっちの台詞なんだけど。あんた、ハリウッドに行くんじゃなかったの?」
P「あ、ああ。実は、ちょうど今、竜宮小町と一緒に、空港に向かってたんだけど……」「乗ってた車がエンストしちゃってさ。あはははは」
冬馬「はあ? マジかよ。それ、どうすんの?」
とりあえず、エンストした車をスタンドまで持っていくために手伝いを頼もうと冬馬に声をかけたことを説明した。相手があの冬馬とあってか、他を当たるよとPが言うと、「……いや、手伝う」と冬馬は二つ返事で了承した。
P「え? 別に、ムリしなくていいぞ。IA大賞が終わったとはいえライバルに協力するのはイヤじゃないか?」
冬馬「手伝わなきゃ、あんた、困るんだろ?」
P「うーん、困ると言えば、困るかな……。でも、他の人を探せばいいし!」
冬馬「周りに、人、いないけど。……車、どこ?」
人っ子ひとりいない海って、一体ここはどこなんだろう。
P「あ、向こうのほうに……。ありがとう、冬馬。でも……、どうして助けてくれるんだ?」
冬馬「困ってるヤツ見たら、放っておけないから。……なーんてな。助けるのは、あんただからだよ」
P「え、俺?」
ぴよちゃんの薄い本のネタキター!!
冬馬「最初はさぁ、団結とか、くだらねぇって思ってたけど、あんたらに負けてさ……」「初めて、俺と、ジュピターに足りなかったものが、わかったんだ。ソコ、感謝してるから」
傍目にはジュピターもなんだかんだで息が合っているように見えてたけど、実際は、当事者じゃなきゃわかんないことがあったんだろう。ジュピターとの決戦の後の会話でも、北斗や翔太は、どうやら冬馬とはIA大賞を目指すことに関して微妙に意識のズレがあったように見えた。もしかしたら、なまじっか技量と才能があるせいで、深い部分ではまだお互いをわかりあえていなかったのかもしれない。
冬馬の話を聞いて、ジュピターの解散後、気になっていたことをPがたずねた。
P「……冬馬は、アイドル、続けないのか?」
冬馬「決めてねえ。ジュピターは解散したし、事務所は、もう辞めたようなもんだし」
P「俺は、続けたほうがいいと思う。才能あるのに、ここで辞めたら、もったいないよ」「冬馬も、他の2人も」
冬馬「……あんたがジュピターのプロデューサーだったら、何か、変わってたかもな」
P「え? 今、なんて言った? ちょっと、波の音で、よくきこえなかった」
この男wwwwwwwwwwww
男女お構いなくフラグ立てまくる上にツンデレのデレをスルーするとか、業が深すぎる。
ぴよちゃんのエサになっちゃえばいいのに。
渾身のデレをスルーされた冬馬は必死な感じで「なんでもねーよ。車、あっちだっけ」と誤魔化す。
と、そこへ。
律子「プロデューサー! 長々と、何を話して……」
青い空と蒼い海をふたつに分ける水平線をバックに、りっちゃんがやって来た。
そして、Pの隣にいる冬馬を見て悲鳴を上げる。
律子「あーっ! 天ヶ瀬冬馬!」
りっちゃんと冬馬。
なんだかんだで一番因縁深いこの2人の遭遇はこれで何度目だっけ?
律子「どうして、あんたがここに? ……はっ、まさか、プロデューサーに危害を加えようと……っ!?」
発想が飛躍しとる飛躍しとる。りっちゃん、落ち着けw
りっちゃんの勘違いに冬馬の反論でも始まるのかと思いきや。
画面はまた切り替わり――
海を背にして歩いてくるあずささん、いおりん、亜美の三人。彼女たちのお腹から膝にかけてが正面からアップで映され、またカメラが切り替わると、いおりんを筆頭に横一列で歩いてくる3人の姿が横から映された。キラキラ光る海と一緒にカメラに収まる竜宮小町の姿はなかなか良い感じ。
亜美「あれっ、あまとうがいる! ねーねー、何で?」
伊織「ちょっと、冬馬じゃない。あんた、アイドル引退したんじゃないの?」
あずさ「あらあら、冬馬君も、迷子ですか〜?」
次々にやってくる竜宮小町のメンバーを見て、Pがたじろぐ。
P「ちょ、お前達! 何で全員で、こっちに来てるんだ!?」
ていうか、画面せまっ! 画面がせまいよ!
画面の両端に冬馬とりっちゃんが立ち、二人の間の中央を埋めるように竜宮小町の三人が少し奥に立っている。一つの画面に5人も人物が立つと、めちゃめちゃ画面がせまく感じるわ。
律子「プロデューサー殿が、あまりにも遅いから、迎えに来たんです!」「何をしてるかと思えば、まさか、天ヶ瀬と、話をしてたなんて!」
P「ごめん……、つい、長話に……」
苛立たしそうに腕組みした手の指をトントンするりっちゃんであった。
細かいことだけど、りっちゃんって、冬馬を「天ヶ瀬」って呼ぶのか。亜美は「あまとう」、いおりんは「冬馬」、あずささんは「冬馬君」。四者四様だ。
亜美「兄ちゃん、さすがに、もう行かないと、飛行機に置いてかれちゃうよー?」
伊織「壊れた車は、私達がどうにかするから、あんたは、さっさと、空港に行きなさいよ」
あずさ「そうですよ、ユニットの子達、きっと、待ちくたびれてますよ? プロデューサーさん」
「いや、でも……」と言いかけると、りっちゃんがそれを制止した。
律子「プロデューサー、いいから、向かって下さい。新しいタクシー、呼んでありますから」「こっちには、天ヶ瀬もいるし……、これ以上、引き止めたら、あの子達に恨まれちゃいます」
冬馬が手伝うと申し出たことをまだ聞いていないはずなのに、しっかりと冬馬も人手に加えているりっちゃんはさすがというかちゃっかりしているというかw 冬馬乙。
律子「大切なプロデューサーとの、お別れぐらい、ちゃんとさせてあげたいんです」
亜美「そうだよ、兄ちゃん。そりゃあ、亜美達だって、兄ちゃんのこと、ちゃんとお見送りしたいけど……」
伊織「まがりなりにも、ユニットのプロデューサーなら、優先順位くらい、わかってるでしょ?」
あずさ「女の子を悲しませたら、ダメですよ〜、プロデューサーさん? ふふっ」
りっちゃんたちの好意の言葉を引き継いで、冬馬がPを追い立てる。
冬馬「……だってさ。早く行けば?」
P「……わかった。悪いけど、後は頼む」「律子、伊織、亜美、あずささん。それに冬馬。皆、ありがとう。……またな」
ライバルたちに見送られ、海を後にしたPは、その後無事に空港に到着。
ティラミス・ティアラのメンバーたちと合流できたのだった。
◇
('A`) んで、空港での貴音たちとの出発前のやり取りは?
(´∀`) 割愛。
('A`) だろうと思ったよ。
(´∀`) 個人的に見どころだと思うのはやっぱり、ジュピターとの決戦前夜に貴音が話していた“私は自ら輝く太陽に慣れるでしょうか”という問いに対する貴音自身の答え(決意)がちゃんと反映されていたのが良かったと思いますです。
('A`) 小耳にはさんだベストエンドの内容につながる伏線もあったな。
(´∀`) うんうん。貴音のあのセリフはちょっとムフフとなりました。
('A`) そういえば、エンディングの一番最後にハリウッドに渡ったPの描写もあったな。
(´∀`) 帰国後の後日談はベストエンドで!って感じみたいです。
('A`) んじゃ、最後にプロデュース成績を書いて、このプレイ記録も〆るか。
(´∀`) あいあい。
…━━━━━━━━━━━━━…
プロデュース総合評価
…━━━━━━━━━━━━━…
●グループイメージレベル
実力派ユニット Lv13 → 評価 B
●ハイスコア
50530 PTS → 評価 B
●楽曲売上トータル
284万9368枚 → 評価 B
●最高チャート順位
1位 → 評価 S
●巻き戻りトータル
0回 → 評価 S
●アイドルアカデミー
IA大賞受賞
●社長総評
息の合った、最高のユニットだったな!
そして、三人とも、君を非常にしたっていたようだね。
昇格もしたのだし、これからもよろしく頼むよ!
●総合評価
B → プロデューサーランク昇格!!
・「ポジション変更」が、できるようになりました。
・ステージ系のお仕事をアイドルたちに任せられるようになりました。
ただし、クィンテットライブと一部のフェスは、任せることができません。
・レッスンをアイドルたちに任せられるようになりました。
ただし、一部のレッスンは任せることができません。
・ステージフォーユー! で使用可能なステージが追加されました。
・「 SMOKY THRILL 」の楽曲が選択可能になりました。
・「ビヨンドザスターズ」の衣装が選択可能になりました。
・「パレスオブドラゴン」の衣装が選択可能になりました。
━貴音からのメール「SUBJECT:遠い異国のあなた様へ」━
貴音が顔文字の使い方を覚えた!!
【実績ロック解除】
50G : IA大賞
10G : 駆け出しプロデューサー
10G : 俺と貴音。
10G : イチゴ賞
語り始めると長くなるので、前置きはばっさり割愛して。
ファーストプロデュースユニット――ティラミス・ティアラ。
55週目。最後のアイドル活動です。
■ティラミス・ティアラ−活動55週目
━朝━
貴音「プロデューサー、おはようございます」
うん。おはよう、貴音!
貴音「今朝の私は、心身共に充実しています。ふふふっ」
真「ファイトですーっ!」
真美「ファイトだよーっ!」
この3人の、ティラミス・ティアラとしての朝の挨拶もこれが最後。
理不尽な選択肢に憤ったり、アイドルたちの「小躍り」にはしゃいだり。
貴音たちの機嫌に翻弄され一喜一憂したけれど、その分、このユニットにも愛着ができた。
そう思うと、なかなか感慨深く、しみじみしてしまう。
最後の意気込みは、やはり、リーダーの貴音にお願いしよう。
貴音。今日はちょっと、感じが違うように見えるね。
貴音「……そうですか、やはり、おわかりになるのですね」
あっれー。
この歯切れの悪い感じは、“1or2”の選択肢ですか。うわーん。
貴音「最近は少し、皆の気が抜けてしまいましたから……」
そっかぁ。それも仕方ないのかもね。
先週のフェスで強敵のジュピターを倒し、そのジュピターもあっという間に解散してしまった。
当面の目標を果たして、ふっと肩の力が抜けてしまうのも無理はない。
だけど、今日は今までのアイドル活動の総決算。
IA大賞グランドファイナル当日。
最後の最後で、気が抜けてちゃダメっしょ!
P「そんなこと言われると、困ってしまうな。まあ、深い意味は、ないんだろうけど……」
思わずイラっとくるPのセリフもこれで最後かと思うと感慨ぶk……
ンなわけねーだろ。
嗚呼、敏腕から程遠いこんなダメダメなプロデューサーについてきてくれたうちの子たちの晴れの日だというのに、貴音の表情が雷雲で曇ってしまった。理不尽だー。
社長「時は来たっ!」
うわっ、びっくりした!?
いきなり大声を出さんでくださいよ、順二朗社長。
さては驚かすために登場するタイミングをうかがってましたね……?
社長「諸君、今日は、いよいよ、IA大賞グランドファイナルだね!」
ええ。
泣いても笑っても、これがうちの子たちの最後の舞台です。
社長「この1年間、本当に、よく頑張ってくれた。結果がどうなるかは、わからないが……」「どういうことになろうとも、私は君達のことを、心からたたえたい気持ちで、いっぱいだ!」
小鳥「私も、皆さんのサポートができて、光栄でした。この1年は、本当に幸せな1年だった……」「この日が迎えられることがうれしくて、私、思わず、飲み友達全員に、メールしちゃいました! ふふっ」
ありがとうございます。社長、小鳥さん。
こちらもこの1年間、お二人の助言に幾度となく助けられ、お二人の奇行に幾度となく苦笑いを草(w)付きでさせていただきました。
あと、どうでもいいことですが、小鳥さん。
飲み友達以外にはメールしなかったんでしょうか?
地味に小鳥さんの交友関係が気になって仕方ありません。
小鳥「今日は、事務所のスタッフや所属アイドル全員で、皆さんが大賞を受賞できるよう、祈ってますからね!」
P「社長、音無しさんも……。ありがとうございますっ!」
━スケジュール━
●首都エリアセレモニー[IA大賞グランドファイナル]
いよいよIA大賞が発表されます。
もう後戻りはできません。
――さぁ、こちらへ!
出発前の最後の衣装選び。
この輝かしき舞台で貴音たちの身を飾るのは、もちろんこの衣装。
《服:スノーフレークリリパット》
《頭:ダブルひまわり》
《体:ひまわりブローチ》
《腕:ひまわりの腕輪》
《足:ひまわりアンクル》
《守:あわんこのお守り》
ティラミス・ティアラといったら、このコーディネートしか考えられない。
山を登るようにランキングを駆け上がった後半戦、苦楽を共にしてきた戦友たちだ。
お守りも、ちゃんと《あわんこのお守り》に替えて。
思えば、ティラミス・ティアラに大きな転機をもたらしてくれたのはこのお守りだった。
感謝の意を込めて、あわんこ大先生とお呼びしたい。
社長「ああ、ちなみに、主催者のIAUから、さっき連絡があってね……」
ちょっwwwwwwwwwwwww
この期に及んで今度はなんですか!?
もう衣装の決定しちゃいましたよ!? 変更できませんよ!?
これが超重要な話だったら修正ペンで「のヮの」って落書きしますからね!
社長「961プロのジュピターが、ノミネートを辞退したそうだよ。解散の話は、どうやら本当だったらしい」
ああ、なんだ。その話ですか。びっくりしたぁ……。
プライドの高さならエベレスト級の黒井社長ですからね、公の場で(しかも恨みのある765プロの人間の前で)飼い犬に手ひどく噛まれたのに、自分の手元から出て行った犬たちのふんどしで栄誉を受けるのは、彼のプライドが許さないでしょうしね。
P「そうですか……。今さら、俺が言うのも変ですが、正直、もったいない気もしますね」
社長「うむ、私も同感だ。彼らが、すぐれた才能の持ち主であることは、事実だからね」「しかし、だからこそ、これで終わりということもないだろう。またいつか、彼らは頭角を現すかもしれない」
SPのプロジェクト・フェアリーといい2のジュピターといい、なんだか、才能のある人材発掘→金をかけて(偏った)人材育成→人材リリース、が961プロの事業活動のような気がしてきたぞ。
961プロのキャッチフレーズは、『アイドルをキャッチ&リリース!』でどうだろうか。
社長「……さあさあ、いいから出発したまえ。せっかくの大賞発表に遅れては、受賞できるものもできないぞ?」
P「……わかりました。さあ、皆、胸をはって会場へ行こう!」
貴音達「はいっ!」
社長たちに温かく見守られ、意気高らかに出発!――だったのだけれど。
会場入りする前に、なぜか新宿で楽曲変更のシーンが。
え? どういうこと?
もしかして、IA大賞ノミネート発表会の時みたいにセレモニーステージがあるの?
んー……。
先週のフェスで『MEGARE!』に替えちゃったし、ここはティラミス・ティアラの一番のヒット曲である『Do-dai』に変更しておきますか。BPMも速いほうだし。
真美「おお! 真美の、お気に入りの曲がきたー! さすが、兄ちゃん。ちがいがわかる男だねー」
持ち歌を選ばれて真美が大はしゃぎだ。
はじめ、真美の持ち歌が『Do-dai』と知った時は、Do-daiが持ち歌ってどーだい?と思ったものだけれど、この1年間、プロデューサーとして真美とつきあってみて、この真美にはDo-dai以上にぴったりの曲はないなと考えを改めさせられた。それが良いのか悪いのか、私にはわからないけどねw
では、改めて会場へ向かうぞー!
―東京。
IA大賞グランドファイナルの舞台となるのは、国立オペラ劇場。
幻想的な夕暮れ色に染まり、入口を照らすオレンジの灯がムードを漂わせている。
緋色の絨毯が敷かれた階段。
それを白のステージ衣装に身をつつんだティラミス・ティアラが踏みしめていく。
階段の中央を歩むのはリーダーの貴音。
その左手には一歩遅れて真が、右手には真美がいる。
背中を見せる彼女たちの表情はうかがえないが、きっと誇りと自信に満ちているに違いない。
厳かな空間を、堂々と歩む貴音、真、真美。
清楚で気品のあるスノーフレークリリパットをドレスに選んで本当に良かったと思う。
……まるで季節違いのひまわりのアクセサリーセットはどうかと思うけど、このシーンではコスチュームしか反映されていないのでなんくるないなんくるない。
P「皆……」
ライトアップされた中庭で、Pが貴音たちに語りかける。
P「いよいよ、ずっと目標にしてきた、IA大賞の発表だな」
いつものコミュシーンならば3人横一列に並んでいるのだが、今日は心なしか、貴音が一歩前に出て、真と真美が少し奥に控える形で立っている。こんなところからも今日が特別な日であることを感じさせる。
P「これまで団結してやってきたことの結果を、IAUが、どう評価したのか、気になるけど……」「これまで出してきた結果を、今から変えることはできないんだ。だから今日は、過去をふり返らなくていい」
このセリフ。
アイドルたちに向けられた言葉であるはずなのに、なぜだかプレイヤーの私に向かって言われているように感じる。ろくなプロデュースができなかったという後悔がそう思わせるのか。
P「俺達のグランドファイナルを、思いっきり、楽しもう!」
そう締めくくった。
そして――
IA大賞グランドファイナルが開幕した。
グランドファイナルのエンブレムが画面の中央で、煌びやかに金色に輝く。
ノミネート発表会の時と同じように、男性司会者が開幕を宣言した。
司会者「いよいよ始まりました、IA大賞グランドファイナル。皆様こんにちは、司会の四海昌明です!」
ひょっとして……
この司会者の四海昌明って名前、「司会」と「堺正章」をかけたものなんだろうか。
よく見れば、シルエットもなんとなく堺さんっぽいような…?
司会者「今年のIA大賞グランドファイナルも、この会場、国立オペラ劇場、大ホールからお送りしております!」
開幕の宣言が終わると、画面はティラミス・ティアラのテーブルに切り替わった。
貴音たちが囲む木製の重厚な円卓には、真紅のバラが中央に飾られ、アイドルたちの手元のグラスには濃茶色したドリンクが注がれている。ウーロン茶…じゃないよね?
司会者「それでは、さっそくではございますが、IA大賞ノミネートの皆様を、順にご紹介して参りましょう」
まばゆい照明の下、真っ先に紹介されたのは――
司会者「IA大賞、ノミネート、エントリーナンバー1番、ティラミス・ティアラの皆さんです!」
エントリーナンバーはノミネート発表会の時と同じ1番。
紹介を受けた貴音たちは起立し、周囲に会釈する。
司会者「では、大賞発表前の意気込みを、一言ずつ、お願いします」
前のノミネート発表会がそうだったように、マイクがセッティングされたインタビュー席に場所を移してコメントするのかと思いきや、そこに立ったまま真が語り始めた。
真「今日まで、ボク達、ベストを尽くしてきました。だから、どんな結果でも、受け止められます!」
真美「とにかくワクワクしてるよー! メッチャ楽しみー!!」
貴音「私達の去就と、私の運命が定まるわけですが……。ふふっ、なぜだか最高の結果しか思い浮かびません!」
なぜだろう。
貴音のコメントを聞いたら、オラの胃がキリキリしてきたぞ……!
卓上のバラをもかすませる貴音の華やかな笑顔が私にはまぶしすぎる。きっと照明のせいだ。
ティラミス・ティアラのコメントが終わると、次のアイドルたちのコメントに移った。
司会者「以上、24組のアーティストが、IA大賞にノミネートされています」
――果たして、各賞の栄冠は誰に?
――そして、IA大賞の行方は!?
司会者の煽り文句に、俄然と心のなかが騒がしくなってくる。
司会者「まずは、スノーホワイト賞の発表です!」
白銀のエンブレムが画面中央に輝く。
司会者「スノーホワイト賞は、北東エリアで、もっとも活躍したアイドルに贈られます」「では、発表します! 今年のスノーホワイト賞は!?」
照明が落ち、スポットライトがエンブレムの周りをぐるぐる回る。
エンブレムがくるっと裏返しになり、そこに文字が表示された。
ナム骨董P パックさん
司会者「パックさんの皆さんです! おめでとうございまーす!」
今まで一度もランキングで意識したことがないアイドルグループだった。
Pが(北東エリアは制覇ならずか……。でも、まだまだ、これからだ!)とつぶやく。
IA大賞のノミネート条件を満たすのに精一杯で、各地域の部門賞にかまう余裕なんてちっともなかったから、仕方がない。部門賞制覇は、次回以降のプロデュースに持ち越しだ。
各賞の受賞者は以下の通りであった。
◆フォレストグリーン賞(中央エリア)
受賞者:キャタヒーラーP / ochi eyes
◆フェニックスレッド賞(上方エリア)
受賞者:竜崎P / 恋花
◆ブラックパール賞(西エリア)
受賞者:キャタヒーラーP / ochi eyes
◆オーシャンブルー賞(南エリア)
受賞者:セルフ P / サイネリア
南エリアでかろうじて、知ってるアイドルの名前が出てくれてホッと一息。
さすがに、ノーマークのアイドルばかりが受賞していたらちょっと淋しくなるとこだったw
以上で各部門賞の発表が終了した。
「それでは、皆さん……」と前置きして。司会者が本命の発表を告げる。
司会者「いよいよ、この時がやってまいりました。本日最後の発表になります」「本年度、この国でもっとも輝いたアイドルに贈られる、最高の賞!」
――IA大賞の発表です!
煌くIA大賞のエンブレム。
いかん、なにやらドキドキしてきた。チキンハートの本領発揮である。
司会者「おっと、今、私の手元に封筒が届きました! 手がふるえております! 早速、開けてみましょう!」
お、落ち着け……、俺のチキンハート!
司会者「こっ、これは……っ!!」
ト、ト、トイレに行ってきてもいいかなー!!?
P(いいから早く言え!)
ちょwwwwPwwwwwwww
こういう時だけプレイヤーが思ってることを代弁するじゃないよwwwww
司会者が、コホンと、咳払いをひとつ。
司会者「それでは、発表します」「本年度の、IA大賞に輝いたのは……!」
照明がふっと消え。
大賞受賞者を求めるかのように彷徨う、二つのスポットライト。
数瞬後――
IA大賞エンブレムの裏面に刻まれた受賞者の名は、
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
むらたまP
テ ィ ラ ミ ス ・ テ ィ ア ラ
WINNER
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
うちの子たちの名前だった。
司会者「ティラミス・ティアラの皆さんです! おめでとうございまーーーっす!」
盛大に、ティラミス・ティアラの名前が会場に響き渡った。
……にもかかわらず。
円卓に座る、貴音も真も真美も、みんなキョトンした顔をしている。
あれ…?と思っていると、一拍遅れて、
貴音達「ええっ!」
びっくりした様子で反射的に席から立ち上がった。
その反応を待っていた!w
半ば魂が抜けかかったような様子で、貴音が言葉をつむぎだす。
貴音「こうなることは、半ば確信していたのですが……。しかし、ふふっ、今頃、足がふるえて参りました……」
真「こ、これって、夢でもドッキリでもないんですよね、プロデューサー? ホントにホントなんですよねっ?」
真美「やったよー! やってやったよー、兄ちゃん!!」
P「ああ、おめでとう! 皆、本当におめでとう!!」
司会者「ティラミス・ティアラの皆さんは、部門賞ゼロから、まさかの大逆転です! お見事!!」
部門賞ゼロでIA大賞受賞を大逆転というのならば。
ノミネート条件すら満足に届かず、最後のプロデュース曲をリリース時点でランキング20位入りすらも絶望的だった状況であったにもかかわらず、IA大賞を手に収めたのは、大逆転中の大逆転だろう。
あの時、諦めなくてよかった……
これまでの道を振り返っている間に、貴音たちはステージへと移動していた。
司会者「それでは、皆さんの、今のお気持ちをお聞かせください!」
貴音「……頂点とは、余計なものが削ぎ落とされ、大切なものだけが見える場所、だったのですね……」
胸に手をあて、一言一言を噛みしめるように、貴音が語る。
貴音「ううっ……。皆様、これまでの声援、真、ありがとうございましたっ!」
真「IA大賞はボク達の夢でした。夢をかなえられたのは、全部……、ファンのみんなのおかげですっ!」
真美「うあうあー! なんか知らないけど、泣きそうっぽいよ。とにかく、うれしいよー!!」
アイドルの頂きに立つ貴音たちの姿は、柔らかい光に包まれているようにも見えて。
自然と目を細め、口の端からふふっと笑みがこぼれてしまう。
ほんとによかった。
司会者「ありがとうございました! 皆さん、実に輝いていらっしゃいますね!」
――それでは、歌っていただきましょう!
――本年度のIA大賞に輝いた、ティラミス・ティアラの皆さんで……
司会者「曲は、Do-dai」
◇
ティラミス・ティアラの、正真正銘最後の、ステージが終わった。
先程まで光で溢れかえっていたステージも客席も、静寂と暗闇に包まれている。
P(曲の披露が終わり、ティラミス・ティアラには、客席から、耳が痛くなるほどの拍手と歓声が贈られた)
P(1年間、追いかけ続けたIA大賞を、俺達は、手に入れることが出来たんだ!)
会場を出たPと貴音たちの4人は、人のいない屋外テラスへとやってきた。遠くに見えるガラス窓の向こうに灯るほのかなオレンジの光が、静かな空間の中であたたかい。
真「ボク達、IA大賞、受賞したんですよね!? 夢の中にいるみたいで……、どうも実感がわかないですよ」
貴音「少しだけ、気持ちが落ち着いて参りました。大富殿には少し悪い気もしますが、これで私は……」
思わず、あっと言いかけてしまった。
というのも、今まで秘密にしてきた大富の名前を真と真美の前で貴音が口にしたのだから。
Pが知らない間に真や真美にも話を打ち明けていたのだろうか。
もしそうでないのなら、あとで真や真美から「大富殿って誰?」と質問攻めされそうだ。
Pも軽く貴音をたしなめる。
P「貴音……。そのことは、今は言わなくていいから、とにかく、まずは喜ぼうっ!」
続けて、「部門賞は、全部とれなかったけど、気にやむことはない」とPは言う。
途中からまったく部門賞を無視していたのだから、これで気にかけるほうがどうかしてる。
IA大賞の受賞だけでも、今の私たちには大金星だ。
P「今日のお前達は、本当に……」
「X:輝いていたぞ!」「Y:まぶしかったぞ!」「B:後光がさしていたぞ!」
製作スタッフは、ネタ肢を忍び込ませずにはいられない症候群にでもかかってるのだろうかw
Xも、Yも。
どちらも彼女たちのラストステージを見ていた時に、心から思ったことだ。
Yはなんか、照明が〜〜とか言い出しそうな気がしないでもないけど……
P「まぶしかったぞ!」
貴音「ありがとうございます。ですが、まぶしいとまで言われますと、少し、照れてしまいますね」
P「いや、本当にスゴかったよ。まぶしすぎて、俺の知っている、貴音達じゃないみたいで……」
私が思っていたことを的確に代弁してくれているPが奇跡にも思える。
これが、朝の挨拶で理不尽かましまくりのあの男と同一人物なのだろうかw
貴音が「ふふっ」と笑った。
貴音「ですが、そんな私達を育てて下さったのは、プロデューサー。あなた様、なのですよ?」
P「あ、ああ、貴音の言う通りだな。……うんっ! 今さらながら、勝利の実感がわいてきた!」
貴音たちと同じ空間で、勝利を実感することができるPが羨ましい。
なぜこの世界は三次元なのだろう。うらめしや、うらめしや。
P「それにしても……、皆の頑張りが、きちんと結果になって、俺は感無量だよ!」「この1年間、メンバー同士、ぶつかることも多かっただけに……、な」
主にお前のせいだけどな!
ユニットプロュースを始めて間もなく真が「らぶすね」になったり、竜宮小町とのフェスに大敗を喫して「ぎすぎす」になってみたり、なんとか関係改善に努めようと説教をしたこともあったっけ。その甲斐あってか、わりと早くぎすぎすから回復して、今度は真美と貴音がらぶすねに陥って……、ああ、でも「どん引き」や「喧嘩」状態になることはなかったっけ。
そして、なんといっても「小躍り」。
みんなが「小躍り」状態で、朝から小躍りトリプルチェインが見られるのは本当に嬉しかった。
ステータス的には「かしましい」のほうが好ましいのかもだけど、やっぱり自分は、ティラミス・ティアラの3人が陽気にステップをつなげる小躍りトリプルチェインが大好きだ。
真「言われてみれば、そうでしたね……。でも、ボクは、楽しいことの方が多かったって、思いますよっ!」
真美「ケンカしちゃって、イヤんなることもあったけど、どんな仲良しの親友でも、たまにはケンカするもんね」
貴音の調子が今ひとつだった時、何度、真と真美に助けられたことだろう。
リーダーの機嫌を回復させるために真と真美に理不尽な返事をして、しょっちゅう二人をムッとさせてしまったっけ。今、この場を借りて、真と真美に「ありがとう」と「ごめんなさい」の言葉を。
真美「でも、もし真美達が仲良しパワーメチャイケ状態だったら、もっと部門賞いっぱいもらえてたのかな……?」
いや、それは違うよ。真美。
どんなに真美たちが仲良しパワー炸裂でも、プロデューサーの腕がなまくらだったんだ。
プロデューサーがダメダメだったのに真美たちは本当によくやってくれたよ。
真「でも、色々あっても、なんとか、一緒にやってこられたんですから、良かったですよ!」
真さんのフォローが五臓六腑に染み渡りますなぁ……!
貴音「……何はともあれ、IA大賞はとれたのです。この結果は、各々の力が結集したおかげでしょうね」
P「皆、それぞれがマイペースで活動しつつも、しっかり成長できたんだから、本当、良かったよ」
一番マイペースだったのはプロデュースを1ヶ月もサボっていたどっかの誰かさんだとは、口が裂けても言うまい。ええ、言いませんとも。涙が出ちゃうから。
真美「そうだよね、みんな成長したから、今日のステージに立てたんだよー!」
P「今日のステージで、皆は本当に輝いてたぞ。これが、IA大賞を、とったユニットだって……」「その場にいる全員を納得させる、パワーがあったよ。そのパワーは、俺達が1年かけて、手に入れたものだ」
おおー、Pがまともなことを言っちょる。
やればできるじゃないの。なんで所々ダメな子になっちゃうのかしら。
P「俺の苦労も、報われたな……。いや、本当に、苦労させられたからさ、皆には!」
ハハハ、こやつめ!
永久にハリウッド流しの刑に処したろかw
嫌らしく理不尽な三択を迫るPに比べたら、アイドルたちのなんと可愛いことか。
P「……なーんてな」
真美「いつも苦労をかけて、すまないねー、ゴホゴホ……」「あ、でも、兄ちゃん、実は苦労するの好きっしょ? ワザと苦労してるっぽい時、けっこうあったもんね」
貴音「失敗を誰のせいにするかで、人間としての器が、知れるものですね……」「それでも、こうして頂点へとたどり着けたのは、プロデューサーのおかげ。感謝しておりますよ」
真「ボク、プロデューサーが仕事で失敗するとこも、見てて、すごく楽しかったですっ!」
緊張でテンパりすぎて、オーディションやフェスでアピールミスをしてあたふたと慌てる姿は、たしかにさぞや面白いものだったに違いない。おにょれ、覚えてろよ、真w
うーん、と首をひねるP。「何か、微妙にけなされてるような、ほめられた方だけど……、まあ、いいか」
そうだな。毎度のことだからキニスンナ(゚Д゚)
そして。
話は、これからの4人にとって、とても重要なことについて。
P「俺は、ハリウッドに旅立ってしまうから、これ以上、プロデュースは続けられないけど、皆は……」「来年こそ、IAの賞を完全制覇できるように、引き続き、3人で頑張って欲しい!」
すると。
真美「んー、兄ちゃんの言うこともわかるけど、真美はこの3人以外でも、やってみたいなー」
エー(´Д`)
真「ボク、今度は、ソロで頂点を目指してみるのも、面白いと思ってます。まだ、考え中ですけど!」
貴音「皆、それぞれ、思うところがあるのですね……。今後については、改めて考える必要がありそうです」
ソウダネ(´・ω・`)
頂点へ登る過程で真も真美もアイドルとして成長して、こんな風に将来を自発的に模索できるようになったのだと考えれば、ふたりの意見は喜ぶべきことに違いない。
けれど、ティラミス・ティアラのプロデューサーとしては、やっぱりちょっと淋しい。
Pも「そうか」と頷き、「少し休んでから、改めて考えるのも、いいのかもしれないな」と、各自の意思に委ねることに同意した。
しかし、そこはもちろんプロデューサーだ。「まあ、俺は、ティラミス・ティアラは、いいユニットだと思うから、もっと頑張って欲しいけどさ」と、さりげなく未練をこぼすのを忘れない。お前は泣いてもいいんだ、P。
車も迎えに来てるはずだからとPが帰りを促すと、貴音がハッとした様子でPを引き止めた。
貴音「あっ……。お待ち下さい、プロデューサー」
なんだい、貴音?
貴音「最後に、改めて私達から……。いざっ!」
貴音達「今まで、ありがとうございました!」
もう…、ゴールしてもいいよね……(´;ω;`)ブワッ
Pも貴音たちに、ありがとうと感謝の言葉を贈る。「一年間、皆と活動してきて、俺自身、色々なことを学ぶことができた。中でも、一番大切なことは……」
「X:信じること」「Y:助け合いの心だ」「B:若さって素晴らしい」
Bの選択肢が何を言っているのか、私にはわからない。
アイマス2の「団結」というテーマからするとYがふさわしいとも思えるけれど、貴音のオリジナルストーリーのテーマは「信じること」だ。大富や黒井社長の風雨が襲ってこようとも、Pは貴音を信じ、貴音はPを信じた。 そして、IA大賞までに培ってきたユニットの団結も含めて考えるならば、貴音たちは何度も困難にぶつかってはトップアイドルへの道はまだ続いていることを信じ、リーダーの貴音はメンバーの真と真美を信じ、真と真美はリーダーの貴音を信じた。
P「信じることだ。夢を信じ、仲間を信じて頑張れば、どんな目標にもたどり着ける……」「そのことを、三人が、ひたむきに頑張る姿を見て、俺は、知ることができたんだ」
貴音「……あなた様の言葉、今ならば心より理解できます。一人でいることの寂しさは……」
少しうつむいていた貴音が、Pに向き直る。
やわらかな、優しい目をしていた。
貴音「もう二度と、味わいたくないですから」
P「……貴音が、そんなことを言ってくれるなんて、最初は、思いもしなかった気がするよ」
初めて貴音と会ったときは敬語だったもんな。
それがこうして、Pと二人きりでない場でも自分の弱さを仲間に見せられるようになった。
この一年でつかんだ宝を貴音が忘れさえしなければ、孤独に苛まれることはきっとないはず。
P「俺、お前達に会えて、本当に良かった。……面と向かって言うと、少し照れるけどな」
貴音達「ふふっ、プロデューサー……」
ちょっとだけ、Pに便乗して。
アイマス2の一番最初のプロデュースに、貴音と、真と、真美を選んで、本当に良かった。
こうやって改めて書くと、少しこっ恥ずかしいけれどw
P「お、いい笑顔だな、皆! だけど、とびっきりの笑顔は、IAの賞を完全制覇するまで、とっておけよ」
どんだけ完全制覇にこだわるんだよwwwww
真美「うあうあ〜! まだ、お仕事の話すんの!? ……まあ、そういうとこが、兄ちゃんっぽいけどね」
真「今のボクの気持ち、なんかグチャグチャです。賞をとれたのはうれしいけど、お別れは悲しいから……」
貴音「プロデューサー、もうしばし、このままで……。皆が、今日という日を、一生心に刻めるように……」
空を見上げると――
数週間前の夜、貴音と二人で朝まで見上げていた月は、その姿を消していた。
Pとアイドルたちは、受賞の喜びと別れがたい寂しさを抱えたまま、同じ時間を過ごした。
すぐそばまで迫っている別れの時をこの時ばかりは無視をして、共に笑いながら、これまでの思い出に話を咲かせる。
P(ほんの数時間、別れを先送りにしたからって、つらさは消えない。けれど、それはとても幸せな時間だった)(皆、笑顔をありがとう。それと……、俺をこんな気持ちにさせてくれて、ありがとう……)
◇
貴音たちと別れた後の帰り道。
向こう岸に高いビルが林立している川のそばのレンガ道を、Pがひとり歩いている。
歩道を照らすのは道の脇に生えている街頭のみで、辺りは宵闇の幕が降りている。
P(1年間、ティラミス・ティアラが必死で追いかけたIA大賞グランドファイナルが、ついに閉幕した)(それにしても、IA大賞をとることができて、本当に良かった……)
これには心から同意する。
あの約束がある以上、IA大賞をもし逃すようなことがあれば、「残念だったね。また頑張ろう」では決して済まされない、後悔しても後悔しきれない結果が待っていたのだから。
P(もし、とれなかったら、大富さんと貴音が……。ふぅ、考えただけでも、ぞっとするよ)
ことわざにこんな言葉がある。
噂をすれば影が何とやら、と。
大富「ククク……。ほっとした顔をしているな。何を考えているのか、手にとるように、わかるわ」
出たな、大富。
こんな夜更けに、しかも人通りも少なさそうな場所まで、わざわざPの後を追ってきたのだろうか。大企業のお偉いさんだというのにフットワークが軽いことで。
突然の大富の登場に、「ど、どうして、ここに!?」とPが慌てふためく。
おそらく、貴音の将来を賭けた例の約束について言いに来たのだろう。
大富「IA大賞グランドファイナルに、ワシが来ていないわけがなかろう。相変わらず、世間を知らぬ若造だ」
いや、会場に来てても、自ら足を運んでPを追ってくるとは思いませんって。
もしかしてこの場所って、IA大賞の会場からそう遠くないところにあるのかな。
P「た、確かに。あなたが、会場にいないわけ、ありませんよね。でも、どうして今、ここに?」「もう俺の前に、姿を現す必要は、ないんじゃないですか?」
聞きようによってはもう俺の前に出てくんなと言ってるようにも聞こえる。
大富のプレッシャーを受けつつも、なかなか挑発的でPも図太い。
大富「フン……、そうケンカごしになるな。ワシは、お前に、素晴らしき光景を見せてくれた礼を言いに来たのだぞ」
P(え? れ、礼って……? この人は何を言っているんだ?)
Pならずとも大富の意外すぎるこの発言には、つい耳を疑ってしまう。
賭けに敗れた大富が、自分の野望を阻止した小憎たらしいはずのPにわざわざ自分で礼を言いに来るのだから、「素晴らしい景色」というのは大富にとってよっぽど素晴らしいものだったのだろう。
大富「ワシは今日、初めて貴音が舞う姿を見た。……正直、驚いたよ。力強く、美しく……、女神のようであった」
力強く、美しく、女神のよう……?
プロデュースの選曲を間違えただろうか。
『Do-dai』じゃなくて『my song』にすべきだったか。
Do-daiの歌とダンスじゃ、大富が少しおかしなことを言ってる人に見えてしまうw
大富「長年、この業界にいるワシでも、あのような者には、ついぞ、お目にかかったはない……」
大富の口ぶりはまさしく、思いがけず出会った女神の美しさに惚れこんでいるかのよう。
気がつくと、夜空には煌々と輝く白い月が出ていた。
大富「貴音は、まだ、つぼみだ。まだまだ、さらに美しくなる。彼女の舞をみて、ワシは、そう確信したのだ」
確信した舞がアヒルの練習とかだったらやだなー。
大富に言葉に感じるものがあったのか、Pはそれに同意した。
P「……それ、俺も思います。俺はまだ、貴音の良さの半分も引き出せていないんじゃないかって……」
大富「フフ、謙虚ではないか。だが、貴音の美しさを、ここまで引き出したのは、まぎれもなくお前の功績だ」
P「え? あ、そ、その……。ありがとうございます」
大富「なあ、若造。お前は、まだまだ貴音を美しく、そして、輝かせる自信があるか……?」
間髪入れず、Pが「はいっ!」と即答する。
P「俺は、ハリウッドへ行って、人脈を作って、色々なやり方を学んで……」「そして、日本に戻って、もっともっと、貴音を輝かせますっ!」
この答えに、「フフフ……」と大富が笑う。
心なし、欲しかった答えを得られて満足しているような笑い方である。
大富「大みえをきったな。だが、確かに貴音は、このままお前が育てた方が、もっと美しくなるだろう」「ワシは……、それを待って、最高の状態の貴音を、いつかもらいうけるとしよう。フフッ、ハハハハッ!」
うわー、この狸オヤジ。まったく懲りてねえw
Pは完全に虚をつかれ、唖然とする。「な、なんだって……!?」
大富「ククク、まあ、お前などが貴音の輝きを引き出すには、あと100年は、かかると思うがな……」
100年って……、ずいぶん気の長いことだ。
その頃には貴音もアイドルを引退して、誰かの伴侶になっているだろうに。
素直じゃない狸オヤジである。いや、狸オヤジだから素直じゃないのか。
P(あ、あと100年って、それじゃさすがに、大富さんは成長した貴音を見られないんじゃないか?)
さて、Pは大富の真意に気がつくのだろうか。
大富「楽しみにしているぞ、若造。では、またどこかでな! ワハハハハハハッ!」
考え込むPを一人残し、大笑いを夜道に響かせて去っていった。
その背を見送りながらPがつぶやく。
P(……大富さん。もしかして、あなたは、貴音を、自由にしてくれると言いにきただけなのか……?)
大富が去ってゆくのを見ていたのはどうやらPだけではなかったらしい。
いつの間に来ていたのか、横手から音もなく貴音が現れた。
貴音「行ってしまわれましたね……」
◇
(´∀`) はい、ここでカットー!
('A`) おい。
(´∀`) この大富を見てると、心底貴音に惚れちゃったんだろうなと思いますヨ。
('A`) それはわかるが、このあとのシーンをなぜ切った。
(´∀`) いやー、だって。こっから先は貴音シナリオのクライマックス、エンディングの中枢でしょう? さすがにこれをネタバレするわけにはいきませんよ。
('A`) 本音は?
(´∀`) テキストを書き写して感想を書くのがちょっと疲れた。ボリュームありすぎ。
('A`) たしかに、めちゃくちゃ濃いよな。貴音の他のアイドルたちのシナリオも、これくらいのボリュームがあるんだろうか。
(´∀`) さあ? どうなんだろうね。
('A`) 核心部分につきネタバレをカットするのはやむを得ないとして、この後どんなことを話したのか、かいつまんで話してくれないか。
(´∀`) ウィウィ。要点だけピックアップすると、(1)IA大賞グランドファイナルが終わった後、貴音から大富に連絡をとって求婚をはっきりお断りしたこと、(2)謎に包まれていた貴音のバックボーン(貴音の責務)について、(3)貴音がトップアイドルを目指していた理由、(4)貴音に妹がいること、の4点。
('A`) ふむ。
(´∀`) ついでに、貴音との会話中、夜道でPを襲ったいつぞやの暴漢が今度は貴音を襲うのね。
('A`) マジか? あれって黒井社長の差し金だったんじゃなかったのか?
(´∀`) 黒井社長は完全に濡れ衣で、貴音のセリフからすると、どうやら貴音の秘密の(2)と(4)にからんだ厄介事だったみたい。謎が明らかになって余計に謎が深まった感じだけど。
('A`) 貴音に関する謎は深く考えたら負けだな。
◇
場面は夜から一転して、明るい青空が広がる海岸線沿いの車道に移動。
道の脇には、後部の積荷のドアをフルオープンにした、青のワゴンが止まっている。
それらの背景を背にして、りっちゃんと竜宮小町の4人が賑やかに騒いでいた。
伊織「だから、あずさに道案内させるのは、危険だって言ったのよ!」
亜美「タクシーの運転手のおっちゃん、あずさお姉ちゃんのナビで、頭グルグルになってたっぽかったもんねー」
ま た 迷 子 か 。
あずさ「ごめんなさい〜。その上、車が、エンジントラブルだなんて……」「プロデューサーさん、飛行機、間に合います?」
これは今どういう状況なのか頭が追いつかないが、どうやらプロデューサーと竜宮小町を乗せた空港行きのタクシーが迷子になったあげくに、エンジントラブルで立ち往生してしまったらしい。背景の車はどう見てもタクシーには見えないのだが……。
律子「空港で、あの子達待ってるんですよね? こっちは、いいから、早く別の車拾って、行って下さい!」
あの子たち、というのは、たぶんティラミス・ティアラのことだよね。
ということは、プロデューサーがハリウッドへ旅立つある日の風景というところだろうか。
なぜPが別ユニットである竜宮小町の車に同乗して、貴音たちが空港でプロデューサーを待つという状況になっているのか、ちょっと不思議では在るけれど、深く考えないことにしよう。
律子「本当にすみません。こんなことだったら、ムリに送るなんて、言わなければ良かったですね」「うう、わざわざ全員乗れるように、ジャンボタクシーを借りたのに、最後の最後で……」
あー、なるほど。そういうことだったのねw
すっかりしょげ返るりっちゃんを、「い、いや、律子は悪くないよ。たまたま、運が悪かっただけで……」と、プロデューサーが励ます。
どうすればあずささんに車のナビをさせるという方向に話が流れてゆくのか、それは不運というより、奇運というのが適切ではなかろうか。
律子「いえ、私のミスです。さあさあ、別の車を……、あ、タクシー会社に電話したほうが早いかな?」
P「でも、トラブルのあった車を、スタンドまで、押さないと……。お前達だけじゃムリだろ?」「タクシーの運転手さんは、運転席に、いなきゃいけないし、やっぱり男がいないと……」
律子「大丈夫。誰か男手を探します。あ、ほら! あそこでたそがれてる人に助けてもらおう! すみませーん!」
りっちゃんが声を張り上げて遠くの方へ呼びかける。
あずささん、いおりん、亜美の三人も、そちらへと顔を向ける。
律子「あれ? 遠すぎてきこえないのかな? すみませーん!」
見かねて、俺が呼んで来るよと、Pは“たそがれている人”のほうへ向かった。
Pが向かった先は、砂浜の波打ち際。
赤いチェックのシャツを着た茶髪の男が、海を睨むように腕組みをして立っている。
おそらく波の音に消されてりっちゃんの呼ぶ声が聞こえなかったのだろう。
背中を向けているため、Pのほうからは男の顔が見えない……のだが、
P(あれ? あの後姿、どこかで見たことが……)
男の後ろ背に呼びかける。「あのー、すみません……」
なぜか、カメラがぐるりと男の正面に回りこむ。
口をへの字にしているその男は――
P「わっ、冬馬じゃないか。どうしてここに?」
あまとうでした。
アイドルをやめて海の男にでもなるつもりなのでしょうか。
冬馬「……それは、こっちの台詞なんだけど。あんた、ハリウッドに行くんじゃなかったの?」
P「あ、ああ。実は、ちょうど今、竜宮小町と一緒に、空港に向かってたんだけど……」「乗ってた車がエンストしちゃってさ。あはははは」
冬馬「はあ? マジかよ。それ、どうすんの?」
とりあえず、エンストした車をスタンドまで持っていくために手伝いを頼もうと冬馬に声をかけたことを説明した。相手があの冬馬とあってか、他を当たるよとPが言うと、「……いや、手伝う」と冬馬は二つ返事で了承した。
P「え? 別に、ムリしなくていいぞ。IA大賞が終わったとはいえライバルに協力するのはイヤじゃないか?」
冬馬「手伝わなきゃ、あんた、困るんだろ?」
P「うーん、困ると言えば、困るかな……。でも、他の人を探せばいいし!」
冬馬「周りに、人、いないけど。……車、どこ?」
人っ子ひとりいない海って、一体ここはどこなんだろう。
P「あ、向こうのほうに……。ありがとう、冬馬。でも……、どうして助けてくれるんだ?」
冬馬「困ってるヤツ見たら、放っておけないから。……なーんてな。助けるのは、あんただからだよ」
P「え、俺?」
ぴよちゃんの薄い本のネタキター!!
冬馬「最初はさぁ、団結とか、くだらねぇって思ってたけど、あんたらに負けてさ……」「初めて、俺と、ジュピターに足りなかったものが、わかったんだ。ソコ、感謝してるから」
傍目にはジュピターもなんだかんだで息が合っているように見えてたけど、実際は、当事者じゃなきゃわかんないことがあったんだろう。ジュピターとの決戦の後の会話でも、北斗や翔太は、どうやら冬馬とはIA大賞を目指すことに関して微妙に意識のズレがあったように見えた。もしかしたら、なまじっか技量と才能があるせいで、深い部分ではまだお互いをわかりあえていなかったのかもしれない。
冬馬の話を聞いて、ジュピターの解散後、気になっていたことをPがたずねた。
P「……冬馬は、アイドル、続けないのか?」
冬馬「決めてねえ。ジュピターは解散したし、事務所は、もう辞めたようなもんだし」
P「俺は、続けたほうがいいと思う。才能あるのに、ここで辞めたら、もったいないよ」「冬馬も、他の2人も」
冬馬「……あんたがジュピターのプロデューサーだったら、何か、変わってたかもな」
P「え? 今、なんて言った? ちょっと、波の音で、よくきこえなかった」
この男wwwwwwwwwwww
男女お構いなくフラグ立てまくる上にツンデレのデレをスルーするとか、業が深すぎる。
ぴよちゃんのエサになっちゃえばいいのに。
渾身のデレをスルーされた冬馬は必死な感じで「なんでもねーよ。車、あっちだっけ」と誤魔化す。
と、そこへ。
律子「プロデューサー! 長々と、何を話して……」
青い空と蒼い海をふたつに分ける水平線をバックに、りっちゃんがやって来た。
そして、Pの隣にいる冬馬を見て悲鳴を上げる。
律子「あーっ! 天ヶ瀬冬馬!」
りっちゃんと冬馬。
なんだかんだで一番因縁深いこの2人の遭遇はこれで何度目だっけ?
律子「どうして、あんたがここに? ……はっ、まさか、プロデューサーに危害を加えようと……っ!?」
発想が飛躍しとる飛躍しとる。りっちゃん、落ち着けw
りっちゃんの勘違いに冬馬の反論でも始まるのかと思いきや。
画面はまた切り替わり――
海を背にして歩いてくるあずささん、いおりん、亜美の三人。彼女たちのお腹から膝にかけてが正面からアップで映され、またカメラが切り替わると、いおりんを筆頭に横一列で歩いてくる3人の姿が横から映された。キラキラ光る海と一緒にカメラに収まる竜宮小町の姿はなかなか良い感じ。
亜美「あれっ、あまとうがいる! ねーねー、何で?」
伊織「ちょっと、冬馬じゃない。あんた、アイドル引退したんじゃないの?」
あずさ「あらあら、冬馬君も、迷子ですか〜?」
次々にやってくる竜宮小町のメンバーを見て、Pがたじろぐ。
P「ちょ、お前達! 何で全員で、こっちに来てるんだ!?」
ていうか、画面せまっ! 画面がせまいよ!
画面の両端に冬馬とりっちゃんが立ち、二人の間の中央を埋めるように竜宮小町の三人が少し奥に立っている。一つの画面に5人も人物が立つと、めちゃめちゃ画面がせまく感じるわ。
律子「プロデューサー殿が、あまりにも遅いから、迎えに来たんです!」「何をしてるかと思えば、まさか、天ヶ瀬と、話をしてたなんて!」
P「ごめん……、つい、長話に……」
苛立たしそうに腕組みした手の指をトントンするりっちゃんであった。
細かいことだけど、りっちゃんって、冬馬を「天ヶ瀬」って呼ぶのか。亜美は「あまとう」、いおりんは「冬馬」、あずささんは「冬馬君」。四者四様だ。
亜美「兄ちゃん、さすがに、もう行かないと、飛行機に置いてかれちゃうよー?」
伊織「壊れた車は、私達がどうにかするから、あんたは、さっさと、空港に行きなさいよ」
あずさ「そうですよ、ユニットの子達、きっと、待ちくたびれてますよ? プロデューサーさん」
「いや、でも……」と言いかけると、りっちゃんがそれを制止した。
律子「プロデューサー、いいから、向かって下さい。新しいタクシー、呼んでありますから」「こっちには、天ヶ瀬もいるし……、これ以上、引き止めたら、あの子達に恨まれちゃいます」
冬馬が手伝うと申し出たことをまだ聞いていないはずなのに、しっかりと冬馬も人手に加えているりっちゃんはさすがというかちゃっかりしているというかw 冬馬乙。
律子「大切なプロデューサーとの、お別れぐらい、ちゃんとさせてあげたいんです」
亜美「そうだよ、兄ちゃん。そりゃあ、亜美達だって、兄ちゃんのこと、ちゃんとお見送りしたいけど……」
伊織「まがりなりにも、ユニットのプロデューサーなら、優先順位くらい、わかってるでしょ?」
あずさ「女の子を悲しませたら、ダメですよ〜、プロデューサーさん? ふふっ」
りっちゃんたちの好意の言葉を引き継いで、冬馬がPを追い立てる。
冬馬「……だってさ。早く行けば?」
P「……わかった。悪いけど、後は頼む」「律子、伊織、亜美、あずささん。それに冬馬。皆、ありがとう。……またな」
ライバルたちに見送られ、海を後にしたPは、その後無事に空港に到着。
ティラミス・ティアラのメンバーたちと合流できたのだった。
◇
('A`) んで、空港での貴音たちとの出発前のやり取りは?
(´∀`) 割愛。
('A`) だろうと思ったよ。
(´∀`) 個人的に見どころだと思うのはやっぱり、ジュピターとの決戦前夜に貴音が話していた“私は自ら輝く太陽に慣れるでしょうか”という問いに対する貴音自身の答え(決意)がちゃんと反映されていたのが良かったと思いますです。
('A`) 小耳にはさんだベストエンドの内容につながる伏線もあったな。
(´∀`) うんうん。貴音のあのセリフはちょっとムフフとなりました。
('A`) そういえば、エンディングの一番最後にハリウッドに渡ったPの描写もあったな。
(´∀`) 帰国後の後日談はベストエンドで!って感じみたいです。
('A`) んじゃ、最後にプロデュース成績を書いて、このプレイ記録も〆るか。
(´∀`) あいあい。
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プロデュース総合評価
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●グループイメージレベル
実力派ユニット Lv13 → 評価 B
●ハイスコア
50530 PTS → 評価 B
●楽曲売上トータル
284万9368枚 → 評価 B
●最高チャート順位
1位 → 評価 S
●巻き戻りトータル
0回 → 評価 S
●アイドルアカデミー
IA大賞受賞
●社長総評
息の合った、最高のユニットだったな!
そして、三人とも、君を非常にしたっていたようだね。
昇格もしたのだし、これからもよろしく頼むよ!
●総合評価
B → プロデューサーランク昇格!!
・「ポジション変更」が、できるようになりました。
・ステージ系のお仕事をアイドルたちに任せられるようになりました。
ただし、クィンテットライブと一部のフェスは、任せることができません。
・レッスンをアイドルたちに任せられるようになりました。
ただし、一部のレッスンは任せることができません。
・ステージフォーユー! で使用可能なステージが追加されました。
・「 SMOKY THRILL 」の楽曲が選択可能になりました。
・「ビヨンドザスターズ」の衣装が選択可能になりました。
・「パレスオブドラゴン」の衣装が選択可能になりました。
━貴音からのメール「SUBJECT:遠い異国のあなた様へ」━
貴音が顔文字の使い方を覚えた!!
【実績ロック解除】
50G : IA大賞
10G : 駆け出しプロデューサー
10G : 俺と貴音。
10G : イチゴ賞
